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尼崎ストロベリー

感想・レビュー
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ワイ
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ネタバレ冒頭がホスピス、末期がん患者の母と僕で、恩人をがんで亡くした辛さが蘇り読めずにいた本。何年ぶりかに恩人に墓参し、阪神が巨人との直接対決に負けたからふと手に取って読み進めた。正直、前半1/3はものすごく読みにくいしつまらない。しかしこれは、サゲへの丁寧な布石なのだけれど。半分を過ぎた頃から、母、尼崎の街、笑いへの、様々な事情があるからこその、渇望に近い高い熱量で物語が進んでいく。ビールのアルコール度数と悪ふざけは同じ、5%。ストロング流行りの今は、ではもっと強い刺激を求めているのか?落語作家さんの小説です。
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373
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関東の人に果たしてこの本はウケるのか?!と思えるほどのコテコテの関西弁で綴られる物語。主人公は高2のお笑い好きな少年。母一人子一人、貧しいながらにも底抜けに明るい家庭を襲った母の末期癌。少年は、調べに調べ笑いで増幅するNK細胞に目をつける。お笑い甲子園にも出場するほど彼は真剣で、オカンのためならなんだってできた。限りある命の時間を悲観するどころか、二人は笑って笑って笑い倒す。オカンも少年もその相方の友人もオカンの同僚も登場人物すべてがいい人。心を洗いたいときにおすすめの一作。
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ココアにんにく
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僕とオカンの関係があけっぴろげで清々しかった。決勝の舞台での「僕は、たゆたう」からの台本を外れる急展開にいろんな感情を揺さぶられた。「うれい」を「笑い」に変えるレジリエンス(逆境を乗り越える力)の舞台に尼崎が恰好の場所だと思った。194頁の「俺もオカンのところに行こうかな」は私も同じ境遇があった。尼といえばダウンタウンですが、小説終盤に描かれた武庫川河川敷で何度かお見掛けした笑福亭松之助師匠(明石家さんまの師匠)を思い出す。『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』に続いて読んだ尼崎小説
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クライスト
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笑いと切なさが何とも言えないテイストの本でした。 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」や、「チキンライス」の歌詞のように読み終えたあと家族が恋しくなる一冊。
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三色かじ香
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笑いのセンスを磨くのって素敵だなと思いました。今、私は尼崎に住んでいるので、地理が分かって楽しかったです。
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ひろしくん
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地元尼崎のこてこて。漫才は面白い。
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ゆきまる
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ストリーが素直で読みやすかった。でも、あと2たひねり位欲しかった。
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マツユキ
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地理はさっぱりですが、タイトルに地名が入っていると、気になる。 舞台は尼崎。貧しいながらも、母と息子二人で、楽しく生きてきたが、母のガンが見つかり、余命宣告を受ける。息子は、母を笑いで救おうとするが…。 お笑いを見ないせいか、笑いにはピンと来ませんでしたが、母子の愛が大きくて、展開に涙。この母を越える人はいないよ。文章を読みづらく感じたけど、主人公の性格なのかな。おもちゃや、アイドルの名前に、同年代だー。尼崎の商店街を歩いているようで、コロッケ食べたい😆
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きくりん
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今年読んだ本の中でいちばんサクサク読めたし、笑えたし泣けました。私も小さい時から尼崎の商店街に買い物に行ってたのでほんまものの情景も浮かぶし知ってるお店もちょいちょい出てきて嬉しかったです。ストロベリーズの漫才、最高でした。(泣笑)NK細胞増殖した‼️ありがとう‼️
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藍
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笑いのネタ満載のお話を嗚咽しながら読み終えました。漫才を見ているかのようなテンポで笑い続けながら、目には涙が溜まっていく。読み終えても心の中には「オカン」という偉大な人物が残ったままです。がん細胞を駆逐してくれるナチュラルキラー細胞は、たくさん笑うことで活性化される。私もそれを信じ続けたいと思います。
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鈴木拓
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尼崎という場所には二度しか行ったことがないが、なぜかノスタルジーを感じる。私が下町で育ったからかもしれないが、多くの人にそう感じさせる魅力のある街でもあるのだろう。おしゃれな街で感じるアウェイ感に対して、圧倒的な安心感があるのが尼崎だと思う。 尼崎ストロベリーは、高校生の主人公その母、そして親友らが織りなす笑いと涙の物語である。この作品は最初から最後まで笑いに溢れている。ふとした隙を突かれて笑い、その呼吸が整う間もなく畳みかけるように次のオチが…… 続き: https://bit.ly/2PUYSxV
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不見木 叫
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末期がんに罹ったオカンの為に漫才コンテスト優勝を目指す高校生の青春小説。決勝戦の漫才シーンの可笑しさと切なさの高低差が凄まじい。最終章で文の雰囲気がガラリと変わるのも良い。
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fwhd8325
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関西発で耳に入ってきた作品です。舞台は尼崎。関西弁で語られる物語は、所々、読むのに時間がかかります。著者は、落語作家と言うことです。落語的な要素も感じますが、内容通り漫才テイスト。前半よりは、後半からの方がテンションあがる内容です。
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ERIN
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本自体は短くて、僕とオカンのお話なんだけども。 「しかしながら青春とは総じてこういう無駄なものが9割、本当に大切なものがたったの1割、そのような割合で構成されているのかもしれないとも思う。だからこそ青春時代を後から回顧した時に、若者のすべてがぎゅっと詰めこまれたたったのその1割が、眩しいくらいにキラキラ輝いて見えるのかもしれない。」ってところが印象的。
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みやび
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☆2
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茶々吉(パーソナリティ千波留)
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ネタバレ母子家庭で育った高校二年生の駿は、自他共に認めるマザコン。最初は男みたいに必死で働く母を恥ずかしく思うこともあったが、あるとき、母が自分のために「女」を捨てたことを理解し、母を大切に思うようになった。 そんな母がスキルス性の胃がんで余命半年と告知される。 現代医療ではなすすべがないという母に対して、駿は最後の手段として「笑い」を選ぶ。 笑えば免疫細胞が活性化するらしいから。オカンを笑わせるんだ!! 私は実家が尼崎なので、町が懐かしかった。母のがんをやっつけようとする駿も愛おしい。映画化して欲しい作品。
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MOKIZAN
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病床に伏せるオカン(母親)を元気づけるために、漫才コンテストに挑む高校生物語。オカン譲りの笑いのセンスを信じてまい進するも、最後は「気」よりも「情」が勝ってしまいました。。。環境は違うのだけれど、どうしても宮川花子氏が時折思い浮かんでしまった。
MOKIZAN

関東人の私は、工場研修で訪れた"20世紀の阪神尼崎→いかにもグループ会社の工場がありそうな街"しか、当地のイメージが出来ないのだけれど、本書はそれ位で良かったよう。そんなアマも昨今では「東の川口、西の(きっとJR)尼崎」と評される程、他所者からの評判は上がっているよう。でも川口の隣に西川口があるように、JR尼崎の離れた並びに阪神尼崎がある。そんなところなんでしょう。見てきて感じたわけではありませんけれど。。。

12/25 22:57
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