ゼレンスキーがウクライナ東部のロシア人へのひどい扱いや、プーチンのロシアは我慢ならなかったし、EUが東への勢力の拡大を図らないという約束が破られたとあっては、結果は予想されたことだった。背後には軍需産業や産軍一体の巨大な思惑が透けて見える。その他、核の傘に守られているというのは、幻想に過ぎないと。なるほどと思わせてくれた。同氏の本は二冊目だが、大いに読むに値する。
本書に関連する記事はネットでは乏しいが、幸い、「関門海峡百話、関門海峡国道トンネル、関門鉄道トンネル | 日本の歴史と日本人のルーツ」が見つかった。参照する値打ち十分である: https://ameblo.jp/shimonose9m/entry-12660152378.html
「源平の合戦の舞台となった壇之浦や、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行なわれた巌流島がある関門海峡。その海峡をまたぐ関門鉄道トンネルは、世界で最初の海底トンネルであり、本州の下関市彦島江の浦町と北九州市門司区梅ノ木町を結んでいる。工事は1936年に着工され戦時下の1942(昭和17)年に下り線が、1944年に上り線が開通した。」: https://www.jcca.or.jp/dobokuisan/japan/chugoku/kanmon.html
本書は、著者の処女作だとか。「文系的知識と理系的知識の融合、知と情の両立」という出版社の宣伝文句は伊達じゃない。知と情の極を猛烈に振り切って描かれる。鈍臭い吾輩の脳味噌に何度も往復びんたをくらってしまった。書店の店頭にはパワーズの本があまり置いてないのが不思議だし残念。兎に角、「黄金虫変奏曲」の再読と、未読作品の入手を急ぐ。
【著者紹介】田中基(タナカ・モトイ) 1941年山口県生まれ。2022年逝去。早稲田大学第一文学部卒業。季刊誌『どるめん』を編集。古諏訪祭政体について研究するかたわら、縄文土器図像の神話文脈への変換を模索。都内から長野県富士見町に移住し、その後茅野市に転居。多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員、明治大学リバティアカデミー公開講座の講師なども歴任。
『アフリカの日々』というエッセイ文学での傑作の書き手なので、つまらないはずはないと一冊目の小説にめげずにトライ。そうでないと読まない。やや古風なタッチながら、うまく書き上げている。紀行という目の前の現実に捉われず、想像を羽搏かせる物語は自由度が高いが、吾輩は、イサク・ディネセンは、現実の相を観察し交流することで、彼女ならではの世界把握が出来ていたと思う。そのほうが適性があるのではと感じた。
本書にて「更新世パーク」なる話題に遭遇。吾輩の貧素な想像力を遥かに超える挑戦。 「フォトログ:永久凍土融解を防げ、科学者父子の「氷河期」計画 | ロイター」 https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKBN2HT0C2/ 是非、一読を。
読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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