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2024年4月の読書メーターまとめ

いちろく
読んだ本
14
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感想・レビュー
14
ナイス
853ナイス

2024年4月に読んだ本
14

2024年4月のお気に入られ登録
4

  • 読書家デビューさん#
  • 凜
  • pushuca
  • ぷんぷん

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いちろく
紹介していただいた本。同僚が提案した無名画家の絵の展示企画から端を発する内容。絵の謎を追う中で、現在と戦中戦後の時代を行き来する年代幅も広い構成。中盤までは終始小説とルポルタージュが混在した作品を読んでいる感覚だった。モキュメンタリーという言葉が近い? よく調査されて文章にされているのが伝わる一方、話題が豊富過ぎるのに淡々としている点と終盤のご都合主義にも感じた展開が勿体無く思えた。それでも、著者が描く作品の世界観に入り込めたのは事実あり、最後まで飽きずにページを捲れたのも事実だ。
b☆h
2024/04/14 21:58

高レビューをよく見かけるので予約してます。半年ぐらい前に予約して、やっと残り2人待ちになりました。

いちろく
2024/04/15 02:10

こんばんは。直木賞にもノミネートされ一時話題になりましたよね。社会派の要素、ドキュメンタリ的な要素、ミステリ的な要素、世相を反映している要素など、色々な側面がある小説だと思います。b☆hさんが楽しまれることを。m(_ _)m

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

いちろく

例年はずれるのに、今年は他の地域と満開の時期が重なったからか? 人混みは思ったよりなくノンビリと。@尾道さんぽ

例年はずれるのに、今年は他の地域と満開の時期が重なったからか? 人混みは思ったよりなくノンビリと。@尾道さんぽ
ニコぴよ
2024/04/06 16:35

尾道の春は、町のどこを歩いていてま桜の花びらが降ってくる思い出があります。キレイな町ですね。

いちろく
2024/04/06 17:48

ニコぴよさん、コメントありがとうございます。尾道、観光エリアは特に桜が多いですね。今年は満開のよい時期が週末となり恵まれました。

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2024年4月の感想・レビュー一覧
14

いちろく
「齢六十八にして、お茶を習うことになった。」から始まる著者の新刊エッセイは、お茶の稽古について。近年の著者のエッセイは老若男女問わず物申す内容も少なくなく、特に同性の女性に厳しいイメージがある。もちろん、著者自身が自分に厳しいからこそ他人にも厳しく物申しているのを、読者は理解している(はず)。そんな著者だから年齢を重ねて新しく始めることに対して、読者の一人としても興味を惹かれた。正直、私はお茶の世界もサッパリわからないが、真剣に取り組む姿は伝わる。やっぱり、群ようこ氏は群ようこ氏だ。読んで良かった。
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いちろく
「広義のSF」はジャンルの枠を拡げた魅力もあるのでは? 特別賞受賞作で刊行された本書。募集要項と各審査員の選評も添付されており、SFかどうか? という議論も論点の一つになっていて驚く。1970年代の南米を舞台にした独特な世界観は、巻末の参考文献の膨大な量をはじめ構築するに至る著者の苦労の一端が読む側にも滲み出る感覚だった。陰謀論をはじめとする現代にも通じるテーマを含め、虚実混合の物語をページを捲りながら受け入れた。正直、世界観に慣れるのに多少時間を要したけれど、私もこの作品が「広義のSF」だと思う一人。
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いちろく
高校の時から歌舞伎町へ行き、本書刊行時の大学在籍中も移り変わりゆく状況を体験しながら観続けている著者。まさに参与観察である。そんな著者が紡ぐ文章は、インタビュー後の報告レポートという印象。登場する人たちは匿名でありつつも内容がリアルな分、その様な人たちが実在したのだろうな……とも思えた。巻末の記載通り、規制や法とイタチごっこをしながら、独特な文化も存在していくのでは?と思わずに居られない。
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いちろく
よく「有名所以外を教えて欲しい」と聞かれることがあり、そもそも有名所って何処だ? という疑問から手にした一冊。 ネットや旅系動画配信者の情報もよいけれど、改めて旅行雑誌を見てみるとコンパクトによくまとまっている。寧ろ、初めて訪れる旅行者の為に押さえているな、と知っているからこそ思えた。個人的には、有名所以外を知るために有名所を改めて知れて良かった。余談ですが、流石25年版なのはピースウイングや少しだが改修後の広島駅情報の記載もあり、先の広島も予感させた。
yabuhibi89
2024/04/20 16:49

地元の観光案内所のパンフレットもいいと思います。イベント情報もあったりします。そういえば、芸備線に二代目ネコ駅長が就任したと いうニュース。観光スポットになるといいですが。

いちろく
2024/04/20 17:11

yabuhibi89さん、こんにちは。駅にある観光案内所もいいですよね。特に観光地は充実しているので、私も旅行の時は立ち寄る機会もあります。

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いちろく
主に70年代~80年代のTV番組を回顧・紹介する内容。私より年上の世代の人から、「昔のTVは面白かった」という話を伺う機会があるけれど、その一端に触れられた気がする。こんなに時間や人、お金をかけて番組制作が行われていた時代があったのですね。今の地上波はコンプライアンスも厳しくなり、動画配信やオンライン番組に流れるのも解る気がする。私も以前よりTVの視聴時間が極端に減り、観る内容も限られる様になった。巻末を見て執筆者の多くが60年代生まれであり、取り扱われている内容や想定読者層も推定出来、納得できたことも。
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いちろく
主に60年代~80年代のラジオ番組を回顧・紹介する内容。2021年発行のわりに、私が生まれる前の番組ばかりで、思っていた内容と正直違った。それでも、今も継続しているオールナイトニッポンやヤングタウンの前身の番組など、有名な番組の歴史に触れられて面白かった。個人的に一番ラジオを聴いていたのは2000年代、インターネットラジオも黎明期でワクワクした。それから聴かなかった時期もあるけれど、radikoやPodcastの恩恵でコロナ禍頃からまた聴くようになったから不思議だ。ながら作業が出来るのも魅力なのですよ。
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いちろく
紹介していただいた本。同僚が提案した無名画家の絵の展示企画から端を発する内容。絵の謎を追う中で、現在と戦中戦後の時代を行き来する年代幅も広い構成。中盤までは終始小説とルポルタージュが混在した作品を読んでいる感覚だった。モキュメンタリーという言葉が近い? よく調査されて文章にされているのが伝わる一方、話題が豊富過ぎるのに淡々としている点と終盤のご都合主義にも感じた展開が勿体無く思えた。それでも、著者が描く作品の世界観に入り込めたのは事実あり、最後まで飽きずにページを捲れたのも事実だ。
b☆h
2024/04/14 21:58

高レビューをよく見かけるので予約してます。半年ぐらい前に予約して、やっと残り2人待ちになりました。

いちろく
2024/04/15 02:10

こんばんは。直木賞にもノミネートされ一時話題になりましたよね。社会派の要素、ドキュメンタリ的な要素、ミステリ的な要素、世相を反映している要素など、色々な側面がある小説だと思います。b☆hさんが楽しまれることを。m(_ _)m

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いちろく
散歩が好きです。20代の頃は散歩の魅力があまり解らなかったけれど、30代になった辺りから少しずつ好きになり今に至る。散歩の哲学??? と思い手にした一冊ですが、飲食店や呑み屋での報告レポートも多くて思っていた内容とは正直違った。それでも、エッセイ的な内容も好きなので他の人の散歩報告を伺う感覚でも楽しんだ。プロローグ記載の抜粋になるが、「ウォーキングと一線を画す」という内容に一番同意した。散歩は目的に縛られなくても良いのだ。
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いちろく
紹介していただいた本。哲学の研究者である著者が、これまでの日常の思考や哲学対話に参加したりファシリテーターを担当した時の状況を綴ったエッセイ。小学校や高校の授業や大学の研究、社会人セミナーなどで行われた状況報告とも感じた哲学対話と表記された内容は、授業であったり研修でもある分、以前私が参加した哲学カフェの様な会よりも堅い印象を受けた。一方で、著者であるファシリテーター側の立場の一端が伺えた点も興味深かった。誰かと会話することで、より理解が深まったり、より混迷になることは、どんな内容でも確かにある。
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いちろく
以前読んだ弟との姉弟対談本きかっけで気になり手にした一冊。姉である著者はロシア語やロシア文学の専門家。そんな著者が、どんな文章を提示されるのだろう? と。10代以上の言語や翻訳に興味がある人を対象にした本であり、柔らかいけれど鋭くて読みやすい内容であり驚いた。終始、読者に語りかけてくれる様な印象も受けた。中1で英語を学ぶ時や、大学で第二外国語の授業の前に、こんな本に出会っていたらな……
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いちろく
紹介していただいた本。BAR「TRAPHAND」を舞台にマスターと客たちの間で繰り広げられるミステリの短編集。久々に東野圭吾氏の新刊を手に取りましたが……楽しめますよね。飽きさせないというか、多くの人が楽しめる内容というか、ファンの人たちの要望に応えている作品が提供されている印象を抱きました。還暦を過ぎているのですよね? それでも求めているモノに応じられるのは、ただただ凄い。最後に愚痴を、単独と紹介されたのに続編じゃないか! 確かにこの巻だけでも楽しめたのは事実だけれど。面白かったです。
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いちろく
紹介していただいた本。平成初期に発生した誘拐事件から30年後、週刊誌に当時誘拐された子どもの今が晒されたことで物語が動く展開。新本格に当てはまりそうなミステリが溢れている昨今、社会派と呼ばれそうな事件の背景や人物がジックリと描かれているミステリは著者の作品らしく思えた。主要人物の場面転換など話の流れに関しては唐突に感じる点もあった一方で、厚い小説をモチベーションを保ちながら最後まで捲れたのは、写実をはじめ様々な話題に溢れていた点。目撃者も多いであろう家族の時間などのツッコミどころを差し引いても、凄い作品。
が「ナイス!」と言っています。
いちろく
紹介していただいた本。江戸職人を描いた物語。これは絵でないと表現出来ない作品だ。もちろん、文字でも内容を表現出来るだろうけれど、作中の職人の技や心意気を読者に直に伝えるには漫画の方が合っている。仕事をしている日常の一端であり工程の一部だけれど、職をプレゼンされて魅せられた感覚。江戸の女性職人も描いているのも特徴。この作品を描く作者もまた、江戸職人を伝える職人なのだ。
が「ナイス!」と言っています。
いちろく
102歳の続編。103歳の哲代おばあちゃんを描いた内容。数度の長期入院やデイサービス利用など、出来ないことも増えている中でも現実を受け入れて出来ることをしている姿が凄い。前巻でも描かれていた農家に嫁ぎながらも子どもが出来なかったことを今巻でも悔いている姿には、読者の一人として胸に来るものがある。その分、教員として、退職後は地域活動で人生を過ごされているからこそ、今の哲代おばあちゃんの姿があるのは読者の皆が知っている。今年の春には104歳を迎えるとのこと。また104歳の本で出会えることを楽しみにしている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/10/10(4236日経過)
記録初日
2012/10/10(4236日経過)
読んだ本
2375冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
654954ページ(1日平均154ページ)
感想・レビュー
2315件(投稿率97.5%)
本棚
34棚
自己紹介

○近況のつぶやき (更新日2024年5月15日)

購入した小説の新刊の電子版と、紙版を同時併読しました。
読メでポイントを貰ったのでせっかくだからと、以前から試してみたかったことで、私にとっては初めての出来事。正直……私は紙の本の方がやっぱり好みだな。今日は病院での検診だったので、読書時間があった一日。


今日のネタは、、、ミステリのネタ???

犯罪はもちろん駄目だ。
ただね、こんなことでも、実名や年齢などの個人情報がWEBニュースになって全国発信されるのね、と思う出来事があったのですよ。

在住県の私の活動地域にある地元企業の次期社長が、とある犯罪を起こしたのですよね(念の為、殺人などでもなく余罪の可能性はあるが恐らく示談になりそうなレベル)。地方企業の有力者というのは、だいたい地元のイベントや活動にも大きく影響力があって絡んでいるのですが……犯罪を犯したらこんな扱いになるのね! というぐらいネタになっていますね。特に今回は、地元の有名なイベント活動の代表も担っていたこともあり、、、その点もニュースのネタになってしまったのだろうな、と。実名報道されまくりです。

都会の方では毎日のように起こる事件の一つと扱われるのかもしれないけれど、地方の街では大事件。あと、根深い。デジタルタトゥーならぬ、地域タトゥーとしていつまでも言われ続けるので、箱庭的な地方の田舎の怖さを感じる。よく、地方の人間関係が嫌だ、と都市部や都会に出てくる人がいるけれど、ホントこんな実情ですよね。

だれか、地方の犯罪者と、地方のローカル的な風土、そして犯罪者の残された家族のことをネタにミステリ書いてくれませんか? 絶対に、ネタに的も通じると思うのだけれどな……と思う辺り、私もミステリ脳だと思う。(;´∀`)


【募集中】
オンラインで本の話がしたい方がいたら、読メのメッセージで連絡をください。時間は一回30分から60分ほど。無料で本の話題中心でやります。気楽にどうぞ。最低限のマナーが守れる方なら年齢、性別、経歴問わず。

●趣味
読書以外は、散歩と旅行が好き。健康の為に水泳とサイクリングも少々。野球観戦も好きで、昨年は4年ぶりに観戦できたホークスファン歴17年目。(`・ω・´)ゞ ただし今年のプロ野球はいち野球観戦好きとして傍観スタイル。

●読書メーター関係
2023年はオンラインでの活動もしつつ、コロナ禍の規制が終わって以降は少しずつですが、対面の読書会も再開した年でした。2024年も、対面の読書会の方も、オンラインの方もボチボチと。相変わらず、紹介本も好物な点は変わらないので、常にお待ちしております。

・むさしの読メ会の管理人も継続中。宣伝をあまりせず、なすがままに、という方針です。
https://bookmeter.com/communities/333452

・しまなみ読メ会の管理人も始めました。むさしの読メ会同様の方針でいきます。
https://bookmeter.com/communities/335923

読メの仕様変更で相互登録の方しか出来なくなりましたが、コミュやイベントも含め何かありましたらメッセージを!

●最近好みの作品傾向
ようやく、シュルレアリスム系の作品の良さがわかってきたところ。純文学×SF系の作家や作品と相性が良いのは変わらず。前衛的とか、マジックリアリズムとか、実験小説などに限らず、結局の所ジャンルも問わずにいろいろな意味で驚かされる本が好み。

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