alto弾きさん、凄くはないですよ。私も先生と意見が違うことが多いです。違うことに意味があるんですね、多分。「先生の言葉や表情を分析しながら」という方が凄いと思います。5年間と書きましたが、その中間に1年くらいブランクがあって、それは分析家の先生とうまく噛み合わなくなったせいです。信頼関係があるなど思わない方が、のびのびできていいですね。ところで、私の参加している「夢人島」というコミュニティに来て頂けませんか。気楽に夢を語る場所で、何もせずに居て頂くだけでも大丈夫です。もしよろしければ、覗いてみて下さい。
「違うことに意味がある」ことに気がついたとき、目が開かれる思いでした。これからもたくさん心の目が開いていくのでしょうね。先生との「信頼関係があるなど思わなくなったとき」、私も絵画や箱庭を作れるようになるのかもしれません。夢語りのコミュニティ、少し覗かせていただきました。皆さんの静かな語り口と豊富な知識に惹かれました。参加させていただきますね。心理学を学んでいるので、これからいろいろ教えてください。
霊的な話も多いが、むしろ印象に残るのは、そうした状況で達人が踏み止まり、霊的な世界と自分の距離を見定めつつも軽々しく近づこうとしない強靱な意志である。そうしているうちに、流祖の霊の方から働きかけてくる。こうした変容過程にはトリックスター(人を騙しもするが癒やしもする両義的な原型)が関わっている。つまり流祖の霊もコンプレックス(或る共通の感情的色彩を帯びた表象やイメージが原型を核として集まったもの)なのだ。修行とはコンプレックスを意識へ統合していく過程であり、「トラウマを負った武術を癒やす試み」なのである。
強大な力を持つ原型的なものと意識が接触するためには、儀式(意識的に行う象徴性な行為)が必要である…考えてみれば当たり前のことなのだが、未開社会でごく普通に行われているこうした行為が市場経済の中でどうなっているのか、両面からちゃんと考えないと。
巻末の座談会で、三島由紀夫・江戸川乱歩・芥川比呂志・杉村春子といった人々が、なぜかコックリさんに興じている。たいした意味のない座興ではあるが、魔法を是とする心がそんな所にも現れているように感じられた。黒蜥蜴や三島たちが盗もうとしたのは、近代の合理的な世界観だったのかも知れない。ただし、それを壊すのではなく、盗む所に近代人の自覚と精神の余裕がある(これはミステリ全般にいえる)。明智が勝てたのも合理的必然ではなく、ただの偶然なのだ…と私は思う。
私の読書の旅は気球に乗った気ままな旅。
目的地はこの世界のどこかにあって、今はまだわかりません。
良い本に出会えれば、とりあえず今日はOK。
読書も一期一会だと思っています。
読書家のみなさまの耳寄りなお話、
楽しいお話、変なお話を、ぜひ聞かせて下さい。
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