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2024年10月の読書メーターまとめ

kuroma831
読んだ本
7
読んだページ
2406ページ
感想・レビュー
7
ナイス
340ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月のお気に入り登録
20

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2024年10月のお気に入られ登録
12

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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kuroma831
ネタバレ小市民シリーズ最終巻とのことで高三の最後の冬の事件。冒頭で轢き逃げに遭う小鳩くんが入院生活となり、することもなく過去の事件を回想していくという組み立てで、小佐内さんとは最後まですれ違い。しかし、回想の中三の事件は二人が出会うきっかけとなった事件であり、二人して敗北を味わって小市民を志そうとする契機となった事件で……という筋書き。過去の事件が今に繋がる構成や、事件と思ってなかったものが事件と分かる仕掛けなど、ミステリ感は一番強いかも。謎解きの展開は結構驚いた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

kuroma831
三国時代の中国周辺の非漢族が後漢末期から三国鼎立期の混乱の中でどのような影響を受けたのか、漢文資料から分析する。烏桓や山越、鮮卑といった勢力は三国志の中でも登場するが、曹魏・孫呉といった勢力と渡り合いながらも飲み込まれていく。一方、地域大国として東北における高句麗や西域におけるクシャン朝などは一義的な冊封関係とは言い切れない関係を持ち、公孫氏政権や蜀漢の動向とも連携した曹魏の外交政策の中で位置付けて語られる。毋丘倹の高句麗征伐は反司馬氏の反乱の前日譚としてしか知らなかったので詳述されていて興味深かった。
kuroma831
2024/10/22 00:23

また、諸葛亮の隆中対を分析することで、蜀漢の北伐における氐族や西南夷に対する政策も読めて面白かった。氐の歴史は魏蜀の狭間で圧迫を受けた悲哀を感じたが、複数回の徙民が後の前秦や仇池に繋がったような気がして興味深かった。一方、最終章の倭に対しては先行研究も多く、やや徒花的な記述になった気もして冗長に感じるところも。一般書ではあるが、非常に多くの漢文資料から抜粋して叙述するので、初学者にはかなりキツいかもしれない。総じて非常に面白かった。

kuroma831
2024/10/22 00:28

蜀漢の更に辺境に見える西南夷と士燮政権の支配する嶺南との交易ルートなどは漢民族のみに意識が向いてしまうと漏れてしまう。漢民族は古代において文献資料を残せるだけでなく、技術的にも東アジア世界をリードしていたことは間違いないが、とはいえ他の非漢族社会も広い国際社会の一プレーヤーとして存在していたと改めて気付かされる良書だった。冊封下において朝貢は内属する郡に定期的に行っており、洛陽までは行ってない、なども明示されて気付く面白い視点だった。

が「ナイス!」と言っています。
kuroma831
ネタバレ小市民シリーズ最終巻とのことで高三の最後の冬の事件。冒頭で轢き逃げに遭う小鳩くんが入院生活となり、することもなく過去の事件を回想していくという組み立てで、小佐内さんとは最後まですれ違い。しかし、回想の中三の事件は二人が出会うきっかけとなった事件であり、二人して敗北を味わって小市民を志そうとする契機となった事件で……という筋書き。過去の事件が今に繋がる構成や、事件と思ってなかったものが事件と分かる仕掛けなど、ミステリ感は一番強いかも。謎解きの展開は結構驚いた。
が「ナイス!」と言っています。
kuroma831
ネタバレ4篇で構成される小市民シリーズ短編集。時系列的には春期が終わった後の一年目の秋から冬にかけて。夏期から秋期にかけてのピリピリ感は無いので、穏やかな気持ちで読める。一つ目の巴里マカロンで登場したゲストキャラが引き続き登場する等、若干の続き物になっているが基本は一話完結。変わらず日常謎解きなのでゆるく読めるが、二つめの紐育チーズケーキが謎解き要素としては面白かったが、ストーリー的には伯林あげぱんが堂島くんの新聞部模様が見えて一番好きだったかな。
が「ナイス!」と言っています。
kuroma831
ネタバレ小市民シリーズ三作目の下巻。夏期のラストぐらいからめちゃくちゃ面白くなってきて一気に秋期の上下を読んでしまった。犯人はなんとなく目星は付けていたけど根拠は何も分からず、謎解きパートでなるほど〜となった。……とは言うものの、一番の肝は小佐内さんの瓜野くんボッコボコフェーズ。夏期の時も思ったけど、他人を嵌める時の小佐内さんのやり口がえげつなくて怖い。瓜野くんは鼻につくキャラではあったが、心ボキボキすぎる。本作で二人とも自分の性質と向き合ったので、次作どうなるか楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
kuroma831
ネタバレ小市民シリーズ第三弾。夏のラストが結構驚きだったので、どうなるかと思ったら二人とも袂を分かった状態での開始。しかもそれぞれお互いに別の新キャラと恋人を作るという展開で驚き。小鳩くんはモノローグがあるから心配ないが、小佐内さんの底知れなさが怖い。狼っぷりに拍車がかかっていて、下巻でどういうオチになるのか楽しみー。
が「ナイス!」と言っています。
kuroma831
大学生の頃に旧版を読んだが、新訂版で結構な加筆があると聞き再読(新訂版が出たのも10年以上前だが)。東方選書の「周縁の三国志」と「北魏史」を買ったので、間に繋がる五胡十六国のおさらい。五胡十六国諸国の歴史を淝水の前後でそれぞれ概略としてまとめており分かりやすい。新訂版では墓室の発掘調査等から分かる胡漢融合の歴史を辿れる。五胡十六国以前から胡漢の混住は進んでおり、西晋末の混乱で一気に動乱が広がったという経緯がよく分かる。五胡十六国各国の君主号や元号使用、遷都などからも国際関係が分かり、面白い。
kuroma831
2024/10/07 00:18

徙民を各国が繰り返したことで、労働力の奪い合いという側面だけでなく、華北全土における混住が進み、より胡漢の融合が図られたというのはなるほどだった。五胡十六国時代にはよく数万人単位の徙民が行われているが、総人口に対する比率で考えると相当なもので、流民や避難民を含めると、漢人・異民族双方にとっての大移動の時代だったということだろう。後漢期からの異民族統御官の設置や名称からも、異民族が異民族でなくなっていく姿見えてきて面白かった。

kuroma831
2024/10/07 01:04

しかし鮮卑慕容部も前燕期から後燕・南燕まで含めると、五胡十六国期の大半をメインプレーヤーとして参加しているし、慕容恪や慕容垂といった魅力的な英雄もいて、何か一般向け学術書などが出てもよいと思う。西燕のグッダグダぶりは酷いものの、それはそれでまとめて読みたいという感じはする。去年は講談社メチエで鮮卑拓跋氏の歴史が出たし、鮮卑慕容部の歴史もどうでしょうか……

が「ナイス!」と言っています。
kuroma831
ネタバレ小市民シリーズ二作目。キャラクターにも慣れてきて、一作目で感じた「こんな高校生おらんやろ」感はだいぶマシになったかも。小佐内さんに襲いかかるトラブルの解決だが、その裏には小鳩くんと小佐内さんそれぞれの思惑があり……という感じで面白かった。事件そのものもだけど、ラストの謎解き&二人の決裂パートが秀逸。これでシリーズ折り返しということで、どうなるのか結構楽しみ。しかしヒロインの家に訪ねた時に「小佐内さんの家の間取りを見る限りアッパーミドルぐらいなので〜」なんて分析する主人公嫌すぎるな笑
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/05/28(1640日経過)
記録初日
2019/12/31(1789日経過)
読んだ本
214冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
69272ページ(1日平均38ページ)
感想・レビュー
212件(投稿率99.1%)
本棚
11棚
外部サイト
自己紹介

積ん読は人生の選択肢を増やすと信じてる。小説は少なめ、人文系多めです。今までに読んだ本の登録は諦め、2020年に読んだ本からスタートします。漫画も大好きでよく読み、よく買いますが、登録が追いつかないため、登録しません。

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