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2024年10月の読書メーターまとめ

モルク
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感想・レビュー
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ナイス
3375ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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  • 菜穂子

2024年10月のお気に入られ登録
4

  • ぶ~よん
  • まみ
  • 菜穂子
  • イケメンつんちゃ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

モルク
1月2日箱根駅伝熱戦の火蓋を切るピストルが鳴った!箱根は降雪のおそれもある生憎の雲行き。各校の精鋭に混じって学連のメンバーもいた。順位も記録も残らない学連に参加の意味はあるのかと投げ掛ける声に監督、選手たちはその意義を胸に刻んでいた。最初から涙目になる。そして選手にその大学の仲間がボトルを手渡す給水シーンで涙腺崩壊。わだかまりを越えて本気で応援する姿、かける声に感動。資料もない学連の選手を調べあげていた辛島アナ、ありがとう。読み終えるのが寂しかった。来年も箱根駅伝、テレビにかじりつきます!
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

モルク

気候のせいなのか自律神経の乱れなのかこのところ体調がすこぶる悪い。肩首のこり頭痛、更年期も過ぎたはずなのに急に来るほてり、発汗…本も小刻みに読んでます。今月もよろしく。2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:20冊 読んだページ数:5768ページ ナイス数:2841ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/332547/summary/monthly/2024/9

Vanc
2024/10/01 21:34

いつもありがとうございます。共読は東野作品1冊でした。気になっているのが、櫛木作品で図書館本予約しております。今月も宜しくお願い致します。

モルク
2024/10/02 12:15

Vancさん、こちらこそいつもありがとう!櫛木作品、早くまわってきますように😆今月もよろしく

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2024年10月の感想・レビュー一覧
22

モルク
川越の商店街にひっそりあるカフェ「Memory」の2階で記憶を消す仕事をしている家入蘭。彼女のもとを訪れる依頼人の失恋の思い出、過去のトラウマなどを彼女の不思議な力で消すことができるそんな依頼人や店の外での出会いさらに…を描く連作短編集。時系列に戸惑ったりしたけど楽しめた。私?消したい記憶などありません。消したくなくともどんどん忘れていっているし…現在があるのは負の部分も含めてだと思っているから。
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モルク
藩主の信頼が厚い小納戸頭取を父に持つ永井重彰。藩主が長年悩まされていた痔瘻の外科手術を望み、執刀を依頼したのは生まれつき肛門のなかった重彰の息子の再生手術をした蘭方医の向坂先生。藩主の回復を期に父は隠居し、ほどなく向坂先生は事故死、そして父も亡くなる。目撃者もいるあまりに完璧な父の不慮の死に疑問を持った重彰はその真相を知る…。蘭方医を蛮医と呼ぶ世相。その中に重彰の母の芯の強さたくましさに心酔し、産後すぐに肛門のない我が子を抱き抱え家に駆け戻った妻の姿、その思いに涙する。
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モルク
中2の沙耶が誘拐された。犯人は警察を通じ身代金二千万円を請求するが、沙耶の家は貧困家庭。金を用意できるはずもなく、さらに虐待していた彼女に愛情もない。立派な家にバランスのとれた食事を提供してくれ、紳士である犯人との生活は沙耶にとってはじめて過ごす穏やかな時間だった。なぜ犯人は身代金目的の誘拐というリスクの高い犯罪を犯さなければならなかったのか、そしてなぜ沙耶だったのか。真相は最後にわかるが…帯にあるほどの号泣はない。毒親と思いやりのある犯人の対比。その後真相を皆がすんなり受け入れた様子に寧ろ驚いた。
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モルク
バブル期に入社した総合職の女性を主人公にした2話の短編集。合わせて100ページちょっと、読みやすいが短い中にもぎゅっと詰まっていた。そうそうこの時代は時間外勤務、休日出勤は当たり前、女性も総合職として受け入れられ始めたがセクハラも横行しいろいろ大変な時代だった。「勤労感謝の日」セクハラ上司をやり込め辞職に追い込まれた主人公、見合いしたもののとんだくそ野郎。「沖で待つ」は同期入社の男性との約束を果たす主人公。彼の隠したかったこと、そのダサさがいい。20年程前の作品であるがこの時代を経験したものにはたまらんね
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モルク
40歳を目前に離婚したまりえ。見晴らしのいいワンルームに引っ越しお気に入りの家具食器を揃え、仕事も楽しく順調、なかなかの収入もあり行きつけのバーもある。香水の香りに包まれ粉もの料理の腕をふるう。そして男にも不自由しない。久々に好きになれない主人公に遭遇。ひとり気儘な生活を楽しむかと思えば結婚相談所に登録し…それなのに年下の恋人もいる。こんなお洒落な生活は憧れるが私には縁遠く共感できるところはあまりない。恋愛観も然り。彼女の名と同じ「マリエ」という香水の香りを想像しながら読んだ。
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モルク
シングルマザーの母と暮らす蒼の小学4年生から高校卒業まで。母は友人と子供食堂のNPO法人を立ち上げ仕事に忙しく家事は蒼まかせ。そして蒼はひとりが好き。同級生米田君の父の仕事夜間街光調査官に憧れる。理解あるように見えて自分の考えを押し付けてくる母、あなたのためと言いながら自分のためじゃないの?と不満を持つ蒼にひどく共感。自分は教育しているつもりでも娘をひどく傷つけることに母は気づかない。わかるよ蒼。しかし別れの朝雪かきをしている母にしんみりしてしまった。米田君と友人の冬子の存在がありがたかった。
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モルク
船頭以下15人で江戸から尾張に向かう船。船大工を目指すも挫折し水夫となった和久郎もその一人だった。途中船が難破、漂流し漸くたどり着いたバタン島、しかしそこで新な苦難が待ち受けていた。島民の下、奴隷のような生活の中リーダーの二人が突然消える。そしてこの島には年寄がいない…帰国を念じ和久郎の大活躍のもと遂にその日は来た…先だった3人の思いを胸に船は故国に向かう…。涙が何度も出る。サバイバルものはとても好き。鳥島で一人で13年生活した長平の話も出てきて吉村昭「漂流」を再読したくなった。
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モルク
野亜市役所の企画部でテーマパークの誘致計画に携わっていた磯貝は、後押ししてくれた市長の急病で計画が頓挫し異動先は市立動物園の園長。廃園が噂されるなか動物愛に溢れるが癖の強い飼育員たちに素人の園長が受け入れられるはずもない。磯貝の思いと飼育員の思いが繋がるときそこに生まれたものは…。お仕事小説でもあり動物のこともよくわかるとてもあたたかい連作。磯貝だけでなく、飼育員、ゴリラのコータローの立場から書かれた話も面白い。象、ゴリラなど種別でなく今度はその中の個の単体として人格ならぬ象格、ゴリラ格…に注目してみる。
b☆h
2024/10/18 22:00

動物の生態についても興味深い作品ですよね。また読みたくなりました😊

モルク
2024/10/19 05:15

b☆hさん、あまり期待して読んだ訳じゃないことを作者に謝りたいです!動物園とは…ということも考えさせられました。採算じゃないんですよね。いかにして動物たちを幸せに過ごさせるかの思いに感動です!

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モルク
シリーズ第2弾。薬師律秀と僧侶呂秀兄弟は薬と祈祷の双方を行う法師陰陽師として活躍していた。前作から登場してくるあきつ鬼の援助を受け邪悪なものに挑む兄弟。今回は最強の敵ガモウダイゴ登場。この世のものではなく、強い怨念をもって戦いを仕掛けてくるであろうガモウダイゴに守り刀や封印の呪文で対抗しようと準備している途中で話は唐突に終わってしまった。続編ありきなのだが、あまりに中途半端な終わ方。次作で兄弟の母の死とガモウの繋がりなど、様々な疑問が解決するのか。
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モルク
小名浜の巻き網漁船第58寿和丸が千葉県犬吠崎沖で転覆、3人は救助されたが4人の死亡が確認され13人は行方不明。これは事故なのかを扱ったノンフィクション。波はあったがさほどの危険もないと判断しそれでも乗組員を休ませるためパラ泊中の船を襲った2度の衝撃、突然の浸水、あまりに早い沈没、そして海を黒く変えるほどの大量の油の流出。調査は波を受けたためと結論付けられた。事故調査の旅客船>商船>漁船という優先順位がある。潜水艦衝突説これが一番納得できるが政府の対応はあまりにもおざなりだ。口をつぐんでいる人がきっといる。
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モルク
21話の短編集というよりショートショートであることに驚き、しかもこの短い中にぎゅっと怖さ、おぞましさ、おちつかなさが詰まっている。文字にしていなくとも想像でゾワゾワ感じさせるもの、ほっこり系かと安心させ実はやっぱり…というものまで。「名所」で一気に持っていかれ「さきのばし」でこれでもかとやられた。題名である「一寸先の闇」という話はないのだが、この題名が的確で秀逸である。
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モルク
江戸時代、開板を目指している本屋さんを主人公にした3話の連作短編集。月に1度本を背負って行商へ、村の名主、寺などを巡る。彼が扱う本は学術書の分野が多いが、それ故に手に入り難い。最終話の「初めての開板」での名医の開かれた読書という考え方が斬新であり、でも本とは本来そういうものだよなと納得できる。青山氏の本は初読みだが読みやすく1本筋が通っていてとても惹かれる文章。何で今まで読まなかったんだろう。お気に入りの作家のひとりになりそう。著者の他の本も読んでみよう。
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モルク
1月2日箱根駅伝熱戦の火蓋を切るピストルが鳴った!箱根は降雪のおそれもある生憎の雲行き。各校の精鋭に混じって学連のメンバーもいた。順位も記録も残らない学連に参加の意味はあるのかと投げ掛ける声に監督、選手たちはその意義を胸に刻んでいた。最初から涙目になる。そして選手にその大学の仲間がボトルを手渡す給水シーンで涙腺崩壊。わだかまりを越えて本気で応援する姿、かける声に感動。資料もない学連の選手を調べあげていた辛島アナ、ありがとう。読み終えるのが寂しかった。来年も箱根駅伝、テレビにかじりつきます!
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モルク
駅伝の古豪明誠学院の4年生主将の隼人。古豪復活をかけ予選会からのスタート…夢は叶わず…もうこの時点で泣ける。監督の突然の交代、新監督甲斐への選手、OBの反発。そんな中隼人は学連のメンバーに選ばれ監督も甲斐。元々バラバラのチーム、甲斐そしてキャプテンに選ばれた隼人はまとめられるのか…ここからは池井戸節が炸裂する!それと同時にテレビ局での様子も興味深い。学連のメンバーも個性的、癖の強いアナウンサー辛島も魅力的。後半は本大会、こりゃあワクワクするわ。そして来年の大会の予選会が今月19日に行われる。こちらも注目❗
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モルク
大学生の春風は近所の老女が引ったくりの被害に会うのを目撃し、居合わせた男子高校生錬と共に追いかける。取り逃がしたものの犯人を特定するが…。その話と貧困母子家庭で妹が性被害にあった理央がそうとは気づかず詐欺の片棒を担ぎ抜けられなくなっている話が平行して語られ、この二つの話が一つに結ぶつくとき新な展開が…。進むにつれ意外な人物が重要な位置にあったりいろんな予想外の変化が新鮮だ。特殊詐欺、闇バイト、加害者家族など問題は深いが錬の双子の妹弟翠と陽の明るい掛け合いに癒される。
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モルク
東京から3時間「本日のメニューは。」と同じ地方都市にある商店街の4軒の店の連作短編集。夫が失踪しとんかつ屋を継いだ妻、常連となった一人のボクサーのために作ったカツ丼が…の「ほほえみ繁盛記」と最終話の米粉のパン屋さん「ハッピ・バースディ・トゥ・ユー」が好き。この4話目で小麦、卵のアレルギーを持つ子供になんとか食べさせてあげたいと4軒の店が工夫する。試行錯誤しながら食の楽しみを伝えたいという思いに涙する。食べたときおいしいと思ってもらえること、言われなくとも笑顔になってほしい。人を笑顔にする作品。
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モルク
登山部に入部したものの体力には自信があるが地図読み、天気図、山の知識の学習に嫌気がさしすぐに退部してしまった高1の美玖。夏休みに登山初心者の友人二人と共に日帰り登山に出掛ける。順調にいっていたはずが、寄り道をしようとして道を外れ遭難してしまう。軽い装備、少ない食料、水そして怪我発熱…スマホも通じず日は過ぎていく。いくら簡単そうに見える山でも山は山。自然を甘く見てはいけない。スマホに頼りすぎも駄目、基本的な山の知識は大切。巻末の「山で遭難しないために」の5ヶ条、当たり前と思うな、常に意識せよ、だな。
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モルク
題名に白昼夢とある通り日常が一変したコロナ禍でのちょっと不思議な4話の短編集。2話目の電車の遺骨の忘れ物(?)から始まる話、妻子を捨てその世界では有名なピアノ演奏者と一緒になった男の40年。彼の友人たちから見た話と彼自身が語る話「妻をめとらば才たけて」とレストラン経営の男が経営に行き詰まり多肉植物「アガベ」にのめり込み精神を奪われ次第に堕ちてゆく姿を描く「多肉」が好き。最終話「遺影」は最後はじんわり、どの作品も余韻が残り良かった。
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モルク
シリーズ第3弾まで一気に。行方知らずの息子を気づかうご寮さん芳、弟を想うふき、そして澪の幼なじみで吉原のあさひ太夫となった野江との束の間の再会などまたまた見どころはふんだんに。当時は珍しい女性料理人、偏見が多く様々な嫌がらせがあるなか澪はその負けん気と創意工夫で立ち向かう。ふきの弟への情けのかけ方、女性陣の考え方はよくわかるし正論だと思うが、ちょっと厳しいかな。私は種市寄りかも。
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モルク
シリーズ第2弾。焼失した「つる家」を元飯田町で再開。両親をなくしたふきを下足番として雇い入れ、客に喜んでもらおうと創意工夫した料理を出したが、新作すべてがライバル老舗の二番煎じだと…。ハラハラしながらも人情に触れほっとする。まわりの人々の優しさがしみる。そして澪にも仄かな恋心が芽生えているのに気づく。小松原さまの正体は?澪には幸せになってほしいし、今後の展開も気になってしかたがない。いざ次へ!
mirai.R 
2024/10/04 07:48

ここまで読んだよ。私も後からモルクしゃんに便乗しようかな😝

モルク
2024/10/04 09:58

おおっ!miraiちゃん、一緒に次行こう、次👊

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モルク
いよいよ連作歴史小説シリーズ「みをつくし料理帖」に手を出しました!神田で「つる屋」の調理場を任された澪。上方と江戸の味、調味料の違いに戸惑いながら喜んでもらおうと奮闘する澪の姿、引き込まれて心にしみる。なぜ今まで読まなかったんだろう。高田さんの「ふるさと銀河線」「駅の名は夜明け」であんなに感動していたのに。さあこれからどんどんいきますか。澪の成長を見届けます。
桜
2024/10/07 13:18

お邪魔しますm(_ _)m 私もこのシリーズ大好きです!澪の料理しているくだりが、料理への愛に溢れていて(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

モルク
2024/10/07 17:34

桜さん、おいしく、楽しく、喜んでもらえるような料理を…という澪の姿勢は応援できますよね!とても大事にしたいシリーズになりそうです😍

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モルク
プールに一緒に落ちたことで高1の坂平陸と水村まなみは入れ替わる。朝起きる度に戻っているのではないかと期待しながら夏休みが過ぎ新学期、入れ替わったことを家族や友人たちに気づかれないように振る舞うが…戻る日が来ると思いながら15年…年に1度は会っている二人。陸はまなみのまま結婚出産し女として生きている。本当の両親は遠い存在となる。男として淡々と生きているように見えるまなみだが彼女の側からの視点ももっとみたい。それにしても入れ替わった時生理の二日目はきつく、えらく戸惑っただろうな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/14(4298日経過)
記録初日
2009/11/16(5512日経過)
読んだ本
4037冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
1259196ページ(1日平均228ページ)
感想・レビュー
3268件(投稿率81.0%)
本棚
1棚
性別
血液型
O型
現住所
新潟県
自己紹介

読書メーターに登録したのは2013年3月ですが、ノートに記録してあったものをもとにつけています。図書館で借りるのがほとんどなので、主たる目的は同じものを何回も借りることを防ぐためです。記憶があいまいだったり、思い違いをしているといけないので、感想は登録後のものに限っています。

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