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注文の多い料理店 (集英社文庫)

感想・レビュー
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MASA123
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幼稚園で定期購読していた雑誌の付録の「オッペンと象」の絵本がお気に入りだった。危機一髪で白象が仲間に助けられるところがうれしかった。本書は大正10年から15年ごろに書かれた童話を14編集められている。有名な「注文の多い料理店」もその他の作品も、評価されたのは賢治の死後である。架空の外国が舞台、大人びた登場人物(動物や昆虫などで擬人化)、アンハッピーな筋書き、子供向きの童話としては不可解すぎて世間から見向きもされないのがよくわかる。プロットが巧みでユーモアあり、勧善懲悪の爽快感あり、(コメントへ続く)
MASA123

の、総合バランスのよい「料理店」「オッペン」などが子供向き絵本になったようだ。「カイロ団長」も最後は大団円になるので絵本にできる。本書14編のほかの作品は、とても子供向き絵本にができない、こわい話だ。

05/24 22:44
0255文字
塩ラーメン
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注文の多い料理店、そう言うことだったんですね。
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なぴ
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ネタバレ勧善懲悪じゃない世界。人間の驕り。伝えたいことを童話に込める宮沢賢治の文章に触れることができて嬉しい。ただ、解説と行ったり来たりで今のわたしにはまだよくわからないところがあったので、再読必須かな。
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咲菜
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銀河鉄道の夜を読んで、他の作品も気になり手にとりました。動物を通して人間の世界をあらわしており、奥深い作品でした。最後の解説を読み、著者の意図することが少し理解できたような気がしました。
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翼
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短編14本、表題作が有名だけど未読だと思う、もしかしたら教科書とかに載ってたのかな。 自分の周りにいるイヤな人を人間や擬人化した動物で描いている感じ、さすがに大正時代だと文も意図も注釈がないと分からない部分がある。
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kirimachiameko
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注文の多い料理店以外は初読みだったが内容が黒くてびっくり。そしてなかなか内容が難しい。
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DOKUO
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人や社会の非道や腹黒さを詰め込みました感。 童話だから刺々し過ぎてはいないし、不快感も込み上げることはないけど、動物や植物の話のはずなのに人間社会を見せられているような気分。 経験や年齢を重ねるとまた違った一面を発見できそう。
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逢日
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昔から黙読、音読、絵本、紙芝居と様々な媒体で読み続けている本作。日本が誇る名作童話。日本語のリズムが素晴らしく、一文一句が楽しい。アンデルセンにも通じる、心優しく、どこか寂しい温かな物語。
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みや
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小学生の頃、繰り返し繰り返し読んだ記憶があります。読んだあとしばらくボーっとしてしまうのはあの頃と変わらず。
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Suzuki Naoto
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古本屋で見かけて、改めて読んでみた。あまりにも表題作品が有名だけど通して読んでみたら、寓話を越えて、ビジネス本にしてもいいくらい教育的な内容でビックリした。
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かつみす
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玉石混淆と言ってもいい作品群。すべてに丁寧な解説と注をつけた編者の個性が押し出された作品集になっている。超有名な表題作以外に印象に残ったものは、動物の姿を借りて人間世界の醜さを浮き彫りにする「猫の事務所」と「カイロ団長」。どちらも勧善懲悪なストーリーではあるけど、前者のあっけらかんとした終わり方にはひっくり返ったし、後者の方では、脅しにあったあまがえるが透きとおってしまう、といった表現の冴えとユーモアが秀逸。社会抗議的な作品と一線を画した、人間の世界を遠い距離を置いてじっと見つめる賢治の姿が浮かび上がる。
かつみす

現在の集英社文庫は、このような可愛らしい表紙ではなくて、山口マオ+菊地信義の、ちょっとグロいユーモアが漂うもの。

10/26 20:52
0255文字
kebou
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宮沢賢治の表題作を含む短編集。有名な注文の多い料理店日は多分、学生の頃に教科書で読んだと思うが、 全く覚えていなかった。狩りに訪れた山で2人の男が逆に食べられそうなるというストーリーで素直におもしろかった。他の作品も人間のエゴ に対する、いましめのような話があったり田舎と都会、貧乏人と金持ちの関係など単なる児童文学ではない深さがあるように思う。正直よく分からない話もあったが作者の知識の豊富さとオノマトペの効果的な使用など興味深かった。他の作品も是非読みたくなった。
0255文字
河織吾郷
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小学生の頃に読んだ時、何だか不気味な話だなと思った。昔話や童話には、後味のすっきりしない気味の悪い物語が多い。しかし、不気味な話や経験は何となく記憶に残る。心の奥底にねばりつくように住みつく。そして、30歳を過ぎた今、再読すると不気味な物語に、ひとつの教訓を読み解くことができた。その戒めを理解したのは今ここにいる私だが、やはり初めて読んだあの日からずっと背負っていた気はする。これこそが寓話がもたらす役割なのだろうか。
0255文字
シャルル
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難しい単語は少なく、簡単な言葉で書かれているが日々の生活や社会の厳しさなど難しい内容になっている。 理解出来ないものもいくつかあったが、『オツベルと象』『注文の多い料理店』など昔読んだ懐かしい作品も多かった。 年表もあり苦労していたことが伺える。 未発表作品が多く載っていたけど、本人的には公開したくないものもあるんだろうなー。
0255文字
ひろし
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短編集で読みやすい。謎っぽくて面白い。巻末の「解説」と「鑑賞(イッセー尾形さん)」もサクサク読めていい。
0255文字
(っ ॑꒳ ॑c)
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とても有名な本。久しぶりに読書に夢中になれたほど内容が興味深い。一部わからないこともあったが色々考えさせられるようなことも多い。自分には語彙力がないため、あまり上手くは表現出来ないが、物語の中に違和感なくはいることが出来た。
0255文字
すみきち。
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【★★★☆☆】再読。頭を悩ませ、考えさせられる。喉に引っ掛って取れない小骨、みたいなスッキリしない読後感。そんな宮沢賢治さんの14編収録した短編寓話集。気軽には読めない、其々の裏の心、悪の部分が色濃い作品が多く、中でも『フランドン農学校の豚』が苦しすぎました。このお話は沈む…。「ツェ」ねずみの「償うてください。償うてください。」が妙に頭に残り、愛らしく感じてしまうのが不思議。
0255文字
S.F.River
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異国風景の中に日本の文化があるような不思議な世界へ短い描写で誘い込まれる。他の童話にみられるような何かを批判する物語でもないと思われる。注文の多い料理店が収録されていることで読んでみたが、フランドン農学校の豚が一番印象深かった。4.0
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湯屋こゆ
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童話のようでありながら、何が善で何が悪なのかが分からなくなる、自分の価値観を天秤にかけてぐらぐら揺らされるようなお話が集まった短編集。教科書で読んだ小学生時代、一体どんな授業を受けていたんだろう…。
0255文字
ナリ
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雨の午後のウトウトし始めた30分、久方ぶりに手にした一冊。 こちらの世界は狭くて、でも遠いから……言葉が生きている。 いつ読んでも、見えるし聞こえるし香るし、触れる一冊だと思います。
0255文字
papy
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注文の多い料理店しか知らなかった。無垢な生き物たちがひどい目にあって、助かったり、助からなかったり・・・。
0255文字
Clean John
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可愛らしい表紙の短編集ですが、横っ面を引っぱたくような話が多いです。特に最初の「蜘蛛となめくじと狸」は怖すぎる。登場人物が完全にサイコパス。宮澤賢治の書くダークで不思議な物語はたまに無性に読みたくなります。
0255文字
回天アセロラ
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せつない
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mcpekmaeda
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生を得ているということは誰もが多少なりともズルさ、残忍さ、腹黒さを持ち合わせている。皆が心の中にしまって見て見ぬフリをしていることを寓話として笑いユーモアにからめて描きだす。流石です。
0255文字
田氏
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解説でも言及されているように、本書に収録された小編はいずれも「悪」を孕んでいる。それは時に明確な悪意であり、時に自然発生的な利害関係である。しかしいずれによっても憎悪を覚えることも、正義への共感を強いられていると感じさせられることはなかった。その中で蜘蛛となめくじと狸、オツベルと象に関しては因果応報の色合いが濃いが、単純な勧善懲悪という訳でもない。どうやら思うのは、宮沢賢治の「悪」に対する理解と許容なのだ。一方的に断罪するでもなく、ただそこにある関係性、その結果を描く。その懐の広さには只々感服する他無い。
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UKEY
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うーん。独特の文体になかなか苦戦。読みにくい。
0255文字
テツ
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生きる上で避けては通れない罪悪。因果応報。無常。それらを自覚した上でどう生きていくべきかという問題提起をしてくれるお話を多めに集めている気がする。イーハトーヴも現実と同じようにどうしようもなく悲しみに塗れた世界なのかもしれないけれど宮沢賢治の思想の果てにそこから解脱するきっかけがあるのではないかと小学生時代から飽きることなく繰り返し読み続けている賢治信者は思うのだ。個人的な悲しさを乗り越えみんながほんとうのさいわいに至る道。まだまだ到達するには時間がかかりそう。
0255文字
ハナ
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有名な「注文の多い料理店」が収録されているからと手に取り、「蜘蛛となめくじと狸」の数ページ読んだら購入してました。宮沢賢治って童話作家?小説家?昔の時代の童話を読んだ気分。読み進めるのは、言葉がわからないと時々苦痛になるけれど、何せ世界観が面白いので一話一話ゆっくり読みました。解説もよりわかりやすく面白そうなのでこれから読みます。
0255文字
ぜんこう
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教科書やアンソロジー以外では宮沢賢治を読むのは初めてかもしれない。小川洋子さんのラジオで表題作が紹介されたので図書館で借りてみた。<悪>を集めた13編。後味は良くはないけど、この時代を(もしかしたら現代も)表現していて面白くもあり怖くもあり。今度は「銀河鉄道の夜」も借りてみたくなりました(漫画でしか知らないので^^;)。
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inakyon
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宮沢賢治を楽しむにはまだ経験値が足りなかったようだ。
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せっきー
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名作を読んでみよう第3弾。現代小説に慣れているせいか、宮沢賢治の独特の世界にはまだなじめず・・・。注文の多い料理店は面白かった。
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Нелли(ネリ)
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なんだか妙なチョイスというか、気楽に読める話が多め。「オツベルと象」が、教科書に載っていたテキストと微妙に違う気がする。両方「新校本」に依ってると思うんだが
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扉のこちら側
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初読。2014年1157冊め。ブラックユーモアが多い。フランドン農学校の豚の設定。猫の事務所のかま猫がいじらしい。
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くっちゃ
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職場で読んでたら、後輩の子に「それ教科書で読んだ~!」と言われたが、注文の多い料理店って教科書にのってるんだ(笑)うちの教科書はオツベルの象だったなあ。注文の多い料理店は多分ちっちゃい頃、絵本かなんかで読み聞かせて貰ったような気がするけど、保育園の頃なんで、「こんな話し読んだ気がすんだけどなんだったかな~?」と薄ぼんやりした記憶だったので、20年近く越し位にこの作品と再び出会えて、ちょっと感動した。オツベルの象の話しもかなり忘れてた。これって白象とオツベルの種族を越えた友情物語じゃ無かったっけ?(笑)
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セウテス
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〔再読〕人間以外の生物に人間の感覚を持たせて物語にしていて、人間社会に対する問題提起や教訓が含まれている作品です。しかしこの作品は、良くある童話と決定的に違っていて、これは悪の側から見たストーリーであると思う。自分と他者の間にあるズレが、段々ときしみに成ってゆき、相手に対する攻撃的な感情、これを総じて悪の側から見たと表現する事が合っているように感じる。子供の時から、何度となく読んできた宮沢作品ですが、今再読して印象が結構違う事にも驚いた。年齢と供に定期的に読むべき作品だと、再確認しました。
0255文字
Inzen_Komori
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一見して架空の物語なのに、そこにどこか生々しさというか既視感のようなものを感じるのは、イーハトーブの世界観みたいに、現実→幻想化を通して私たちの元に届いて、すなわち現実の諷刺になっているからなんじゃないかと思う。この時代の作家たちの社会に対する慧眼の鋭さと、そこに“心地”のいいユーモアを乗せる能力は、いまの作家にはきっとないんじゃないかなあ。
0255文字
ゆー。
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クリームを塗って下さいって所が怪しいと思った
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霜月什緑
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『「校長さん、いいお天気でございます。」』(「フランドン農学校の豚」)
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ミカコ
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内容の毒々しさに驚いた
0255文字
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