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2025年1月の読書メーターまとめ

辻井凌|つじー
読んだ本
15
読んだページ
4926ページ
感想・レビュー
14
ナイス
60ナイス

2025年1月に読んだ本
15

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

辻井凌|つじー
前半と後半の緩急がすさまじい。華やかに打ち上がり、あっけなく散っていく花火のような作品だった。WWⅠ後から大恐慌までのアメリカの空気を感じられる。訳者の解説は、物語とアメリカ社会の関連への理解がより深まるのでおすすめだ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
14

辻井凌|つじー
語り手たちが自分の感情をつむぐ言葉の数々が自分にまぶしかった。設定にクセのある人物でもその人格にいびつさを感じないのは、表現された感情の純度が高いからだと思う。特に好きな短編は『おやすみ弁慶』と『寄り道』の2つだ。
辻井凌|つじー
創業者たちの哲学がいかに本質が忘れられて上滑りしたものとなり、聖域化してしまうかが生々しく書かれている。だがそれは後継者に問題があるのか。そもそも語り継げても受け継げないものを無理に上辺だけ踏襲しようとする意味がどこにあるのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
南極の秘密基地の謎をめぐる物語。冒険あり。戦闘あり。SFあり。時を超えたボーイミーツガールあり。話のスパイスになる要素がてんこ盛りに散りばめられている。物語の根底にあるのは科学によってふくらむ人間の欲望と、歯止めをかける人間の倫理ではないか。作者は川崎フロンターレサポ。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
芸の才に愛され、芸に生きるしかなかった男の一代記を軸に様々な登場人物によって、芸が持つ「業の深さ」を見せ、語らせる。圧巻の物語だ。現実と狂気の間で頂点を極めた男が見せる物語の幕引きは果たして幸福だったのか否か。読み終えても判断がつかない。(※上下巻まとめての感想)
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
芸の才に愛され、芸に生きるしかなかった男の一代記を軸に様々な登場人物によって、芸が持つ「業の深さ」を見せ、語らせる。圧巻の物語だ。現実と狂気の間で頂点を極めた男が見せる物語の幕引きは果たして幸福だったのか否か。読み終えても判断がつかない。(※上下巻まとめての感想)
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
経営はアートと考える藤沢武夫からすれば本田宗一郎という神話も、カオスという秩序の上に成り立つホンダの組織も作品だっのかもしれない。本田と藤沢の後継者たちによって神話が徐々に伝説となり、過去の受け継ぎができなくなっていく様子が生々しい。
辻井凌|つじー
前半と後半の緩急がすさまじい。華やかに打ち上がり、あっけなく散っていく花火のような作品だった。WWⅠ後から大恐慌までのアメリカの空気を感じられる。訳者の解説は、物語とアメリカ社会の関連への理解がより深まるのでおすすめだ。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
歴史からよく学ぶ経営者だ。歴史を知るから長い目で、広い視野で事業や会社を考えることができる。理論派かつ実務家に見えるが、実は本田宗一郎にも負けないロマンチストだったのではないか。ロマンを見るには理屈が大事なことを教えてくれる人物だ。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
人間としての引力に圧倒される。魅力という言葉では片付けられない。これぞ人間力というのではないか。「これは何か」を腹落ちするまで考えてから実行に移す原理の人でもあった。藤澤武夫との間柄はやはりしびれる。2人のロマンチストの幸福な関係。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
痛快と納得の楠木節と、数々の経営者の名言やエピソードを堪能する本。ホンダの藤沢武夫が清沢洌を愛読していたことにおどろいた。楠木さんの微分と積分に関する考え方が好きだ。経営以外にも活かせる視点がつまっている。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
「兆しをつかむ」という感覚が物事を進めていく上で大切だ。大事なのは理解できるが、実際につかめるようになるのが難しい。「冬場はあえて理不尽な練習をする」や「野球は一球一球がセットプレー」という森林さんの話は興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
60年前に出た本だが、人生論というのは今も昔も言われることは変わらず、人間の本質はいつまでたっても変わらないことを思い知れる。快楽主義は名前だけ見ると過激そうだが、書いてることは真っ当。自分で体験して快楽、好き嫌いを見つけろという話だ。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
『右大臣実朝』、『惜別』ともに太宰の歴史への造詣の深さがうかがえる。『右大臣実朝』は『鎌倉殿の13人』と対比することで太宰と三谷幸喜による時空を超えた実朝解釈対決が味わえる。ぜひ両方触れてほしい。公暁の独白は太宰本人が語っているような迫力があった。
が「ナイス!」と言っています。
辻井凌|つじー
『眠れる美女』、『片腕』、『散りぬるを』のどれもが腑に落ちなくて不思議な読後感だ。美しさよりも不穏さをずっしり心に残す。『散りぬるを』は「信頼できない語り手」の話なのかと思ったり。三島由紀夫と浅田次郎の解説は何度でも読める。とにかく豪華。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/02(3548日経過)
記録初日
2015/06/01(3549日経過)
読んだ本
1545冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
435471ページ(1日平均122ページ)
感想・レビュー
478件(投稿率30.9%)
本棚
13棚
性別
年齢
31歳
血液型
O型
職業
専門職
現住所
北海道
外部サイト
URL/ブログ
https://note.com/nega9clecle
自己紹介

サッカーが好きすぎる書評家・文筆家|「サッカー好きにサッカー以外の本をオススメする」書評を連載中|noteは本の紹介、歴史とサッカーの関わり、エンタメレビューなど|ラジオでしゃべることが憧れ

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