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2024年10月の読書メーターまとめ

八百蔵
読んだ本
9
読んだページ
3759ページ
感想・レビュー
8
ナイス
58ナイス

2024年10月に読んだ本
9

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

八百蔵
翻訳を読んでいると、時代物で一息入れたくなる。この作品集は、人間をしっかり掘り下げて描いて救いはない。そこがなんとも重苦しいが、みんなそうなのだ…と共感を生む。しかし、それだけではやはり苦しいので、池波正太郎を読むことになる。多分。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

八百蔵
イギリス中心に読んでいると、とてもフランスの小説っぽく感じる。あちこちで酒を飲みながら談論風発、色事勃発しているうちに、金と女を介して、いろんな人間と知り合い、いろんなところに顔を出せるようになる。コネで役人になれる。本当にこんな感じだったの??。まぁ、それにつけても金は必要だが、遺産が転がり込むことで解決しているのはご都合主義的。この巻は、主人公が青年らしくアッチの女、コッチの女へとふらふらするばかりで大した進展はない。ワキが社会階層を代表するようなキャラばかりなので、彼らが活躍するのは近そうだが。
が「ナイス!」と言っています。
八百蔵
歴史的な位置に構わずに平ったく読むと、イケメンだがちょっとタガの外れた若い衆が、ともに人妻である姉妹と、それぞれよろしくやって、それなりのツケを払いながら、別途よろしくやっていた娘に捕まって、年貢を納める。ちょっとモテ過ぎである。平ったく読むと、特になんということもない。
が「ナイス!」と言っています。
八百蔵
まず厚くて重い。読むのが大変。英國大学の蘊蓄がたっぷりで、理解するのも大変な部分がある。学問と欲望、理屈と感情…が、ぶつかり合う、女性学者というなかなか面倒臭い人の集まりで事件が起こる。その動機の一つは学問と学問以外の価値との衝突にあるのだが、女性と学問という時代的課題もあって、なかなか複雑な読み物。推理としてみれば、そうした物語世界を利用した誤導がふんだんに。
が「ナイス!」と言っています。
八百蔵
翻訳を読んでいると、時代物で一息入れたくなる。この作品集は、人間をしっかり掘り下げて描いて救いはない。そこがなんとも重苦しいが、みんなそうなのだ…と共感を生む。しかし、それだけではやはり苦しいので、池波正太郎を読むことになる。多分。
が「ナイス!」と言っています。
八百蔵
それほど迷わずに済んでいると思う。本筋に関係ない瑣末な点で疑問なのは、コントロールが五人に絞った「もぐら」のうちの一人が、スマイリーもエスタヘイスも、端から問題外と評価できたくらいの人であったというところくらい。
が「ナイス!」と言っています。
八百蔵
イタリアのペルージャが舞台で、中田英寿選手が初めて海外移籍した場所として記憶にあった。イタリアで信用されるには、行為の動機は自分の利益とハッキリさせることのようだ…と思うくらいで、公益のための警察活動は、全く信用されていない。英国人作家がそんなふうにイタリア世界を描くということで、話の落ちどころでは、そこのバランスをとっている感じがした。面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
八百蔵
切り取り方、話の作り方が上手い。ダラダラ感がなくて、スピード良く話が進む。多少設定が強引だったり、偶然が多いのは、まぁやむを得ないか…。悲惨な境遇に生まれ育ち、十分わかってはいる陥穽に、考えるとおりに、はまり込む殺し屋が実質主人公の哀しい話。それぞれが勝手に行う人の行為は、絡まり合って、本人も思ってもいない方向に事態を進めてしまうのである…などという、池波的な世界観にも似る。
が「ナイス!」と言っています。
八百蔵
あっちでもコッチでも易で…というところに馴染めなかったかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/10/27(1854日経過)
記録初日
2019/09/15(1896日経過)
読んだ本
818冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
290785ページ(1日平均153ページ)
感想・レビュー
812件(投稿率99.3%)
本棚
19棚
性別
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

影響を受けた作家は、芥川、筒井康隆、池波正太郎、遠藤周作。
最近では、吉村萬壱、中村文則、辻村深月、星野智幸、村田沙耶香、飯嶋和一が読めるかな。

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