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2022年6月の読書メーターまとめ

えっくん
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感想・レビュー
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2022年6月に読んだ本
9

2022年6月のお気に入り登録
1

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2022年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
ネタバレ★★★☆☆結婚式当日に失踪したかつての恋人とのメッセージのやりとりが往復書簡形式で始まります。今や手紙ではなく相手の所在が分からなくてもSNSで疎通ができるのが現代風ですね。最初は相手の様子を伺いながらぎこちなく…そして過去のわだかまりが氷解し双方の心理が次第に変わってゆく描写が楽しめます。返事がないとこれで最後と言いながらまた未練がましくメッセージしたり、機微な個人情報をさらけ出すようなゲスっぽさにも辟易。次々に明らかにされる過去の出来事にはまったくどいつもこいつも…救いようがない人間ばかりでした。
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2022年6月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

5月の下旬に20年ぶりに淡路島を旅行してきました。花と緑に溢れ、映えスポット盛りだくさんの魅力溢れる島になっていました。海鮮料理に温泉三昧と、心身ともにリフレッシュできました。5月のマイベストは「黒牢城(米澤 穂信)」です。2022年5月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2771ページ ナイス数:593ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2022/5

5月の下旬に20年ぶりに淡路島を旅行してきました。花と緑に溢れ、映えスポット盛りだくさんの魅力溢れる島になっていました。海鮮料理に温泉三昧と、心身ともにリフレッシュできました。5月のマイベストは「黒牢城(米澤 穂信)」です。2022年5月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2771ページ ナイス数:593ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2022/5
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2022年6月の感想・レビュー一覧
9

えっくん
ネタバレ★★★☆☆結婚式当日に失踪したかつての恋人とのメッセージのやりとりが往復書簡形式で始まります。今や手紙ではなく相手の所在が分からなくてもSNSで疎通ができるのが現代風ですね。最初は相手の様子を伺いながらぎこちなく…そして過去のわだかまりが氷解し双方の心理が次第に変わってゆく描写が楽しめます。返事がないとこれで最後と言いながらまた未練がましくメッセージしたり、機微な個人情報をさらけ出すようなゲスっぽさにも辟易。次々に明らかにされる過去の出来事にはまったくどいつもこいつも…救いようがない人間ばかりでした。
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えっくん
★★★☆☆恩田陸、乙一、葉真中顕など著名作家陣による30話のオチ有り短編集です。1話4頁ほどにも関わらず起承転結よくまとまっているものだと感心してしまいますが、中には何度読んでもオチがよくわからない作品もあり、読了には意外と時間がかかってしまった感じも…。お気に入りは、教場シリーズの風間が登場する「最後の指導(長岡 弘樹)」。副題に教場0…とあるのもなるほどです。他にも「或るおとぎばなし(井上 真偽)」「花火の夜に(呉 勝浩)」など、最後のオチにえっ?そっちかよ~と思わせるストーリーが多かった気がします。
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えっくん
★★★★★脳を操る寄生生物、人への寄生生物、おぞましい寄生生物の3部構成ですが、読めば読むほどグロさ、キモさがグレードアップしてゆきます。数々の寄生生物が不気味な絵とともに紹介されていますが、まるでホラー小説のようなプロローグや生物を擬人化した描写などもリアル感や悍ましさを助長させます。ウイルスや細菌へのワクチン開発は進んでいるものの人の寄生生物への治療薬やワクチンは進展していないそうで、致死率の高い寄生事例も多いようです。コロナウイルスに効果があるかもと言われたイベルメクチンも抗寄生虫薬だったんですね。
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えっくん
ネタバレ★★★★★三体世界に送り込まれた男が語る寓話には暗黒森林から人類を救うメッセージが隠されていたとは…。作品全体のスケールも壮大ですが奇想天外な要素も各処にあり全く飽きさせません。そして太陽系が2次元平面に次々と崩潰されてゆくシーンも地球を救えなかった喪失感が込み上げます。三体人にしろ未知の異星人にしても直接的に登場することなく圧倒的な脅威を感じさせる描写に打ちのめされました。三体の全巻を通して次々と惹起する人類の危機に怯えながら読みましたが、それにしても著者の斬新なアイデア、創造力には感嘆するばかりです。
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えっくん
ネタバレ★★★★★三体シリーズ第3部。暗黒森林抑止により人類絶滅の危機を脱したものの、隙を突かれ再び三体人による侵略が…。全人類オーストラリア強制移住に始まり、インフラを破壊され、食糧不足の先に待ち受ける人類淘汰の危機にさらなる衝撃を受けました。捲土重来となる重力波送信で三体世界を壊滅するも人類にとっては両刃の剣ゆえに、一体どうなる?人類…。安全通知を全宇宙に送信できるのか…。残存する三体艦隊はもう地球には来ないのか…。まだまだ人類にとって不安要素が尽きません。三体世界に送り込まれた男は救世主となるのか。下巻へ
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えっくん
★★★★★第2次大戦後の世界情勢パート2はアフガン戦争、北朝鮮問題、印パ戦争などの10項目をテーマにした池上解説です。世界は未だ混沌としており、ここまで人間は残酷になれるものなのか憤りを感じます。強国の論理による他国の支配や分断・統治などやってることはもうジャイアンそのものです。ジャイアンの方がまだ話が通じますが…。領有権の紛争など本書でも取り上げられており、得てして近隣国家同志は仲が悪いものですが、日本も中国、北朝鮮、ロシアといった不可解な近隣国ばかりで、いずれも核保有国であることに畏怖の念を抱きます。
えっくん
2022/06/14 21:45

【メモ】▶ビルマ(現ミャンマー)国軍軍歌は旧日本軍の軍歌(軍艦マーチなど)が使われている▶当初、原爆投下予定地は小倉、広島、新潟、京都で、その後古都のある京都を外し長崎が候補地に追加となったが、小倉に投下しようとしたところ上空が雲に覆われていたため急遽長崎に変更となった

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えっくん
★★★★★第2次大戦後の世界情勢の18項目(湾岸戦争、東西冷戦、ソ連崩壊、朝鮮戦争、文化大革命、ベトナム戦争など)の池上解説本ですが、タイトルどおり過去にはそんな事が…と驚かされた内容ばかりです。スターリン「農業集団化」、毛沢東「大躍進政策」にしてもは大成功と喧伝されながら実際は農業基盤を崩壊させる悲惨な結果であったにも関わらず、カンボジアのポルポト政権でも同じ過ちが繰り返されるのは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」の教訓どおりです。独裁者次第で国の命運が左右されてしまうその国民は不幸極まりないです。
えっくん
2022/06/14 21:41

ベトナム戦争時、アメリカ軍の戦車が稲穂をなぎ倒しながら稲田を行軍する写真を見て、高校生だった池上さんが「アメリカはベトナム戦争に勝てない」と感じたエピソードが印象的です。【その他記録メモ】▶ベルリンの壁の崩壊は東ドイツ側の出国ビザの申請に関する記者会見での言い間違いから始まった▶キューバ危機の収束の背景にはアメリカがトルコからの核ミサイル撤去をソ連と裏約束があった▶朝鮮戦争時に日本は機雷除去担当として参加していたが、処理中の爆破事故で死傷者が出るも長らく極秘とされた。

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えっくん
★★★★☆友人を自殺に追い込んだ理由でヤクザに強請られた主人公は中国からの運び屋をやらされる羽目に…。今や経済大国の中国ですが、時代背景を1990年代に敢えて設定しているためなのか、貧困にあえぐ様子が主人公の眼からも伝わってきます。それだけに主人公の途方もない西方僻地への逃避行も想像を絶するものがありました。途中まで主人公が狂暴なヤクザの襲撃を砂漠の中で執拗に受けるノワールな物語を思い描いていたのですが、思わぬ展開に…。これは確かに悪魔的に怖ろしいことですが、タルト・タタンの著者の作風としても驚きました。
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えっくん
★★★★☆幼少の頃からキリンが大好きでこれまで30頭にもおよぶキリンの解剖を行ってきた著者の記録です。哺乳類の首が7つの頸椎を保有しているのは周知ですが、キリンは本来動くはずがない胸椎(8番目の首の骨)も可動させて首を自在に動かすことができ、これによって高い木の葉を食したり、低いところの水も飲めることを著者が解明したそうです。そんな著者も初めて解剖した時は、キリンの構造もわからず解体に近い作業だったという話も印象的でした。著者の成果は周囲の支援も大きいですが、大好きなことをやり続ける姿勢かもしれません。
えっくん
2022/06/04 20:57

元々アフリカに生息していたキリンだけに日本で飼育されていると冬季に亡くなる事例も多く、遺体が動物園から献体されたら正月返上で何日間にも渡り解剖を行うそうです。5mにもおよぶキリンの遺体を搬送するにはいくつかのパーツに分ける必要もあり、長年飼育してきた動物園側の関係者も耐えがたいものがあるように思えました。博物館の標本収容の原則として、来たるべき未来に役立てられるように3つの無(無目的・無制限、無計画)で標本づくりを続けている事も驚きでした。著者の研究も100年前の標本があるから役立っているとのことでした。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4931日経過)
記録初日
2011/01/03(5028日経過)
読んだ本
1750冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
563880ページ(1日平均112ページ)
感想・レビュー
1748件(投稿率99.9%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

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