読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

Yukiko Yosuke
読んだ本
70
読んだページ
13604ページ
感想・レビュー
70
ナイス
1970ナイス

2024年9月に読んだ本
70

2024年9月のお気に入り登録
6

  • あまね
  • あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
  • Wen@BL小説積本崩し中(欲シガリマセン読ムマデハ)
  • カシオリ
  • さばお@パパヤ
  • haruちゃん

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • カシオリ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Yukiko Yosuke
1967年刊行の絵本。小学校の国語教材でも使われているモンゴル民話。モンゴルにある馬頭琴という楽器が生まれた悲しい経緯を描く。モンゴルの草原に住むスーホと、彼が見つけて大切に育ててきた白馬の間の愛情と、それを分かつ権力者の傲慢さ。死んだ白馬が望んだのは、死んだ後でもスーホの側に寄り添い彼を慰め続けること。慈しみ育んできた白馬とスーホの深い愛情がとても悲しい。
梅子
2024/09/25 01:42

このお話、ムスメが小学生の時に音読の宿題になっていて死ぬほど聞かされまして・・・なぜこんな理不尽な話を選んだのかしら!とかなり腹立たしかったのを思い出しました。そういう所も学びに入れてるんですかね・・・親がイラついでどうするって感じですけど💧

Yukiko Yosuke
2024/09/26 00:16

分かりますよ~。音読で散々読まされますよね。理不尽で、何故この理不尽さを避けることができないのか、ってモヤモヤしますよね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

Yukiko Yosuke

オリンピックの度に読み直したいと思っていた「YAWARA!」を全巻読み直しました。30年前の作品、当時の雰囲気を思い出しながらです。若かったな、懐かしい~。「マリエル・クララックの婚約」も楽しかった。夏休みのおかげかいつもより多めの読書でした:2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:107冊 読んだページ数:22423ページ ナイス数:2840ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/129061/summary/monthly/2024/8

一条梓(アンフィトリテ)
2024/09/04 21:23

おお~、頑張りましたね。もうそんなにたつんですね「YAWARA!」はアニメは見ましたがコミックは読んでませんね。今月もよろしくお願いします。

Yukiko Yosuke
2024/09/04 23:18

最終巻の発刊が1993年ですからね。ポケベルとかボディコンとか、ストーリーとは別の所でおおっ!となることがしばしば。(もちろん携帯もスマホも出てきません。家電です。)ストーリーは何度も泣かされます。紙本を残していたんですが、また4年後読み返したくなる気がします。今月もよろしくお願いします!

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
70

Yukiko Yosuke
ネタバレ「校閲ガール」シリーズ3冊目、最終巻。最後に、苦い、でも納得いくラスト。自分がなりたい仕事と向いている仕事が違っている時、自分ならどういう決断をするか。自分が初めて続きを読みたいと思った作品の作者の適正、欠員が出た雑誌編集部に異動し奮闘するも思い知る能力適正、恋人幸人が望む作家としての成功と異なる業界での成功への道。校閲なんかと思っていた悦子の考えが徐々に変わっていき、最後に選ぶ選択肢が苦い。現実は全てがまるっと幸せな世界ではない。そういうことを思い知りつつも、悦子の決断にエールを送りたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ映画は和紙の上に描かれたような独特の効果や色彩、スピード感あふれる映像に溢れていてとても面白く、アサとカメの心情や、描かれている大奥の秘密をより理解したくて補完の意味で読んでみた。同じ日に奥女中として入ったのに、トントン拍子に出世するアサに対して、役立たずとののしられるカメ。この2人の関係が、大奥にモノノ怪を呼び起越したのではないだろうか。大事を成そうと思うと、個人の想いや存在は切り捨てられることがある。でもそれが本当に幸せなのかを考えさせられるお話だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ「王様のブランチ」で紹介されていた作品。行方不明、変死事件を引き起こす「禍」を始末する極楽街解決事務所のアルマとタオの2人が魅力的。真っ直ぐな性格だが、半禍であることを枷に感じているようなアルマと、そんなアルマを見守り、彼の能力解放の言葉を放つタオというジャンプらしい設定、展開。安心して読める一方、アルマの負の感情や、巻末に現れた新たな人物との関係がどんなふうに展開していくかが楽しみでもある。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレパルス王都エクバターナを巡る、各軍の思惑。王都の支配権を切望するヒルメス、兄王を置き捨ててパルス人同士を戦わせようとするギスカール、エクバターナに侵攻するタイミングを見計らっているアンドラゴラス、ルシタニアに敗走するギスカールを追うアルスラーン、そしてもう一つの存在、とそれぞれの思惑が絡み合って目が離せない。ただ、いつも割を食うのは非力な民衆たち。エクバターナの民が最終的に選ぶのはどの軍勢かは次巻以降。/相変わらず民族多彩なアルスラーン軍。ジムサとザラーヴァントが合流。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ嫁いだ先で、2年で離縁し父子爵「仮面卿」から逃げる際の資金をためると宣言するローザの執着の無さが楽しい。夫エイドリアンの元婚約者との刃傷沙汰の後、いい雰囲気になるかと思ったら、まだまだエイドリアンの一方通行という感じ。でも威圧感満載で脅され、第一王子の側室騒ぎの時には殴られ、それでも愛しているからとローザを諦めないエイドリアンの覚悟に感心した。仮面卿の正体も何となく分かり始め、後はローザとの関係かな。とても大切にしているのに厳しく突き放して育ててきた理由が知りたい。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ時間巻き戻り系ファンタジーの第2巻。折角やり直せる人生、前回は父大公の歓心を買うために諦めていたことに次から次へと挑戦するキイラが別人のよう。恋愛小説を読み、カジノに行き、ナンパ目的の貴族とお付き合いをする。着るものも可愛らしくなり、最初は彼女のことを恐れていた侍女たちも、綺麗に着飾ったり小説の話を聞いたりと奥手な娘を見守るよう。真面目なジョゼフ卿と上手くいくといいな、いきなり変わった娘をどう扱っていいか困惑している父大公とも関係改善するといいな。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ時間巻き戻り系ファンタジー。父大公の歓心を買おうと努力してきた前世。パルビス家長女キイラは、義姉コゼットに嵌められ死刑になった瞬間、時間を巻き戻る。新たな人生で、彼女はコゼットに嵌められた謎を解こうとしつつ、前世での振る舞いを振り返り不器用ながらも違う道を選択していく。父大公の歓心を買うより身近な人の幸せを、と変わった彼女に周囲の人々が影響を受けていく。大公自身も時間巻き戻りの記憶があるようで、誰が仕組んだことなのかも含めて謎解きが楽しそう。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ主人公のローザが面白い。「仮面卿」と言われる裏社会を牛耳る父子爵に厳しく育てられ、家事育児武術何でもござれ、かつ賢い。バークレア伯爵家に嫁がされ、初夜では夫エイドリアンに酷い言葉を投げつけられるが意に介さない。彼女は頭の切れるチビデブオジサンが好みなので、見た目にイケメンな夫は好みでないというのがウケる。相手にされないと気になるのか、エイドリアンが徐々にローザに惹かれていき、エイドリアンの元婚約者がいつまでもお花畑で刃傷沙汰まで起こしてしまう、ちょっと違う展開。電子コミック大賞候補作。次も読んでみます。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ売れっ子BL漫画家の雷蔵と、ほんわかBL漫画家のTOSという異色の組み合わせBL。雷蔵がイケメンの闇BL描きで、売れっ子で、オシャレなマンションに住んでるのに対し、TOSの方はコミュ障で狭いアパートに住み、〆切破りは毎回でどうしようもないという、正反対の美味しい設定。死ねと言いつつも、雷蔵本人・作品への想いをコミュ障ワードの合間に突っ込んでくる、TOSの真っ直ぐさが癖になる。TOSがコミュ障返上してちゃんとした格好で告白しに来たエピとか、雷蔵がTOSが来ない間に薄い本描きあげちゃうエピとか、良かった!
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレアイドル×オメガバースの第2巻。バース性を公表した後もアイドルユニット「Limtity」で活躍を続ける密生と瀬兎の2人のその後。前回は密生が自分のバース性を受け入れる話だったが、今回はバース性を受け入れた後も色々苦労している彼に、瀬兎の方が、自分だけが何の支障もなく仕事を続けられることに悩んでしまうお話。仕事は楽しいが、番だけが苦労していいのかと悩む彼は偉いなー。密生の方が年上な分、将来のための努力と割り切って考えていて大人だが、時折見せる可愛い表情がいいよねえ。巻末の電子限定特典の充実度が凄い。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ学校では陰キャだけれどレイヤーの怜央と、怜央の先輩であり女装レイヤーの桜餅。コスプレの姿と、本来の姿どちらも怜央にとっては好みで、コスプレしたアイシャの姿でも学校に通う春人の姿でもどちらも気になってしまう、そんな怜央の姿が美味し過ぎです。怜央からの無意識のアプローチに、そうと知れず怜央のことが気になって恋に落ちてしまう春人の姿もご馳走様です。終始可愛くて、コスプレした春人に、ウィッグ取ってといって事に及ぶ怜央に何か萌えました…。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレこの作品、どんどん面白くなる。隣国パルナコルタで大破邪魔方陣を大陸全土に広げ、故国を救おうとする聖女フィリアと、その姉を蔑ろにした者全員に対する断罪を敢行するミア。緊張感ある展開に息を殺してページを繰ったよ。フィリアからミアに乗り換えた第二王子ユリウスがどのようにして増長したかを知ると気の毒でもあるが、自分を変えられるのは自分だけ。断罪される理由を作ったのは自身なのである。だが、故国に迫る魔界の魔物は強く、ミアは自身を犠牲にするかも…というところで次巻。気になるー。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ魔物討伐部隊長に呼び出され、5本指靴下と中敷きへのお礼から始まる喜劇のような一幕。水虫撲滅に向けた討伐部隊の面々のちょっと行き過ぎた殲滅作戦に笑ってしまった。魔法の存在する世界だからこそ?かな。水虫男爵と呼ばれたくないと心の底から思ったであろうダリヤだが、ヴォルフの友人とのいい出会いもあり、彼女の世界はどんどん広がる。でも、自覚のないヴォルフの恋情と、恋に臆病になっているダリヤとの関係はなかなか進まないし、ダリヤ本人が商売人として矢面に立つ厳しさも描かれていて、結構シビアな世界観だなと思う。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレアイドル×オメガバースもの。トップアイドルの密生(Ω)と瀬兎(α)の組み合わせ。後輩のライブで共演した2人、突然始まった密生のヒートを鎮めるために行為に及び、番にまでなってしまう。第1話で首を噛むか!と思ったけれど、その後の展開が良かった。ビジネス番として番った2人だけれど、自分らしくあることを大切にする瀬兎に対して、1人で肩ひじ張って生きてきた密生が影響を受け、Ωである自分を受けいれる覚悟ができていくのがいい。バース性に囚われない、彼ららしい生き方を、2人でつかみ取っていくんだろうなあという期待感。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
1967年刊行の絵本。小学校の国語教材でも使われているモンゴル民話。モンゴルにある馬頭琴という楽器が生まれた悲しい経緯を描く。モンゴルの草原に住むスーホと、彼が見つけて大切に育ててきた白馬の間の愛情と、それを分かつ権力者の傲慢さ。死んだ白馬が望んだのは、死んだ後でもスーホの側に寄り添い彼を慰め続けること。慈しみ育んできた白馬とスーホの深い愛情がとても悲しい。
梅子
2024/09/25 01:42

このお話、ムスメが小学生の時に音読の宿題になっていて死ぬほど聞かされまして・・・なぜこんな理不尽な話を選んだのかしら!とかなり腹立たしかったのを思い出しました。そういう所も学びに入れてるんですかね・・・親がイラついでどうするって感じですけど💧

Yukiko Yosuke
2024/09/26 00:16

分かりますよ~。音読で散々読まされますよね。理不尽で、何故この理不尽さを避けることができないのか、ってモヤモヤしますよね。

が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレアニメ放送終了したので遠慮なく先へ。5本指靴下と乾燥中敷きのおかげでトントン拍子に商談が進んでいくのが小気味よい。その中でも、ダリヤに協力してくれる仲間として商業ギルドの副ギルド員のイヴァーノが加わったくだりや、ガンドルフィ工房長が共同開発者になったくだりは、商売中心のストーリー展開の中でいい話だと思った。商売の話の合間に差し込まれたヴォルフの母を喪った時の悪夢の話も、兄との関係融和も含めて良い話だった。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズの4冊目。今回は死体のグロさ控えめとはいえ、想像すると殺人の過程はかなりエグイ。大量の現金が詰め込まれた死体が次々に発見され、警視庁に捜査本部が置かれ、比奈子達厚田班も召集されることに。現場捜査ではなく資料整理を指示され、はっきり言ってアウェーな環境で資料から読み解く情報と、比奈子が引き寄せる人の縁が真相への糸を手繰り寄せる展開に、後半は息を殺してしまう。厚田班の面々もより個性が際立ってきて、人間関係も楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレパルス王都エクバターナを狙う複数の勢力。そのうち、ギスカール率いるルシタニア軍とパルス国王アンドラゴラス軍が激突。戦いの面白さに溢れるこの巻。ナルサスの策を与えられたパルスの巧みな攻撃が、ギスカール達をどんどん追い詰める。戦局に一喜一憂するギスカールだが、彼の下には有力な将軍が少ない。モンフェラート将軍が打ち取られ、神は当然の如く自分の部下達をも信じられなくなる彼がやっぱり不憫…。とはいえ、自ら蒔いた種だもの仕方ない。そしてこの作品をファンタジー色に染めるであろう蛇王ザッハーク一味もより暗躍するように。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ2年前の神子候補チーロの殺害は誰が何故どうやって?この謎を解くために神子候補として他の神子候補の嘘や秘密を暴いていくお金大好き神官見習いのクロエと成金聖騎士のエラルド。この巻では、神子候補の1人、サロメの行動の謎が明らかに。魔導具のせいで人を惑わす力を得てしまった彼女の哀しい恋が、この先報われることがあるのかなとちょっと可哀そうに。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ2年前の神子候補チーロの殺害の犯人を探し出すべく、お金大好き神子候補クロエが持ち前の観察力と記憶力を基に、同じ神子候補達を探る。最初には分からなかった神子候補達の為人が少しずつ判明。「ザ・侯爵令嬢」なヴィオレット公爵令嬢、服飾に興味があるゾエ伯爵令嬢、傾国の美女サロメに動物と会話ができるモニク。会話の中に、態度の中に、嘘がないか、秘密が無いかを考えていく。会話、モノローグが多く、読むのが大変ではあるけど、謎解きの中心にいるみたいで飽きない。時々、成金聖騎士・エラルドが思わせぶりな感じで笑わせてくれる。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレこの作家さんの別作品を読んでみたくなり。辺境の北の果ての村に住む魔女と恐れられるマイサと、彼女を監視するために派遣された皇国騎士の半獣人ガライ。これまで聞かされていた魔女のイメージと異なるマイサの様子に恋に落ちるガライと、久方ぶりに人らしく扱ってもらえて徐々にガライに惹かれていくマイサが、少女漫画らしく可愛く描かれています。マイサにチートな能力があるわけではないので転生者という設定不要じゃ?と思わなくも無いけれど、モフモフを愛するマイサがちゃんとハッピーエンドになるのが嬉しくなる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ売れっ子ミステリー作家の黒岩と担当編集の柚木。妻に出て行かれ、ブラック職場とワンオペ育児に疲れて果て、黒岩に辞職の挨拶をしに行き…そのまま絡めとられるように一緒に住むようになる展開がたまらない。黒岩、ワンチャンを見事にモノにしたな…しかも弁が立つ。黒岩の仕事と将来を慮って一度は身を引いたりもしたけれど、最後はちゃんとハッピーエンド。積年の想いを温めていた黒岩と対照的に、徐々に彼に心惹かれていく柚木の気持ちが丁寧に描かれていて、彼と2歳児・実の泣き顔が両方とてもかわいくてグッときました。後書きも面白かった!
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
久々に再読。悦子の斟酌しない毒舌に一瞬怯むが面白い。景凡社の女性ファッション誌への圧倒的な情熱で入社した悦子は、希望とは異なる文芸の校閲の毎日。本編に登場する様々な文芸書の校閲対象の文章に、悦子と一緒に校閲をしている気分になる楽しさ、作家の個人的な事情に関わる(本当は関わっちゃいけない)楽しさ、編集や校閲といった雑誌や書籍を作り上げる人達の様子を垣間見る楽しさ、と今回も楽しんだ。ファッションに関する悦子の驚異的な記憶力に舌を巻きながら、歯に衣着せぬ物言いをする彼女の活躍を願ってしまう。
Yukiko Yosuke
2024/09/21 02:02

校閲対象の文章を「読んで」しまうと校閲のお仕事ができないというのは、業務でもやっているのでよく分かる。読んじゃうと、人の脳は誤字脱字を補完して読むようにできているので気付きにくくなるんですよねえ。

が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレやかまし村の子ども達が小さいシャスティーンのために、「ストックホルムの子どもの日」に似た「やかまし村の子どもの日」を作ってシャスティーンを楽しませてあげようと奮闘するお話。年上の子達の目線だと、若干(?)危なっかしい遊びが楽しいと思うのか、ブランコを強く押したり、2階の窓から吊り下げたり、怖いなー。大人のアドバイスを聞いて、やかまし村の動物達と触れ合い、楽しい一日に。子ども達の優しいお話。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレαの有馬×αの光希の続編。今回の、2人目妊活に悩む有馬の心情はすっと入ってきた。歩の小さかった時の様子を、自分の臆病さから光希に見せてあげられなかった罪悪感から、早く2人目が欲しいと思う気持ち。産科医の隼人の登場が、α夫婦(まだ若いから色々悩む)の2人を見守るいい役割になっていて、良かった。焦らなくても良いのにと思う気持ちはなかなか当人には伝わらなかったりするんだよね。今回も、光希の真摯な態度が有馬を引き戻していたのが良かったなあ。愛されてる。/巻末のおまけ・15年後の歩と紡の有馬への愛がまた面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ特殊設定のオメガバースもの。αなのにαしか好きになれない(しかも身体的にも珍しい特徴のある)有馬と、起業家の光希。子連れで光希の元を訪れ育児分担を要求する大胆さが有りながら、自分の特殊な体のことには臆病なアンバランスさがちょっと理解しにくかったが、光希の常に真摯な態度が良かった。有馬に縁切りをすると言った父親も、子連れだと優しくなっているし、意外と幸せな環境にいる有馬が一人悶々とする姿がもったいなかった…。もっと幸せ噛みしめていいんじゃ…。/巻末のおまけ・大きくなった歩の有馬への愛が面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレアニメ第1期の最終回を見て「え?」となり、アニメで復習しつつ原作を読んでます。アニメでは理解しづらかった世界観が、原作では緻密に描かれているので腹落ちします。アニメは色々端折ったんだなあと思います。沈黙の魔女に呪いをかけられたファルサスの唯一の王位継承者オスカーと、何百年もの時を生きている青き月の魔女ティナーシャの恋物語。オスカーの守護者となったティナーシャが生き続けてきた意味が次巻に引き継がれます。ティナーシャの口調が多少気になるけど、慣れるしかないかな。ティナーシャは一人でいる時間が長かったし。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレおじいちゃんが、ぼくだけに教えてくれる壮大な法螺話の続編。炬燵の中には妖怪ネコタツバアサンが住み、打ち出の小槌で小さなお姫様と知り合い、透明だったり軽くて丈夫だったりする安全ピンを使って海賊と闘い、喋るカラスとも出会う。まあとにかく、思い付きで話を膨らませていくので、ぼくの方も思わずツッコまずには居られない箇所がちらほら。それでもおじいちゃんは壮大に盛った話を展開していくので、笑いをかみ殺しながら読む羽目になります。一話一話、オチがついていて、それもまた楽しく読めます。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ「ミナシの家」「消えた少年」2編に加え番外2編「花占い」「向かいの家の猫の話」を収録。事故物件の家に行き幽霊が視えるようになった理由は何だったのか。少年が消えなければならなかった理由は何だったのか。片方の話は救いがあり 、もう片方には後悔が残る。特に少年・塔矢が家族に隠し続けたかった秘密は、時が移れば隠さずとも良かったかもしれないと思うと、彼を受け入れられない世界が残念でもあった。/尚哉が「もう一人」の高槻と話した「代償」が気になる。これは高槻や尚哉の救済に向けた一歩なんだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ王都エクバターナ奪還のため挙兵したアルスラーンを単騎追放した遺恨がうずまくペシャワール城。どんな民族でも受け入れる素質のあるアルスラーンを慕う将が彼に思いを馳せ、国王アンドラゴラスの下を脱走、アルスラーンの下へ集まっていく。集まる陣容の多様さが物語を楽しくさせる。ともに脱出したザラーヴァントとジムサ、エステルとメルレイン、道中の掛け合いも楽しい。一方、ルシタニアに捕えられたマルヤム王女イリーナを救うためにルシタニアとの共闘を反故にしたヒルメス。ルシタニア王弟ギスカール、相変わらず苦労人だなあ。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ先天性難聴のケイトと、売れない俳優だった藤永。藤永が2.5次元の舞台オーディションに受かり、彼の才能を発揮できる場が転がり込んでくる。自分の演技を観てくれる人に伝えたい、藤永の中にある大きな気持ちを受け止めきれる共演者レムと作り上げる舞台。聴こえないケイトにも観てもらいたいと藤永が準備したものを、聴こえる世界から置いていかれたような気持ちのケイトが受け入れる。2人の不器用さがとてもいい感じで、目が離せないってこのこと。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ最初は「歴代最高」と言われた聖女・フィリアが主役で彼女が全てを解決するのかと思っていたが、今や妹ミアが主役なのでは…と思うほどに活躍している。姉を追放した全てに復讐し国を滅亡から守ろうとするミアの活躍に息をのむ巻。自分の婚約者である第二王子ユリウスに対抗すべく第一王子フェルナンドを軟禁状態から引っ張り出し、着々と準備を進めていく姿が頼もしい。しかし、伯母である先代聖女から明かされた真実が辛い。この衝撃から立ち直って、フィリアと共に祖国を守り切れるか。次も読みます。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレギランの町に辿り着いたアルスラーン一行。ナルサスの旧友シャガードとの再会と離別、新たな仲間グラーゼ船長との出会い。グラーゼとの出会いは、彼の窮地を救うところから始まるが、その後すぐに共闘することになって読んでいてとても楽しい。見聞の広い彼がアルスラーンに与える影響も好ましい。翻って、過去にナルサスと奴隷制度を語り合ったシャガードの堕落と醜悪が対比されているように感じる。シャガードに1年間奴隷として扱われる罰を与えたアルスラーンの英断が素晴らしい。彼の「殺し合うのは戦うと決めた我々だけで良い」という台詞も。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレまた情勢が動く。エクバターナを脱出したパルス国王アンドラゴラスがペシャワール城へ到着。アルスラーンをねぎらうことも無く、事実上の追放、しかもたった一人で。アルスラーンの下に集った諸将は夫々ペシャワールを脱出、再び彼の下に集う。朝日の下、自分を追ってきた彼らを見つけた時のアルスラーンの態度、表情がいい。/ヒルメスとマルヤム王女イリーナとの過去の話、ヒルメスここで諦めて彼女を連れてどこかに隠れ住んでいたら…と思う。/傷病者を守りながらエクバターナに辿り着いたエステル。同国人よりアルスラーン軍の面々の優しさ。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ「暁のヨナ」戦争続きだったのが、ここへ来てファンタジー色がかなり強く。黄龍ゼノと一緒に今度はヨナまで消えてしまい。予測がつかない。/「山田の学級日誌」新連載。元男子校に入学した生真面目山田。彼女に感化され、チャラい村田が変わっていく様子が良い第1回目。/「しょせん他人事ですから」読み切りの出張掲載。TVドラマ化記念かな。保田弁護士の若かったころのお話。/「シンデレラの義理姉に転生…」アトラがどっちとくっつくか。先が楽しみ。/「神さま学校の落ちこぼれ」物語の背景がちょっと黒いが、謎を解いていくのが楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ職場でのもっさりヒラ社員と夜のイケメン度合いのギャップが激しい忍と、職場で王子的存在として持て囃されるヒカル。2人が付き合い始めてのお話。全編(前作ではナルシストっぽく描かれていたけど)ちゃんとした恋愛は初めてかもしれないヒカルが可愛くて仕方なかった。忍の一挙手一投足に翻弄され、自身の気の緩みから社内で噂されるようになって忍が自身のポリシーを破ってまでかばってくれたことに感動する様子が…。愛されてるって、そりゃそうでしょう。愛されてますって。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ職場ではもっさりしたヒラ社員を演じる忍と、誰もが王子的存在として持て囃すヒカル。忍の行きつけのバーにヒカルが現れ、人気No.1だという忍を墜とそうとするのだが、ヒカルが自分のことを恋愛上手と思っている割に忍の手練手管に翻弄される様子が何か可愛い。ヒカルの意図を知りつつ掌の上で踊らせているつもりが、いつの間にかヒカルに惹かれていく忍の心情を追いかけるのが楽しかった。ヒカルが忍の正体を知って傷ついた時の忍の反応が良くて何度も読み返してしまいます。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ底辺男子校・千鳥高校に通う凛太郎と、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子に通う薫子。隣接しながら毛嫌いする両校の生徒たちと一線を画して親しくなる凛太郎と薫子。凛太郎の実家が経営するケーキ屋で知り合う2人、甘いものを幸せそうに食べる薫子に驚き、彼女の凛とした心根の強さに次第に惹かれていく凛太郎。想像通りのストーリー展開だったけれど、この先2人の関係がどう進んでいくか、周囲がどう変わっていくかが楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ「奇跡の人」三重苦の少女ヘレン・ケラーを演じる亜弓さんとマヤ。私は亜弓さんの演技も好きです。彼女は金谷恵美さんとマヤのちょうど中間に位置する役者で、役の気持ちも理解し、演技の理論も理解していてとてもバランスが取れた役者だと思う。一方、マヤは憑依型の役者なので、演技の相手を引きずり込んでしまう。相手に力があれば舞台が成り立つが、そうでない場合はマヤだけが光ってしまう。この舞台は実力派ぞろいで、亜弓さんの舞台もマヤの舞台もまるで自分が劇場にいるような気になってしまい、感動してちょっと涙ぐんだ。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ表紙の破壊力に読むのを躊躇してましたが、読んで良かった。可愛い服を作って女装するのが趣味のオジサン真鍋と、女装した年上男性が好みの部下青天目の関係が良かった。頼りない上司を、悩みなくのほほんと生きてきた「あちら側」の人間だと思っていたら、自分の性癖に悩む「こちら側」だったことに驚き目が離せない。虜になるってこういうことなのか、そしてそんな目で見られていたら真鍋も落ちるのは致し方ない。読者目線でも、真鍋の女装が可愛く思えてきて、不思議な作品でした。猫のみんとちゃん、カワイイ。そして、作者様の後書きに笑った。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ小3娘に読んでいたら、思わずぷっと笑ってしまうおじいちゃんの(盛大な)法螺話が楽しい作品。カミナリの娘さんと結婚し、家の庭には砂漠や森があり、チョコレートは地球中からもらっていたというおじいちゃんの話7編が収録されている。ちっぽけなヨットでは釣れそうもない大きな魚、蔵いっぱいのチョコレートをどうやって1年で食べきるのかという問題、もう色々ツッコミどころ満載で、しかも所々にオチが用意されているのが、関西人にはたまらない。初見で読みながら噴き出したのは久々でした。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ店長貴宏とノンケホストのレオとの馴れ初め編。元いたホストクラブでの罰ゲームで知り合った2人だけれど、レオが貴宏を探し出し、時折呼び出す関係に。淡々と接しようとしている貴宏が、いつの間にかレオのことばかり考えていて過去のトラウマを忘れていることとか、レオが貴宏に懐いて素を見せている様子とか、微笑ましい…。時折呼び出されなくなって不安になったり、呼び出されて飛んで行ったり、10歳上なのにレオに翻弄されている貴宏の様子が良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレアニメイト限定小冊子の電子化だそうで、ありがたいです。生活時間が合わないと色々すれ違ってしまうよね。しかも、貴宏が煽ってそのまま放置するとか、それで悶々とするレオが気の毒で可愛い。何とか最後までと思って寝ずに待っていて、結局寝落ちするところも…何だろう、年下の可愛さと言うか、ご馳走様でした。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ「奇跡の人」ヘレン・ケラーのオーディション最終。ヘレンになりきること、がオーディション突破の条件だった。役になりきれた者だけが勝利する劇的な終わりだったが、金谷恵美のように情報を集めて役を演じるタイプの役者もいいものだなと思う。そして、ヘレンと言えば最初に発語した「water」という言葉。全ての物には名前があることを理解したシーンをどう演じるか、亜弓さんとマヤ夫々の解釈があって面白い。そして練習時からずっと、2人がお互いの演技を全く見ず、本番ですらそうなのが、お互いの演技を尊敬しているからこそ、だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ「蜜果3」を読む前に、アニメイト版の小冊子のこちらを読んでしまった。えー、めっちゃ可愛い。3歳のレオと12歳の貴宏。小さくなった自分の彼氏をどう扱っていいか、どう愛でていいか、考えてそうなのが面白かったー。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレいかにして東大に合格するか。受験のためのテクニック、生徒の人生を支える教育者としての立場や考え方が記されていて、確かにこれまでなかった視点だと思う。阿院先生のメモリーツリー。仕事でも見たマインドマップに近い記憶方法。脳の働きを理解した上で、関連性を持たせて記憶させる方法だが、いいツリーを作るには訓練がいるんだよね。社会の暗記でそれを一緒にやってあげようという桜木はちゃんとわかってるなーと思った。/初めてのママ友達からの借り本。ダンナや三男が見ていたドラマの続きから貸してもらいました。
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ネタバレ「奇跡の人」オーディションに向けた特訓が始まる。見えないこと、聞こえないこと、喋れないこと。健常者にとってこの枷をどう自分に課すかは困難なこと。危険な物があっても避けるはずがない、大きな音に驚くはずがない。真っ暗で無音の世界を演じるための努力に胸打たれる。挫折しかかったマヤの所に現れるのはいつも速水真澄。彼にとっても、マヤをそっと抱きしめるだけしかできないことは苦痛だろうし、彼女に対する想いを自覚することも脅威だろう。それを乗り越えてマヤが挑むオーディション。独特なヘレンから目を離せない。
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ネタバレ真面目なエンジニア志摩なつめと、彼の家に定期的に通う家事代行兼デリヘルNo.1の澤谷鴻。これまで付き合う相手との関係を継続できなかったなつめが、鴻に心身ともに少しずつ開発され、人を心から愛することができるようになる様子が丁寧に描かれていて、なつめの心情に寄り添って読める、読後感良いお話。「セックスは二人でアガッていくものだ」と言い、なつめにセックスのいろはを教えるのだが、彼の表情や反応に絆されて墜ちていく鴻の様子も見ていて楽しい。大人なのに青少年のような綺麗な恋慕を見た感じ。
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ネタバレ辺境の教会の神官見習いクロエは、カード賭博で毎夜荒稼ぎするお金大好き少女。成金聖騎士エラルドに請われて神子選抜試験を受けることに。クロエの観察力・記憶力を買っての依頼だが、成金と言われるだけあって、エラルドがぽんぽん大金を積んできて、クロエが釣られるのが楽しい。聖騎士らしからぬエラルドと聖女らしからぬクロエが、2年前に神子候補チーロを殺害した犯人を捜査していくのだが、淑女教育、お茶会、祝福と聖女ものと貴族もの等のファンタジー要素を詰め込み、理詰めで話を進めていく所が新しいかも。
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ネタバレ総務課に配属になった新人・女鐘くん。彼が先輩・森園さん(腐女子)の眼鏡をかけると、彼女の心を代弁するかの如く、社内の主要人物がBL展開を始めるというアイディアが楽しい。どんどんエスカレートする森園さんの妄想、果てはケモ耳・しっぽまで。どんな美女でもモブはかすんで見え、森園さん狙いの人は当て馬に。ドキドキしながら見ていたBLの中に実はホンモノがあって、ハッピーエンドに。眼鏡が壊れてしまってエンドかと思えば。また次の眼鏡が。今度は女鐘くん自身の話になるといいのにな。
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ネタバレ杉原爽香シリーズの21冊目、だそうです。図書館本。三毛猫ホームズシリーズのように、登場人物が年を取らないのではなく、1冊で1歳年を取っていくという珍しいシリーズだそうで、主人公の爽香は1冊目では14歳の中学生だったのが、既に社会人で新しい時代の老人ホームを目指すプロジェクトのチーフ。海外視察先で出会った喜多原とその愛人弥生との出会いから、ストーカー、殺人、爽香を失脚させようとする同僚の暗躍と、とにかく色々なことが同時多発的に起こって進んでいく。この巻では終わり方もすっきりせず、次巻に続くそうな。
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ネタバレ前世が魔王だというアビゲイルと、その夫ジェラルドのほんわかしているけれど、とぼけた感じの関係が見ていて楽しい。魔王だったせいか、生家の酷い仕打ちもあまり気にせず、嫁ぎ先でも衣食住がちゃんとしていることで感動し、ちょっと世間から浮いているアビゲイルを、世の中を知らない小鳥のように慈しむジェラルド。最初の冷たい仕打ちをすぐに反省する辺り、彼も人が良いんだろうなーと思う。時折人前でアビゲイルの世話でこっ恥ずかしい思いもするが、その「間」が良くて楽しく読める。
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ネタバレ第4巻。ずっと切ないんだが…。ブライトとロイドを重ねてしまうウィステリア。ウィステリアの秘めた想いを感じ取っているロイド。自身は王女との婚姻のためにこの異界に来たはずなのに、考えるのは自分の師匠であるウィステリアの境遇のことばかり。何を選択すればいいのかを分かっているように見えて分かっていない2人。過去を顧みるブライト。彼らのもつれた心が解き解される時が来るんだろうか。もう切なそうなウィステリアを見るのが辛いので、早く結末を見たいんだが。
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ネタバレ劇団つきかげが地下劇場で始めた「石の微笑」は口コミで人気が広がり、満員御礼の賑やかさ。仲間が演技をするのを見ながらずっと人形を演じてきたマヤの目から涙が流れ、ガラスの仮面が剥がれる瞬間。あのシーン好きです。彼女もまだ子供で全ての感情をコントロールできるわけではない。月影先生に謹慎を言い渡され落ち込んでいる時に偶然亜弓さんと共演することになった「夢宴桜」。台本をすり替えられ、先の展開を知らないマヤと亜弓さんのアドリブで構成される演技が白真に迫るもので、こっちも見ていてワクワクした。さすが亜弓さん。
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ネタバレ今回は死神女史の過去から静かに始まったシリーズ3冊目。車の中で破裂した死体、縊死後に腐って首が落ちた死体、請われる死体が登場。自殺で処理されているはずが、過去の事件と結びつき、意外な犯人が明らかになる。本編の謎解きも面白いが、今回は主人公比奈子の周囲のキャラクターの個性が際立つ。独特の話し方をし、ネット民と渡り合うオタク中年の三木捜査官に、彼の彼女である想像上ではかなりごつい麗華さん。三木捜査官のピンチの時には、危うく通勤電車で目的駅で降り損ねるところだった。死が周囲に与える歪みに心が寒くなる。
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ネタバレ手違いで魔物島に送られ魔物に襲われ大怪我をした侯爵令嬢シレーナ。彼女を治療し見守る「碧海の魔導師」フォード。海の底でゆっくりと、イルカたちと話しつつ魔法を学び、少しずつ回復していく様子が、ちょっと硬い絵柄に何故か合っている。海の中の描写も魔法の描写も細かく丁寧で、美しい。バッドエンドを回避するために家族のために駆けずり回っていたシレーナが、フォードが自分を閉じ込める理由に気付くのももうすぐかな。穏やかな愛情を向け合えそうな2人、次巻は進展するんだろうか。
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ネタバレ「嵐ヶ丘」でヒースクリフ役の真島君は、舞台の上でキャサリンを演じるマヤに恋をする。桜小路くんは、そんな真島君とマヤの舞台での絡みを見て嫉妬する。若者達の恋心の行先を見て、マヤはまだ本当の恋心は知らないと成長を見守る速水真澄。三人三様の描き方が凄い。そして、マヤに与えられた次の課題は、「石の微笑」で心を持たない人形エリザベスの役を演じること。動きを封じられ、心を無にして舞台上で繰り広げられる役者達の演技を見て、マヤは自分に足りなかったものを自覚する。月影先生の課題の与え方が絶妙…!
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ネタバレマヤの演じた栄進座での子守娘のたず、姫川亜弓が演じた王子と乞食の二役。観客が目を離せない演技をするこの2人が紅天女候補であり、この先ずっとライバルとなるとこの時点で分かる。次のマヤの挑戦は「嵐ヶ丘」のキャサリン役。オーディションの時にはキャサリンを掴めていない状態だったのに、マヤは自分の実生活で得た経験を基に想像を広げ自分のキャサリン像を作り上げる。それは愛情に飢えた激しい少女であり、観る人に舞台上のヒースクリフと本当の恋人関係にあるのではと思わせるほど。桜小路くんが誤解してる。すごい。
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ネタバレアニメ放送を追い越さないように読んでます。魔導具師として日々新しい魔導具の研究開発に勤しむダリヤ。ヴォルフとの魔剣開発、五本指靴下の試用にまつわる討伐部隊の大量発注、とこのあたりのエピソードは楽しい。空を舞う大蛙の絵面はちょっと微妙だが。元婚約者の話がまだ出てくるのかと思ったら、実家が詫びを入れてきた。トビアスとダリヤの婚約については、トビアスがダリヤの能力を嫉妬し尊敬できなかったのが原因。一方、高位貴族の末子でありながら対等の友人でいることを望み、ダリヤを支援するヴォルフ。もう両想いだろう、いい関係。
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ネタバレ「あいつと俺の「好き」の顛末」のスピンオフ。スピン元を知らなくても問題なし。職場では人当たりが良く人気がらうが学生の時のトラウマか、痛いセックスを好む阿万瀬と、偶然彼と知り合った大学生の千紘。最初の出会いで身体を重ねた後、部屋には押しかけるがセックスはせず距離を詰めていくのが穏やかで良い。阿万瀬の元カレが再登場して場をひっかきまわしてくれるが、あくまでも阿万瀬の気持ちに寄り添おうとする千紘に阿万瀬も年上ながらようやく気持ちを委ねようとする過程が丁寧で良い。煙草吸った後のキスが苦いと初めて知りました。
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ネタバレ50年以上前に刊行された絵本。津軽出身の作者が、故郷への思いを形にした創作絵本。岩木山に棲みついた火の玉太郎という鬼、町外れの八幡様で「おぼさりてぇー」と喚く化物。頼まれると何でも「へえ、よごす」と引き受けてしまう人の好いへえ六が、強くも無いのに化物や鬼に対峙し、それが他の協力を得ることに繋がっていく。火の玉太郎が吹き上げた何百何千もの火の玉が小さな火の玉小僧になって襲ってくるが、それを何百何千もの河童が瓢箪の水をかけて迎え撃つ場面が好きで何度も読んだものです。
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ネタバレ婚約破棄から始まる鉄板展開。第二王子ライリーの婚約者だったシエナは、新たな愛に目覚めたと言う彼の言葉に衝撃を受けるが、彼の言葉を受け止め、身を引く。…で、新たな恋に目覚めるわけではなく、ライリーが魅了の魔法にかかっていることに気付き、彼の気持ちはともかく魔法の支配下から解放してあげようと頑張るシエナ。大人しそうな外見なのに、芯は強い主人公という立ち位置。ライリー王子が正気か正気でないのか曖昧な感じで描かれているが、次巻で決着するはず、たぶん。
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ネタバレオメガバースもの。いいお話でした!バース性が不確定だった樹望はαの凛久とルームシェアを始め、Ωになってしまう。本能に抗ってヒート時の樹望を番には絶対しない!と抵抗する凛久の優しさと、ヒート関係なく決めたんだから番になる!という樹望の思い切りの良さがとても良い。初めてのヒート時に凛久の服で巣作りする樹望の様子とか、その間玄関ドアの前で他のαを威嚇する凛久の様子とか、もう両想いじゃないのこの2人!!っていうのがホントご馳走様でした!王道展開ですが、丁寧に2人の感情が描かれていて読後感とても良い、いい作品です。
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ネタバレ単話でずっと追っていた作品。とうとう単行本買いました。霊が視えるみかんは、片思いの相手・亜久津部長に憑いている霊が気になって仕方がない。誕生日の日に一人誕パをやっていたのを亜久津に拾われ、そこから彼の不眠を知ることに。思わせぶりな態度を見せるくせにみかんからのバレンタインのチョコを受け取らない亜久津、亡くなった奥さんに対する自責の念からなのだけど、さて、この先みかんと新たな人生を歩めるか。TLで高名な作家さんなのになかなか2人が致さない(でも時々エロい)と思っていたら女性漫画カテゴリだった。すみません。
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ネタバレ圧倒的なマヤの演劇への情熱に突き動かされるように読み進むこの作品。たったワンシーンの脇役であっても手を抜かず、その人物になりきろうとするマヤの姿に、目が離せないどころかいつしか応援したくなってしまう。アイドル映画の通行人役では、片足が使えない患者の気持ちになるために足を縛って片足生活をしていた。この情熱にいつも打ちのめされる。一方、姫川亜弓も、自分の殻を破ろう「王子と乞食」の二役に挑む。この作品、ライバルの亜弓さんが才能がありつつ、とても努力家でマヤをちゃんと評価している。だからこそ2人の対決が面白い。
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ネタバレ前世は国を護った魔女が転生、今はユーギニス国第一王女のソフィアは何故か「ハズレ姫」として蔑まれ、虐待さえ受けている。月に一度の王族の面会時に祖父の国王に自分の状況を訴え、ここから彼女の逆転劇が始まる。ソフィアが酷い環境にいた経緯がよく分からないので最初は???だったが、彼女を監視し護る影達との交流、そしてその流れでカイルとクリスが護衛騎士になった辺りで、状況を知るのは無理かなと思った。原作読むと分かるのかも。カイルとソフィアの交流はこの先恋情を伴ったものになるのかな?
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ネタバレ嫉妬ネタはもう終わったのかと思っていたが、また出てくるのか!今度は学園に転入してきた東国の侯爵家子息クリス。ざっくばらんな性格で、リリアーナの友人とも仲良くなるが、それを見たウィリアムが嫉妬してしまい、2人の時間をさっと切り上げることが増え、暗雲が…。その打開策として手作りのアクセサリーを作ろうと奮起したはいいが、サプライズにしたいためにリリアーナに本当のことを言えず、「実家に帰らせていただきます!」となったかわいそうなウィリアム。まあ次巻は仲直り巻と期待しております。
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ネタバレ題名通りの甘い展開、糖度かなり高め。隣国の王女マリアンヌへの嫉妬で仲違いをしてしまったウィリアムとリリアーナ。ウィリアムはマリアンヌや側近に相談する体たらくで、何故かマリアンヌが応援する側に。ちゃんと話せば仲直りできる溺愛の2人、しかも人前でも人目を憚らないウィリアムの態度にマリアンヌの方がドン引きとは。周囲がドン引くのがこの作品のウリだもんね。でも、ウィリアム以外食べ物にしか興味が無い疑惑のリリアーナが珍しく貧民街の子ども達を援助し自立させる話があり、たまにはこういうギャップもいいかも。
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ネタバレ魔力災害で飛ばされた魔大陸から協力してエリスの故郷フィットア領まで戻ってきた。ここまで送り届ける約束だったルイジェルドとの別れ、フィットア領の燦々たる状況、エリスは祖父も両親もなくし独りになってしまった現実、どれもこれも心が痛い。エリスには、第一王子派の重鎮ダリウス卿に差し出される提案まで。エリスが選んだのは強くなることだった。ルーデウスとの一夜を過ごして姿を消した彼女の気持ち、ルーデウスに伝わるといいんだけど。ここまで無料お試しで読めたけど、先を読むの辛いかもなあ。
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ネタバレやっぱり嵐の前の静けさだった。前半のシーローン王国の第七王子に囚われていたリーリャ、アイシャ救出劇が危なげなく終わってホッとしていたら、アスラ王国に向かう「赤竜の下顎」で出会ったオルステッドにいきなり身体に大穴を開けられ瀕死になってしまうとは…。アニメでも唐突感満載だったけどコミカライズでも同じ。この作品の世界観の全貌が掴めていないからなんだろうけど、読者がついていくのが大変だなあと毎回思う…。
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読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/20(4865日経過)
記録初日
2011/07/02(4914日経過)
読んだ本
4448冊(1日平均0.91冊)
読んだページ
880061ページ(1日平均179ページ)
感想・レビュー
3295件(投稿率74.1%)
本棚
15棚
性別
血液型
A型
職業
IT関係
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
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自己紹介

大学院・専門学校・高校の男子3人と小3女子の母。某通信企業に勤務。小説(ラノベ含む)、ビジネス書、漫画と乱読タイプだが、在宅勤務が3年を超えて通勤時の読書時間がなくなり、漫画が多い昨今。いつも睡眠不足。

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