ネタバレあちこちで目にしたことがあったタイトルだけれども最後のひと押しは日経系サイトでの紹介。二人でいても独り。どこで行き違ったのか。

ネタバレこのシリーズの表紙の雰囲気が懐かしいおどろおどろしさだったので、つい。ミスディレクションが商売道具の奇術師が、全米を巡るサーカスでの殺人事件の探偵役をつとめる、という、登場人物の誰も彼もに怪しさがまとわりついて、かえって全員怪しくない気すらしてきたミステリーでした。人数多めな割には、それぞれくっきり違うサーカスでの役割があったりしたので区別がつけやすい。

ネタバレあちこちで目にしたことがあったタイトルだけれども最後のひと押しは日経系サイトでの紹介。二人でいても独り。どこで行き違ったのか。

ネタバレさて知ったのはHonzかTwitter（当時）か知人の言及か、すでにぼんやりしていますが最終的には邦題中の「たったひとつの」がフックになった気がしています。副題どおり、効果的な利他主義を説く。効果的というか、効率を重んじるというか。理が勝ちがちな人にしっくりくるチャリティの捉え方とは、という把握をしました。ということで、数字を判断根拠にし、寄付対象の抽象度をあげていき、終盤では目的語の大きさに、ちょっとたじろいだり。幸福の平均値と総量を比較するという考え方が心に残ったり。