ネタバレサプライズから泣きっぱなし😭良かったー。私も幸せもらっちゃった気分。本当にありがとうございます。まだ暑いし、夏おでん作ろう😊

ネタバレ「魂のタスキがいまつながりました！」区間20Km以上を走るうちに、スタミナ切れして失速するのはわかるけれど、調子が上がってきてスピードアップできるのは何故だろう？と素人考えで思っていた。想像を絶する走り込みをベースに最後はメンタル、これまで生きてきた時間の全て、そして未来への思いが背中を押してくれるのですね。文字どおり人生を賭けて携わってきた方々の群像小説「俺たちの箱根駅伝」を読んでとても良かったです。ブレーキあり度肝を抜く快走もあり、甲斐監督、考え抜いた選手采配お見事でございました。

ネタバレ友達に勧められて。箱根駅伝の関東学生連合チームが伝説の名選手だった監督（甲斐真人商社勤務で35歳前後）のもとで三位以上を目指す。放映するテレビ局、マスコミのあれこれ。これは面白いに違いなく、どんどん読める🏃‍♂️区間エントリーが決まり下巻へ。

ネタバレ番組を視聴しながら。「源氏物語」の原文を、20世紀に語学の天才で詩人でもあったアーサー・ウェイリーが自国の宗教や文化に同化させて翻訳したのが〈ウェイリー訳〉。その100年後、西洋化された「源氏物語」を毬矢まりえ（俳人）、森山恵（詩人）姉妹が現代日本語に訳したのが〈戻し訳（らせん訳）〉。複雑な敬語がなく、主語を明確化、エンペラー（帝）のもとでシャイニング・プリンス（光源氏）が躍動し和歌にはシェイクスピアのフレーズが。眩くワクワクする〈らせん訳〉「源氏物語」を是非読んでみたい。

ネタバレ「京都ぎらい」の井上章一氏と小説家佐藤賢一氏に様々な「世界史のミカタ」を教えられた。心に残ったのは、「なぜ世界の神話は似ているのか」、外交官は外見重視？「イケメンぞろいの遣唐使」、倒幕と四民平等を掲げたことから「明治維新とフランス革命の類似性」‥‥なるほど。2019年出版の本なのでその後世界はコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、ガザ侵攻、政界も大きく動いている。著者の先生方のように歴史的背景を考え視野を広く持ちたいものだ。

ネタバレサプライズから泣きっぱなし😭良かったー。私も幸せもらっちゃった気分。本当にありがとうございます。まだ暑いし、夏おでん作ろう😊

ネタバレ作者紹介によると筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側彎症および人工呼吸器使用・電動車椅子当事者で、主人公井沢釈華も作者がモデルと思われる。私大の通信課程に通い、コタツ記事を書き、18禁TL小説をサイトに投稿。「私は紙の本を憎んでいた。」「『本好き』たちの無知な傲慢さを憎んでいた。」入院中、モンゴメリ の「Anne of Ingleside」をiPhoneで再読し、両親が遺したグループホームに「イングルサイド」と自ら名前を付けるところには親近感。鋭い言語感覚、文章力。第169回芥川賞受賞作。

ネタバレ散りばめられていたヒントに気づかず（アナグラム！！）見事にやられました。書店員さん達の働き、頑張りには頭が下がります。

ネタバレ2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻。同年４月に日本にひとりで避難した16歳の少女ズラータ。13歳から日本語を修得、日本で漫画家になる夢を持つ本人の努力にも驚くが、彼女の背中を押した母の英断に胸を打たれる。「親子三代でロシア（ソ連）の悪夢を見続けることはない」。コロナに罹患し出国を危ぶまれる中、彼女は「ウクライナと日本を結ぶ架け橋」になるかもしれないから、と支援者が現れついに出国、日本で勉学に勤しむ、とある（2022年10月出版）。「本当に、いったい、何のための、誰のための戦争なんだろう。」

ネタバレ1990年ソウル生まれ、出版社勤務のペク・セヒは気分変調症（軽度のうつ病）と不安障害にかかり、薬物治療と相談治療を受ける。本書はその記録をまとめたもの。医師との対話が横書きで延々と続くのでかなり辛かった（装丁は好き）。姉との関係の影響、人間関係において自己肯定感が低い、考え方の癖、醜形恐怖、演技性人格障害、薬の副作用‥‥トッポッキを食べながら何とか読了。付録散文集もあり、書くことにより、症状が快方に向かうことを祈る。書ける人にとっては一番の治療法だと思うから。

ネタバレ熱烈なファンではなかったけれど、昔から気になるアニキのように思っていた？江本孟紀。野球を始めた中学時代から阪神タイガース時代の「ベンチがアホやから」騒動の真相、映画「細雪」に出演、アントニオ猪木から出馬依頼を受け政界へ、そして野球への変わらぬ情熱。直球勝負で生きてきた痛快豪快一代記。長嶋、王、野村、張本など超一流のプロ野球選手はやはり素晴らしかった。もちろん11年周期で回る人生を全力投球してきた江本さんもです。どうぞこれからもお元気で活躍をお祈りしています。

ネタバレ両親が政府、病院、公立学校に頼らないサバイバリストで、遅延出生届が提出されたのが九歳の時だったタラ・ウェストーバーの回顧録（1986年アイダホ州生まれ）。ほぼ独学で大学資格試験に合格し「教育」により父の心の病を学び、自身の「洗脳」、虐待の連鎖を断ち切るため両親、兄たちと闘うことになる。読友さんに教えられての読書、衝撃の連続で一気読み。過酷な人生を歩んできたタラが憑き物が落ちたように日記に自分の人生を自分の言葉で語り出した日のことが心に残る。そして教育、家庭、社会の一員であることの意味をあらためて思い知る。

ネタバレ図書館で見つけた漫画「枕草子」。入門編としてはオススメ。賢く美しい中宮定子様のもとでナゴンちゃん｛清少納言）大活躍。なにしろ紙をたくさんいただいたので、こんなにたくさんのノートに漢字をうめるのかと思っただけでねむくなって　これを枕にしてねちゃいそうですわ！」そうなの？紫式部と比べると面白い。「宮廷での思い出とかステキな人達のことなんかをいっぱいつめこんだ草子（ノート）だからね　誰かがこの草子を開いたとたん私の時間はよみがえっちゃうの　たとえ千年たってもねっ」

ネタバレ認知症になった夫、老老介護する妻と結婚などで独立した三人の娘達を中心とした十年の月日を綴る連作短編集。夫は元中学校長、尊厳を守りとにかく頑張る妻曜子には頭が下がる。米国モントレーに海外赴任した夫と共に家族で住む長女茉莉のもとに夫妻で訪問するなど娘たちとの関係も良好。それでも病は進み、大人は歳をとり、孫たちは大きくなる時の流れを切なく巧みにユーモラスに描く手腕は見事。「長いお別れ」タイトルの伏線回収には涙。見習いたいことも多々あり今さらですが良い本でした。

ネタバレ作者の死後、発行された短編集。「ありふれた女」が素晴らしいとのファンのコメントを読んだので注目。臨終の床にあるアーシュラ・アンダーソンは無一文の85歳の老女と軽んじられているのだが、実は秘密を抱えていた。人知れず出産し、裕福な家へ里子に出した娘のそばでドレスを作り続け、不幸な結婚をしたその娘と孫息子を救うため密かに罪を犯す。最期の言葉「だけど、わたしは生き抜いたよ」。長編「もつれた蜘蛛の巣」のレベッカ・ダークも思い出し、「老い」、重ねてきた時間の凄みを描くモンゴメリの作家としてのもう一つの顔。感慨深い。

ネタバレエリックは病気になった友人の代わりにプリンスエドワード島リンゼイ中学に教師として赴く。ある日古い果樹園でバイオリンを奏でる美しい少女キルメニイと出会い一目で恋に落ちるが、彼女は声を発することが出来なかった‥‥。悲しい生い立ち、話せなくなった原因、恋を知り少女から大人の女性へ。キルメニイにかけられた呪いは如何にしてとけるのか？時を経ての再読、作家として初期のモンゴメリ の愛と夢と理想の世界がより心に沁みました。

ネタバレ「息子本人と、すべての読者の幸せを祈ります。」経済評論家の筆者が、役に立つ「明るい人生のマニュアル」、特に経済と付き合う上で最適な指南書として遺されたことに敬意を表します。

ネタバレ  結婚五年目の妻アキラは、高級ブティックに勤めだし、新たな世界を知る。夫がいて恋人がいてパトロンを持つ贅沢な人生の第二章。1988年発行の文庫本で秘蔵の愛読書を久しぶりに再読。周囲からは平凡な女性に見えるが、見る人によっては魅力的、実に軽やかに禁断の恋に堕ちあっぷあっぷしながらも幸せに酔い、最後にはしっぺ返しを喰らいながらも全て引き受けて生きていくアキラの成長物語。阪神間（おそらく）のオシャレな街並みの描写にもうっとり。あぁ誰か私に毛皮のケープをプレゼントしてくれないかしら？とまだ夢見てる。

ネタバレレオナルド・ダ・ヴィンチという名の被告ボノボ、その飼い主、担当弁護士の関係が「猿の惑星」を連想してしまった「動物裁判」、禁酒法が施行され、家庭内の自家醸造は黙認、酒造りが主婦の腕の見せどころとなったことによる悲喜劇「自家醸造の女」他に「シレーナの大冒険」「健康なまま死んでくれ」「最後のYUKICHI」「接待麻雀士」からなるSF風味の法に関する短編集。弁護士で、雀士でもある作者の手腕が眩しいほど光る。とにかく頑張ってきた女性がふっと力が抜ける結末の「自家醸造の女」が私の好みです。

ネタバレ「母さんてみんなこんにやさしくてすてきなものなの？」本当に良い子過ぎるわ、ウォルター（泣）。フェイスもユナもお父さんのために‥‥子供の優しさが頑なな大人たちの心を溶かしていく。この漫画も素晴らしいし、あらためて「虹の谷のアン」は素晴らしい。

ネタバレおしゃれしたリラちゃんを追いかけるメアリ・ヴァンスが最高😆アンも美しく歳を重ねて優しいお母さんに❤️そして子供たちも皆イメージどおりで嬉しいです。

ネタバレタイトル通り人間関係が「もつれた蜘蛛の巣」のようなモンゴメリ の大人の原作小説が大好きなのですが、二組のカップルに絞ってまとめたのは可愛い絵柄にふさわしく正解。真実の愛に気づいたガブリエル、ちょっと危なっかしいピーターとドナ、どうぞお幸せに。原ちえこさんの原作への愛が感じられ読んで良かったです❤️