久しぶりに江の島〜鎌倉付近を少し散策した。夏日で汗かいたのでかき氷で涼む。
重いテーマなのに不思議と物語の雰囲気が暗くならないのは、著者の持ち味だろうか(まだ本作含めて2作しか読んだことないが)。ハナの26歳という年齢にしては幼いが基本的に明るいキャラクターや、森垣の旦那さんの優しさに救われているところはあると思う。
リョウは初登場時のぞっとするほど冷たい印象から、終わりの方ではずいぶんと変わった。彼本来の性格というよりも、ユートピアの渉外担当として、外部の人間に対してずっと警戒心を抱いて張り詰めっぱなしだったのかもしれないな。
ウサマ・ビンラディンはアフガン戦争に参加したムジャヒディンの資金調達をしたり、アルカイダの資金面も担っていたけれど、文中に記述のあった個人資産額は意外と大したことないなという印象。実際、サウジ国籍を剥奪されて実家から持ち分の手当を止められたらすぐ破綻状態に陥ったようだし。
東京都内在住のサラリーマン。
小説もエッセイもノンフィクションもビジネス書も(ついでにマンガも)読む雑食派です。
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