生殖しない生殖本能の記録。人物と別の人格のため現実と乖離する語り口が愉快。『正欲』で出てきたら苦しくなるような場面も、第三者視点なので距離を取って冷静に見れる感じ。淡々としていたので"衝撃作"という印象ではないかな。"感情がある以上、調べれば調べるほど真実から遠ざかる"というの確かに！となる。踏み込むことで変わることもあったのではとは思う。PCがフィルタリング設定されていた時の光景が絶望で印象的。朝井さんが次はどんな作品を生み出すのか楽しみです。

今回もおもしろかった！食べ物だけじゃなく、鉄板まで活き活きしている。道中ずっとにぎやかで楽しい。かもめが教えてくれるのよい。いかと伊勢えびもあって豪華になって帰ってきた。

公共図書館から学校図書館まで、子どもたちから寄せられたレファレンス回答集。「魔法がつかえるようになりたい」「タヌキって、妖怪なんですか？」など、おもしろくて難しい質問がたくさん！回答に辿り着くまでの流れも含めて読み応えがある。「ぶにょぶにょの本は、ありますか？」が子どもからの質問だなあという予想外さがあってとてもすき。

【電子書籍】すみっコたちの特徴解説と4コマたっぷり。かわいくておもしろくて、とっても楽しめた！ねこちゃんの話どれもかわいくて特にお気に入り。ほこりちゃんが「すみっこはおれたちのにわ！」と思っていたなんて···！キュン。

池の水全部抜くプロジェクトだった。ジャム尽くしのパーティーおいしそう！疲れ知らずのバーバパパはベッドの状態で寝るのかな？

みんなで買い物！隅々まで描き込まれた絵を見るのがとにかく楽しい。ハムスターのお店、かいちゃんのお昼セットがお気に入り。かえるもようのパンケーキで朝ご飯の終わりよい。

とってもかわいい！しろねこサンドイッチがお気に入り。さがし絵も楽しめた。くろねことしろねこ見つけられない···。

ナカヨシホテルを舞台に、眠りたいイビキさんとベルボーイのコントのような夜のお話。ベルボーイの返しが絶妙。色鮮やかで表情豊かな絵が楽しい。「べつにもうふをおもちしましょうか？」がすき。

かばんの中で踏ん張るお弁当箱かわいい。色とりどりのおかずが入ったお弁当とってもおいしそう！ブロッコリーさんよかったね。

表紙のゆきちゃんとってもかわいい。一面銀世界でとてもきれい。雪山模様の場面が特にお気に入り。みんな楽しそうでほっこり。

読み物としてもおもしろかった。きちんと板ずりしたきゅうりで作る梅きゅうがとてもおいしくできた。

生殖しない生殖本能の記録。人物と別の人格のため現実と乖離する語り口が愉快。『正欲』で出てきたら苦しくなるような場面も、第三者視点なので距離を取って冷静に見れる感じ。淡々としていたので"衝撃作"という印象ではないかな。"感情がある以上、調べれば調べるほど真実から遠ざかる"というの確かに！となる。踏み込むことで変わることもあったのではとは思う。PCがフィルタリング設定されていた時の光景が絶望で印象的。朝井さんが次はどんな作品を生み出すのか楽しみです。

【Audible】田中みな実様の朗読落ち着いていて聴きやすかった。あとがきもなく、父が去っていく聴き終わりさみしく感じてよい。父と娘だと"家族"と表現するだけでははみ出す様々な感情を聴くことができておもしろかった。行きつけのお店など、東京が故郷って都会でおしゃれ。

思っていたより凝ったメニューだった。クッキーパフェアラモードかわいいし、みんなでしたら楽しそう。

学生さんにおすすめ。3ポケット術便利そう。

こんな美しい図書館や書店が日常的に利用されているところがあるのすごい。

やっと読めた4巻。おもしろかった！リンとアイスの相性いい。アイスタワーのカラー絵とてもかわいい。アイスもとうもろこしもピッツァもおいしそうで食べたくなった。海に行くのが楽しみ過ぎて眠れないポンポン。朝から豪華なのり巻き作るの良い。風船もピッツァも他の巻で関係あるやつここで出ていたんだね。ピッツァは作る時間だってわくわく。チビコちゃんが「げっ」て反応するのかわいい。毎話最後にポンポンとチビコちゃんが2人でゆっくりしているのいい時間だなあ。

こっちとあっちのおともだちのお話。絵がかわいくてすき。やさしい水色とピンクが素敵。タコかわいい。"こんどはぼくがあっちへいきます"がいいね。

"海"の短歌を集めた短歌集。装丁がとても素敵で持っているだけで嬉しくなる1冊。波を感じる線がまたいい。いろんな海の短歌が見れてとてもよかった。気になる方のは短歌集も見てみたいな。笹井宏之さん、東直子さんがやはりすき。川村有史さんの短歌がフレッシュで素直な気持ちが詠まれている感じがあってよい。

彫刻のイグアナとカモメが温かみがあって味わい深い。遠い国の話のカモメの絵かわいい。少し寂しいけれど、いつかまた。

とてもおもしろかった。霧の中、夢の中、螺旋階段を思わせる終わらない感じがクセになる。もちろん持ち味の暗さがあるんだけど、愛おしい暗さで、おかしさもある。なんかわからないけど好きっていうのが解説で存分に書かれていた。愛ある解説でそれもおもしろかった。解説に書かれていることがそうそれ！なことばかり。「それでいてここにはなにかがある」魅力。"自分の城の中にある、自分でもまだ知らない広間。それを開く鍵のような働きが、多くの本にはある"いい文だなあ。装丁素敵。

オリジナルトッピングのハンバーガーおいしそう！ツリーハウスカラフルで素敵。バレンタインパーティー楽しそう。まさか飛行機に乗るとは！

吹替がとても女性らしい翻訳だということを記事か何かで見て気になっていたので。翻訳ってそういうものだからとあまり不思議に思えていなかった。女性が記号化され、それぞれの個性が見えにくくなっていたんだなあ。「彼」「彼女」という表現は元々なく、翻訳から生まれたということに驚き。『OurBodies,Ourselves 』について経緯や時代背景など丁寧にしっかりと書かれている印象。翻訳に力があることを知る。"「当たり前なこと」だと思わされていることには、リスクが潜んでいる"という視点を知ることができてよかった。

連載名の"ブルー·スパンコール·ブルー"もとても素敵だけど、このタイトルなんて最高なんだ。装丁も最高。北澤平祐さんの絵がかわいくて美しい。好きってとにかく私とあなたの1対1だなあと読んでいると感じるので、挿絵の世界観がぴったり。あとがきにかえてはほんとにラブレターで、『星か獣になる季節』で目撃した他の成分が混ざっていない、純粋な美しい愛の結晶をここでも見た感じだった。好きなものを人におすすめすることは電車に窓ができることというのが印象的。そうやって関わることも「世界」の一部なんだなあ。

沖縄の夜間中学での化学の授業をまとめた1冊。おばあたちから出てくる生活に基づいた話がとても興味深い。頭から残飯をかけられた話などがなんてことない話のようにでてくる。ほんとに、ただ聞くしかない話なのだと思った。それをみんなで聞き合える場所っていいなあ。教室の楽しそうな雰囲気が感じられてよかった。日々の体験したことと結びついて"ああ"となる化学っておもしろい。進学のための勉強じゃなくて、「学ぶことで、新しい自分に会える」学びっていいな。

鈴木千佳子さんの素敵な装丁とイラストに惹かれて。例文でうまい棒が掘り下げられていく時点で、これなら読めそう感。読書感想文を書くような年代の子たちを対象に書かれていて、とてもやさしく真摯な文章。これを読んで書いてみた学生さんたちの作文おもしろそうだな。掲載されていた高校生の作文『てんぷら』とてもよかった。自分がおもしろいと思うものをよく見てよく聞くこと。作文について書かれた本書だけど、本を読むのってなんかおもしろそうだなあと感じられる。本はただ読んでいればいいという親密さがあるという表現とても納得だった。