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2025年10月の読書メーターまとめ

Satoshi
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2025年10月に読んだ本
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2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Satoshi
村上春樹の小説は主人公に性的に尽くす女性が登場し、意味有りげに性交渉するところが気味悪く、ノルウェイの森以降は避けてきた。本作は高校生以来の再読となる。娘の学費と住宅ローンに追われる中年男性の心に響く作品ではなかったが、村上春樹が90年代以降の漫画・アニメに与えた影響の大きさを実感した。深層心理への精神の離脱。壁に囲まれた世界。主人公が作った完璧な世界からの脱却(影だけ)。村上春樹は世界に誇る日本のサブカルチャーの始祖の1人であるのは間違いない。
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2025年10月にナイスが最も多かったつぶやき

Satoshi

2025年9月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:5627ページ ナイス数:260ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/279699/summary/monthly/2025/9

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2025年10月の感想・レビュー一覧
14

Satoshi
高市首相誕生時に著者が懸念表明したところ、短絡的に著者を批判する評論家がいたので、本作を購入した。家父長制を資本制が利用し、女性の再生産労働=出産・育児・家事労働=無償労働に依存して発展した。そして、それらは家族の絆、母性、家族愛などで本質をぼやかされていた。家父長制を打倒しない限り、フェミニズムの課題が解決しないのであれば、選択的夫婦別姓や女性・女系天皇を否定する高市総理が首相になることは反対だろう。
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Satoshi
鎌倉殿の13人の放送時に購入し、今まで積読となっていた。かなり硬派な歴史論文であるので、読み進めるのに時間がかかった。平安貴族の地方統治部隊であった関東の武者が戦争を通じて権力を取る。源頼朝亡き後の北条義時を中心とした権力闘争の部分はドラマを思い出しながら読めた。
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Satoshi
三体シリーズの前日譚であるが、独立した物語としても面白い。前半では球状雷の研究と兵器化を物理学に基づいて語られるが、後半になり、量子力学の概念が戦争に適用されるなど、実にSF的で良い。量子力学は突き詰めればオカルトに通じるが、本作は不思議な説得力がある。科学に対して純粋な主人公と兵器に拘る女性軍人のすれ違いなど、人間を描いていることが、三体シリーズの魅力だと思う。
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Satoshi
拝謁記により、昭和天皇の人物像が浮かび上がってきた。天皇制を固辞し、母親に怯え、共産主義者を恐れ、ネトウヨばりに朝鮮半島を蔑視する。現人神から象徴になり、昭和時代では最大のタブーであったが、彼の肉声を読めば、人間的な方であることがよく理解できる。
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Satoshi
誘拐された女性と誘拐犯の間に生まれた娘が軟禁生活と父親が脱獄してからの話が交互に描かれる。軟禁生活は父親の逮捕で、現在は父親を射殺して物語は閉じる。謎のカリスマ性を持つ父親に対するアンビバレントな感情が交差する中、父親に打ち勝ち、ハッピーエンドに繋がる流れのカタルシスは高い。面白かった、映画化したみたいだが、是非観てみたい。
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Satoshi
ジュブナイル小説であり、スタンド・バイ・ミーやアメリカン・グラフィティを観た後の様な読後感がある。同時代を描いた上記2作には無い「人種差別」というアメリカ黄金期である50年代の闇がある。ミステリーというにはカタルシスは無く、謎は成り行きで判明するが、少年の成長物語として読み進めたので、心地よい読書となった。ラストに主要人物の顛末が記載され、スティルウィンド親子に報いが来るが、その真相は読者に委ねられる。
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Satoshi
ロビイスト企業にスカウトされた青年が企業の陰謀に立ち向かうという紹介文を読み、購入した。コンゲームものかと思いきや、正攻法なストーリーであり、そんなうまくいかないよと思いながら読み進めた。スピード感あふれる展開で勧善懲悪なラストは気持ち良い。ただ、主人公が誘惑に勝ち、正義の道を歩む動機は理解できない。若さ故の純粋さかな?
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Satoshi
過去の飛行機事故の原因を深堀し、事故の真の原因を記載している。パイロット、管制官、整備士の3つの視点から述べており、小さなミスが大事故につながっていることが理解できる。本作が出版された1998年から30年近くたっており、システムは発展していると思われるが、2024年に能登半島地震の支援機と旅客機が管制ミスにより衝突しており、無事故への道はまだ遠いのかもしれない。
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Satoshi
NTT法という足枷からの解放を望むNTT。目指すはIWONを基軸としたグローバルITサービス企業。本書はNTTに肩入れすることなく、公平な見方で澤田社長から島田社長までのNTT改革を記載している。古い通信網管理の赤字は解消したいが、既得権であるNW網は維持したいというのは我儘に見えるが、民間企業である以上当然である。日本にGAFAMが生まれず、デジタル赤字を垂れ流しているということを日本の課題としているが、GAFAMに対応しうる企業を生み出したのは中国(BATH)のみであり、各国の市場規模に依存する。
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Satoshi
人工知能、海面上昇、生命科学など、1950年代に描かれたとは思えないテーマが満載である。優れたフィクションは現実に先行することの証左。人工知能による未来予知がテーマかと思えば、殺人事件が発生し、主人公が自身に疑義がかからないように被害者の脳から過去を予測し、そこから妻を巻き込んだ生命科学の陰謀に巻き込まれる。紆余曲折の後に未来の少年の物語で閉まる。安部公房の文学作品というより、SFスラップスティックコメディとして読める名作。
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Satoshi
アルハンブラ宮殿の模様からシンメトリーの紹介を読んでいる間は楽しめたが、群論になってから一気に難易度が増した。5次関数の解を求めるうちに解の置換性を見出し(著者によればシンメトリー)、これらを群と称する。ガロアが提唱した群の場合分けを後世の数学者が取り組み、196,883次元の空間に存在する結晶を発見するに至る。数学者の趣味のような群論は素粒子物理学、生物学、化学、通信工学にまで発展する。数学者の偉大さを実感できる作品だった。
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Satoshi
熊による被害のニュースが飛び交う中、本書を購入した。福岡大学ワンダーフォーゲル部の事件は凄惨だが、熊の生態が認知されていない中では学生達の行動は致し方ない。紹介されている事故が山中のみであり、今年のように街の中心部で目撃されるのは異常事態なのかもしれない。ただ、山は熊の領域であるという意見があるが、古来より日本の農村は山と共に生きていたので、本質ではないように思える。
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Satoshi
村上春樹の小説は主人公に性的に尽くす女性が登場し、意味有りげに性交渉するところが気味悪く、ノルウェイの森以降は避けてきた。本作は高校生以来の再読となる。娘の学費と住宅ローンに追われる中年男性の心に響く作品ではなかったが、村上春樹が90年代以降の漫画・アニメに与えた影響の大きさを実感した。深層心理への精神の離脱。壁に囲まれた世界。主人公が作った完璧な世界からの脱却(影だけ)。村上春樹は世界に誇る日本のサブカルチャーの始祖の1人であるのは間違いない。
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Satoshi
感想は下巻で
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/03(4789日経過)
記録初日
2012/11/03(4789日経過)
読んだ本
1988冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
781449ページ(1日平均163ページ)
感想・レビュー
1788件(投稿率89.9%)
本棚
30棚
性別
職業
技術系
現住所
神奈川県
自己紹介

ミステリーを中心に読んでいます。

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