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2024年1月の読書メーターまとめ

ぱふぱふ
読んだ本
59
読んだページ
18514ページ
感想・レビュー
59
ナイス
6129ナイス

2024年1月に読んだ本
59

2024年1月のお気に入り登録
5

  • レア
  • すぶたのまるやき
  • ヒマジン
  • 那由多
  • おぬち

2024年1月のお気に入られ登録
9

  • レア
  • もも
  • 真澄
  • すぶたのまるやき
  • らぐ
  • ヒマジン
  • TN
  • 那由多
  • おぬち

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱふぱふ
青山美智子さんらしい本。タイトルはちょっとべただけれど,読み終わってみるとこれが合っている気がしてくる。小さな公園にあるカバの乗り物(アニマルライドというそうな),人呼んで「リカバリー・カバヒコ」は,触ると触った人の同じ部分をリカバリーしてくれるらしい。その噂を聞いた近所に住む人が,今日もカバヒコに会いに訪れる…。連作短編集になっていて,ちょっとずつ登場人物が重なっているところもいい。私がもしカバヒコに出会えたら,一部分と言わず全体に抱き着きたい。全身リカバリーしてほしい! #NetGalleyJP
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2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

ぱふぱふ

皆さま今年もよろしくお願いいたします。12月に読んだ本で印象的だったのは,シリーズ物の『春夏秋冬代行者 秋の舞』です。新作も主従関係がべったりで楽しませていただきました。★2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:65冊 読んだページ数:20356ページ ナイス数:6242ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/572172/summary/monthly/2023/12

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2024年1月の感想・レビュー一覧
59

ぱふぱふ
『名探偵のままでいて』の続編。連作短編集。今回もタイトルと表紙のデザインがすてきだ。主人公の楓から見た祖父が名探偵というこのシリーズ。でも祖父はレビー小体型認知症を患っており,日によって病状は一進一退。体調のよい日は,楓が聞いてきた日常の謎を聞いて,安楽椅子探偵のように明確な答えを導き出してくれる。最初の「サンタクロースを見た男」がファンタジーっぽさがありつつも,切ない話で,よかった。我妻という新しいメンバーも出てきて,まだシリーズは続くかな? 楓には明るさを取り戻してほしい。桜色のコートかぁ…。
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ぱふぱふ
これはつらい…。そして胸がむかむかするような話だ。でもそれは作者が悪いというのではなく,テーマの問題だ。小学校を卒業したばかりの女の子,朋美が,雨の日に父親を駅まで迎えに行く途中で行方不明になる。必死に探す両親と警察。しかし,翌日,少し離れた河川敷で遺体となって発見される。暴行を受けた後,橋から突き落とされた可能性が。いったい誰がこんなことを! 目撃情報から容疑者として捕まったのは,15歳の少年3人だった…。少年法は誰のためにあるのだろう。どうしてこんなひどいことをした人間がのうのうと暮らせるのだろう。
mike
2024/01/31 22:09

ぱふぱふさんのレビューを読んだだけで胸が張り裂けそうです。薬丸さんの「天使のナイフ」を思い出しました。

ぱふぱふ
2024/01/31 23:09

私もたぶんその本読んでいます! 大切な人を奪われるつらさと,やるせなさが心に残りました。

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ぱふぱふ
歴史の苦手な私には,またもや厳しい1冊。大正時代あたりの日本が朝鮮を統治していた頃の話。梨本宮守正の娘,方子(まさこ)は学習院中等部に通っていた。皇太子のお妃候補として名前が挙がっていた彼女は,ある日,新聞報道で自分が朝鮮李王家の王世子に嫁ぐことを知る。「日鮮融和」の礎となるためだ。最初は動揺するだけだった方子だが,次第に心を決めて結婚の準備を進めていく…。一方で,女中の娘として生まれたマサは,在日朝鮮人に拾われ,行動を共にする。この2人の視点で書かれた李王家が滅びるまでの物語。史実に基づくフィクション。
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ぱふぱふ
北海道に行ってキツネを見ても絶対に近寄ってはダメ!と旅行前に厳しく言われたことがある私。エキノコックスという怖い病気にかかるから…と聞いたような覚えがあるが,本作は,そのエキノコックス(寄生虫)と研究者との闘いの記録だ。まるで吉村昭さんの小説を読んでいるかのような,史実に基づいてしっかりと書かれた骨太な作品だった。北海道の礼文島に渡った研究者の土橋。エキノコックス症撲滅のために,媒介する動物たちを捕獲し,寄生虫を見つけるため次々と解剖していく…。撲滅に必要だとわかっていても,読んでいて胸が苦しくなった。
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ぱふぱふ
なんとなくシリーズ化しそうな予感の本。とりあえず今のところはこの1冊。過去に容疑者を取り逃がすという不祥事に関係した元捜査一課の優月。今は過疎地にある警部交番(交番とはいっても元は警察署)の警務課で働いている。ある日,同じ部署に警視正,榎木孔泉がやってくることに。ポストがないのでとりあえず署長補佐に。そして優月と同じ寮(といっても警部交番の建物の上階)に住むことに。いったい何なの? 動揺しているうちに,管内で殺人事件が発生。捜査一課が乗り込んできて…。警視正以外は印象が薄かったな~。
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ぱふぱふ
森沢明夫さんの本は久しぶり。ほっこりした優しい話を期待。タイトルからしておいしい話? 読んでみたらちょっと予想とは違ったけれど,いい話だった。シェアハウスに住む男子大学生3人,マックとミリオンとマスター(全員,日本人)。車がパンクしてしまった女子大生2人を助けたことから,仲良くなる。5人で始めたことが「チェアリング」。眺めのいいところに椅子を置いて,のんびりすることらしい。初めて聞いたけれど,楽しそう。最初は個人的に行っていたけれど,次第にビジネスとしても成立するのではないかと考え…。続編出るかな?
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ぱふぱふ
シリーズ1作目。とうとう以前から読みたかったこのシリーズに手を出してしまった。私も本が好きなので,タイトルだけでワクワクする。現代を生きる女子大生の本須麗乃(もとすうらの)は本が大好き。死ぬときは本に埋もれて死にたい…なんて思っていたら,ある日本当に本が崩れてきて埋もれてしまう。目が覚めたらそこは異世界で,小さな女の子マインに生まれ変わっていた!その世界では紙が高価でそう簡単には本は手に入らない。じゃあ作っちゃう? 先が長そうだけれど楽しみだ。
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ぱふぱふ
この作家さん初読み。表紙のイラストを見て驚く。これは樹木希林さん?! ということは肩に乗っているのは内田裕也さん?! 二人をモデルにしたホームドラマを書いてほしいと依頼された脚本家の物語。どこまでが実話で,どこからがフィクションなのか…。そういえば図書館で樹木希林さんの語録が流行っていたことがあったなぁ。ちょうど亡くなられた頃だっただろうか。今度読んでみようかな。この本の中では,お孫さんが出したクイズ(犬のコロの話)が印象に残った。なるほどね。
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ぱふぱふ
久しぶりの馳さん。今回はずいぶんとライトな本だなぁ。表紙もかわいい感じだしね。競走馬と絡めたドタバタ・ラブコメディ。兄の後を継いで競馬バーを経営している葵は,ある日,大井競馬場で運命の出会いをする。相手は芦毛の「ウララペツ」という馬。もう引退間近の馬で,あのメジロマックイーンのラストクロップなのだ。すっかり惚れ込んでしまった葵は,周りの協力もあって,ウララペツを買い取り,種牡馬にしようとするが…。出てくる男性がみんな葵のとりこになってしまうのが不思議。お馬さんに興味のない人にはあまり面白くないかも?
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ぱふぱふ
シリーズ3作目。主人公の野路明良は元白バイ警官。でも事故を起こしてしまって以来,内勤の部署を回っている。本作では3つ目の職場,津賀署の警務課で働く野路。いろいろと面倒なことを押し付けられている。その1つが,出署拒否をしている交番勤務の若者,友枝をどうにかすること。復職させるのか,それとも退職届を出させるのか。そんな時に,老女殺害事件が発生。この事件の話をきっかけに野路は友枝と親交を深めることができるのだが…。読み終わってみると,出署拒否の理由もイマイチだし,その後の野路の対応もいかがなものかと…。
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ぱふぱふ
久しぶりの彩瀬まるさん。タイトルや表紙から内容が想像できなくて,どんな話だろうとドキドキしながら読んだ。小さい頃からガタイが大きかった主人公の光(ひかる)。中学生の頃に転校してきた虎治と出会う。それから二人は付き合うようになって結婚して…。ずっと一緒にいても話さないとわからないことってある。虎治は自衛隊員だったお父さんに結構厳しく育てられていたこととか,光が過去に嫌な思いをしたことがあることとか。二人の子供の新くんが現代っ子らしくて,ニュートラルな感じ。世の中の常識って何だろうと考えてしまうお話。
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ぱふぱふ
青山美智子さんらしい本。タイトルはちょっとべただけれど,読み終わってみるとこれが合っている気がしてくる。小さな公園にあるカバの乗り物(アニマルライドというそうな),人呼んで「リカバリー・カバヒコ」は,触ると触った人の同じ部分をリカバリーしてくれるらしい。その噂を聞いた近所に住む人が,今日もカバヒコに会いに訪れる…。連作短編集になっていて,ちょっとずつ登場人物が重なっているところもいい。私がもしカバヒコに出会えたら,一部分と言わず全体に抱き着きたい。全身リカバリーしてほしい! #NetGalleyJP
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ぱふぱふ
この作家さんの1作目『その意図は見えなくて』をまだ読んでいないのを忘れて,2作目の本作を読んでしまった。これだけでも完結していそうだけれど,どうなのかなぁ。八津丘高校では明日から文化祭が始まる。掲示板に貼られた2年前の文化祭のポスター。実は2年前の文化祭ではちょっとした事件が発生していたのだ。それを思い出させるようなポスターを貼るなんて,いったい誰がこんなことを? 文化祭実行委員たちは警戒を強め,そんな中で文化祭が始まる…。青春ミステリー。自分が高校生だった頃をちょっと思い出した。
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ぱふぱふ
この作家さん初読み。なぜなら私の苦手な芥川賞作家だから。でも何かの本で,この本が紹介されていたのだ。だから1作くらいは…と思って読んでみた。がーん。まるで別世界の話を読んでいるようで,つらい読書になってしまった。5つの話が入った短編集。どの話でも,主人公の女性が何かに大きく依存していて,仕事も手につかなくなり,人生が狂っていく。お酒やら整形やらメイクやら。私にはほとんど無縁の世界。だから主人公にも登場人物にも誰にも共感できなかった。つまり,合わなかったってことね。
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ぱふぱふ
1巻から読みたかったのだが,予約待ちが長くて,とりあえず手に入ったこちらから読むことに。何かに悩んでいる人だけがたどり着ける京都の中京区にある「中京こころのびょういん」。なんと薬の代わりに猫を処方してくれるのだ。私だったら「じゃあこの猫を1週間処方します」なんて言われたら困ってしまう。猫は苦手だし…。でもこの本に出てくる人たちはみんな猫好きのようで,驚きながらもしっかりと猫を持ち帰って大切にお世話している。その過程で悩みごとが解消されてめでたしめでたし。犬バージョンもあればいいなぁ。
おか
2024/01/28 10:42

私も 犬バージョン欲しいです( ´艸`)

ぱふぱふ
2024/01/28 14:50

おかさん,コメントありがとうございます。なんだか心が疲れたな…と思って病院に行ったらワンコを処方してくれるなんて!大型犬だとちょっと困りますけれどねー。^^;

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ぱふぱふ
[文庫本で再読] すでに単行本で読んでいたことに気が付いたのは,1話目を読んだとき。おかしいな,これ,どこかで…アンソロジーかな? 違う! 単行本『目を見て話せない』で読んだんだ…。また読んでしまった。でも面白いから良しとしよう。主人公の大学生,藤村京(みさと)くんは極度のコミュ障。それはもう最初の自己紹介の場面から推して知るべし。自己紹介が始まると自分の番が近づくにつれて,いろいろなことを考えてしまい,追い込まれていく。わかるよ,私もだから。それで結局,名前と「よろしくお願いします」しか言えなくてね。
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ぱふぱふ
『このライトノベルがすごい!2022』の単行本部門で2位になった本。遅ればせながら読んでみた。この世で唯一,詠唱しないで魔法を唱えられることができる「沈黙の魔女」と呼ばれている魔術師,モニカ・エヴァレット。でも彼女の普段の姿は…。魔法を使う時はかっこいいのに,普段は日常会話すらもままならないほどのコミュ障で,いつもビクビクして暮らしているモニカに共感を覚えた。数字や数式が絡んでくると人が変わったようになるあたりは,『浜村渚の計算ノート』シリーズの渚ちゃんに少し似ているかな。続きも読もう。
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ぱふぱふ
久しぶりの瀬尾まいこさん。吉川英治文学賞新人賞受賞作。タイトルに「幸福な」とあったので,そんな話を期待して読み始めた。まず最初で衝撃。主人公の佐和子ちゃん(中学生)のおうちでは,お母さんが家出中。そんなある日,お父さんが「父さんを辞める」と宣言する。お兄さんもいるけれど,自由な感じ。この家族はいったいどうなってしまうのだろう…。だんだんと明かされる家族の過去。佐和子ちゃんとボーイフレンドの大浦君の話。後半はまさかの出来事が起こり,私は一気に落ち込んだ。家族の絆は感じられたけれど,幸福かは微妙なところ。
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ぱふぱふ
ニットデザイナーである三國万里子さんのエッセイ。私はお名前を知らなかったが,図書館で人気の本だと聞いて借りてきた。エッセイの中で,妹さんが「なかしましほ」さんだと書いてあるのを見ておどろいた。私,その人のお菓子レシピ本を使っているよ! そして肝心のこの本の中身はというと…残念ながら私には合わなかった。タイトルからもっと編み物の話が書かれていると想像していたのが,読んでみるとほとんど子供の頃の話や思い出話で,共感できる内容がほとんどなかった。世代は近いはずなのだけれど…。
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ぱふぱふ
友達に薦められて。ひ香さんの小説は大体読んでいる気がしたが,これは知らなかった。連作短編集。一郎太という名前の男性(すでに亡くなっている)によってつながっている3人それぞれのお話。まずは奥さんだった瞳。夫が亡くなってすぐに再婚したことをちょっとネガティブに捉えてしまっているみたい。そして再婚相手の健児。シナリオライターとして働いているが,まだ芽が出ていない。自分の家族の情報をシナリオに持ち込みすぎ? 最後に一郎太の母,静江。一番たくましい感じだった。ボランティアで日本語教師をするなんて,すごい。家族小説。
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ぱふぱふ
シリーズ2作目。連作短編集。タイトルにあるように7つの色それぞれをテーマにした短編が7つ入っている。私は2話目の「黒いハト」が気になった。いじめの話なので読んでいてつらいが,最後にやっぱりそうだったか…と納得する部分もあり。男性の嘘はしっかり見破るという犬養刑事がいい仕事をしてくれた。そういえば,今回は女性がほとんど出てこなかった。だからか,どの話でも犬養刑事がびしっと犯人を追い詰めてくれる。1話目と最終話がつながっているのも良い。どの話も展開が早いので,サクサク読めた。次は『ハーメルンの誘拐魔』だ。
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ぱふぱふ
文章がとても読みやすいので,1時間くらいでさらっと読んだ。この作家さんの本はたぶん「トリガール!」しか読んだことがないと思う。理系出身の作家さんなのね。だから読みやすく感じたのかな。(森博嗣さんとか東野圭吾さんとか,理系作家さんは論理的な読みやすい文章が持ち味ではないかと思っている私。)この本はタイトル通り,小説の書き方についての本。ブレインストーミングをするところから始まって,小説を「設計」していく。起承転結の例として登場した「糸屋の娘は…」の歌(?)は私も好き。
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ぱふぱふ
シリーズ3作目。後宮を担当する「掖廷令」という役職の延明は皇后派だ。今回は寵姫(もちろん,皇后と対立)の乳母が転落死する事件から話が始まる。延明の捜査を邪魔しようとする寵姫。しかし延明はお抱え検屍官の桃李(実際は女官の桃花)とともに,乳母の死因の解明に挑む。そうこうしている間に,公主の一人が行方不明になり…。この公主様の事件が一番きつかったなぁ。この物語に出てくる人たちは幽霊を怖がっているけれど,私はやっぱり人間のほうがずっと怖い。ラストには急展開が。これは次も読まねば!
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ぱふぱふ
八咫烏シリーズの外伝2作目。短編集。つい昨日,本編第2部の『楽園の烏』で受けた衝撃がこの本で中和された気分だ。まだ雪哉が子供だった頃の山内のお話など。私は最後の「きんかんをにる」がほのぼのしていて良かった。でもちょっと不穏な気配も? 父親と楽しそうに金柑を煮て「干し金柑」を作っていたあの姫君は今後どうなってしまうのだろう…。過去のエピソードで少し癒された後は,また激動の第2部に戻るとするか。次は『追憶の烏』。読むのが怖いなぁ。
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ぱふぱふ
3部作の完結編。主人公のピップは,過去作の登場人物から名誉棄損で訴えられてしまう。まあ,そういうこともあるかもね。ピップがやってきたことは素人探偵の範疇を超えて,文春砲みたいなものだから。ポッドキャスト配信が売りだけれど,証言以外の物的証拠がないことを全世界に向けて発信するのは危険を伴う。でもそれはピップの正義感のなせるわざだし,この話に勢いを与えているとは思う。現代的だなぁ。結果として別のストーカーにも狙われてしまい…。正直言って第1部のシュールなラストで終わっても余韻があってよかったかも。後味悪し。
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ぱふぱふ
シリーズ7作目。ここから第2部開幕。6作目の『弥栄の烏』から20年が経っているらしい。冒頭は人間界から始まる。たばこ屋を営む安原はじめが主人公。実ははじめは養子だ。父親は失踪して7年が経ち,死亡宣告がされ,遺言により山1つを相続する。しかし遺言には追加条項があり,「どうしてこの山を売ってはならないのか分からない限り,売ってはいけない」とのこと。もしかしてこの山って…? ある日はじめがきれいな女性(自称:幽霊)に案内された場所は異世界。やっぱりあの山の裏は八咫烏たちが住む山内だったか…。先が気になる!
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ぱふぱふ
『このミス』受賞作家さんたちが自薦した,日常系の謎のアンソロジー。皆さん,ご自分のシリーズ物の中から選ばれているようで,岡崎琢磨さんは「タレーラン」シリーズからだし,小西マサテルさんは『名探偵のままでいて』からだったので,どちらも既読の私は再読になってしまった。面白いからいいけれど。でも新作が読みたかったな…という気持ちもあり。塔山郁さんと柊サナカさんは知らない作家さんだった。「スープ屋しずく」シリーズも読んでみたいな。
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ぱふぱふ
昨年,山本文緒さんの『無人島のふたり』を読んだ。もう亡くなってしまわれたのね。山本文緒さんの本は恋愛小説が多いイメージだったので読んだことがなかったが,この本を手に取ってみた。確かに恋愛ものではない。しかし,感想が書きにくい話だ。長野県で暮らしていた,ある家族。でも娘2人は大きくなってから両親から離れ,東京方面で暮らすことに。久里浜で暮らす姉には夫がいて,その夫はブラック企業で働く毎日。ある日,その家へ妹が転がり込んだことで日常がひっくり返る…。登場人物の誰も好きになれなかったなぁ。
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ぱふぱふ
順番を間違えて先の巻を借りてしまい,慌てて前に戻って借りてきた本。八咫烏シリーズの外伝1作目。第1部の中で語られなかった本筋ではない話,でも当事者にとっては大切な話がまとめられた短編集だった。読み友さんたちは,一途な澄尾さんの話が心に残った人が多いようだが,私は「落女」(戸籍上,男として記載され,髪も短くし,宮中に勤める女性)として生きることを決めた松韻(しょういん)の話が強く印象に残った。宦官の女子バージョンのようなものね。同じように働いても蔵人(こちらは男)たちからは下に見られて,切ない。
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ぱふぱふ
[再読] 全3巻の最終巻。教皇不在でコンクラーベが行われる中,教皇候補の枢機卿4人が誘拐され,これまでに3人が殺されてしまった。胸にearth, air, fireの焼き印を捺されて…。残るはwaterを表す場所を見つけて最後の1人となってしまった枢機卿を救うしかない。そんなときにラングドン教授の相棒をつとめていたヴィットリアも敵の手に落ちてしまう。ラングドン教授,頑張れ~! 映画を観たばかりなので,小説と映画の違いに気づくことができた。後半は特に,だいぶ変えているのね。私は映画のほうが好きかな。
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ぱふぱふ
刑事犬養隼人シリーズ1作目。このシリーズは読む順番がわかりにくいので後回しにしていたが,ちゃんと調べて読むことに。若い女性が殺され,臓器がそっくり取り除かれているという事件が発生。ジャックを名乗る人物からマスコミに犯行声明が送られる。間もなくして第2の事件が。またもや若い女性が同様の手口で殺される。2人の被害者の共通点は何なのか。そして,犯人の動機は…。男性の嘘は見抜けるけれど,女性の扱いは苦手な犬養刑事の設定が面白い。よし,次は『七色の毒』だ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『高校事変』シリーズのスピンオフ3冊目かな。凶悪犯だった優莉匡太の娘が新たに登場。結衣の妹で七女にあたる,中学生の伊桜里(いおり)だ。結衣のように子供の時から専門教育(?)を受けているわけではないので,暴力性はなく,おとなしくて,いじめられっ子。ある日,自殺しようとしたところを結衣に助けられる。結衣は真っ当な道を歩ませようとするが,伊桜里は結衣のようになりたいと願う。そこで結衣による厳しい特訓が始まった…。久々にかっこいい結衣が出てきたのもうれしいし,「特訓」は体を鍛えるのに参考になりそう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この冬の集英社文庫『ふゆいち』小冊子をやっと手に入れた! 年末からジュンク堂など何軒かまわって見つからず,最後は有隣堂で見つけた。『きのうのオレンジ』という本の感想を採用していただいたので,記念に欲しかったのだ。本は30冊紹介されていて,既読は12冊かな。原田ひ香さんの『東京ロンダリング』を読んでみたい。
Noriko
2024/01/17 14:45

採用おめでとうございます🎊冊子、うちにもあるので見てみます🥰🎀

ぱふぱふ
2024/01/17 20:16

Norikoさん,コメントありがとうございます。読書メーターの読み友さんたちのレビューがちょっとずつ載っていますよ。^^

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ぱふぱふ
[再読] 全3巻の中巻。ヴァチカン市国のどこかに仕掛けられた反物質はまだ見つからず。ラングドン教授と科学者のヴィットリアは,その反物質を探しに来たのだが,コンクラーベに参加するはずの枢機卿4人が行方不明になっていることを知り,そちらを探し始める。記録保管所で,ガリレオが書いた貴重な書物を手に入れ,イルミナティの「啓示の道」をたどることに。行く手で待っているのは,無残な姿になった誘拐された枢機卿だった…。土,空気,火,水と順に4元素が示す建物をたどっていく過程にハラハラドキドキする。下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
五十坂(いさか)家の人々について書かれた小説。年代記と呼んでもいいのかしら。冒頭にある家系図を見てびっくり。一番上に書かれた祖先が「人喰い」って…。そしてこの一族には双子が多い。物語の視点は,家系図の下のほうにある平成生まれの女の子,由羽と,その母のいとこにあたる二葉によるものだ。もともと地主だった五十坂家だが,時が経つにつれて没落し,昭和の頃には本家のお屋敷くらいしか残っていない。家計が苦しくなっていくのに,ぜいたくな暮らしをしようとする家人。家と家族を守るためには…。シュールな話だった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] 年始に映画「天使と悪魔」を観たので,懐かしくなって原作を再読。あいかわらず面白いわ~。主人公のラングドン教授はアメリカの図像学者。真夜中に突然呼び出されて,あっという間にスイスへ移動。CERNという研究所で研究者が殺され,反物質が盗まれた。殺された研究者の胸には焼き印が捺され「イルミナティ」の文字が…。一方でヴァチカン市国では教皇が亡くなったため,コンクラーベを開始しようとしている。どうやら反物質はここに持ち込まれたらしく…。反物質が不安定化すればヴァチカンが吹っ飛ぶ。大変! 中巻へ続く。
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ぱふぱふ
怖い。主人公の鈴(すず)にだけに視える「赤いワンピースの女」や灰色の物体(?)も怖いが,登場する人間も怖い…。鈴は小学生の頃に突然,霊が視える人になってしまう。(視えていることに気づかれてしまうと,相手は付け入ろうと寄ってくるものらしい。)しかし,それに気が付いたおばあさんが「オイサメサン」の指輪をくれて,それを身に着けている限りはほとんど視えなくなる。一方で,要(よう)という少年は「オイサメサン」に貢ぐ母親の姿に絶望する。しかし,要には実は他の人にはない能力があって…。盛り込みすぎたせいか,話が長い。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんの本が好き。今回は月にまつわる語りを毎朝更新する「タケトリ・オキナ」という人のポッドキャスト番組「ツキない話」をモチーフにした連作短編集。5つの話があるが,どの話の主人公もこのポッドキャストを聞いている。しかも現実でもつながっていて,ちょっと出来すぎじゃないの~と思いながらも,フィクションだからまあいいか,と思って読んだ。世界は狭いね。私も仕事帰りによく月を見ながら帰るが,新月は意識したことがなかったな。新しいことを始めるにはちょうどいい日なのかも。タケトリ・オキナはもっと年長かと思ったなぁ。
tan
2024/01/12 08:01

青山さん、いいですよね〜。私も最近ずっとハマりっぱなしの方です。

ぱふぱふ
2024/01/12 20:14

そうなんですね~。図書館で『リカバリー・カバヒコ』の予約待ちをしているのですが,まだまだ順番はまわってこないみたいです。人気ですね。

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
TBSの日曜劇場「VIVANT」を観て,日本にもスパイ活動をしている部署「別班」があったのか! と興味を持った。ヒューミントをしている組織があるとしたら公安のほうかなと思っていたので,ちょっと意外。この本によると,陸軍中野学校の流れを汲んでいるそうだ。作者は時間をかけて一生懸命に調べたことを書いており,文民統制の危機ではないかと憂えているが,私はむしろ日本もCIAとかMI6みたいな部署をもち,他国の動静に気を配ったほうが良いのではないかと思う。「スパイ天国」と呼ばれているのが情けないなぁ。
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ぱふぱふ
主人公キャラではなく,脇役キャラに焦点をあてて書かれた連作短編集。たんぽぽつながりなのね。この本を読んで思ったのは,全体を見ると主役は別にいるようでも,誰もが自分の人生では主役だということ。私の人生では私が主役! だから人と比べても意味がないんだな~。サクサク読める本だった。途中で宇宙人というか怪人(?)が出てきたのにはびっくりしたけれどね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この建物がある街のモデルは神戸だろうか…などと考えながら読んだ。坂道が多いらしい。坂道を5つくらい登ったところにある「夢殿」を3つ重ねたようなデザインの建物<ベイリー邸>が舞台。この建物が期間限定のシェアハウスとして開放されることになる。住人4人と管理人1人が暮らし始め,いろいろな出来事が起こる。大きな盛り上がりはないけれど,いい話だった。この本に登場する人々のように,誰かを励ますことができるような存在になれればいいな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『さよなら,田中さん』から始まる花実ちゃんのシリーズ4作目かな。中編2つが入った本。中学3年生になって,進路を考え始めた花実ちゃん。ある日学校に電話があり,母がひったくりにあってケガをしたという。盗まれたのは手持ちの3万円だったけれど,これをきっかけに花実ちゃんはお金の価値を考え始める…。そして『太陽はひとりぼっち』に出てきたおばあさんが再登場。じつはこのおばあさんは…。後半はおばあさんの手記。内容がとても重くて,これを大学2年生の作者が書いたのか!と驚くが,おばあさんにしては文章力がありすぎて違和感。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ10作目。現代人の優佳が,家にある隠し扉を抜けるとそこは江戸。そこで,東京ではニートの優佳として,江戸では十手持ちのおゆうとして,二重生活を送るというこのシリーズ。今回はとうとう江戸で密室殺人が起きる。密室…と言っても閉ざされているわけではなく,みんなが入り口を見ていたはずなのに茶室の中でいつの間にか茶問屋のご主人が殺されていたという話。同心の鵜飼様が,おゆうを未来人ではないかと密かに疑っているが,今回は優佳の友人の宇田川も逆に鵜飼様の裏を疑い始めてちょっと面白くなってきた。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] やっと読み終わった~。上中下巻を一気読み。読んでいてあちこちで映画の場面が脳裏によみがえる。映像ってやっぱりインパクトがある。ウエストミンスター寺院とかルーヴル美術館とか,数々の歴史的建造物や美術品が,本だとうまくイメージできないけれど(巻頭カラーページがあるけれど),映画だと観ることができて良い。そして本を読むと,映画版ではカットされてしまった蘊蓄の数々が読めるのがうれしい。ソニエール達が隠してきた暗号の奥の奥を読み解いたラングドン教授もすごいが,考えた作者,ダン・ブラウンも素晴らしい。
まさにい
2024/01/08 10:57

つねずね思っているのですが、読むの早いですね!うらやましい。

ぱふぱふ
2024/01/08 18:15

読むのが早いのもありますが,ちょっとした空き時間にも読んでいます。『ダ・ヴィンチ・コード』は2回目なので読むのがさらに早かったですね。

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] 上巻から一気に中巻へ。いやもう,読んでいてスピード感にワクワクする。ただ,この中巻ではちょっと説明調なところがあって,理解に時間がかかってしまった。(映画ではほとんどカットされていた。)ルーヴル美術館から逃げてきたラングドン教授とソフィーは,殺されたソニエールが残した暗号を無事に解読し,鍵を手に入れて某所へ。ここでも暗号を解いて,象嵌細工の箱を手に入れる。箱の中にあったのは…。そんなラングドン教授たちを追うのはフランス警察とオプス・デイ。聖杯伝説も絡んできたところで,下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] 年始にテレビで放映されていた映画版を観たので,懐かしくなって再読。冒頭で,ルーヴル美術館の館長,ジャック・ソニエールが何者かに殺される。その死体の様子が異常だったため,関係者が集められる。まずは当日面会予定があったラングドン教授(主人公),そして遺体のそばに暗号らしきものが書き残されていたために暗号解読官のソフィー。実はソフィーはソニエールの孫娘だった。事件を担当するファーシュ警部から追われることになったラングドン教授たちは…。暗号解読って楽しい! 中巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。AKB48にいらした方なのね。知らなかったな。この話は,ざっくり言うとルームシェアをしている4人の若い女性のそれぞれの物語。みんなが住んでいるのは「めだか荘」。柚子(会社員)が大家さん的な存在で1階に住み,2階には女優の那智,会社で受付嬢をしている遥香,遥香と同じ会社で働く楓の3人が住んでいる。冒頭で,このめだか荘が,街の開発計画のせいで取り壊しになることが発表される。それからみんなは…。ひらがなとカタカナが多い文章で,使っている言葉に世代差を感じた。ちょっと残念なり。
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ぱふぱふ
[再読] ラングドン教授シリーズ4作目。下巻。映画版とはだいぶ展開が異なるが,一気読みしたくなるスピード感は一緒。ラングドン教授と,医師のシエナは謎の金属筒が示す手がかりを追って,イタリアのあちこちを駆け巡る。そして最後はイタリアを出てあの国へ…。人口爆発を極端なやり方で阻止しようとしたゾブリストの野望を止めることはできるのか!? 前回読んだ時もラストでぞっとしたが,新型コロナウイルスの世界的拡散を経験した今,さらにウイルスへの恐怖感が高まった。もしかして新型コロナの拡散も誰かの陰謀なのか…?
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ぱふぱふ
[再読] 年始にテレビでラングドン教授の映画シリーズ3部作を観た。懐かしいわぁ。とりあえず,本の山から掘り出した中でいちばん最初に出てきたこの本を読むことに。なかなか怖い話。世界的な人口爆発を憂えるゾブリストという人物が,人口を一気に減らす方法を画策する。一方で,米国の宗教象徴学者のラングドン教授(主人公)は,自分が記憶喪失の状態でフィレンツェにいることに驚く。トレードマークのツイードのジャケットから発見された謎の金属筒は,ダンテの『地獄篇(インフェルノ)』を映し出した…。下巻へ続く!
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ぱふぱふ
[文庫本で再読] 連作短編集。依頼人の先祖をたどるのが専門の探偵事務所を経営している邑楽風子(おうらふうこ)。彼女のもとに持ち込まれる案件は,NHKの番組「ファミリー・ヒストリー」のように純粋に自らのルーツをたどりたいという人もいれば,ちょっと不純な動機の人も。どの話も面白かったけれど,好きなのは2話目の「棄児戸籍と夏休みの宿題」かな。13歳の女の子が依頼人で,学校の宿題で家族史を調べて発表することになったのだという。友達を見返すために,自慢できるご先祖様を探してほしいという依頼。なんだかわかるわ~。
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ぱふぱふ
氷室冴子青春文学賞大賞受賞作の中編(表題作)に,書下ろし中編を加えた本。表題作は中学3年生の蒼子(そうこ)ちゃんが主人公。ある日,母親がパート先で一緒だった人,バナミさんを家に連れてきたことから話が始まる。どうやら一緒に住むらしい。でもバナミさんは余命宣告されるほどの病人で,蒼子たちの生活にも影響を及ぼしていく…。読んでいて最初のうちはこの人いったい何なの!?って蒼子ちゃんと同じように反感をもったけれど,だんだんにそんなことどうでもよくなってきた。お友達のヒナちゃんの存在が救いだったな。
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ぱふぱふ
7つの話が入った連作短編集。1話目から心を掴まれた。お父さんと二人で暮らしている七星(ななせ)ちゃん。お父さんの急な提案で石垣島へ行くことに。星空バスツアーに参加することにしていたが,突然の雨で中止に。せっかく拾った星砂も落としてしまったりと,ついていない七星ちゃんだったが…。2話目では美星(みほし)ちゃんという女の子が主人公。彼女は学校で目を怪我して,視力が大きく落ちてしまい落ち込む。なぜなら以前に旅行先で出会った少年と約束していたのだ。将来,宇宙飛行士になろうねって…。最終話ですべてがつながる!
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ぱふぱふ
図書館の新刊棚にあったので借りてみた本。知らない作家さんさなぁと思ったら,本作が初めての大人向けの小説とのこと。ヤングアダルト小説の人だそうな。本作はエドガー賞最優秀長編賞ノミネート作品。でもその割にはちょっとお粗末なところが。残念なことに,読み始めてすぐにトリックがわかってしまった。だから後は動機は何だったのだろう…などと考えながら読んでいた。誰かが殺されても,たとえそれがいけ好かない人だったとしても,誰も悲しまないなんて,さみしい。
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ぱふぱふ
私はとても我慢して生きている自信があるので,この本を読んでみたくなった。一体どんな解決策が書かれているのだろう。ワクワク。……なんとなく予想はしていたけれど,私の期待した解決策ではなかった。残念なり。「嫌なことから逃げてもいい」「休んでもいい」と言われても,それには限界がある。私が休んだら誰が働いて生活費を稼ぐの? 嫌なことがあるたびに逃げていたら,行き場所がなくなってしまうのでは? 私はやはり我慢することも必要なのではないかと思う。そのうえで折り合いをつけていきたい。
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ぱふぱふ
シリーズ2作目。中華後宮ファンタジー。後宮で宮女として働いている桃花は,実は宮女になる前は,実家で医者の祖父を手助けして検屍をしていた過去がある。後宮で宦官として働く延明は,彼女をコンビを組んで,後宮内の事件を解決しようとする…というストーリー。今回は火災が発生し,その建物の中で妃の一人が首を吊った状態で,そしてそばには宦官が首を刺された状態で焼死しているのが発見される。はたして心中なのか殺人なのか…。桃花と延明の過去も少しずつ明らかになってきた。それにしても当時は土葬だからすぐ掘り返せる…。
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ぱふぱふ
お友達から借りた本。著者は2015年にノーベル文学賞を受賞した人。『戦争は女の顔をしていない』を書いた人でもある。本書は1986年に起きたチェルノブイリ原発事故について取材して書かれたドキュメンタリー。私はあの事故をおぼろげにしか覚えていないのだが,現場ではこんなことが起こっていたのか…。防護服もマスクも何もなしで現場に送られ,被爆して亡くなった人たちの家族が語る話は読んでいて苦しくなる。妊婦さんの話とかね。日本の福島についても,いつか当事者たちが語る日は来るだろうか。
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ぱふぱふ
英国推理作家協会賞ヒストリカル・ダガー賞受賞作。たしか先日読んだ『真珠湾の冬』という本のあとがきで紹介されていたのではなかったかな。それでこの本を読みたい本にしていた気がする。1949年のインドが舞台。イギリスからの独立が決まり,共和国化する直前らしい。(この辺の歴史的なところは理解しきれなかった。印パ戦争とか…。)イギリス外交官がパーティーの最中に,自分の書斎で殺されているのが発見される。なぜかズボンをはいていない状態で…。担当することになったのはインド初の女性警部ペルシス。内容は難しめだった。
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ぱふぱふ
お友達から借りた本。普段私が自分では選ばない本を貸してくださるので,興味深い。今回は女詐欺師たちについて書かれた本。登場する詐欺師たちの中で私が知っていたのは,「王妃の首飾り」事件のジャンヌ・ド=サン=レミと,ロマノフ王朝最後の王女アナスタシアを騙った何人かの人たち。どの女性も,世間を欺こうなんて大胆だ。嘘に嘘を重ねて生きていくのだろう。得られたものは富と名声。なのに,さらにそれ以上を求めてしまうから足がついて…。悲劇的だわ。翻訳ものだが,訳のせいかとても読みやすかった。
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ぱふぱふ
新年1冊目は昨夜読んだこの本。読み友さんたちがジャンルは「モキュメンタリー」だと言っているのでそうなのだろう。ドキュメンタリー風だけれど現実の話ではなくて作り話ということかしら。でもこの本を読んだら近畿地方の●●●●●には絶対に近寄りたくないと本気で思ってしまう。怖い! いろいろな角度からこの地域に関する心霊現象というか都市伝説というか…な話をインタビュー,ネット掲示板などの形をとって載せている。話の持っていき方がうまい。怖いものが苦手な人にはお勧めできない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/04(3309日経過)
記録初日
2015/04/23(3320日経過)
読んだ本
5645冊(1日平均1.70冊)
読んだページ
1788464ページ(1日平均538ページ)
感想・レビュー
5307件(投稿率94.0%)
本棚
5棚
性別
職業
技術系
自己紹介

・読書が大好きで、電子書籍と紙の本(特に図書館本)の両方を活用しています。
・よく読むジャンルは、ミステリ、サスペンス、冒険もの…など。読書メーターを始めてから、読友さんのおかげで読む本の幅が広がってきました。
・動物が出てくる話も好き。特にワンコ♪
・本棚は「○○好きにはたまらない」ということで、読んだ本のいくつかをジャンル分けしております。
 今のところ、○○の部分は「犬」「猫」「図書館と本屋さん」の3つ。
・洋書は英語の勉強を兼ねて読んでいます。
・お気に入りの登録と解除はご自由にどうぞ♪
・2023.6.16 とうとう登録した「読んだ本」が5000冊到達。

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