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2025年2月の読書メーターまとめ

nizi
読んだ本
48
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感想・レビュー
38
ナイス
246ナイス

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2025年2月に読んだ本
48

2025年2月のお気に入られ登録
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  • K
  • naniwoyomu

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

nizi
面白かった。星新一っぽいものもあれば、阿刀田高っぽいものもあり、筒井康隆っぽいものもある。あくまですべて「ぽい」のが、逆に浅倉秋成らしさと言える。お気に入りは「行列の出来るクロワッサン」。マシスンっぽいオチがいい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
38

nizi
メーカーによる塗料改良の説明が面白かった。揮発を考慮に入れて濃度を決めるとか、子供の安全性を考慮するとか色々。他はいつも通りだが、岡部いさくと冬目景はよくネタが続くな。
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nizi
元がわりと古い本なので、妙な繰り返しがあったりと引っかかるが、いつもの講談調なので、気持ちよく読める。著者の「貴賤百態大公戯」に通じる本。
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nizi
他愛も無いことからどっぷりと深みにはまる恋。というのは語り手視点の話で、他者から見ればどうということのない浅瀬にすぎない。それがはつ恋というものだろう。父親云々については主人公に同情したが、一過性の風邪だと思うしかないというのもやはり他者視点なのだろう。この薄さでそんなことをつらつと考えられる素晴らしい小説。
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nizi
前作が、ロシアの属国と化した日本国内での複雑な官僚事情を描き出していたのに比べ、今作はやや拍子抜け。ついに始まったロシア革命が日本にリンクするのかと思ったがそうでもなく、メインの事件も関係なかった。これは次作に期待か。
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nizi
初版発行1949年。著者が戦前パブリックスクールに入学していたときの想い出が綴られている。凡百の滞在記と違うところは、パブリックスクールの精神性に深く切り込んでいるところで、そこがタイトルの「自由と規律」に現われている。もちろんイギリス生活史としても興味深い(関東大震災の義援金が集まったところとか)。そして序文が小泉信三。
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nizi
オールカラーの文庫本。19世紀の本から代表的な服装をピックアップしている。2010年発行なのだが、びっくりの税別291円! 今なら1000円近くするだろうし、当時だってもっと高くておかしくない。マール社は儲けに興味が無かったのか……?
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nizi
最近宮崎市定をよく読んでいるのでつい買ってしまった。春申君までしか訳出されていないが、完訳されたらどのような面白さになったのかと思うと、つくづく惜しい。
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自尊心と自意識をこじらせたがなにかを産むわけでも無く、くすぶり続けてそのまま終わり。教訓なんてものはない。読んでるこっちも変になりそう。これが東洋なら虎になっている。
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間延びした展開がなく、一つを解決したらスパッと次に行き、しかも話がちゃんと繋がっているので面白かった。どんでん返しに次ぐどんでん返しはやり過ぎな気もするが、そのたびに状況が変わっているので不必要さは感じない。ただ登場人物の会話が、昔のライトノベルを読んでいるようで本当にキツかった。今どきなろう系の小説だってもっと自然に書く。
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nizi
状況説明がやけに細かく、主人公たちは必要以上に住居と生まれ故郷を行ったり来たりして(これは雑誌連載のせいだろう)、単純な流れのわりにはバタバタした印象を受けた。読んでいるうちに真犯人も想像がつく。「シャドウ」や「貘の檻」くらい簡素にしてもよかったのでは。面白い本なのは確か。
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nizi
著者が採録した民間伝承の一部を本にしたもの。面白かったのが山口県の話で、司馬遼太郎が著作で気風を「狂」とある種の高潔さを持って描いたものを、「へそまがり」と称している。奇兵隊士が当地の農民に「いま何刻だね」と訊ねたら「昨日の今ごろ」と答えたらしい。読んでて笑ったが、言われた側は激怒したそうだ。そりゃあね。
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nizi
ビアス「悪魔の辞典」とは似て異なるもの。ビアスのように皮肉に満ちてるわけではなく、諦観色が強い。フランス文学に詳しくないが、あっちの作家はみんなこうなのだろうか。
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nizi
全集や紀要に載っていた小文をまとめたもの。中でも「藍鼎元」が異色。県知事に任命された役人の話なのだが、現地での波瀾万丈を予感させるオープニングで、吉川英治を読んでいるような躍動感があった。この本をまとめたのが「馮道」の礪波護で、そこも豪華。
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nizi
ようやく読んだ。十年前に単行本を購入したときに、「辻村深月だから上手なんだろうな。でもきっと嫌な気分になるな」と思ったまま積んでいた予感が的中。人格破綻者が社会に迷惑をかけて、でも最後はなんかいい話になる内容。作者が上手いだけに、どうしても人格破綻者たちにイラついて感情移入できなかった。
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nizi
早くも届いた。特集はソ連軍が北海道に侵攻する架空戦。付録ゲームはかつて翔企画のSSシリーズで出ていた「北海道侵攻」。昔一度だけ、友人たちと翔企画まで見学しに行ったことを思い出した。懐かしいね。
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nizi
グレゴリウス山田が同人誌「十三世紀のハローワーク」を書く動機となった本。豊富な図版と、簡素で要点を押さえた文章が癖になる。とっくに絶版だが、こういう本こそ電子として再版してもらいたい。
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nizi
軍事史上多大な影響のあった戦いの当事者、及び著作を残した人物の一覧。該当人物の生涯はさらりと流され、なにを成し遂げ、どのような思想背景があるかを解説する。なので、これ誰みたいなマニアックな人物も載っている。それにしても当時の軍人というのは頭の中身を知らせておきたいと思っているようで、たいてい著作が残っている。対照的に戦争指導者だったはずのリンカーンは、ただの一冊も本を書かなかったそうだ。
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nizi
面白かった。星新一っぽいものもあれば、阿刀田高っぽいものもあり、筒井康隆っぽいものもある。あくまですべて「ぽい」のが、逆に浅倉秋成らしさと言える。お気に入りは「行列の出来るクロワッサン」。マシスンっぽいオチがいい。
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短編集。判事が探偵役なのを除けば、とりたてて目新しいところはなかった。
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2巻が家のどこかにいってしまった。おかげでガレオンがいきなり力を付けたように見える。知らない奴もいる。まあでも普通に読んでしまった。
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最近の海外冒険小説ど真ん中の本。ガンアクションと格闘てんこ盛り。ひたすら悪罵を並べながら戦い続ける。主人公の生い立ちも書かれているが正直オマケ。あと文体がウィンズロウに似てる。
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nizi
2007年くらいに新装版が出て表紙も一新されている。しかし我が家にあるのは昭和63年に発行された初版だった。巻末にある当時のアメリカファンタジー小説事情が結構面白いのだが、新装版ではどうなっているのだろうか。
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nizi
Amazonのレビューでは酷評されているが、そこまでひどいとは思わない。が、確かにタイムリープの面白さをそれほど生かしておらず、話が進むにつれてどんどんただのアクション小説に成り下がっているため、不満が出るのも分かる。妻殺害の犯人があっさり分かるのが良くないんじゃないかな。
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nizi
「わるいやつら」「黒革の手帳」と同じく、小悪党が金を稼ごうとして手痛いしっぺ返しを受ける話。相変らず人物描写が巧みなので、同情する点の無い主人公なのに愛着が湧いてしまう。そして「侮っていた女性こそがもっとも狡猾な悪党でした」という結末もいつも通り。
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nizi
いまだ色褪せない本。殷(商)より前の時代から清朝までの城郭を例に挙げ、細かい寸法とシステムを解説する。城郭の「城」と「郭」は元々別だったとこの本で初めて知った。あと旧軍が中国100か所以上の城郭を調査し部内配布しており、それが米軍に接収されたあと巡り巡って中国で出版されたというのも興味深い。歴史と軍事好きには必携だ。
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nizi
個人が己の利得のために暴れていた海賊と、国家によってある許され国威拡大のために使われていた海賊たちが、並列的に描かれる。初期は海賊のヒロイズムが活躍する余地があるものの、やがて統制された軍隊に押しつぶされていく。建国初期のアメリカが海賊に金を払って見逃してもらったというのが面白かった。
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nizi
900ページを越える文量、そのすべてについたイラストに圧倒される。そして冒頭数頁のカラー甍とが美麗。ときどきさらりと、戦争中の南方で~みたいなことが書かれており、著者の過酷な経験が垣間見える。
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最初がヴァルキリーでメジャーな機体来たなと思ったら、どんどんマニアックになっていく。解説は真摯であり、「世界の駄っ作機」とはある意味対になる内容。
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ジェトロの機関誌に掲載されたレポートを纏めたもの。やや旧聞に属するもののため、近年の中国港湾整備とコロナ禍の影響が入っていない。専門家でない限り、ときどきパラパラめくって知識を得る本。
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ネタバレ解説では類書として「細雪」があげられているが、むしろ「赤朽葉の伝説」ではなかろうか。ただ惹句などからは「主人公が才覚のみで邪魔者を排除し、豪商を乗っ取っていく」のを想像するし、最初のうちは確かにそんなシーンもあるのだが、徐々に薄れていって時代に流されるまま年を重ね、最後は関東大震災で邪魔者たちが物理的に消えるという妙なオチだった。このミス三位はできすぎだ。
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直木三十五がたくさん書いた仇討ち物を収録。筆致がかなり講談調で楽しい。いくつかは青空文庫にも収められている。というかこれが底本である。
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筆者が記した空戦録をまとめたもの。米軍側の記録にもあたっており、「こう言われているがアメリカ側だとこう」みたいな一文も添えられている。それにしても、出撃は勇ましいのに故障で引き返す機体が多い。どこの国も似たようなものではあるのだが。
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日頃から小泉氏や安全保障関係のニュースを追っている人にとって目新しい内容ではないが、逆にはじめて触れる人にはショッキングかもしれない。それほど日本周辺は不穏さを増している。
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ルネサンスを専門とする著者のエッセイ集。なんか音楽のネタがちらほら出てくると思っていたらそのはずで、バッハの全集などに寄稿した文の、再録だった。
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nizi
いまのトルコ、シリア、イラクあたりの古代史を追いかけてきたら、この作者の新書をたくさん読むことになった。内容は既存書との重複があるものの、図版、写真が多いので理解が早かった。
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nizi
作者がメインステージとする、人の行動と行く末を情感たっぷりに描く。個人的な意見として、作者は「シャーロックホームズの追悼」みたいなミステリゲームが得意と思っているので、そっちをもっと作って欲しい。
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nizi
教科書というよりは論文に近く、読みこなすには体力がいる。最低限の知識と論文に慣れていることが前提としてあるので、自分のような初心者には向かなかった。そしてkindle版がプリントレプリカ形式(写真集みたいに画像としてのみ提供される版)なので、検索が大事な論集には意味がない。買うなら紙版を推奨。
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nizi
マヌエル一世コムメノスを軸にビザンツ帝国コムメノス朝の歩みを情緒的に語っていく。古代ローマ帝国を目指した男の栄光と挫折が眩しい。講談社選書メチエのため学術的な筆致だが、著者の抑えきれない憧憬が文体からにじみ出る。漫画でお馴染みアンナ・コムネナはマヌエル一世の叔母に当たる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/07/27(613日経過)
記録初日
2022/12/20(832日経過)
読んだ本
1333冊(1日平均1.60冊)
読んだページ
478702ページ(1日平均575ページ)
感想・レビュー
519件(投稿率38.9%)
本棚
21棚
自己紹介

一日一冊を頑張りたい。Amazonにもレビュー投稿しているので、ときどき内容が重複します。

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