ネタバレ本書のコミカライズの導入部を読んで先が少し気になっていたところに、原作に出くわしたので読んでみました。割とあっさり読めました。導入部を読んだ時に、なんとなく想像した展開と違う方向に話は進み、あれよあれよという間にとんだことに。

ネタバレ本書のコミカライズの導入部を読んで先が少し気になっていたところに、原作に出くわしたので読んでみました。割とあっさり読めました。導入部を読んだ時に、なんとなく想像した展開と違う方向に話は進み、あれよあれよという間にとんだことに。

ネタバレ著者発信のツイートをちょくちょく見かけた時分に、そも作品を読んだことがなかったな、と興味を抱いて買ったまま積読すること長きに渡ってしまいましたが（10年ものか？）、松が取れ、風邪の引きかけでたるい心持ちのところにふと手に取ったらあっという間に読了に至れました。３章構成のシュールレアリスム電網界。美しく濃密ながらクドくなく、繊細で冷淡で計算し尽くされていてどこか優しい。佳きものでした。少なくとも、飛浩隆の『グラン・ヴァカンス』を好む方には激しくお薦めか。

ネタバレ書影の帯文にあるとおり、著者デビュー作の文庫版。ちくまから。ということで（著者名＆幻のデビュー作＆ちくま文庫）手に取ることに。その時々にふと思った小ネタを絵入りでどんどん書き留めていったスケッチ集。鋭さと苦さが少しばかり多めかな。にしてもスケッチ集がデビュー作って、今より鷹揚な時代っぽさが（本人のあとがきにもありますが）。

ネタバレ久しぶりにぶたぶたさんを。今回はタイトルがこれで、ぶたぶたさんの職業はハウスキーパーで、つまりサスペンス味が濃い目です。どうなるんだどうするんだと読み進めましたが、安心のぶたぶたさんで柔らか着地でした。途中の「低い、低すぎる」でぶはっと笑ったり。

ネタバレ日経系サイトで読んだ、社内取締役のクーデターに関する記事で言及されていて、興味を引いたので。岡田茂社長就任前から解任後まで三越顧問弁護士を務めていた方が綴った解任決議までの記録。語り口のどこかしら力んだ調子に時代を感じつつ、少しづつ読み進めました。面白かった。本筋から離れますが、著者の義兄がルワンダの中央銀行総裁として派遣されたことがある、という一文に出くわして結構驚く。

ネタバレ年始一冊目はNNNの2巻目でした。1巻目を読んだので次巻を、ということで。猫をキーにする短編集。ミケ氏控えめ。総じて柔らかに着地する優しい世界ですが、着地前は苦味多めなこともあり、少しばかり読み手の体力が問われる気がしないでもない。問われる気がした時点でむしろ自分の体力低下を疑う方が良さそうか。ヘソ天のさし絵、良きものでした。