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2023年7月の読書メーターまとめ

やいっち
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2023年7月に読んだ本
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2023年7月のお気に入られ登録
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  • ながや

2023年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
「山間の町で、病床の父と、夜こっそり家を留守にする母と暮らす〈ぼく〉は、ある日、古道具屋の鳥籠のトビに心を奪われる。季節のうつろいのなかで描かれる、生と死をめぐる美しい寓話」というもの。本作品の何よりの売りは、作者マンガレリの織り成す作風自体にある。
やいっち
2023/07/11 04:21

10年前に本書刊。初版のまま店頭にあった。 書店で粗方買う本は選んで籠に入れていたのだが、去り際ふと目にして衝動買い。普通、売れないと返品されるとか。2刷りにもなってない。よくもまあ残ってた。

やいっち
2023/07/11 04:21

吾輩も全く未知の作家の本によくぞ手を出したと、自分を褒めたくなる。

が「ナイス!」と言っています。

2023年7月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち

地味な小花……ムラサキシキブ? あちこちにこの植物の群生。

地味な小花……ムラサキシキブ? あちこちにこの植物の群生。
やいっち
2023/07/03 18:22

昨日の庭仕事で、目に何かの液体が。樹液? 虫か野鳥の体液? 目やに……

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2023年7月の感想・レビュー一覧
17

やいっち
書店で貰ってきたミネルヴァ書房発行の読書人のための冊子。  勿体ないので新刊案内も含め通読。中身の濃さ面白さに感心。悲しいかなこの中の誰かの一冊でも読めるか怪しい…悲しいね。
やいっち
2023/07/31 03:30

「なりたい自分」はスマホの中(二七)  フィルターの役割(江本紫織)/ 心の支援のこれまでとこれから(三)  ICTの活用⑴(下山晴彦)/ 社会科学の哲学と国際関係論(一六)  社会科学の研究プロセス/成果と人間社会(保城広至)/ 福沢諭吉と渋沢栄一(四)  日本資本主義の父の誕生(清家竜介)/ ヒトと自然の江戸時代(一六)  刃を向ける自然⑵——ニシン(武井弘一)/

やいっち
2023/07/31 03:31

軍艦島の不思議な万華鏡模様(九)  端島で暮らした人々 その1(松本 滋)/ ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」  惜しまれる夭折の先覚者(⻆鹿尚計)/ モンゴル時代史鶏肋抄(二五)  カアンの絡繰(からくり)時計(上)(宮 紀子)/ 社会学の古典を読む(四六)  「アクターネットワーク理論」に先行する科学人類学の古典(毛利嘉孝)/ 本をめぐる声  雑誌と配達、今昔(不二屋書店 荒井智広)/ 京都再発見  京あめ(株式会社豊松堂)

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やいっち
10出版社共同復刊…書物復権の一角で見付けて、AV女優という名称に惹かれ、著者が女性ということで視点も含め女優陣への突っ込みも深いかユニークかを期待した。
やいっち
2023/07/31 03:25

何を期待したか。生身の存在であるAV女優の肉声…例えば彼女らが一人部屋のベッドで、あるいは街の片隅でふっと感じる何か。

やいっち
2023/07/31 03:25

それにしても、本書の表紙、何故こんなに地味というかシンプルというか、ひっそり佇むようなデザインにしたのか。饒舌って感が溢れててもいいんじゃないか? 帯の「10出版社共同復刊…書物復権 鈴木涼美」ばかりが目立つ。…ま、うっかり手を出したんだから、出版社の作戦成功なのかね。

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やいっち
線虫なんてニョロニョロして気色悪くて好きじゃない。ただ、ひたすら好奇心で手にした本。関連する(かどうか微妙だが)本として、トゥオマス・アイヴェロ著の『寄生生物の果てしなき進化』を昨年だったか読んだことがある。 関連拙稿(?):「脊椎動物の祖先はナメクジウオ!」
やいっち
2023/07/27 13:06

吾輩に言わせると、動物だけに限るのは極めて不徹底。感覚の鋭敏さを云うなら、動かない植物こそ余程、動けないがゆえにシビアな神経を有しているわけで、我々は物言わない植物の沈黙に甘え、精進料理だの肉食をしないとか、ベジタリアンだとか謳っているが、生き物…感覚機能を持つ生き物に他ならないはず。生け花に美を求める趣味は大嫌いである。…その実、日々雑草毟りやら枝葉剪定に汲々としている自分がいる。矛盾の塊のような吾輩。

やいっち
2023/07/29 08:57

本書には画像や図が豊富。ニョロニョロする線虫の動画は載ってないので、安心して手にして下さい。

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やいっち
『愉楽』以来の二冊目。『愉楽』ほどじゃないが、マルケスばりの魔術的想像力炸裂。文化大革命の真っ最中のドラマなので、毛沢東語録などが随所に引かれ、革命中国の堅苦しさが満々なのだが、その桎梏を敢えて課しながらも、革命の想像上の内実をとことん描き切っている。
やいっち
2023/07/26 22:17

出版社の「文化大革命の嵐が吹き荒れる中、革命の夢を抱く二人の男女が旧勢力と対峙する。権力と愛の狂気の行方にあるのは悲劇なのか」という内容案内は、的を射ている説明。紋切り型の革命話になりそうでならない。全くならない。そんな話…ありえない。とにかく面白い。

やいっち
2023/07/26 22:18

セックス描写も笑っちゃうほど面白い。長々した描写なのに退屈させないのは、作家のテクニックだね。

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やいっち
サルトルが生涯プライベートでピアノを弾いていたことは初耳。即興風に弾いていたらしい。そこに興味が湧く。中途で読むのに頓挫した『存在と無』も新たな目で読むといいのかも。
やいっち
2023/07/25 13:21

著者:フランソワ・ヌーデルマン:「フランスを代表するサルトル研究者。パリ第8大学教授。ジョン・ホプキンス大学やニューヨーク大学の客員教授、全— 世界学院のコーディネーターなどを歴任。ドキュメンタリー映画でサルトルがショパンを弾くところを見て「新たなサルトル」を発見し、それを機に思想家とピアノの関係を探求、本書の上梓につながった。自らも優れたピアノ演奏者である。(以下略)」

やいっち
2023/07/26 13:18

さすが、ここが非常に参考になる: https://1000ya.isis.ne.jp/1579.html

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やいっち
「「人間は物理現象である」という立場から論を展開していく。人間の存在は,物理法則を超越した奇跡ではない。(中略)生命・知性・意識の3つの面から奇跡的な物理現象としての人類を語る,迫真のサイエンス読本」という本。
やいっち
2023/07/21 03:39

ダークマター、ダークエネルギーの発見が宇宙像や物質像を変換させるとは思っていたが、ここまで従来の説明とは一変していることに驚いた。

やいっち
2023/07/24 13:04

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の成果でもあるのかな。また最新の天文学の本を読まないと。

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やいっち
本書は、ゲーデルの生涯をこそ描くのが主眼。ゲーデルに負けず劣らず奇矯な奥さんアデーレや、苦しい時期のゲーデルに寄り添ったアインシュタインや終生ゲーデルを支えたジョン・フォン・ノイマンなどとの付き合いが縷々語られる。
やいっち
2023/07/17 04:14

著者ブディアンスキーの本書での最後の言葉は転記するに値する:

やいっち
2023/07/17 04:14

「ゲーデル自身は、自分の証明が人間の創造性に大きな希望を与えると固く信じていた。人間はこれからも常に直観によってある種の真理を認識できる、それは最先端の計算機でさえなしえないことだと、彼は一貫して主張していた。ゲーデルが彼の定理のもっとも遠大な意味合いについて信じているいたことが正しければ、人間の心の推論、学習、計画、問題解決能力を、厳密な意味で複製できる機械は決して現れないだろう。ゲーデルは人間の知識や信頼の限界ではなく、人間の精神のかけがいのない独自性だけをみていたのだ。」

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
こういう本は、読むべき本。失われた……現下の政権が奪い去った30年。今のままじゃ、まだ10年は沈下していく。来年か再来年は大増税、且つ福祉医療年金崩壊。  本書のターゲットは、ロスジェネにあるようだ。
やいっち
2023/07/16 20:22

誤字あり。恥ずかしい。

やいっち
2023/07/16 22:35

貧富の拡大路線(政策)を続ける政府与党。案の定だった。ロスジェネ以下の若者を高給厚待遇で自衛隊へ! でも戦争の最前線になりつつある現下の日本の自衛隊に入る?

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やいっち
書店では必ず出版社の宣伝冊子を貰ってくる。これまではパラパラ捲るだけだったが、それでは勿体ないと、読書メーターに登録し通読することに。
やいっち
2023/07/16 15:57

能楽師の安田登の連載は、漢文が題材。面白いが何故能楽師の方がこうした話題を? その他、文芸評論家の斎藤美奈子、哲学の津崎良典、編集者の都築響一、写真家の長倉洋海、編集者・食文化研究家の畑中三応子など。

やいっち
2023/07/16 15:59

目次: 外古典のすすめ9 年下男子との破滅的恋愛~ラディゲ『肉体の悪魔』の巻 斎藤美奈子/ ROADSIDE DIARIES 移動締切日32 都築響一 /  未来を生きるための漢文11――臥薪嘗胆 呉越の戦い 安田 登 / ご家庭のファッションフード8――日に日によくなる味と質、やっと戦後が落ち着いた 畑中三応子 /  そして繊細の精神は光を放ち 新連載――死 津崎良典 /  book review――『岡村昭彦を探して』 長倉洋海

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やいっち
「「人間は遊ぶ存在である」。人間のもろもろのはたらき、生活行為の本質は、人間存在の根源的な様態は何かとの問いに、二十世紀最大の文化史家が確信した結論がここにある」といった書。
やいっち
2023/07/12 03:00

「ホイジンガ 一八七二年、オランダに生まれる。一九〇五年、フローニンゲン大学教授。一九一五年、ライデン大学外国史・歴史地理学教授。古代インド学で学位を得たが、のちにヨーロッパ中世史に転じ、一九一九年に『中世の秋』を発表し、大きな反響を呼ぶ。ライデン大学学長をも務める。主な著書に『エラスムス』『朝の影のなかに』『ホモ・ルーデンス』など。一九四五年、死去。」

やいっち
2023/07/12 13:12

インド(ウパニシャッド哲学)や日本にも言及があった。ならばいっそのこと、「梁塵秘抄」の”遊びをせんとや生まれけん“にも言及してほしかった。或いはその法皇に。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「山間の町で、病床の父と、夜こっそり家を留守にする母と暮らす〈ぼく〉は、ある日、古道具屋の鳥籠のトビに心を奪われる。季節のうつろいのなかで描かれる、生と死をめぐる美しい寓話」というもの。本作品の何よりの売りは、作者マンガレリの織り成す作風自体にある。
やいっち
2023/07/11 04:21

10年前に本書刊。初版のまま店頭にあった。 書店で粗方買う本は選んで籠に入れていたのだが、去り際ふと目にして衝動買い。普通、売れないと返品されるとか。2刷りにもなってない。よくもまあ残ってた。

やいっち
2023/07/11 04:21

吾輩も全く未知の作家の本によくぞ手を出したと、自分を褒めたくなる。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「ルーベンスに憧れるフランダースの貧しい少年ネロは、老犬パトラシエを友に一心に絵を描き続けた……。豊かな詩情をたたえた名作」というもの。
やいっち
2023/07/11 04:16

本書には、「ニュルンベルクのストーブ」も併載。こちらは、名陶工ヒルシュフォーゲルによる陶器ストーブが、あるいはそのストーブへの深い執念…思いこそが作品のテーマ。最後は王様の配慮でのパッピーエンドとなる。童話風な話の展開だが、さすがに読ませる。前者は悲劇で終わっているが、こちらはハッピーエンドなのにとても印象的。

やいっち
2023/07/13 11:50

今になって本書を手にしたのも読メのお蔭です。

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やいっち
チェーホフは医者。とことん医者。多くの患者に無料で。作家業で一本立ちできても最後まで医者。そんな彼だからこそ幅広い世界(階層)の人々を知る。
やいっち
2023/07/11 04:13

素っ気ないほどに描かれていても愛情とユーモアを嗅ぎ取れる。感想など不要。やっぱりチェーホフ、大好き。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
書店でゲットした出版社の宣伝冊子。気儘に折々捲るのもいいが、内容の充実ぶりに、やはり一通り目を通したいと、読書メーターに登録。冊子全体を通読した。  気になる小文はいずれも。悲しいかな一冊だけでも読めるかどうか。知見を広めるだけに終わる…悲しいね。
yomineko
2023/07/07 06:01

おはようございます😊白水社さんの大ファンです✨✨✨読みたい本に登録させて頂きました📚

やいっち
2023/07/07 11:02

こういう出版社には頑張ってもらいたいですね。既に夏号も出てるようです。

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やいっち
例によって昭和30年前後の父の蔵書の一冊。  中村 武志(なかむら たけし、1909年 - 1992年)は、日本の小説家、国鉄職員である。長野県出身。
やいっち
2023/07/07 05:51

「1954年に出版した『小説サラリーマン目白三平』がヒットし、以後シリーズ化する。1955年には映画化もされた」(以上「Wikipedia」より)ことは当時を知る人には覚えていることかもしれない。人気作家で、テレビなどのゲストにもなっていた(テレビで同氏を観たことは覚えているが、この人、何者ってのが吾輩の幽かな記憶)。

やいっち
2023/07/07 05:52

読んでいてやや意固地とも感じるところも。タクシーなどいろんなところで言わずもがなな言動で衝突することしばしば。物怖じしない率直な物言いが人気だったのかもしれない。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
折角 書店で貰ってる冊子。パラパラ捲るだけじゃ勿体ない。ということで登録して全編通読することに。
ハナハナ
2023/07/04 14:21

私も3月号まで貰ってますが、5月号はなかった(;_;)白水社のより読み応えあるかな。ちなみに3月号の表紙はレンブラントです。

やいっち
2023/07/04 16:16

悲しいかな毎月書店に行かないし、無くなってることも多い……

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
例によって父の昭和30年前後の蔵書から。  著者は「あとがき」で、「大学を出てから明けても暮れても頭の中にこびりついていたのは、なんといっても専攻の中国史である」と。
やいっち
2023/07/03 21:39

「在学中より舌鋒鋭い事で知られ、教師であろうともその怠惰な仏教学への姿勢を追求する事には容赦なかった。中国との国交正常化後文化大革命後は、日中仏教交流の普及に努め、(中略)50歳を過ぎてから自宅近くの合気道場・天道館で稽古を始め、6段になるまで精進した。」(以上、「鎌田茂雄 - Wikipedia」より)

やいっち
2023/07/04 04:49

なお、カバー装幀は藤橋正枝。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(3582日経過)
記録初日
2005/04/30(7177日経過)
読んだ本
1828冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
639075ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
1705件(投稿率93.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。


外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/

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