20年、10年も前に読了した本、数分前に読み終えた本に関係なく、蔵書から引っ張り出してきて整理できた本からUPしていますので、読了の日付はでたらめです。レビューについては昔読んだものは再読をして、UPしています。
なかなかにレビューというか、趣味の一つとしての自己本位のNoteが追いつきませんが、楽しんでいます。先日読友の方から「Majorさん、自分ばかり楽しんでないで(笑)、Majorさんの蔵書から、たまにはわたしにお薦めの著作のレビューをあげてください(笑)」とお叱りを受けました、あはは(汗)
「鋭意努力しま〜す🙇」と答えましたので、少しずつそちらの方もトライしたいと思います。
シェイクスピア全作品のNoteを綴ること。
漱石『草枕』の論考をまとめること。
カント『基礎づけ』の論考をまとめること。
が当面の目標です。きっとかなり寄り道しながらになりますが(苦笑)
仕事から離れて、皆様と読書と思索を共に
愉しみたいと思います。レビューやつぶやき、コメントに絡んでくださったり、こちらからの絡みにお付き合いくださる皆様に心より感謝しております。
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愛と自由に満たされない王妃となったアントワネットのそれを取り繕うかのような浪費壁と自らの権力に溺れていく悲劇が早くも口を開ける。伯爵夫人ながら手元不如意により、それを埋め合わせるべく王妃と懇ろになり、強かに富と地位を積み上げていくすみれ色の瞳をもつポリニャック夫人。貧困の屈辱、階級社会そのものへの激しい怨嗟をエネルギーとして、貴族社会に殴り込みをかけ権謀術数を巡らし男どもを手玉にとり、富と地位を手に入れ成り上がっていく黒髪の美女ジャンヌ。→
母親を殺された仇を討とうとヴェルサイユに潜り込み、オスカルの援助を受けて虎視眈々とその仇を狙う美しく可憐な女性ロザリー。この三者の間に絡んだ悲劇の芽を孕む解け得ない固い結び玉に、当時のフランス階級社会の矛盾とその犠牲となった女性達の宿命を凝縮させる。→
ポリニャック夫人に声を掛けた時の王妃アントワネットの心の声「ま•••あ!!、お金がないなんてこの世界でいちばん恥ずかしいことをちっともかくさずに•••なんという清らかな魂をもった人なのかしら•••!」。ポリニャック伯爵夫人の「な•••に!? その目は。もんくがあったらいつでもベルサイユへいらっしゃい!」。これに呼応する母親を殺され孤独となった平民女性ロザリーの絶叫「殺してやる 殺してやる!! 貴族なんかみんな••••••殺してやるう〜っ!!」。これら三者の台詞は見事に階級社会の矛盾を描出している。(了)
コメント1の浪費壁は浪費癖の間違いでした。訂正します。
Major様、素晴らしいレビューに感激して居ります‼️🥹ルイ15世の最期の様子の描かれ方は誇張ではなかった、と思います。場面を見た時は引きました💧レビュー拝見し私にも元気が出て参りました🌹ありがとうございます☺️
あっ、会長様。お茶🍵をお持ちいたします😊 また過分なお褒めの言葉を頂きまして、ありがとうございます。「ルイ15世の最期の様子の描かれ方は誇張ではなかった、と思います。」ー僕、おっと...💦 わたくしも驚嘆いたしましたわ😳しかし、史実を確認しまして納得いたしました。類稀な想像力が産み出す台詞と画、そして史実に基づくリアリティを含む画と台詞の織りなすこの池田さんの世界は、虚実を超えて真実を物語るかのような迫力でわたくし達に迫るのでございますわ。 会長様がお元気を得られてこの上なく幸せでございます😊