とはいえ、どうしても限られた枚数の絵と、圧縮された物語のため、紙芝居を補完するためには不可欠な本だと思います。 光明学校(現東京都立光明特別支援学校)は昭和7年に開校された、日本初の肢体不自由者を対象とした学校でした。 そこで学ぶ生徒は、それを支える教員たちとともに、社会の軋轢の中で教育と障がい者を守り続けてきたのだと思います。 その彼らが、戦争の中でどのように生き抜いてきたか、社会とどのようにつながり合えたかが語られています。
光明学校の生徒たち教員たちは、行動の不自由さのために学校内での「現地疎開」という道を選びました。 しかし、空襲に対する危機感のために疎開地を探すのです。 彼らが疎開して間もなく、校舎は空襲で崩壊されます。 その危機一髪を救ったのは、校長の尽力と理解者の登場でした。 戦争が終わっても、教育環境の整備が先送りされたため、終戦後4年間も「疎開」は続けられ、その地で教育は続けられました。 考えさせられる事が山のようにある、ノンフィクションです。 それを紙芝居でどこまで伝えられるか、かなりのハードワークです。
へくとぱすかる様こんにちは。疎開の実態を社会派ミステリのスタイルに落とし込んだものとして、2巻ものの単行本ですがこちらもご参考までに。図書館で読まれている方も多いようです(僕は買いました)https://bookmeter.com/books/11527149 https://bookmeter.com/books/11525424
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