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注文の多い料理店 (角川文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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丹尾瀬
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当時の装丁や挿絵、解説には出版をめぐるエピソードなども載っていてとても良かった 一番好きな話は「水仙月の四日」 「ひかりの素足」を思い出した カリメラのことを考えながら雪の中を急ぐ赤い毛布の子供とそれを見つける雪童子と雪狼 優しくて残酷で何度でも読みたくなる
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がんちゃん
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中止になった「イーハトーブ花巻ハーフマラソン」のTシャツが月夜のでんしんばしらをデザインしていた。FBにアップしたら、友人が「ドッテテドッテテ」と返したので改めて宮沢賢治の世界に。と言っても、家の書棚にあるのが当たり前でもはや読むものではないほどに馴染んでいて、本のタイトルの注文の多い料理店以外は読んだことがなかったかもしれない😅。1921年の作品が多い中、1922年の作品もあり、一世紀を超えた今もなお宮沢賢治の世界に引き込まれる。
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ブックマスター
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表題作含め、九作品を収録した童話集。「注文の多い料理店」は言わずもがな名作で、色褪せない。言葉遊びが楽しい。小学校でこの作品の劇をやったことを思い出したけど、最後のあのどんでん返しは劇でやっても面白かったのだろうな。「水仙月の四日」の雪国ならではの描写や表現が印象的。吹雪は雪童子と雪狼たちのしわざなのかも。不思議な夜の世界をひっそりと描いた「月夜のでんしんばしら」も素敵。「鹿踊りのはじまり」は近所に出没する鹿の姿を思い浮かべて、もしこんな会話をしていたら…と想像。宮沢賢治が見ていた世界観を自分も楽しめた。
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シルク
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表題作の「注文の多い料理店」以外の短編は皆初読みだった。可愛さと不思議さと懐かしさが混じった味わい。ほのぼのする。
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あきあかね
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 「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。···これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。」 先の連休に花巻に旅に出た。一足先に深まる秋の訪れを伝える澄んだ風、銀河鉄道を思い起こさせる降るような星空、⇒
あきあかね

「まもなく東のそらが黄ばらのように光り、琥珀いろにかがやき、黄金に燃えだしました。···ギラギラのお日さまがお登りになりました。今朝は青味がかって一そう立派です。日光は桃いろにいっぱいに流れました。」 他の作品の萌芽とも言える部分の発見もある。例えば、あまり有名ではない『烏の北斗七星』という烏同士の「艦隊」の戦いを描いた作品。戦いに勝った烏の大尉は空を仰いで思う。「どうか憎むことのできない敵を殺さないでいいように早くこの世界がなりますように、そのためならば、わたくしのからだなどは、何べん引き裂かれても

09/24 19:51
あきあかね

かまいません。」『銀河鉄道の夜』のさそりの火の挿話をはじめ、賢治作品に通底する思想が既に現れている。  賢治は本書を「十二巻のセリーズの中の第一冊」と述べているが、ほとんど売れ残り、ついぞ続巻が出ることはなかった。しかし、時代が賢治に追いつき、今はその地方性と普遍性とを兼ね備えた作品が多くの読者の心を揺さぶっている。

09/24 19:51
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まつどの理系こうし(まりこ)
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「注文の多い料理店」のほか、「山猫とどんぐり」など集録。表題は言わずもがな、他の短編も不可思議な中になにか共感に似た感覚を感じさせる何とも感触の面白いお話でした。「烏の北斗七星」と、「月夜のでんしんばしら」が良かった。とくに、「月夜のでんしんばしら」はイーハトーブを駆ける汽車と、でんしんばしらの行進が闇の中で鮮やかで、気持ちが高なった。巻末の付録「『注文の多い料理店』新刊案内」という発刊時のご案内がおもしろい。
まつどの理系こうし(まりこ)

角川版ならでは、かもしれません。短編それぞれにコメントが付けられていますが、主観じゃん!とか、ネタバレじゃん!とか、テキトーじゃん!とか、いろいろツッコみたくなります。

08/27 23:46
♪みどりpiyopiyo♪

₍₍(∩´ ᵕ `∩)⁾⁾

08/28 10:28
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えふのらん
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学校ではちょっと怖くて寂しい小噺の作家程度にしか習わなかったが、読み直してみるとなかなか良い。戦闘機を真似て体形を整え編隊飛行を行う鳥、兵隊の行進を真似て軍歌を斉唱しながら進む電信柱、自分の書いた手紙の字が汚いと落ち込む獣と動物たちが妙に人間臭い。逆に動物からの(動物たちが調理するために)「クリームを耳に塗りましたか」という注文をしもやけ防止と好く受け止める人間の間抜けなこと。ウィットが効いた一冊。
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MICKE
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久しぶりに読んだけれど、短くて簡潔で良い話だ。きっと東北のどこかにこの店があるに違いないからいつか行ってみたい。
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まふ
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面白い童話であった。宮沢賢治らしさが至るところに現れ、賢治ワールドに引き込まれる。8篇の童話はどれもファンタジー間のあふれるものであり、流石天才のなす業であると思う。このようなインスピレーションは全く湧いてこない。脱帽である。
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活字の旅遊人
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親と一緒に絵本読み、自分読み、子供と一緒に絵本読み、自分読み、、、すごいな。
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注文の多い料理店 (角川文庫)評価65感想・レビュー10