読書メーター KADOKAWA Group

あきあかね
さんの感想・レビュー

あきあかね
新着
 「歴史に名を残さなかったとしても、自分の生きた証を残すべく一生懸命に生き抜いた女たちー。その姿は、墓の有無や大きさとは無関係に尊いのです。」 『華岡青洲の妻』の嫁と姑の相克、『恍惚の人』の壮絶な介護。センセーショナルな主題に隠れがちだが、有吉佐和子の作品は人間の尊厳を描き出す。『恍惚の人』について、認知症によってこれまでの自分を失っていく老人と翻弄される家族を描いた作品という印象を持っていたが、老いてもなお尊厳を失わない人間の姿に光を当てようと有吉佐和子は考えていたという。⇒
0255文字
全0件中 1-0 件を表示

あきあかね
さんの最近の感想・レビュー

川原慶賀の「日本」画帳《シーボルトの絵師が描く歳時記》

川原慶賀の「日本」画帳《シーボルトの絵師が描く歳時記》

下妻 みどり
 芳賀徹さんの本に触発されて、出島の出入り絵師としてシーボルトらの求めに応じて…続きを読む
みだれ髪の系譜 (講談社学術文庫 846)

みだれ髪の系譜 (講談社学術文庫 846)

芳賀 徹
 「にくしみも怒りもない世界、風がただ悲しみを、悲しみといへないくらゐの淡い哀…続きを読む
山を渡る -三多摩大岳部録- 3 (ハルタコミックス)

山を渡る -三多摩大岳部録- 3 (ハルタコミックス)

空木 哲生
 「私は混乱して 火照った頭で日記を書いている 今日はたくさんの「楽しい」が一…続きを読む
無所属の時間で生きる (新潮文庫)

無所属の時間で生きる (新潮文庫)

城山 三郎
 「父の忌にあやめの橋をわたりけり」「コーヒー店永遠に在り秋の雨」 この美しい…続きを読む
街道をゆく 15 北海道の諸道 (朝日文庫 し 1-71)

街道をゆく 15 北海道の諸道 (朝日文庫 し 1-71)

司馬 遼太郎
 司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズの魅力のひとつに、巧みな比喩がある。例えば…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/17(2410日経過)
記録初日
2018/10/31(2304日経過)
読んだ本
693冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
182384ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
693件(投稿率100.0%)
本棚
286棚
性別
職業
公務員
現住所
東京都
自己紹介

国内外の小説、詩、短歌、俳句など幅広く好きです。歴史や美術、社会科学にも興味があります。

最近は、辻邦生、宮沢賢治、丸谷才一、須賀敦子、藤沢周平、沢木耕太郎などをよく読んでいます。

心あたたまり、人生を豊かにしてくれるような本との出会いを、これからも大切にしていきたいです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう