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ある犬の飼い主の一日 (新潮クレスト・ブックス)

感想・レビュー
82

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necoko19
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★★★ 実家にあった馬の置物をローザの部屋で見つけたところ、よかったなー。他もぐっとくるところがいろいろあったな。
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もぐもぐ
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アムステルダムに住む56歳のICU看護師ヘンク。老犬のスフルクが散歩中に具合悪くなったところを助けてくれた同年代のミアに一目惚れ。ヘンクとスフルクの丸一日を綴った文章は癖強めだけど、特に後半は日常の愛おしさがふんわり伝わってきた。明るく穏やかな未来の妄想がなんかちょっと良い。コーイケルホンディエ(デコピンの犬種)のスフルクが可愛くも切なかったなー。
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こーた
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いやあ、良かった。僕はこういうのを読みたかったんだ。姪の誕生日、犬の病、素敵な女性との出逢い。平凡な土曜日にだって、特別なことは幾らでもある。過去を思い返し、未来さえも「回想」する。一日のうちに時間が織りたたまれている。オランダ、中年、看護師、バツイチ、犬とふたり(ひとりと一匹?)暮らし。僕との接点は中年であることくらいだが(それと本読みであることも!)、これは自分の考えなんじゃないか、とおもえる箇所が幾度となく現れ驚かされる。中年男性の子供っぽさは万国共通。この飛び越えていくかんじこそまさに文学である。
ブルちゃん

全然知らない本!なんか素敵そう🥹オランダでベストセラーなんだね☺️いつか読んでみる😍✨

02/12 20:20
こーた

ブルちゃん、カヴァー画の犬がカワイイんですよね。200頁弱と短いですし、良いですよ。オススメです!

02/13 09:27
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マサ
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普通の中年男ヘンクの休日。彼にとっては人生が変わるほどの劇的な一日で、後半は彼の心情にのめりこんで一気に読み終えてしまった。やや気難しいヘンクが一歩踏み出そうとする場面で「突然、バスは加速し、大気圏に飛び立つ。」に思わず笑ってしまう。生あるもの、時とともに衰え、関係が変化してしまうこともあるけれどそれは悪い方向ばかりではないと思える。
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Alma
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人生における様々な美しい瞬間が、ある犬の飼い主の1日に描写された美しい小説。穏やかで、優しく、易しく、あたたかい。美しい瞬間は、人の生きる力を培う。
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にこ
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ある犬の飼い主の1日を描いた小説 人生の1秒1秒大切にしたいと思えた。
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古本屋
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偶然の出会い。犬に惹かれて読んだけれど、飼い主の男メインの話だった。p.40あたりの、本を読むと自分の生を失って他人の生を生きているような感じは共感する。p.147、正直であること以外の社会的戦略が存在しない、もわかる感じがする。 読みやすいように読んだけど、文体は混乱していて好みではない。でも、ふと思い出す感じ、ふと別の話題・時間に飛ぶ感じは日常のそれなので読みやすいと言えば読みやすいのかもしれない。ニーチェ、反時代的考察
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あり
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表紙をみて大谷翔平のデコピンに似てると思ったら同じ犬種だった。年を重ねても恋する気持ちを持てるのは良いし、その対象が年上なのも良かった。
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吾亦紅
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タイトル通り、ある犬の飼い主、ヘンクの一日。しかしいつもの何でもない一日、ではなくて、彼にとっては変化の一日であった。56歳のヘンクは気付くのだ。あと25年ほどしか生きられないのなら、「1秒たりとも無駄にはできない」と。〈メメント・モリ(死を忘れるなかれ)〉と、〈カルペ・ディエム(今日を楽しめ)〉の二極は、矛盾するものではなく、自身の生気となり人生を楽しむことに繋がる。読書好きのヘンクのいくつかの引用や、「我々は」という神の視点が、小説に奥行きを与え、一日という時間が、とてつもなく広く豊かな時間となる。
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洋書好きな読書モンガー
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人気作品なので手に取ってみたけれど........犬は好きなんだけど....... この作品は合わなかった。
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じょじょ
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微妙。淡々としてると思いきや 何か一言一言引っかかると言うか。行動も言動も生理的に合わない。
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御庭番
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ほんとにタイトル通り、いぬの話よりも犬の飼い主の話である。 でも、わんこが重要な役割を担ってるしコーイケルホンディエの愛らしさが日本の読者に伝わるのは嬉しい!←誰(笑) 【図書館で借りました】→買いました
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あきこ
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その男は離婚以後犬と一緒に暮らし、その暮らしは平和で満ち足りていることがわかる。こういう日常が幸せだと思わせる。ある日の朝、犬の具合が悪くなり通りがかりの家で水を飲ませてもらうがその女性に恋をするのである。その一日は長くさらに、仲良しの姪の誕生パーティーにも行く。そのバスのなかで再びその女性と会うのだ。平凡な男の暮らしの中にささやかな気持ちの変化が現れる。パーティでの姪との会話にもその気持ちがあふれている。この場面がすごく好きだ。そして帰りのバスでまた女性と出会い、一緒に夜の犬の散歩をする。長い一日の話。
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斉藤フィオナ
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表紙が可愛くて手に取ってみたが 中身はユーモラスでもありながら、生きているということ、老いていくこと、病(やまい)や死について 考えさせられた。
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やまはるか
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 3人称の視点が主人公ヘンクの他に、恋人ミア、我々と切り替わるが、技巧的でも不自然でもなく、物語の温かみを醸す配慮と感じた。タイトルにあるように終わりそうで終わらない夏の長い一日が描かれている。原題は「ある犬のくらしより」となっているそうで、「原題に込められた意味が未だにわからない」と訳者が疑問を呈しているが、原題の意味を探ることもこの本の楽しみの一つであった。犬の一致は単なる偶然だけど、繰り返し読んでいるヘレ・ヘレの「犬に堕ちても」と同じ星から届いた物語のように思え、読むことの喜びと満足を得た。
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alison
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ある程度年老いた2人の恋愛のリアリティがあった。
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えふ
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犬のために生きたい
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オールド・ボリシェビク
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初老の男と老いた飼い犬、一人と一匹のある特別な一日をつづるオランダの小説である。2020年、コロナ禍のオランダで発表され、静かなベストセラーとなったというが、どうにも、ピンとこなかったなあ。犬がそれほど出てこないし、元気ないし、何しろ主人公の男に感情移入できなかったからだな。自分と年齢が近い初老の男にはどうも、関心がわかないのである。
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すみれ
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スフルクというかわいい老犬と暮らす56歳の看護士ヘンクのある土曜日の話。へんなおっちゃんの妄想がほとんどだけどヒューマンでおちゃめなところが魅力。サンダー・コラールトは初読みのオランダ作家。
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Viola
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去年読んだのになんで登録してないのか、とみなさんの感想読んで思い出した。うちにいる老犬が頭に入りすぎた。表紙のビジュアルも似てる。ワンコものには気軽に手を出すべきではない。
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まさ☆( ^ω^ )♬
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久し振りのタイトル買いは当たりだった。とは言え、タイトルから想像していたのとはちょっと違う話ではあったが。訳者あとがきによると、深い意味はないという作者談との事。主人公の年齢が自分とほぼ同じだったので、我が身を振り返りつつの読書。人生を楽しむ姿勢を持つ事の重要性を感じさえるメッセージを感じる良書。オランダの小説を読むのは初めてでしたが、とても好印象でした。面白かった。
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しょう
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ネタバレ老犬のスフルクを相棒とし日々暮らしている50代男性のヘンク。看護師として日々働き未だ過去の離婚が尾を引いてしまっており、その姿は多少の寂しさを感じさせる。そんな日々を送っていたところ同年代の女性ミアとの出会いにより日常に決して小さくない変化をもたらすことになる思いがけずミアに恋慕してしまったヘンクを応援しているのが他の誰でもない姪のローザというのが微笑ましくていい。暗い思考が頭を駆け巡っていた中でのヘンクに光を射したミアの存在は大きい。
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yuki_wari_sou
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老犬スフルクは、 コーイケルホンディエという聞きなれない犬種。 最近では大谷選手の愛犬が注目されていて、実はこの小説に出逢えたのもそれがきっかけ。 愛らしい表紙にも惹かれ、飼い主のヘンクは哲学的でもあり、一見気難しい風体だか、読書家で、考え深く、スフルクをこよなく愛する優しい人間だ。読者は、彼の内面にも共感したり、俯瞰で見ることもでき、読書の広がりを感じ楽しめる。
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どんぐり
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ヘンク・ファン・ドールン、集中治療室の看護師。子どもはなく、いまだ離婚の傷が癒えない50代半ばの男性。「読書によって他人の考えおよび感情の世界に入り込むと、エンパシーが豊かになるが、自らの個性は希薄になる」と思っている読書家だ。まあ、それはよしとして、ヘンクは犬の散歩中にパティ・スミス似の女性ミアと出会い、その瞬間に恋をして奇妙な熱に浮かされて夢見ているような状態に陥っていく。彼の味方は、心不全で喘ぎ呼吸がみられる老犬スフルクと14歳の姪のローザだ。果たしてこの中年男の恋は成就するのか。→
どんぐり

ヘンクの未来の姿も見せながら、一日の出来事を描く。「我々は塵と時間からできている」(ボルヘス)の引用あり。著者はオランダの作家。

12/28 22:20
0255文字
non
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 23-255:949、3。56才主人公過ごす一日と語られる過去、神的存在の語る未来。流れに乗れず読むに苦戦。「意味の欠如·輝きに満ち楽しもうという決意にみなぎっている」
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siva
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コロナ禍のオランダでのベストセラー小説。犬種は話題のデコピンと同じ。56歳のICU看護師ヘンクは数年前に離婚、自身に原因があり子どもはおらず、兄は薬物や精神疾患で既に亡く、成功している弟とは気が合わないが姪っ子とだけ仲が良い。読書家で内省的なヘンクが朝の散歩で出会った女性に心惹かれ夜に関係を結ぶまでの自分語りや回想を交えた長い一日。お国柄の違いか馴染めないところは多々あれど、同世代として共感する部分も。
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ぽろん
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彼女との出会いは、死期が迫った老犬の最後のプレゼントだろうか。我が家の愛犬も6月に亡くしたばかりなので、老犬との様子は、さすがに読むのが辛かった。
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アリ子
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ワンコへの愛の話かと予想したら少し違っていて、小太りのおじさんが、連れていた愛犬をきっかけに同世代の女性と知り合って‥‥というような、長い1日の話。
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うさぎ
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老犬を飼う50代バツイチ独身男性の一日。老犬の病気に心痛め、思わぬ出会いに心弾ませ、日常を少し斜に構えながらこなし、過去を痛みとともに振り返り、姪との会話を楽しむ。ある一日を描きながら、彼の過去、未来までも伝えてくる。老犬の犬種はおそらく最近世界でいちばん検索されている犬種コーイケルホンディエ(大谷選手の犬)。すごくにぎやかな書きぶりで慣れるまでは読みにくかったけど、読み終えると多幸感に包まれました。
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げんなり
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最近話題になったコーイケルホンディエという犬種が出てくる本。そこに惹かれて読んだという実に邪道な感じではあるのだけれど、老犬との別れの予感がずっと作中にあって、昨年亡くした愛犬のことなど思い返すと、胸中はじんわりと痛い。 同年代の主人公がセックスについての反応の鋭いことになんとなく違和感を感じつつ、そんな生臭さが姪っ子との会話のシーン、見た目も中身もすかっすかなそれで上手い具合にアク抜きされているのが見事。古い物語の様な語り口が面白い。
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北風
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本好きの中年男というのがいいね。離婚していて子供もいないけれど、大事な老犬がそばにいる。病の犬の面倒を見なければならないのは辛いな。そんな彼の一日が綴られるわけだが、わりとキツイのは性生活の描写。偶然の出会いから、人生の半分を越しても、捨てたもんじゃないってのはわかったけど、大半の人はそんな運命転がってこないのよねー。同じような感じで出会いの小説なら、赤いモレスキンの女のほうがロマンティック。あっちはフランス人だからかしら?
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遠い日
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なんと愛おしい物語だろうか。離婚経験者で、56歳のICU看護師ヘンクと病を得て衰えた老犬スフルクを巡る静かな、しかし熱のある語り。日常の中のごく常識的なしかし唯一無二の出会いがヘンクの心を捉える。老犬の状態の深刻化、愛する姪の誕生パーティー、為すべきことをこなしつつ心を揺らす女性の存在。彼の胸に去来する過去。刻々と過ぎ行く「今」。時系列が行きつ戻りつ、彼の死までを描き出す手法がおもしろい。日常が内包する幸せに気づかせてくれる一瞬一瞬の尊さに胸をじんわりと押されました。
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都忘れ
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老犬を飼うICU看護師の中年男性の一日。スフルクという名の犬は具合が悪い。病院に連れて行くと余命宣告を受けてしまう。スフルクとの出会い、子犬の頃の思い出、別れた妻のこと、亡くした長兄のこと、気の合う姪との関係、犬がきっかけで出会った女性のことなど、過去現在未来を自由に行き来しながら過ごす一日が語られる。内省的哲学的な語りが穏やかに綴られた一冊。オランダでコロナ禍で愛された本だそう。
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awonotuki
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どこにでもあるのかもしれない、特別な一日の話。 日常はたくさんの小さな何かが積み重なっていてきっと悪いものではないんだと思える。
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teddy11015544
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素敵な晴れたお休みの日の読書に最適でした。
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はなこ
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なんとも愛らしい表紙にひかれて。本当に「犬の飼い主の一日」だったが、予想していた「犬と一緒の一日」ではまったくなく、飼い主の犬への深い愛情は伝わるものの、ほとんど犬と離れて過ごす一日であった。飼い主のヘンクについて、彼の外見から性格、家族との関係などが詳しく語られ、ヘンクという人が立体になっていく。その日の朝、犬が縁で出会ったミアへの恋。具体的な一日を中心に、遠く霞んだ過去と未来が垣間見える。一日だけの出来事とは思えないくらい、濃密な時間。だけど、はやく帰ってあげればいいのにとばかり思ってしまった。
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ぱせり
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当たり前の一日は、何かが起きそうな(実際起きても起きなくても)小さなディテールのつみかさねで出来ている。当たり前の一日は、いつのことでもあり得るような出来事と、その日だからこその特別な出来事とで出来ている。続いていく一日一日の当たり前が、静かに色づき、脈を打って生きている。
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masabi
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【あらすじ】老犬を飼うある中年男性の一日を描いた作品。【感想】飼い犬の死の予感をきっかけに、自身の老いや残された時間を否が応でも意識してしまう。一日とは言ってもそれまでの過去の積み重ねであり、現在の出来事から回想を通じて過去が、超越した語り手を通して未来が描かれる。描かれた一日もいつかは過去として回想されるのだろうが、肯定的に語られる希望のある終わりでよかった。読み終わってみれば、過去と未来も人生の辛苦も歓びも混ざりあった濃密な一日だ。
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だいふく
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うちの犬ももうすぐ14歳。この本に登場する同じ歳の老犬スフルクの具合の悪さにのっけから心が痛くなる。 長い長い一日の話の中に未来の話が出てきたり、語り手が変わったり、不思議な流れを感じながら読むのは楽しかった。でも、終始スフルクの容体が気になってしょうがなかったので、主人公の突然の恋と性的衝動に気持ちがついていけなかった。
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にしきみ
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良い一日だった
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