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2021年12月の読書メーターまとめ

やいっち
読んだ本
16
読んだページ
4733ページ
感想・レビュー
16
ナイス
6938ナイス

2021年12月に読んだ本
16

2021年12月のお気に入られ登録
5

  • 不知鳥
  • ぶ~よん
  • Homo Rudolfensis
  • SETSUGE
  • にゃおんある

2021年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
エッセイは読んだことがあるが、小説は初めて。嘗て仙台に6年住んだことがあり、仙台にゆかりの作家ということで、勝手に親近感を抱いてる。大衆に受け入れられる作風。主人公らはDVの中、育った。ドラマがあって過去を乗り越えて……を暗示した結末。希望を最後には抱かせるから、読後感も悪くなく……。小説の舞台は仙台。だが、仙台の各地の地名は出てきて、それなりに懐かしくはあるけど、仙台の土地柄気質歴史が僅かでも描かれるわけじゃない。背景が仙台ってだけのような。
やいっち
2022/01/01 15:53

小説は初読みと思ってたが、「重力ピエロ」に続き2作目だった。

が「ナイス!」と言っています。

2021年12月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち

先月は、それまで読んできたウェイリー版源氏物語(日本語訳)を読了した虚脱感めいたものがあって、積ん読本の消化の印象が強い。それでも、年縞博物館を訪れ、関連書を手にしたり、それなりに充実してたかな。 2021年11月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4169ページ ナイス数:7511ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly/2021/11

先月は、それまで読んできたウェイリー版源氏物語(日本語訳)を読了した虚脱感めいたものがあって、積ん読本の消化の印象が強い。それでも、年縞博物館を訪れ、関連書を手にしたり、それなりに充実してたかな。 2021年11月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4169ページ ナイス数:7511ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly/2021/11
やいっち
2021/12/01 22:19

読書量が減った言い訳。先月途中から仕事がやや忙しくなったから。いいことかもね。今月は仕事 忙しくなるかな。微妙。

が「ナイス!」と言っています。

2021年12月の感想・レビュー一覧
16

やいっち
『シーラという子』の続篇だが、こちらは未読。「愛を知らない少女に、再び差し伸べられた手。再生の物語が始まる」というが、想像を絶して困難な物語だった。年初には、上間陽子著の『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』 (at叢書)を読了している。期せずして…それとも自分の関心が齎した符合なのか、どうしても両者を比べてしまう。吾輩ごときが感想は書けない。心ある方は一読を薦める。
やいっち
2022/01/03 15:05

前作の『シーラという子』が素晴らしいと感じた方には、こちらを推薦しづらい。何故ならシーラと呼ばれた少女(幼女)には、とことん彼女と向き合ったはずのヘイデンにも想像を絶する過酷な性的虐待もあったと思い知るからだ。救いの灯りが見えたと思ったのは、大人の独りよがりに過ぎなかったのだから。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
エッセイは読んだことがあるが、小説は初めて。嘗て仙台に6年住んだことがあり、仙台にゆかりの作家ということで、勝手に親近感を抱いてる。大衆に受け入れられる作風。主人公らはDVの中、育った。ドラマがあって過去を乗り越えて……を暗示した結末。希望を最後には抱かせるから、読後感も悪くなく……。小説の舞台は仙台。だが、仙台の各地の地名は出てきて、それなりに懐かしくはあるけど、仙台の土地柄気質歴史が僅かでも描かれるわけじゃない。背景が仙台ってだけのような。
やいっち
2022/01/01 15:53

小説は初読みと思ってたが、「重力ピエロ」に続き2作目だった。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
著者は米国版ノーベル賞とも言われているベンジャミン・フランクリン・メダルを受賞した、なかなかの熱工学者。  動物が欠伸をする理由について、それは気持ちがいいからだが、ではなぜ気持ちがいいか、そのメカニズムをも彼のコンストラクタル法則で説明している。泳ぎや走ること、投手などでも、背の高いものが有利な理由もこの法則で説明できるという。水泳で伸びる余地があるのは、自由形だろうとも。
やいっち
2021/12/29 06:27

筆者のベジャンは、「人間を別格と見なして他の生き物と切り離す世界観を、ダーウィンが進化論で刷新した」その進化論を、(訳者である柴田 裕之氏の「あとがき」の言葉を借りれば)「さらに推し進め、生物を別格と見なして無生物と切り離す世界観を、すべてのかたちの進化を支配するという独創的なコンストラクタル法則で崩し、森羅万象を物理によって一つにまとめ上げた」のである。

やいっち
2021/12/29 06:27

筆者のベジャンにすれば基礎的で簡単なのだろう数式が随所にあり、文系人間ですらない吾輩には本書を理解しきれないもどかしさがあった。ちと(かなり)悔しい。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
宮殿や風光明媚な場所のリゾート施設の類いの廃墟は栄華の空しさ感が漂うだけ。それでも廃墟になったことで歳月が何かを生み出す。病院、特に嘗ての精神病院の廃墟は精神の荒廃感が濃縮されて凄まじい。廃墟。更地にし、全く違う施設を建てることで、過去を封印する。それが大概の都会の在り方。総ては夢だった……。が、廃墟は違う。風雨と人の好奇の眼が闇の濃さを思い知らせているようだ。蛮行は忘るべからず。
やいっち
2021/12/27 01:49

幽霊は人が見るもの、人が<生かす>存在だ。全て消え去った存在は美しいか。どんなに醜く過っていても、反論の余地はない。美は幻想のように確かで掴み所がない。廃墟は死のように妄想を逞しくさせてくれる。凝視するあなたのどんな夢想と切望をも許容する……かのようだ。

やいっち
2021/12/27 14:43

書き忘れていたことが一つ。時間であり、それは我々にとっての自然。形有るものは必ず崩れ滅びる。風雨であり微生物や黴、苔、埃、野鳥や野獣(人間も含む)等々。蔦が這い覆い罅割れ崩れ去る。そう自然が容赦なくその手で化粧し大地に呑まれ埋もれゆく。廃墟が仮に美しいとするなら、圧倒する自然の前には如何なる人間の営為も等しく平伏するしかない現実の厳しさ酷さのゆえではないか。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
内容案内によると、「幻覚剤メスカリンが、かつての幻視者、芸術家たちの経験を蘇らせる。知覚の可能性の探究を通してハクスリーが芸術を、文明の未来を語り、以後のさまざまなニューエイジ運動の火つけ役ともなった名エッセイ」とか。  メスカリンという名称は、「名称はメスカレロ・アパッチが儀式の際に使用したことに由来する」し、「1971年の向精神薬に関する条約によって国際的に規制され、日本では法律上の麻薬に指定されている」(Wikipediaより)とか。
やいっち
2021/12/24 03:51

ミシェル・ウエルベックの作品に題名がズバリ『セロトニン』なる小説がある。初めて読んだ『素粒子』などを思い出させた。内容は書かないが、薬物もだが遺伝子組み換えなど、時代はハクスリーの体験記をノスタルジックに感じさせるほど深甚な闇に迷い込んでいる。作家ウエルベックの絶望感は相当なもので、「遊びすぎてアジア系のロリータにしか救いを望めない男を描いて」いたり、作品も暗鬱そのもの。唯一の救いは作家がとことん表現の探求に妥協がないことか。だが、救いを求められ肉体も精神もボロボロになるアジア系のロリータに救いはない。

やいっち
2021/12/24 03:52

全文は: 「「知覚の扉」とメスカリン」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2021/12/post-2c2664.html

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
読むべき本だったか…。著者によると、「こんな女性がいたというそれだけの本ではある」と後書きで書いておられる。際立った美貌の女性。それだけで男どもは寄ってくる。生涯、体を交わした男は本人も百人以上とか。だが、好き合っての交わりは二人だけ。あとは相手からの無理やりとか。本人にも落ち度があろうが、綺麗でいながら行動的であけっぴろげな女性の宿命なのか。
やいっち
2021/12/23 20:38

問題行動というか意図的に目立つ行動を繰り返す。問題の女、噂の女、物議をかもす女。何かをしようと、ぶち上げるが、何事もついに成し遂げなかった女。  本書の意義を敢えて挙げるなら、「縦横無尽に移動を繰り返し、有名無名の人とつながり、複数の宗教を渡り歩き、数多の職業に就いた。その意味では幽蘭を追うことで明治・大正・昭和のひとつの見取り図、裏面史が見えてくる書」とは言えるかもしれない。

やいっち
2021/12/23 20:38

実際、この時代に公然とあるいは暗然と活躍した有名無名な人物がいかに多岐に渡るかに驚かされる。テレビドラマにヒーローとして採り上げられる人物たちが全てではないことを思い知らされる。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
10年前の「破壊する創造者――ウイルスがヒトを進化させた」も傑作だったが、本書は更に深化している。福岡伸一氏が誉めるのも納得。索引や図版が皆無など、門外漢にはやや不親切な作りなのが惜しい気がする。筆者によるウイルスの定義は首肯できる:「ウイルスは細胞生命体ではなく、カプシド(ウイルスゲノム を取り囲む タンパク質 の殻のこと)をコードする遺伝子の共生体である」
やいっち
2021/12/19 15:01

「RNAウイルスはRNAワールドで進化したRNA自己複製因子の共生体として生じたのではないかと私は考える。その後、生命が3つのドメインに進化していく中、ウイルスは細胞生物のドメインと共生しながら進化と多様性を続けた。生命の系統樹の起源と多様化の中で相互作用的で創造的な役割を果たしてきたのだ。その役割は、今日でも地球規模で続いている。」

やいっち
2021/12/20 11:15

ライアンによるウイルスの定義に僭越ながら強く納得。ウイルスを半端な存在と見るのは、植物を花粉の状態で判断しているようなもの。花粉は地表に落下しやがて開花する、そうしたライフサイクルの一段階を呈している。ウイルスも、生物の遺伝子に依存し、共生することでライフサイクルを全うする。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
筒美京平という作曲家の天才ぶりを堪能した……と言いたいが、音楽について(も)門外漢の我輩に何が分かったろう。ただ、口をあんぐり話に聞き入っていた。歌手の声に惚れて作曲したくなるという話には特に興味津々。平山みきは分かるが郷ひろみの声に惚れてたとは。確かにデビュー当時の郷ひろみは良かったな。……余談だが、作曲という営み自体が我輩には神秘……驚異なのだ。
moyse_n
2021/12/19 13:22

やいっちさん、私も西田佐知子は大好きです。前はYoutubeに筒美京平と詞の重要なパートナーの松本隆の対談が上がっていたのですが...。松本の証言によると、「くれないホテル」を洋楽系で最初にリスペクトしたのは、はっぴいえんどで松本と一緒に活動していた頃の細野晴臣らしいです。松本隆の証言があります(3分40秒からご覧ください→)。https://www.youtube.com/watch?v=PP21bsiN7N0

やいっち
2021/12/19 15:16

YouTube ありがとうございます。分かる人には分かるんですね。こちらは聞き惚れるだけでしたが。はっぴいえんどのことを知ったのは、学生時代だった。歌謡曲と演歌、井上陽水、小椋佳が全てだった吾輩を尻目に、友人らが「風をあつめて」などをこれはいいよねって話し合ってて、へえーと感心してたことを思い出しました。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
ヤマト政権が成立するまでは、日本海側こそが表日本であり、筑紫、出雲、若狭、能登がそれぞれに主に船を使っての交流が盛んだったこと、その際、特定の地域が権力の中心(国家)たることを志向しなかったのではないか、という視点に特に面白みを感じた。『古事記』や『万葉集』『風土記』などの文献はもちろん、各地の神社の言い伝え、嘗ては各地にあった船の停泊の場たりえた潟、最新の考古学の成果などを考慮に入れての古代像の見直しを迫る。黒曜石や翡翠の古代においての重要度は今更ながらに再認識させられる。三浦版「新・海上の道」誕生。
やいっち
2021/12/16 01:24

富山県は、「環日本海交流会館」があるほどに、環日本海交流に関心をもってきた。近年の日韓や対中国感情の悪化でこの熱は冷め気味だが、一方で学術的には進展が見られることが嬉しい。ただ、環日本海交流の日本海という呼び名は少し抵抗がある。日本や朝鮮、中国や台湾にも中立的な呼称が工夫されるべきだろう。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
冊子風な本だが、画像が豊富だし、部分の拡大図もあって、解説共々楽しめる。敢えて十日ほどを費やした。  ボス は、ブリューゲルや ダ・ヴィンチ あるいは、デューラーらと同時代か、相前後して活躍している。名前だけでも壮観だ。世紀末の切迫感がいかに深甚なものかを感じさせられる。やはりいつか本物を鑑賞したい。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
クモは食物連鎖で巨大な役割りを果たしてる。セアカゴケグモは大人しい(ちょっかいを出さなければいい)。クモが食べるエサ(虫)の量は、全人類の体重に匹敵する。家の中にいる節足動物で、ハエやカに次いでクモが多い。家の中のクモは、ゴキブリやダニなどを食べる。クモの糸は、細菌の繁殖を抑える効果がある。掃除しにくい場所もクモの糸のお陰で細菌が増えない。クモにも個性がある。ほとんどのクモは一人暮らし。映画などに登場するクモは生態が誤解されてるものが多い。クモの眼は弱視。クモの糸の振動などでエサや敵を感知する。
やいっち
2021/12/14 22:50

・網は毎日張り直している ・クモは自分で張った糸を食べてリサイクルする ・メスに食べられないようにプレゼントを渡すオスがいる ・クモはほ乳類を食べることもできる ・クモは日本人よりたくさん宇宙に行っている ・最大7種類の糸を使い分ける ・子グモは糸を使って空を飛ぶ ・オスは脚を使って子作りをする ・クモの糸は細菌の繁殖を抑える ・クモは脳の一部を脚に収納する ・地球に棲むクモの総体重はおよそ2500万トン ・網を張るクモは、眼があまり見えない ・クモの糸は鋼鉄と同じくらいの強さがある

やいっち
2021/12/14 22:51

専門家の裏付けのある話を専門家が一般の蜘蛛嫌いの人に分かりやすいよう、興味深い話を繰り出してくれる。さて、本書を読んで吾輩はクモ好きになったか…。クモに絡むエッセイは幾つか書いたことがあるけど。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
本書は、女性の坑内労働をめぐる記憶を最初に解放した書。ルポもの、聞き書きものとして嚆矢といっていいのか。1961年に初めて刊行。その後、幾つかの出版社を経て1977年に三一書房から再刊。  本書は三一書房版を底本にしている。水溜真由美の解説を付しての新刊である。炭坑画と云えば、言わずと知れた山本作兵衛。その炭坑記録画が各章の扉に載っている。小生は嘗てブログにて山本作兵衛を特集したことがある:「山本作兵衛の筑豊炭鉱画と五木『青春の門』と」森崎は谷川雁に連れられて初めて炭鉱町を訪れたとか。
Johnnycake
2021/12/10 11:21

あ、そうそう、宗像神社は色々面白い歴史がありますよね。私は宗像には小学校2年までしか住んでいなかったんですが、両親がまた戻ったので、近年行く機会も増えてきています。次回行く時までにもっと宗像神社のことなど勉強したいと思います。「海賊と呼ばれた男」にも宗像のことが出てきていておおっと思いました。

やいっち
2021/12/10 14:57

奈良や長野(安曇野)、島根(出雲)、九州(沖ノ島)など見て回りたい。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
なかなか理解が及ばない。神々の…という題名のあやうさ。古代ギリシャどころか、バビロニアなどの素養も要る。さらに旧約聖書の世界を知悉していないと、話しについていけない。さらに脳科学の知識も必要となると、(著者の知見自体古い)専門的な話に素直についていくのも憚られる。それでも真に受けさえしなければ、大枠の議論については、読むに値する本だと感じた。
やいっち
2021/12/09 21:45

著者は変化の証左を旧約聖書に見る。<石碑の玉座から神が姿を消し、失楽園のエピソードを含む「創世記」から始まる旧約聖書では、途中から神の姿が見えなくなり、預言者も登場しなくなり、十戒や律法という文字や掟による規制が生まれてくる。ここ数千年来、神や確実性の喪失と、拠り所や真実の探求が人間の歴史の普遍的テーマになっている。占いや神託、宗教、科学の盛衰もこの観点から捉えられる。>統合失調症なども、失われたはずの神の声が聞こえることからくる迷いだと説明する。

やいっち
2021/12/09 21:46

訳者あとがき:<哲学者ダニエル・デネットは、意識の誕生を生物学的進化ではなく学習によるとする、このジェインズの考えを、「すばらしいことこのうえないアイデア」と絶賛し、脳というハードウエアの変化ではなく、脳が新しいソフトウエアを必要とした結果と言い換えている。そして、意識の起源をたどるジェインズの試みを「ソフトウエア考古学」と呼び、遺物や遺跡、化石に頼れる従来の考古学に比べて、直接の証拠に乏しい、はるかに難しい作業であるのだから、ジェインズの仮説が大胆にならざるをえないことを認め>るべきとしているとか。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「黒部奇譚」展にて入手したパンフレット。「黒部市内において古くから語り継がれている伝説や昔話を紹介し、その中心となったゆかりの地を偲び、畏れや祈り、心の拠り処となったものを現代人と一緒に訪ねる機会とします」というもの。こんなに充実したパンフレットが只なんて! 黒部には伝説が豊富。訪ねたくなった場所が数知れず。砂丘や潟も、古寺古社古城(跡)伝説の古木。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
著者は、「1969年、フランスのジャーナリスト。パリ第三大学で現代文学を学んだ後、高等情報通信科学校で日本漫画とメディア論を専攻」というが、日本語文献は読めないとか。直に日本文化を研究した風が乏しい。本書の日本での刊行は、2010年。原書は2006年。つまり著者が三十代後半の頃に書いた本。この手の本は風俗の変遷が激しいので、情報が新しくないともどかしい思いが募るのみ。あくまでフランス人ジャーナリストの目には嘗て(今も?)このように映っていたという理解が必要だろう。
棕櫚木庵
2021/12/05 17:42

リンク先,最初の頁を見ただけですけど,一瞬,三島由紀夫を連想しました・・・なんていうと,三島ファンに叱られるかな(^^;)

やいっち
2021/12/05 17:49

パロディってますね。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「無学な召使いの人生を、寄り添うように描いた「素朴なひと」」は、傑作。推敲を重ね、過度の思い入れを排した叙述……なのにフェリシテの人間像がじんわり。「城主の息子で、血に飢えた狩りの名手ジュリアンの数奇な運命を綴った「聖ジュリアン伝」」は、ありきたりに感じられた。聖人になってからの事蹟を描いてないからか。「サロメの伝説を下敷きに、ユダヤの王宮で繰り広げられる騒動を描く「ヘロディアス」」は、旧約聖書の錯綜する部族や国の歴史が我輩には把握できず退屈だった。訳者による詳しい解説を読んでからも。
棕櫚木庵
2021/12/03 16:47

こんにちは.やっぱり「素朴な人」が一番心に沁みますよね.私の読んだ本では「まごころ」って題だったような気がします.

やいっち
2021/12/03 16:52

棕櫚木庵さん 「純な心」もいいけど、「まごころ」もいいですね。とにかく、この作品は素敵です。今まで知らなかった自分の不明を感じてます。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(3586日経過)
記録初日
2005/04/30(7181日経過)
読んだ本
1831冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
640187ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
1708件(投稿率93.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。


外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/

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