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2024年10月の読書メーターまとめ

K.S
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感想・レビュー
31
ナイス
287ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

K.S
ネタバレ憧れの作家④。完結編。もう「愛する人」が誰かわかっていても「よかったね」と素直に喜べる結末。シルビアとアレックスの出現はなくてもよかったのではと思ったけど。あまりにも唐突で、リアムも含めた登場人物たちの人生がさらりと描かれているだけなので、この部分はもう少し読みたかった。もしかしたら、この「愛する人」を最初に持ってきておいて、あとから色々な事件を解決するふうにしたらどうなっていたのかなと想像を掻き立てるストーリーだった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

K.S

ジョシュ・ラニヨン作品の翻訳者冬斗亜紀さんは自分でもM/Mロマンス愛好者。今までに英語原書でずいぶん読んでいるらしく、なんとブログまであった。日本では翻訳されていないものも多いのでこれは助かる。さっそくブックマークした。Slash×Slash M/M小説 (原書)レビューブログ http://slashreading.blog23.fc2.com/

K.S
2024/10/28 21:32

ジョシュ・ラニヨンの最新のシリーズSecrets and Scrabbleはすでに8巻まで出ていて評判です。脚本家と田舎町警察署長がなんとなく妖しい関係になりそうですが、1巻目ではまだまだみたいです。これも翻訳が出るといいですね!日本語版はまだ他にも色々あるので興味のあるM/M小説を無料のKindle Unlimitedで読んでから原書に移りたいと思っています。

myao
2024/10/28 21:49

そうなんですね!新シリーズ、是非読みたいです。気長に待ちます。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
31

K.S
FBI美術犯罪班?…シェイン・ドノヴァンはやっぱり「殺しのアート」主人公ジェイソンの同僚だった。彼もゲイだったんだね。こんなふうに交差する人生は著者のちょっとした楽しみなのかもしれない。短編自体は2年前の恋を忘れられないシェインのもとにまた現れたノートン(ライナス)との意地っ張りな交流とそこはかとなく見え隠れする恋心の残り香が楽しい。短編よりもう少し膨らませた長編が読みたいと思ったふたりの関係。隣の家のおじさんの親しかった人たちが皆死んで独りになった寂しさに心が揺れる。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ほのぼのクリスマス・ストーリー。犬たちが結んだ40代おじさんのロマンス。愛犬の視点から書かれた部分もあって楽しい。ショーンは孤独な大学教授。車にぶつかった野良犬を助けて飼うことに。ショーンに出会う前の飼い犬だったころ、野良犬になってしまった生活に悲しくなるが、ショーンと生活をともにするうちに静かな幸福を見出す。ショーンがオースティンに出会うのはふたりの飼い犬のせいだが、その後おだやかに恋愛をはぐくむ。事件も何もないささやかな生活の中の恋愛を切り取った短編。ほんのり優しくてクリスマスにもう一度読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレアドリアン・イングリッシュ⑥+2x短中編。⑥と書くと語弊があるが、つまり「いつものように結末をさらりと書く著者が、えっその後は?と気になる読者へのサービスのような2話。「めでたしめでたし」となり、ひねくれ者のわたしでさえほんわかと涙しちゃったお話。 他2話は著者が短・中編でさえスタイルを変えて読者を楽しませることがわかって納得。上手い。とくに「欠けた景色」はちょっとしたサスペンスにゲイとしての葛藤と苦しみをかけ合わせた秀作。いや、ゲイというより人間と人間の愛とその苦悩が垣間見れる。これからもはまりそうだ。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレアドリアン・イングリッシュ⑤。書店拡張工事中の床下から50年前の白骨化した遺体の発見。今は探偵業のジェイクとともにアドリアンはその謎の解明に。ジェイクの愛を信じきれないアドリアンと自分の裏切りを許せないジェイクはすれ違いながらも離れられない。50年前決して許されなかった同性愛者の苦悩とそれを50年も隠し続けた人、ジェイク、そして世界中のゲイの葛藤に思いをはせる最後に思わず涙が出る。仏哲学者の「何故彼を愛したのかと問われたとしても、彼が彼であり私が私であったからと答える以外に言葉はない」が心に染み入る。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレアドリアン・イングリッシュ④。別れから2年後。ガイと付き合いながらもジェイクが忘れられないアドリアン。またも殺人事件で容疑者にされ捜査をするジェイクと再会するが、ジェイクとその結婚をはさんで5年も関係を続けていた俳優ポールから警察とは別に探偵業を頼まれる。ミステリーとしては毒殺のやりかたがあいまいでいつものハラハラも少なく結末も弱い。が、ジェイクが最後に警察を退職、離婚、カミングアウトと怒涛の決断をしてアドリアンの涙を誘う。しかしくっついたり離れたりこの二人の恋愛は一筋縄では行かないのですぐ次巻読書へ。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレアドリアン・イングリッシュ③。殺人事件にどうしても巻き込まれてしまうアドリアンと刑事として事件を追うジェイク。前巻ではいい関係だったのに突如としてジェイクの結婚で別れが告げられる。ジェイクの性の葛藤と苦しみも理解はできるが、それにしても残酷。ただしアドリアンには新しい恋人ができそうで次巻に期待。でも家族も増え、素人探偵としても忙しいせいかなぜかいつも疲れているアドリアンが心配だ。黒魔術などのオカルトに取り憑かれる人々が不気味だが興味深いし、何より著者の造詣に舌を巻く。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレアドリアン・イングリッシュ②。前作で気をもませた本屋兼ミステリ作家アドリアンとジェイク刑事。LAから離れたこともあり追いかけてきたジェイクとついに優しい(そして激しい)肉体関係に。でもジェイクのゲイへの嫌悪とストレートへの確執で未来への疑問が残る。周りのゲイに対する偏見が酷い。ミステリーのほうは黄金をめぐる殺人が綿密な背景描写とともに読者を引き込む…が少々動機が弱いと思わせる結末。今まで地道に学問を追求してきた考古学者がいきなり大昔の黄金(それもあるかどうか疑問)に目がくらんで次々に殺人を犯すかなあ…。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
アドリアン・イングリッシュ①。ジョシュ・ラニヨンの本はKindle Unlimitedだと和訳がほとんど全て無料。こちらのシリーズは日本語で読むことに。1999年の話なのでWiFiや携帯、同性愛の日常性がある後期のものと違い、やはり時代の流れを感じる。ただし詳細な状況・背景描写と読者を引き込むミステリーの経過は20年以上前から健在。惜しむらくは犯人が半分ほど読めばわかってしまうことだが、それでもアドリアンとリオーダンのこれからが気になる雰囲気だ。硬派のゲイミステリーは日本のBLとは一線を画していて面白い。
K.S
2024/10/25 12:48

イラストに関してはこちらより「殺しのアート」シリーズを担当している 門野葉一の人物の美しさに惹かれる。

が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ殺しのアート⑤。丸坊主!になって「変装」したFBI特別捜査官ジェイソンが臨時の大学講師に。変死した大学教授の真相をつかむためだ。ミステリーとしては犯人の殺人動機が弱いが、いつものようにその過程のハラハラはとても興味深い。ただしカイザーという人物の不気味さには全く輪郭がつかめず。ジェイソンを取り巻く状況でカイザーがいたとわかるだけでなぜそこにいるのか、と。恋人のサムとは相変わらずの遠距離恋愛だが、最後のほうでサムの優しい譲歩に心が揺れる。殺伐たる事件の影でこのロマンスの輝きにだけはほっとする。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
殺しのアート④。第二次大戦中にナチスにより失われた絵画たちの運命。そこにFBI特別捜査官ジェイソンの亡き祖父がからみ殺人事件にまで発展。ジェイソンの嘘のためにサムが追い詰められて破局へと向かう懸念。いやはやこのふたりはついたり離れたりと忙しい。ゲイミステリーというジャンルだが、主人公がゲイであるだけで、ロマンスとミステリーがほどよく盛り込まれ、しかも著者の絵画への造詣が深く目が離せない。サムとロマンスのあったハンサムな捜査官へのジェイソンの嫉妬も微笑ましいし、パートナーJ.Jの関係も密接になってきた。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ殺しのアート③。FBI特別捜査官サムとジェイソンの恋愛がいい雰囲気で落ち着いたと思ったら、ジェイソンが襲われて大怪我。休暇をとってサムの実家へ。自分の仕事のせいでジェイソンが襲われているのではないかと思うサムが、ジェイソンを壊れ物のように自分の疑惑から隠し、それに気づいたジェイソンが対等の立場で愛し合いたいのにと反発する。どちらの気持ちもわかるだけにすれ違ってしまう姿に涙。ミステリー自体は前作のようにハラハラドキドキの過程が面白く、それだけに最後はまた変質者で片付けられて少々ため息が出る。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ殺しのアート②。FBI捜査官の恋愛事情はサム・ケネディが硬派なだけにいやはや難しい。てっきりいい間柄と思い始めたジェイソンに友だち関係を主張するサム。ミステリーのほうは過去と現在の殺しがからまりあい、その捜査過程はまずまずのハラハラだが、結末が駆け足すぎて辻褄がいきなり合ってしまい肩透かし。しかし硬派で感情を見せないサムがジェイソンへの愛がとめられなくなっているのが明らかで、ジェイソンの誕生日パーティーにまで姿を現すところが微笑ましい。LA支局にバレるのは時間の問題。著者の絵画に対する造詣の深さにも驚く。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
殺しのアート①。これはゲイミステリーというジャンルなのか。有能で傲慢なFBI行動分析官のサム・ケネディとFBI美術捜査班の捜査官ジェイソン。このふたりが因縁の地で殺人事件に挑むのだが、ことごとく若造扱いされるジェイソンがサムに反抗しながらも危ない活躍をする様が面白い。ストーリーはミステリーが中心となるバディもので、男性同士の際どいシーンもあるけれど、全体としては犯人をつきとめる過程がハラハラドキドキで一気に読んでしまった。シリーズのようなので、ぜひ次巻も楽しみたい。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
往年のロックスター両親を持つルークはそのせいでいつもパパラッチに追いかけられ、法廷弁護士の真面目なオリバーと偽装恋愛を画策。どちらも生きづらい人生だが、ルークは人生に全く自信を持てず、オリバーは周囲の期待に答えられないことに悩み、そのせいですれ違いがあり自分たちの本当の気持ちを相手にうまく伝えられない。イギリス特有の乾いたジョーク満載で、英語で読むと「これはいつか使ってみたい」という語彙があり楽しい。日本語のBLとは違った味わいで、人と人との繋がりの大切さと難しさが描かれていて考えさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ「ロイヤル・シークレット」の後編。こちらのほうが前編よりはるかに面白い。英国皇太子とニュース記者の恋愛は前編では半分ほどがセックスに費やされていて読み飛ばした部分も多いし、ベンの冷たさと横暴さが鼻についた。が、後編ではベンの本来の優しさとジェイムスの強い意志が描かれるようになり、彼らの恋愛を通した心の成長が嬉しい。2つばかり不満。表紙だけでどういう結末になるのかわかってしまったこと。そしてその結末に向かって最後の数ヶ月が駆け足で進められたこと。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレNetflix「ヤングロイヤルズ」とAmazonPrime「「赤と白とロイヤルブルー」を観て、ずいぶんと赤裸々に王族のゲイ生活とその苦悩を描くなと感心。続いて「赤と白とロイヤルブルー」原作を読んだら下のほうにこのロイヤルシークレットの紹介があったので購入。もっと大人の恋愛だなというのが最初の感想。そして読み進むうちにあまりのセックス描写の多さにもビックリ。英国王族を(実際にいるのに)こんなふうに使ってゲイロマンスを描いてもいいのかと心配になるくらい。でも会話は知的で洗練されている(ベッドでの会話を除く)。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレハートストッパー③。パリへの修学旅行がメイン。チャーリーの摂食障害が発覚(彼は否定するけど)、ニックの優しさと寛容さが返ってニック自身を苦しめることになりそう。旅行中はやはり皆開放された雰囲気で、イチャイチャちゅっちゅも多く、若い恋愛はやはり純情で一途でかわいい。引率の先生ふたりが近づく話はどちらかというとドラマのほうが彼らを魅力的に描いていてほほえましい。今まではチャーリーとニックのおたがいの気持ちがわからずに悶々とする恋愛の日々だったが、今巻でチャーリーの摂食障害がわかり、これからの経過が心配。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
映画を鑑賞してから英語原作を購入。大統領の息子と英国王子のゲイロマンスとくれば陳腐なBLかと思ってしまったが、映画もさることながら原作の軽快な文章と洗練された映画、文学、音楽などの引用、そして主人公たちの魅力を堪能した。感想の数々を読んでどうも翻訳に問題がありそうで、実は和訳も購入してみたら…なるほど酷い。誤訳で主語が意味不明な場面も多く、何しろ原作の軽妙な文章が日本語ではただの直訳、固く無味乾燥な雰囲気になっていてびっくりした。できればGoogle Translateを使っても英語で読んでほしい。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ハートストッパー②。前巻ではチャーリーの恋心の戸惑いと恐れが中心となっていたけれど今巻ではニックの自己発見の旅をベースに、ふたりは精神的に成長し10代としての恋愛関係を深めていく。著者の表現力豊かなイラストは、キャラクターを鮮明なディテールで生き生きと表現していて好感が持てる。日本の漫画とは少々スタイルが違うが、ここではそのイラストと吹き出しの手書き文字(英語の場合)がマッチしていて、彼らの感情と状況のニュアンスが心に響く。Netflixのドラマも楽しいけれど、原作の繊細なストーリーの勝利だ。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ハートストッパー①。Netflixシリーズの話を友だちとしていたら「漫画のほうもいいよ」と。10代の少年たちのゲイ生活と切なく傷つきやすい心をリアルに描いていて好感が持てる。全巻大人買いしたのでこれから順番に読むつもり。ただし最終巻の6巻目はまだ出ていない。ページの斬新なレイアウトも日本の漫画と違っていて面白い。わたしの読んだ英語版は吹き出しも彼女の手書き文字で全体の雰囲気がよくまとまっている。残念ながら日本語版は(アマゾンのサンプルで見る限り)普通の日本語活字体になっていて味気ない。
K.S
2024/10/08 14:32

著者初期(2006年)のニックとチャーリーの漫画一部が巻末に紹介されている。その漫画タッチがなんと日本の漫画によくある雰囲気なのに驚いた。その漫画が進化したのがこの2016年版のハートストッパーだが、確かに絵が完成されていて以前のものよりはるかに上手い。

が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ財産相続には亡父の決めた女性と結婚することが条件。伯爵ジェイソンは激怒して結婚式に妻オリヴィアの顔も見分けられないほど泥酔していた。その後旧姓で社交界に登場した女性が妻とも知らず恋に落ちる。大体その女性に近づくたびに股間をふくらませるのもどうかと思う。まるで盛りのついた馬だ。そりゃお約束の性描写もあるし、オリヴィアの心の動きも分かる。でもオリヴィアが静かに恋に落ちるほどに、もう少しジェイソンの性格も深く描写してほしかった。もうひとつ、最後のほうの付け足しのような誘拐もいただけない。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
前作「月をくれた伯爵」の主人公ヴィクトリアの妹エレノア。牧師の父のもとに来た継母と合わず家を飛び出すが…泥酔した放蕩伯爵チャールズの事故を助けたことから、双方の利益になる契約結婚をすることに。エレノアの聡明さと逆境に負けない行動力が魅力的。いつもながら会話の楽しさとワンパターンの安定したストーリーがほのぼのとしていて読みやすい。伯爵チャールズもお茶目で楽しいが、ふたりにかまけて周りの人々の掘り下げが浅いのが気になる。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ静かにそっと心に響く7つの短編漫画。ストーブと行く海辺の話にもしみじみとしたが、中でも「雪子の夏」が印象に残る。千夏の優しさが雪子の夏を知らない寂しさを知り、なんとか夏の思い出を作ろうと誘う。ユーモラスな会話を交えながらも、寄り添って見る花火にちょっと涙が出た。いい話だ。それぞれの話の最後にある短歌もいい。またいつか読み返したい。(しかしこの著者の名前がよめなくて困った…「おおしろこがに」か。覚えた!)
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ憧れの作家④。完結編。もう「愛する人」が誰かわかっていても「よかったね」と素直に喜べる結末。シルビアとアレックスの出現はなくてもよかったのではと思ったけど。あまりにも唐突で、リアムも含めた登場人物たちの人生がさらりと描かれているだけなので、この部分はもう少し読みたかった。もしかしたら、この「愛する人」を最初に持ってきておいて、あとから色々な事件を解決するふうにしたらどうなっていたのかなと想像を掻き立てるストーリーだった。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ憧れの作家③。イラストまで御崎禅が左利きに描かれていて親近感が増す。わたしも左利きなので。「小人の家出事件」でルーナが友だちが欲しかったことがわかり、ほのぼの。でも今回は人狼事件で決闘描写に鳥肌がたつほどのめりこんだ。さすがだ。ただし4巻目を読む前に誰が御崎禅の「愛する人」か何となくわかってしまって残念。ここはもう少しケムにまいておいてほしかった。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ憧れの作家②。3本の短編の中では「死者のよみがえり事件」が光っていた。狸、優しい。もうひとつ巻末のエクストラ「あたしのご主人様のこと」で、ルーナの過去と御崎禅への想いが初めて語られていていじらしい。どうも高槻彰良の民俗学にも通じそうな話が色々あり(のっぺらぼうとか座敷わらしとか)、これからもう少し御崎禅の吸血鬼話が詳しく出てくるのを期待したい。 映画好きとしては、あさひの映画の知識に興味津々。1巻目のときも「よく観ているなあ」と感心したが、これはもしかして著者の趣味か?
が「ナイス!」と言っています。
K.S
ネタバレ憧れの作家①。もうひとつの怪異探しの連作とは違いこちらはホンモノの吸血鬼が主人公。ただし著者は「男3人」が好きと見えて、どうも高槻は御崎禅、尚哉はあさひ、佐々倉は夏樹に見えてしまう。もちろん設定や性格は違うが立ち位置が微妙に似ている。それはそうと、こちらでは異捜の林原夏樹が主要メンバーとなっていて面白い。犬の話は悲しくなった。動物が好きなので感情移入してしまう。事件は異捜が関係しているので、どうももうひとつのほうと似たりよったりになりそうな予感がするが、もしかしたらコチラはコチラで面白くなるかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
デキる猫⑩。なんとなくもしかして…作者さんの中だるみ?と思うような10冊目。諭吉が仁科さんからギターを習ったり、ダイちゃんがテレビに出たり、まあまあだが全く心に残らない。今のところこれが手に入る最後の本らしいが11冊目も出るのだろう。次回にはもっとほのぼのに力を入れてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
デキる猫⑨。今巻は猫カフェの話等々、まあまあ。でも大家の大矢さんと諭吉の喧嘩しながらの仲の良さにやっぱりほのぼの。「喧嘩するほど仲が良い」って言うのがわかる。それぞれの話(巻ではなく缶になっているところが面白い)が短いので、スキマ時間にほんのりほのぼのとできるのがいい。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
デキる猫⑧。ちょっと一息のほのぼの猫マンガ。わだかまりのあった幸来と母親がほんの少し近くなったのは諭吉を間にはさんでいたから。しかし寝袋持って泊まりに来る両親と、妻(幸来の母)にはベッド下に突き落とされ、諭吉にはつぶされる夫(幸来の父)の姿がおかしくて楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
K.S
どこかで見た設定だなと思ったらやっぱり映画「恋はデジャ・ブ」からの発想だった。SF本格ミステリーというのを初めて読んだが面白い!面白いけれど、ギャグっぽい会話がどうも昔の筒井康隆風。30年も前に書かれた小説なのだからと納得。主人公の毎日(ではなくて繰り返されるその日)が説明されるが、それが少々くどすぎることを除けば平易な文体で書かれた読みやすいミステリー。高校1年生の主人公久太郎の変にジジムサイ言動が笑えるし、その観察力もさすが何度も繰り返す日々を経験しているからか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/08/19(95日経過)
記録初日
2024/08/20(94日経過)
読んだ本
95冊(1日平均1.01冊)
読んだページ
32952ページ(1日平均350ページ)
感想・レビュー
93件(投稿率97.9%)
本棚
7棚
性別
血液型
B型
現住所
海外
自己紹介

興味のある本を手当たりしだい手にする本の虫。最近まで英国貴族ロマンスにぞっこんだったのが、段々とM/Mロマンスへ。翻訳されていないものが多いので、原書で読んでいます。飽きたらまた日本の時代小説か、ホラー小説か、歴史ものか、他のロマンスに行くかもしれません。

英語の本は基本的に翻訳ではなく原文で読んでいますが、ここでは日本語翻訳があるならそちらをリンクしています。Kindle Unlimitedに登録したらかなり海外M/M小説が無料で読めるので大満足。海外住まいで紙の本も豊富に買えるし、英語原作のほうが著者の雰囲気に直接ふれられるので好きです。

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