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2025年4月の読書メーターまとめ

りっつん
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2025年4月に読んだ本
24

2025年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

りっつん
地方に住む人々の短編集。理系の作者だけあって、そのあたりの説明は流石。決して堅苦しくなりすぎず、静かに熱く語られている。ニホンオオカミを探したり、空き家から発見されたものを調べたりと、どうやってこの題材に行きついたのだろうとほんとに不思議。独特の世界感で、後書きのとろこの参考文献を見ると、相当調べぬいて書かれていることがよくわかる。北から南までのそれぞれの地方の話し方が柔らかく、風景や匂いがしてきそうですごくよかった。
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2025年4月にナイスが最も多かったつぶやき

りっつん

なかなかのペースか。今読んでるシリーズ物が大変面白く、4月はもうちょいくかも。 って仕事せにゃ。 2025年3月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4087ページ ナイス数:261ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/207723/summary/monthly/2025/3

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2025年4月の感想・レビュー一覧
24

りっつん
初読み古賀さん。中学生の息子と小学生の娘との日々をつづったエッセイ。独特の文体で、突如終わるのが面白い。文章ってこんな自由で良いのだ。何も起こっていないような日も楽しんでいる。ちょっとしたセリフや出来事を考察したりと、「楽しいこと」を見つけるのがすごく上手で、色んなことを「楽しいこと」に変換するのがすごい。冷静かつ情熱的に子どもを愛し、日々を消費するのでは、ゆるりと泳ぐように過ごしている。急いで読むのではなく、一日一日ゆっくりと咀嚼するように読むのに向いている一冊。
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りっつん
フェロモンまき散らしている店長に恋したおばあちゃんの変化に驚きつつ家族というもののあり方に気づく一話。おばあちゃんと距離が縮まる感じがほっこりして良かった。フェロモン店長の被害にあっている廣瀬君の冷静な感じもよく、Mっ気溢れる店長と、ドS廣瀬のやり取りも楽しい二話。コンビニ兄弟1に出てきた話のアフターストーリー的な三話は、美月の勇気や奮闘にエール。5人きょうだいのフェロモン店長のまだ登場していない兄2人は3巻以上に登場してくるのか非常に楽しみ。気になるところで終わっているので早く読まねば。
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りっつん
町田さん3作目。町田作品は、ひりつくような話のイメージがあったのにまさかのほんわか系でびっくり。こういう作品も書けるとは・・・・!!!息をするようにフェロモンを出すコンビニ店長がいるコンビニを舞台にした短編集。店員が店長をネタに漫画を描いているという設定が大変良い。そういう目線で見るとほんとにネタが多くてめちゃくちゃ楽しそう。多喜二とヒカルの交流は涙腺がゆるむし、店長ファンクラブのおばさまたちが面白すぎ。これは読みやすいし、他に飯テロ的にも良き。雑炊&茶碗蒸し、卵サンド&福神漬け等々の組み合わせが楽しい!
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りっつん
地方に住む人々の短編集。理系の作者だけあって、そのあたりの説明は流石。決して堅苦しくなりすぎず、静かに熱く語られている。ニホンオオカミを探したり、空き家から発見されたものを調べたりと、どうやってこの題材に行きついたのだろうとほんとに不思議。独特の世界感で、後書きのとろこの参考文献を見ると、相当調べぬいて書かれていることがよくわかる。北から南までのそれぞれの地方の話し方が柔らかく、風景や匂いがしてきそうですごくよかった。
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りっつん
「変な家」を出版した筆者のもとに寄せられた読者からの間取りを考察していくといった話。うまく2に繋げたし、一気に話に入っていける。今回でてくるのは11の間取り。それぞれの話が実は繋がっていて、壮大なストーリーになっている。前作ほど無理はないが、これが実際に行われていたら、もはや社会問題どころじゃない日本揺るがすな・・・。完璧なフィクションでもなく、実話も多少交えたところがでてくるのが恐ろしく感じる。最後に解決と思いきや、どんでん返しがあるけど、これはこれで悲しすぎるし救いがない。
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りっつん
一つの間取りから始まるホラー。会話形式で図が多いので、ヒジョーにサクサク読める。図を見ながらこちらも予想しつつ「ふむふむ」となるが・・・まさかこの間取りからそこまで予想できるのか?!無理やり感が否めないというか、なんじゃそりゃ感は半端ないが、間取りをテーマにするってのは発想が面白い。内容うんぬんより、構成力は良いし、新しい分野の本ではある。
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りっつん
一件普通のブログのようだけど、実は恐怖を孕んでいるブログを教えてもらったのを発端に大学生が謎解き挑む短編集・・・と思いきや、実は全てはつながっているという「絵」をモチーフにしたミステリー。登場人物の心理描写がほとんどないせいかサクサクと、かなり客観的に読める。イラストが多いせいか、読みながら謎解きに参加してる感は高まる。が、同時に怖くもあり、一気読み必須。最後までひたすら淡々と終わるかと思いきや、意外と救われるようなラストでよかった。色々無理やり感を否めないことはあるが・・・・。
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りっつん
西遊記を彷彿とさせる3人の名前に、きれいな挿絵。今回の作品はものすごく伊坂さんらしいような、全然伊坂さんらしくないような・・・・??文体がいつもと違う感じはするけど、メッセージ性の強い作風は伊坂さんっぽい。「先生」を探しに旅をする”選ばれし3人”が、旅の最後に見つけたものは・・・。これは長編作品のプロローグなのか、本当にこれで作品が完結してるのか謎。そしてデビュー作の案山子の優午がでてきたのが嬉しかったー。エンタメ風の作品が好みなので、あまり好みではなかったけど、続きがあるかもしれず気になる。
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りっつん
これは絵本と侮るなかれ。江戸時代の町の賑やかな声が聞こえてきそうな一冊。読書メーター友達に勧めて貰った。ちょうど高田郁の「あきない世傳」読んでいたので、小間物問屋の様子はありがたかった。高田郁や宮部みゆきの江戸もの好きな私としては、楽しく読めたし、大阪や京都といった「上方」との違いもかかれていて違いが知れてよかった。
りっつん
2025/04/17 16:31

あきない世傳完結して番外編も終わってるから、区切り着いたらぜひー!読みたいものは常にいっぱいよね!!仕事そっちのけで読みたい!!!紫さんの読了本、気になるわ( *´艸`)

紫
2025/04/18 15:21

ありがとう!とりあえずシリーズものに追いつくことから頑張るわ

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りっつん
本編より10年ほど後のサイドストーリーがあきない世傳特別編の後半。みんな年を取ったが、みんなそのままで変わらない。変わらない事にほっこりするし、この精神を受け継いで行く後世の奉公人達の今後が楽しみでならない。変わらない良さもあれば、結が主人公の「行合の空」のように変わることの良さもある。主人公幸の妹の結は、ひがみ、妬み、過去の栄光にいつまでもすがる。良い人ぞろいのシリーズのおいて、結のようなキャラクターはある意味とても人間臭くうつる。変われて本当に良かったし、変わる事の大切さもひしひしと感じる。
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りっつん
幸が女衆から店主になり、五鈴屋を大きくして江戸進出していった「あきない世傳」の短編サイドストーリー。これはいわゆる「大人のラブストーリー」。若い頃と違い、大人だから躊躇い、迷い、悩むのがとてもいい。特に五代目の惣二の話がとてもよく、喉から手が出がでるほど欲しかったであろうが、決して口には出さなかった「家族愛」というものが得られて本当に良かった。実ったり実らなかったりする大人の恋は純粋で切なくてほろりと泣ける。
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りっつん
とうとう最終巻。寂しすぎる。吉原での衣装比べ。今でいうファッションショーか。負けて勝ちに行くというか、幸や菊栄、そして歌扇のように「自分で人生を切り開いていく女性」はほんとにカッコよく、江戸っ子の言う「粋」なんだろうなと。後半になるにつれ「これは終わるのか?」って展開になったけど、非常に良い終わり方をし、どっぷりこの時代を堪能できた。ますますの五鈴屋の発展を見たい気持ちもいっぱいで、余韻を残してるのが良かった。
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りっつん
シリーズ11巻目は、ようやく呉服を扱えるようになった五鈴屋が仲間と協力して知恵を出し合って船を進めていく感動の多い巻。いやー涙腺ゆるむ。浅草呉服太物仲間たちはなんていい人達なんだ。仲間といえどもライバルだろうに、五鈴屋の成功を我が事のように喜でくれたり、助けてくれたり。呉服を扱えるようになったものの、それはそれで悩みは出てくる。買うての幸い、売っての幸いの道は本当に遠い。そして次はとうとう最終巻。まだまだ続いてほしい気持ちで胸いっぱい。
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りっつん
シリーズももうすぐラストに差し掛かる「風待ち編」。火事があったり、音羽屋からの嫌がらせがあったりもするけれど、逆境になればなるほど五鈴屋の面々は絆を固くする。そして大阪時代や江戸時代の呉服仲間では快く思われてなかったことも多かった五鈴屋は浅草太物仲間内では手を取り合って、知恵を出し合っていく姿は胸が熱くなる。亡くなったご家さんの教えを受け継いでいる幸の姿勢は素晴らしい。風がくるのをひたすら待つのではなく、風が吹いたときに備える。江戸時代の商人の熱い思い、職人の誇り、どれも天晴。
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りっつん
8巻・9巻と苦しい中を耐え抜き、10巻で花開く。七転び八起きの精神で、耐え抜いた五鈴屋の面々に拍手喝采。苦渋の精神で呉服を扱えなくなり、木綿に活路を見出し、知恵と「ご縁」で新しい反物の歴史を作った五鈴屋。10巻はずっと目がうるみっぱなし。お竹&お梅ファンの私は、江戸に来た梅が相変わらずの性格でみんなを和ませ、ふっと空気をゆるませ、そして一巻から言ってた夢を叶える姿にも心底良かったと思える。それにしても幸&菊栄がタッグを組んだらもはや無敵では?性格も年齢も育った環境も違うからこそ見え方が違っていいのかと。
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りっつん
シリーズ8巻にまいた不安の種が、あれよあれよという間に芽を出しとんでもないことになる9巻。知恵を絞り、商いは見事に成功させていた7代目の幸も身内になると勝手が違う。唯一の肉親の妹の勝手な行動で、全員を巻き込んた騒動に発展したことは本当につらいと思う。全員が自分を責めて、苦しみ、それでも立ち上がろうとする姿に頭が下がる。そして久々に4代目店主の嫁だった菊栄が登場。水面下でじっくりと計画を練るがそれを決して悟らせない頭の良い菊栄はかっこよく、この巻は女性の活躍が目覚ましくもあり、同時に愚かさもよく出てる。
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りっつん
シリーズ8巻は切ない。この巻は商いよりも結の恋心に焦点をあてている。商才も人望もある美人の姉をもつ結。自分には何ができるか、自分自身の人生や居場所を切り開こうとする姿は見ていて大変好ましいが、これに恋心が加わるとややこしくなる。結の性格を素直で天真爛漫と見るか、浅慮で子どもっぽいと見るか。立場によって変わるもの。7代目店主としての自分と、唯一の肉親である家族としての自分。そのはざまで苦しむ幸。ほんとに家族って難しい。自分がお店の主という立場だと余計に難しい。五鈴屋の最大のピンチを迎えて9巻に続く。
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りっつん
江戸に進出した五鈴屋。竹が主導となって行う帯結び教室や、当時は武士以外は身に着けていなかった「小紋」柄を町民用にと、概念や常識に囚われないアイディアが次々と実を結ぶ。江戸店の良いところは、店のメンバーみんなが知恵を絞り、話合って納得して進めていくところ。大阪店ではなかったやり方。人と人との縁を大事に大事にした結果、実を結んでいく出来事は読んでいて良かったと心から感じる。この巻はあまり悲しい事が起こらなかったので、8巻が不安。爆弾が落とされそうな気配しかない。
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りっつん
6巻は新章スタートといったところか。幸率いる五鈴屋が大きく動き出す。大阪から悲願の江戸進出へと乗り出す五鈴屋。江戸時代の話だけど、彼らの商売のやり方は現代でも十分に通じるやり方かと。まずは徹底的なリサーチ。そして大阪ではできなかった商売のやり方にチャレンジしつつも、基本の「買うての幸い、売っての幸い」を決して曲げずに柔軟に対応する。何より、同じ女衆だったお竹も江戸に連れて行った幸の審美眼はさすが。お竹&お梅コンビファンとしては寂しいけど、お竹の活躍にも期待。
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りっつん
シリーズ第5巻。やっと穏やかで心優しい智三と一緒になったので安心していたが、そうは問屋が卸さない。悲しい別れがありはしたが別れがあれば出会いもある。妹の結と10年ぶり以上に暮らすことになる幸。最初はお竹の事が怖いと言っていた結も、後半にはすっかりと懐いてしまっているし、人として扱われないといわれていた女衆が、商いの上でも徐々に活躍しだしていて大変良い。夫婦としても悲しいことはあったが、そこを乗り越えてますます夫婦としての絆が深まったように見える。どの巻も見どころ満載で一気読み。
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りっつん
シリーズ第四巻。呉服屋に女衆として入った幸がぼんくらの長男に嫁ぎ、次は商才はあるが冷酷な次男と結婚。二度あることは三度ある?で商才はないが心根が優しい三男と結婚。自分の事を人形として遣ってくれとは言う三男だけど、優しいだけの男ではなく、人の気持ちを汲んでその場の空気をふんわりと変えてくれるのはある種の才能。三男に嫁いでからは、存分に知恵を絞り次々と呉服を売るアイディアを出す幸は、決して調子に乗らず、治兵衛の教えを胸に刻んで生きていて頭が下がる。呉服屋の雰囲気がぐっとよくなった四巻。
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りっつん
シリーズ第三巻も急展開。ぼんくらの長男に嫁いだ幸は17歳で寡婦になり、今度は次男に嫁ぐことに。個人の思いよりも「お店ののれん」が大事なこの時代だからこそ受け入れられるだろうなと。ぼんくらの長男と違い詳細のある次男。幸と二人で力を合わせてお店を立て直したまではいいが、やはり自分より才能のある幸に対する嫉妬はいかほどまでか。商いに関われるようになり、どんどんと頭角を現す幸が眩しくもあり、現在私は着付け教室に通っているので着物の歴史が知れる楽しさもある。
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りっつん
第二巻はずっと目がうるみっぱなし。呉服屋に下働きとして入った幸の人生がぐっと動き出す。呉服屋の三兄弟はそれぞれ全然性格が違う。どんなにぼんくらでも長男として生まれてら後継ぎになるこの時代に、才能があるのに決して跡目を告げない次男の歯噛みするような思いは想像に絶する。女性も生き辛くあるが、男性も決して楽ではない時代。優しい響きの大阪弁は、作品が深刻になりすぎないように優しく包んでくれる。ときどき出てくる大阪弁が亡き祖母と同じで懐かしくなる。
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りっつん
シリーズ一気読みするべく6年ぶりに再読。江戸時代中期の呉服屋に奉公することになった主人公幸。今以上に女性の扱いが低いけれど、決して卑屈にならずに周りに支えられて貪欲に学んでいくまっすぐな姿が眩しい。主人公はもとより、脇キャラが非常に良い。奉公仲間の梅と竹のコンビが味があり、掛け合いが楽しくほっこりする。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/10(5005日経過)
記録初日
2012/04/08(5007日経過)
読んだ本
1434冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
391263ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
643件(投稿率44.8%)
本棚
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性別
自己紹介

滋賀生まれ、結婚と同時に名古屋→カナダ🇨🇦3年半→ベトナム🇻🇳6年弱→北海道🐄いまここ

久しぶりの日本生活!
読むぞー

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