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あやのさんの感想・レビュー

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あやの
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ネタバレ何となく、読んでる人が多いからという理由で読み始めたら、まさかのゾンビもので驚いた(ゾンビもの好きじゃないから)。でも、話自体は面白かった!ミステリーとしてきっちり成立しているし、ゾンビの出現も有機的に利用されていて、凝った作りだなぁと感心したり。最初の方は「十角館」と似ている感じだと思ったら、作中にも「十角館では~」と触れているところがあって、やはり意識していたのか!と思った。色々と感心……
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あやの
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ネタバレどの事件もトリックの一捻りが効いていて面白かった!謎解きの主役となる葛警部にはあまり人間味を感じられず、好感は全くないのだが、冷徹とも言える客観性から、事件の真相を見つけていく。その論理性と裏腹に、どの事件も真相が人間的というか感情的というか、そのギャップが面白いと思った。特に「ねむけ」「命の恩」は、そんなこともあるよなぁと何だか共感。逆に「可燃物」は別の人が犯人かも?と思ったけど意外にそのままだった。この、意外性があるのかと思いきや普通だった……という意外性も米澤さんのならではかも!
竹園和明

天才米澤穂信は変幻自在ですね!

01/11 17:02
あやの

竹園さん、まさにそんな感じ!

01/11 23:44
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あやの
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「嫉妬」も「事件」も、当事者の心理状態を冷徹に詳細に記述するスタイルである。作者の体験談そのままなのか?と思ってしまう。訳者あとがきによれば「フィクションではないし、いわゆるノンフィクションでもまたない」とのこと。そのためか、特に嫉妬の方は「ああ、その感じ、わかる……」という点もすごく多い。個人の体験談でありながら普遍的な感情を描き尽くしている作品だと思った。主人公の痛みや辛苦が伝わる。辛いのに、平気な顔で日常生活を送らねばならないのが更に辛い。そんな感情を言葉にしてくれている凄い作品だった。
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あやの
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ネタバレジェンダー論の入門書として非常に有意義な本!大学生の視点からジェンダーに関わる疑問を解説してくれているのでとてもわかりやすい。更に、専門的な研究を引用しての解説もふんだんにあり、読みごたえがある。「フェミニズムとは?」「同性婚の必要性とは?」等の疑問について丁寧に答えている。読んでいくと、社会や生活の隅々に染み込んでいる性差別に気づかされる。本当の平等を達成するには社会の枠組みそのものを取り替えねばならないのでは……ただ、認知性差がスペクトラム的なものだとすれば、身体性における男女区別はどうなるのか?
あやの

という疑問がわく(本書では触れられていないけれど)。それに、職業であれば例えば助産師なんかは「女性」がどうしても求められるよね?そういった問題が出てきたらどうなるのだろう。とはいえ、大学の学部生達がここまでの内容を仕上げられるとは驚いた!

01/05 23:15
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あやの
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ネタバレ川口浩探検隊に夢中になっていた頃にこの本を読まなくて良かった~💧ただ、当時のテレビ界のスタンスやヤラセ報道を巡る裏話などたくさん知ることができて、今読めて良かった。探検隊のネタは確かに作り物だったのだろうが、スゴいものを作りたいというスタッフと強烈な個性のプロデューサーの情熱は本物だったということか。とにかく「探検」自体は本物だったことに変に安心してしまう。そして最終章の放送作家の独白は衝撃的。85年頃までのテレビ界の強烈さが伝わる。何を視聴者にイメージさせるかを、そういう視点で考えるのか……
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あやの
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ネタバレ米澤さんの古典部シリーズは読んだけど、これも高校生探偵のシリーズだったとは!独特の目線で謎を解き明かす小鳩君と、ホンワカ系かと思いきやワケアリそうな小佐内さんのペア。なぜ彼らが「互恵関係」になったのか、二人の過去には何が?など、知りたいことは尽きないが、それは次回以降に明らかになるのか?ちょっと「不思議ちゃん」な2人と日常に起こるちょっとした事件。続きを楽しみに読みます!
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あやの
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ネタバレ闇は誰でも心の中に持っていると思っているが、その闇を人間の外部にあるものとして捉えているのがこの小説である。バラバラの物語だと思っていたものが、いつしか繋がっていく様が恐ろしかった。まさかあの人やこの人が……という驚きも。そして、神原一家という一つの病原体のことを描いているようで、実は私たちの社会のどこにでも発生する悪意がテーマである。他人への嫉妬や優越感を持たない人はいないし、無意識の悪意は抑制するのが難しい。光と闇はセットだから闇を消すことはできない。せめて、闇にからめ捕られないようにしなくては。
かいちゃん

無意識の悪意、まったくそうだと思いました。ばらばらがつながったのもぞわぞわしました

01/08 17:25
あやの

かいちゃん、実際にありそうな話を増幅させて描いているようで怖かったです!

01/08 23:16
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あやの
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ネタバレこれは怖かった~😅「これは日本人が怖がる要素だろう」というものが全部詰め込まれていると思う。真相は断片的な話やインタビューやメモの類からなんとなく浮かび上がってくるけれど、はっきり結論づけられず、最後は「筆者」も??……呪い(のようなもの)がどんどん広がっていく怖さは「残穢」にも通じる。これも日本的恐怖かも。そして、いくら情報技術が発達してもこの恐怖が消えることがないのだ。知らない人からの「いいね!」も、得体の知れない動画や写真も、すべて不気味だ。この時代ならではの心に巣食う恐怖を掻き立てられる面白さ!
chantal(シャンタール)

怖いでしょう、怖いでしょう😱私もあの袋とじを開けた事をとっても後悔したよ😭

12/25 22:13
あやの

シャンちゃん、夜にチラ見して、朝になってからちゃんと見た!とてもじゃないけど夜には開けられなかったわ~😂

12/25 22:35
3件のコメントを全て見る
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あやの
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ネタバレ誘拐事件での身代金の受け渡し失敗までの緊張感のすごさ。それが断ち切られたあとは今後の展開の予測が付かず、探り探り読み進めた。様々な視点からその後や当時のことが語られ、事件の真相が明らかになったときには胸がいっぱいになった。どれだけ貴彦と優美が愛情を注いだか。里穂の長年の想いの強さと深さ。彼らに巡り会えたのなら、亮にとって誘拐されたことが幸せだったと言えるかも。写実絵画を媒介として、深い愛情が伝わっていく様子を感じられた。もっと描いてほしい真相も多少残っているが、苦しい程の愛を読むことができ、私は満足です。
あやの

本文より「忘れられないほど好きな人、どんな道を歩もうともずっと太陽のように自分の心を照らしてくれる。そんな人と巡り会えることが、本当の幸せなのだ」

12/23 23:51
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あやの
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ネタバレ500年の時を経て、やっと箱から出られた呪いの人形・お梅の奮闘記?呪いをかけようとすればするほど、その相手は結果として幸せになり、お梅のジレンマは募るばかり……というコメディでした。が、初めは人生に絶望していたり思い詰めたりしていた登場人物たちがお梅との出会い?を経て、前向きに生きていく様子はなかなか面白いし、感動すらあった。「老人ほおむで呪いたい」なんかは涙が出そうだった!お梅自体は可愛さを感じないキャラクターなのだが、そのお陰か他の人物を応援したくなる不思議な作品で、面白かった!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/15(3874日経過)
記録初日
2012/07/16(4573日経過)
読んだ本
836冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
267918ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
792件(投稿率94.7%)
本棚
11棚
性別
血液型
B型
自己紹介

気づいたら、半世紀!?心は永遠の34歳なんだけど🍎(そんなことばかり言ってないで、ステキな大人になりたいものです)……好きなことをやらないと後悔しそう!と、趣味の充実を図りたいのですが……
☆アマオケに入ってチェロを再開したい。

☆ピアノをもっと弾きたい。
☆語学・芸術・歴史をもっと勉強したい。
☆手芸をもっとやりたい。
☆読書をもっとしたい。
という願望を全部叶えるのは、フルタイム勤務の身にはなかなか難しく……
結局どれも中途半端になっていますが、好きなことがたくさんあるのは楽しいのです。
2022年4月に転勤しました。転勤前の4年間は、その職場でなければできない貴重な経験と思い出ができました。コロナじゃなければ絶対出逢うことのない人とも出逢い、私にとって何にも代えがたい大切な友人となりました。いくつになっても、人生の転機ってあるんだなと思いました。小説よりも面白い人生だとこっそり思っています🎵
大学生と小学生の娘と夫がいます。
音楽関連と震災関連、ミステリーとか社会問題のルポとか好きです。でも、何でも読みます。よろしくお願いします。

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