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2023年11月の読書メーターまとめ

えっくん
読んだ本
7
読んだページ
2068ページ
感想・レビュー
7
ナイス
507ナイス

2023年11月に読んだ本
7

2023年11月のお気に入り登録
3

  • つぶあん
  • TakaUP48
  • みーちゃん

2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
ネタバレ★★★★☆大御所作家と愛人との間に生まれた主人公が父親の遺稿を探すよう依頼を受ける…。話題本ですがまさに紙の本でしか体験できない驚きが得られます。著者の巻末コメントから想定されるオマージュ作品「しあわせの書 (泡坂 妻夫)」はギミックに拘るあまりストーリーに無理があったのですが、本書はミステリー要素を取り込んだ物語を終始維持しながら全頁に渡り「統一された構成」に著者の努力が伺えます。さすがお見事!と感嘆させられます。ラストの「 」は主人公の父親の「世界でいちばん透き通った物語」の遺志を受け継いでいますね。
が「ナイス!」と言っています。

2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

10月は公私ともに慌ただしい月でしたので、結局5冊しか読了できませんでした。これまで続けてきた年間100冊読了は維持できるよう頑張ります。10月のマイベストは「月の立つ林で(青山 美智子)」です。2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1324ページ ナイス数:458ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/10

10月は公私ともに慌ただしい月でしたので、結局5冊しか読了できませんでした。これまで続けてきた年間100冊読了は維持できるよう頑張ります。10月のマイベストは「月の立つ林で(青山 美智子)」です。2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1324ページ ナイス数:458ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/10
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2023年11月の感想・レビュー一覧
7

えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第9弾は、合併後の初の税務調査を受けるため、準備に追われる経理部が描かれます。天天コーポレーションの中では、相変わらずロッカールームでの女子たちの会話も怖いですが、動画撮影用に購入した衣装が捨てられていたりといろいろと物騒ですね。加えて森若さんの心の中のつぶやきも毒々しさも感じます。太陽くんと一緒にいたいほど好きなのに、「結婚するしかないのは絶望…」という森若さんもなかなかこだわりがありますね。しかし太陽君からプロポーズされているに寝たふりってのもねぇ…どうするの?森若さん。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第3弾は火付けで火事を起こし家人を強殺し、強盗を働く千羽一家を源吾たちが追うストーリー。藩主名代からは財政再建のため火消削減を強いられたり、超人的な火消・辰一の乱入に翻弄されたりとピンチに陥るぼろ鳶組に今回も緊迫感あるストーリーでした。辰一の「辛いときは俺を見ろ」という言葉にはかつての女子サッカーレジェンド澤さんの名言を彷彿するものがありますが、辰一の男気に後半から評価が一転しました。次回以降の作品でも良きライバルとして登場しそうですね。裏家老ともいうべき深雪の存在も目が離せません。
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えっくん
★★★★☆集英社文庫の短編シリーズ第16弾は、道尾秀介、荻原浩、朝井リョウ、浅田次郎といった豪華作家陣11名が紡ぐまさに宝箱のような作品集です。ほぼ全員が直木賞作家で推しの作家ばかりなのでこれ以上のアンソロジーはありません。お気に入りは「奥田英朗(正雄の秋)」、「東野圭吾(それぞれの仮面)」です。後者はマスカレードシリーズのスピンオフにしてはなかなかよくできてる…と思いきや、マスカレード・イブの収録作品で読了済でした。ほとんどの作品が蔵書にある短編集からの出典であったことで乏しい記憶力に情けない思いです。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆悩みを抱えた人には、とっておきのスイーツやフード、ドリンクを提供してくれる「満月珈琲店」での連作短編集です。「満月バターのホットケーキ」「天の川のミルクティー」「水星のアイス」といった月や星など宇宙に因んだメニューと美味しそうな挿絵が素敵です。こんなスイーツを食べられたら傷ついた心も癒されますね。月に満ち欠けのサイクルがあるようにこの物語も春夏秋冬の4編のストーリーと連なり、また春に戻って話が続きそうな構成が印象的です。ページをめくるたびに美しい絵に魅せられながら楽しめる大人の絵本ですね。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★☆大御所作家と愛人との間に生まれた主人公が父親の遺稿を探すよう依頼を受ける…。話題本ですがまさに紙の本でしか体験できない驚きが得られます。著者の巻末コメントから想定されるオマージュ作品「しあわせの書 (泡坂 妻夫)」はギミックに拘るあまりストーリーに無理があったのですが、本書はミステリー要素を取り込んだ物語を終始維持しながら全頁に渡り「統一された構成」に著者の努力が伺えます。さすがお見事!と感嘆させられます。ラストの「 」は主人公の父親の「世界でいちばん透き通った物語」の遺志を受け継いでいますね。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ最終巻は前作の能登事件を解決した岐路で行方不明者が続出する廃校の調査を行うことに…。廃校に閉じ込められた挙句、仲間たちが次々に消えてゆくというラストにふさわしい凄まじい展開でした。そんな絶望的な状況で一体どうなるのかと思いきや、大活躍したのは一番期待してなかった麻衣でした。仲間たちだけでなく浄霊により廃校に留まる霊たちの魂も救われ清々しい思いです。そしてナルの出自の謎も明らかになり麻衣の想いの切ない終わりとともに、現実に戻れば相変わらずの掛けあい…。本当は仲が良いのかもしれませんが…。
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えっくん
ネタバレ★★★☆☆第169回芥川賞受賞作。背骨が極度に湾曲する病により人工呼吸器が欠かせない主人公の夢は、「妊娠し人工中絶すること」…。ハンチバックとは「せむし」のことですが、施設内の壮絶な暮らしや主人公がネット上で投稿する過激な小説が赤裸々に描かれています。見慣れない用語も頻出し難解さはあるのですが、障がい者である著者ゆえに生み出せた作品という印象です。さらにラストの展開もまた解釈が難しいですが、虚構と現実の狭間の中で、不自由さを強いられた主人公の内面に生と性だけでなくすべてを支配したい強い本能を感じます。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4830日経過)
記録初日
2011/01/03(4927日経過)
読んだ本
1725冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
557236ページ(1日平均113ページ)
感想・レビュー
1725件(投稿率100.0%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

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