2023年4月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:8495ページ ナイス数:1197ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/622979/summary/monthly/2023/4
私が読んだ青山さんって、連作短編集しかないです。「木曜日にはココアを」、続編にあたる「月曜日の抹茶カフェ」、本屋大賞ノミネートされた「青と赤のエスキース」「お探し物は図書室まで」。見事に全部、「話が少しずつつながっている連作短編集」です。どれも甲乙つけがたくておススメです。比較的軽くて読みやすいのが「木曜日」、重ためなのは「青と赤」かな。でも、個人的に一番衝撃的だったのは本書、「月の立つ林で」です。5冊読んで全くハズレがないので、全作品コンプしたいですね。
所変われば・・・で「パラセタモール」が出てくるけど、私はこれで海外で困った。日本では「アセトアミノフェン」なんだよね。構造式書いてくれれば(アセトアミノフェンくらいなら)わかったと思うけど。「アドレナリン」対「エピネフリン」は、もう、アドレナリンに統一でいいんじゃないかな?エピネフリンって言ってるの、北米だけらしいよ。
特典SSはアドルフィーネ視点。振り回されて苦労したもんね。エグランティーヌさまと比べられても困るし。あっさりと婿に出されそうになるオルトヴィーンが可哀想だった。
トラオクヴァール様は、疲れきって何もかも投げ出したかったのかな?とWeb版の時は理解していたのですが、特典SSでジギスヴァルトと傲慢さや横暴さがよく似ているって意味を描写してくれたので、トラオクヴァール様の問題点もより読者に伝わったのでは?と感じました。
山本弘さんの「アイの物語」を思い出した。あれはSF小説なんだが、ヒトという種族は、真の知性を宿すにはスペックが低すぎるのではないか。AIに任せた方がよいのではないか。もちろん、実際はAIにもそこまでの知性は今のところないのだけれども。
もしくは、とんでもない天才待ち。すべての分野をカバーできる知の巨人があらわれてくれれば。今回で言うと、リスクコミュニケーションや経済、宗教、人文まですべて理解できている感染症の専門家が必要。無理やろ。いや、まだ日本は尾身先生がいただけマシだったんだと思う。
基本は図書館読みですが、
気に入った本は文庫で買いなおすこともあります。
感想に評価も入れていますが、小説の評価基準は、
星5・・・年1位を争うくらい面白い。
星4・・・月1位を争うくらい。
星3・・・同じ作家の本があれば読んでみたい
星2・・・同じ作家の本を読むかどうか分からない。
星1・・・二度とこの作家には関わらない。
2で普通、3なら高評価です。
評価4以上をつけるのは10冊に1冊もないです。
自分の読書管理のため利用していますが、
子ども達(中高生)との共読本や、仕事用の学術書もあるので、
あまりまとまりのない構成になっております。
本気で気に入った本は、ブログの方に感想上げてます。
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私が読んだ青山さんって、連作短編集しかないです。「木曜日にはココアを」、続編にあたる「月曜日の抹茶カフェ」、本屋大賞ノミネートされた「青と赤のエスキース」「お探し物は図書室まで」。見事に全部、「話が少しずつつながっている連作短編集」です。どれも甲乙つけがたくておススメです。比較的軽くて読みやすいのが「木曜日」、重ためなのは「青と赤」かな。でも、個人的に一番衝撃的だったのは本書、「月の立つ林で」です。5冊読んで全くハズレがないので、全作品コンプしたいですね。
とても丁寧にありがとうございます!これを読んで、いい作家と出会えたなーって思ったので、ぼちぼちコンプしたいです(*^^*)