形式:単行本
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
Sakieさん、こんにちは。四国辺土は上原さんの著作の中でも力作ですね。被差別部落と遍路道のつながりを調査し、職業遍路に同行し、托鉢を体験するというルポは読みごたえがありました。私もお遍路中に、托鉢をしながら30年以上歩き続けているという80才の職業遍路に出会いました。その人は自分のことを乞食遍路と呼んでいましたが、草遍路という言葉は知らないようでした。その人曰く、バブル崩壊時には200人くらいいた職業遍路も今では四国全土で5人ほどしかいないようです。
つちのこさん、こんにちは。上原さんの本を読むと、今生きている現実に、新しいフィルターをかけて物事を見ることができるように感じます。自分に見えているものだけが現実ではないのですね。私は83番札所一宮寺と80番札所国分寺の間で生まれ育ちましたが、ルートから外れているせいか、お遍路さんと接する機会はあまりありません。バスや自転車のお遍路さんは増えたように感じますが、職業遍路さんは減っているのですね。荷物の大きい人とは限らないでしょうから、話してみないとわからなそうです。
かみしもさん、こんにちは。 福田村事件、私も気になっています。森達也さんが監督を務める映画が、今秋、公開のようですね。 いつもながらの渋いセレクト、勉強になります。
きじょんさん、コメントありがとうございます。その時々の興味関心で本を手に取っているのですが、ご参考にしていただけたなら幸いです。森達也氏による福田村事件の映画は自分も気にはなっているのですが、痛そうなあるいはバッドエンド一直線な映画・映像が年を取るにつれ受け容れがたくなっておりまして、映画をちゃんと観れるかは未知数です。でもこういった題材が映画化されるということ自体は、何かしらの形で応援したいです。
⇒浄化され昇華されると結ぶ。2020年に北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断した自分には、歩き旅の次の目標としての四国遍路を軽く考えていた。人それぞれだろうが、遍路に出ることに理由がいるのか。信仰心も薄い自分にはその資格はないのだろうか。読んでいて遍路の奥深さと意味深さに、益々分からなくなってしまった。
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