月への吠えかた教えます (モノクローム・ロマンス文庫) >> 英語原書版では1巻から6巻まですべてKindle Unlimitedに入っていたので、すでにダウンロード済み。でも今日日本語翻訳版が2巻までKLで出ていることを知ったので、とりあえずこちらから読み始めることに。たぶん3巻目からは英語版に戻る予定。 人間の姿と犬の姿をともに持つシェイプシフターたちのいる田舎町マッドクリークの物語。
NickとKellyは本編Cut&RunシリーズのTyとZaneとは違い、エレベーターの中やカメラでアレの撮影などエチな冒険が大好き。刑事のNickは駐車場の車中でアレの真っ最中バッジを見せてガードマンを追い払うなど職権乱用…。堂々と公にイチャイチャするNickも可愛い。Kellyのユーモアもあってシリアスとコメディが半々ぐらい。本編より笑いも多く、楽しい。
Armed&DangerousとWarrior's CrossのJulian Crossが現れてドキドキしたけれど、あまり彼独特の暗い存在感がなくちょっと残念。Nickにシェービングクリームを振りまかれて借り物Tシャツ姿になってしまい、Kellyに「そのカッコじゃいつものミステリアス感がないねえ」と言われてムッとする場面も。
Warrior's Crossは今まで中古のペーパーバックス(超高価の3万円)だったが、なぜか今日見たらアマゾンのKindleでいきなり2月5日に新発売。わー。今は図書館から借りているだけなので、絶対買う!このJulian Crossの冷徹な凄腕殺し屋と愛猫ベッタリとCameronへの優しさという全く違う顔がどうしても気になるし惚れそう。
Cut&Runシリーズはあと1巻を残すのみ。時系列的にはこの8巻目のあとにCross & Crownが来るが(そこにはJulian Cross)がまたまた登場するので、とりあえず図書館で借りたWarrior's Crossを読もうと思う。アッチコッチ飛んでしまうが、時系列に沿って読むと本シリーズだけでは繋がらない部分がわかりやすい。
→つまりこれは本編Cut&Runシリーズの7巻目と8巻目の間に来る短編。やっと話が繋がった。会話が最高。何しろKellyはユーモアがあっておしゃべりなので、アレの最中でもあれこれと話し続けていて笑ってしまった。しかしほとんど20年もずっと一緒に戦い、生活をともにした海兵隊の親友のような仲間といきなりこういう関係になるのか…。気持ちの変化の過程がおもしろい。
寝る間も惜しんで1日で読了。 しかしTyが子どもと動物に好かれるのは海兵隊とFBIでの硬派の活躍とは正反対で楽しい。今回の動物が虎だというのにはちょいとショックだが。 あと3巻。読み終えるのがツライくらい、このZaneとTyの世界に惹かれている。
少々気になったのは会話が長くて多すぎること。しかも「XXは言った」「説明した」「つぶやいた」「ぴしゃりと言った」「叫んだ」などの動詞が間にイチイチ入っている。まるでト書きの多いドラマの台本を読んでいるようだった。これがこのシリーズというより第1巻の印象。主人公たちも魅力的で引き込まれるので、もう少し洗練された文章の流れを期待している。
興味のある本を手当たりしだい手にする本の虫。
最近まで英国貴族ロマンスにぞっこんだったのが、段々とM/Mロマンスへ。翻訳されていないものが多いので、原書で読んでいます。恋愛関係にからめた本格ミステリーに心酔中。飽きたらまた日本の時代小説か、ホラー小説か、歴史ものか、他のロマンスに行くかもしれませんが。
ほとんど英語原書を読んでいますが、ここでは日本語翻訳があるならそちらをリンクしています。Kindle Unlimitedに登録したらかなり海外M/M小説が無料で読めるので大満足。でも海外住まいで紙の本も豊富に買えるし(もちろん紙のほうがはるかに好きなので)、英語原作のほうが著者の雰囲気に直接ふれられて満足しています。
番号がふってあるシリーズものは他の本に目移りしながらも順番に読んで感想を書いています。
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