近代の著名な詩人を短い文章で論じたもの。この内賢治と中也は、それぞれ四つの章を重ねており、最も長い。特に賢治の心象風景が織りなす多声音楽という前々から私が感じていたこととほとんど同じことを書かれているのに出会い、なんとも言えない感慨に浸っている。中也に関しては、私の感じ方よりももっともっと深淵で核心の音楽を引き出していて、さすがと思う。なお、このご本の中でも感動的なのは、高村光太郎を論じた三篇。素晴らしい!高橋氏の批評の言葉からも確かに音楽が聞こえる!
2024年10月に参加したばかりですが、よろしくお願い申し上げます。ここしばらくは、学生時代好きだったフォークナーを読み直しています。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
近代の著名な詩人を短い文章で論じたもの。この内賢治と中也は、それぞれ四つの章を重ねており、最も長い。特に賢治の心象風景が織りなす多声音楽という前々から私が感じていたこととほとんど同じことを書かれているのに出会い、なんとも言えない感慨に浸っている。中也に関しては、私の感じ方よりももっともっと深淵で核心の音楽を引き出していて、さすがと思う。なお、このご本の中でも感動的なのは、高村光太郎を論じた三篇。素晴らしい!高橋氏の批評の言葉からも確かに音楽が聞こえる!