読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

志村琴音
読んだ本
21
読んだページ
4373ページ
感想・レビュー
17
ナイス
162ナイス

2024年10月に読んだ本
21

2024年10月のお気に入り登録
3

  • アマニョッキ
  • melon.。.:*♡
  • オホーツクのトビウオ

2024年10月のお気に入られ登録
3

  • たいたいぶん
  • melon.。.:*♡
  • 杜のカラス

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

志村琴音
ネタバレザハ・ハディドが設計した国立競技場、犯罪者の境遇、聳え立つ巨大な塔、そして生成AI──。 その全てに共通していることは「言葉を奪う」ことなのではないかと思った。 犯罪者からは悪辣な言葉が奪われ、主人公からは表舞台に出て自由に発言する機会が奪われ、生成AIは言葉そのものを奪っていく。 終盤に生成AIの書いた文章が続いていくのは凄かったし、実際に生成AIの手を借りて執筆をしたのは大正解だった気がする。 帯の「生成AI時代の予言の書!」の言葉は、わりかし間違いではなく、今後現れるかどうか分からない傑作だった!
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

志村琴音

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:41冊 読んだページ数:9500ページ ナイス数:314ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1353477/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
17

志村琴音
「wowakaさんの歌い方は、まるで心の底から怒っているようだ」というコメントを何処かで見たことがある。 その意味が分かる気がした。彼は詩の中に内に秘めた怒りや鬱屈を込めて、静かに叫ぶように歌っていた。 そういう詩だから、例え知らない曲だったとしても、詩を見ただけで何故か曲が頭の中に流れてくるような感覚を覚えた。 心の底から紡いだものだからこそ、亡くなってから数年経った今でも聞き継がれて、こうやって詩集が出たりするのかもしれない。 一読する価値が大いにある一作だった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレザハ・ハディドが設計した国立競技場、犯罪者の境遇、聳え立つ巨大な塔、そして生成AI──。 その全てに共通していることは「言葉を奪う」ことなのではないかと思った。 犯罪者からは悪辣な言葉が奪われ、主人公からは表舞台に出て自由に発言する機会が奪われ、生成AIは言葉そのものを奪っていく。 終盤に生成AIの書いた文章が続いていくのは凄かったし、実際に生成AIの手を借りて執筆をしたのは大正解だった気がする。 帯の「生成AI時代の予言の書!」の言葉は、わりかし間違いではなく、今後現れるかどうか分からない傑作だった!
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレここに登場する列というのは、ある種の自己セラピーを行うための場所で、そのために並ぶ人は自身に関係のある人間をベースにしているのではないかと思った。 最初はただ列に並んでいるだけだったのが、二部では突如として猿の研究の様子が登場し、そして三部で全てが結びついていく。 難解な作品だったけれども、読後の爽快感は素晴らしいものだった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
よく考えてみるとあまりよく分からない食事のマナーを、可愛いイラストで教えてくれるのは凄く良かった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレ()の中では穏やかな表現が目立つのに対し、その他のところではかなり過激な表現も含まれている。 それが、思っていることを素直に言えなくて尖っているようになってしまう10代の姿と重なって、返って凄く良かった。 作者が10代で書き上げたというのも納得出来るし、だからこそこの作品を生み出せたのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレ生まれてから死ぬまでの間を5つの章に分けて、その時々で必要であろう詩を紹介しながら、茨木先生が自らの価値観などを語っていく今作。 紹介されている詩を読んでいる際、何だかノスタルジックになり、胸が熱くなった。 一切廃れることの無いであろう作品ばかりで、有意義な時間を楽しむことが出来たように感じた。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレ文体の影響もあるかもしれないけれど、まるで児童文学を読んでいるような気がした。 自分の好きなことにのめり込んでいくだけだったジュゼッペが、ペチカと出会うことによって、自分のためではなく他人のために何かにのめり込んでいくように変化をしていく様は、読んでいて凄く面白かった。 たった150ページ程しかないのに、凄く読み応えのある作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレ序盤のビデオカメラのシーン、最初は「どうせ後で回収されるんだろうな」程度に思っていたら、想像を遙かに超えるやり方をしてきて驚いた。 スタートダッシュで読者を困惑させ、そこからいきなり兄が殺害されるという衝撃的な展開を提示。更に母が消えたり自分の戸籍が何故か無かったりと、絶対に読者を飽きさせないようにして、最後の100ページで怒涛の展開を見せる。この手のやり方をする推理小説の中でも、トップクラスのものだった。 江戸川乱歩賞の審査員達が「受賞作に新たな地平を切り拓いた」と言ったのも納得の一作だった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレ西村先生ご本人の体験に基づいたものであるだけあって、物語の全てにリアリティが満ちていた。 『苦役列車』では絶望の淵にいた若年期が、『落ちぶれて袖に涙のふりかかる』では芥川賞受賞の寸前が描かれていて、数十年経った主人公のある種の成長や、まだ底辺(この言い方で合っているのか分からないが)にいる絶望が、あまりにも美しい言葉で紡がれていくのは、本当に素晴らしかった。 亡くなったのが本当に残念。もっとこの方の美しい作品を読みたかった……。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
こんなに緻密な絵を人間が描けるのかと驚いたが、作者の方が元自衛官だと知って妙に納得出来た。だから戦闘機や制服の描写が上手いのか……! 名前が全て日本語から来ているというのも、従来の所謂「モンスター」とは違う良さがあった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
表紙のモデルを務められた来夢さんに惹かれて読み始めた。 色々な要素が複雑に絡み合って、それを徐々にほぐしていくかのような話の運び方は面白かった。 メイも最初は(悪い言い方で申し訳ないが)ご都合主義の塊のように感じてしまったのだが、読んでいくうちに徐々に愛着を持つことが出来た。 青春とミステリーとオカルトの三つを並立出来たのは凄いことだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレそれぞれ全く違うテイストの作品で面白かった。 表題作の『時をかける少女』は甘酸っぱい青春ものの要素もあり、『悪夢の真相』はミステリー要素もあり、そして『果てしなき多元宇宙』は救いようの無い奇妙な話で良かった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
あまりに凄い作品だったので、沢山感想を書きたいんだけれど、その中から印象に残ったものを。 当作で根底にあるのは、ある種のフェミニズムだと思った。ただ、それは今流行っている被害者意識のような陳腐なものではなく、元来の気高いものであったため、男性である自分もある程度乗っかることが出来た。 また、表紙の鹿の絵やタイトルを終盤に回収していく流れは圧巻! 正直、何度も読みたいとは思わない作品だったが、間違いなく心の奥底に刻まれた作品となった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
元々YouTubeのチャンネルが好きだったので、読みました。 今日に至るまでの苦悩や葛藤、貴重な裏話まで知ることが出来て最高でした。 50万人や100万人に到達した際に、2冊目(岡崎さんの著作も含めたら3冊目)を出して欲しいな。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレ前半の50冊を紹介するコーナーでは、宮崎監督が影響を受けた本だけではなく「読んでいません」と正直に告白しているものもあって面白かったwww ただ後半は監督が作品に込めている想いに触れることが出来て、非常に読み応えがあった。 ジブリ好きな人だけじゃなくて、そこまでジブリに興味が無かったとしても何となく気になる人にも刺さるような作品だったと思う。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
ネタバレこれは凄い! キャラクター達の台詞回しは面白かったし、何よりも、自分の精神世界を他者の作品を引用することによって表すのは驚いた。 これを機に他の村上春樹作品も読んでみたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
志村琴音
老師ぼ考えというのは、欲を持たなかったり取捨選択をしたりと、引き算の美学に基づいているように感じた。 今は何でも足していって量を増やすことが正解みたいになっているけれど、そこにメスを刺すようなものが数千年近くも前にあったことに驚いた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/07/26(851日経過)
記録初日
2023/01/02(691日経過)
読んだ本
418冊(1日平均0.60冊)
読んだページ
93686ページ(1日平均135ページ)
感想・レビュー
173件(投稿率41.4%)
本棚
11棚
年齢
18歳
職業
小/中/高校生
外部サイト
URL/ブログ
https://lit.link/KotoShimura2006
自己紹介

「ハーメルン」や「pixiv」にて二次創作小説を投稿しています。
お気軽にお声がけください。

アイコンは以下のURLで作成いたしました。
https://picrew.me/image_maker/35494

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう