この事件は映画で知った。関東大震災直後の混乱の最中の出来事だが、朝鮮人、部落出身者への差別意識、集団心理、流言蜚語が背景にあり複合的に絡んでいる。加害者家族に村から見舞金を贈ったり、農繁期の手伝いをする、受刑者の一人は服役後村長から市議になっていたりするのを知ると恐ろしさを感じる。地元の新聞社も報道していないのだ。映画で多くの人の目に留まり広く知られることは大いに意義がある。

これを読むととても温泉に行きたくなる。写真掲載はあってもカラーではないので視覚からの訴求力はないものの、温泉の魅力がたっぷり。今行きたいのは福島県の高湯温泉と新潟県の栃尾又温泉。

エログロな世界観。表紙の絵が一番好き。タイトルのヘルマフロディトゥスはギリシア神話の男女両性をそなえた神のことらしい。なるほど

ベビーカーで満員電車に乗り込む人に対して「周りへの配慮が足りない」と意見することは是か非かなど正解のない事象について検証した本。学生や新入社員がグループワークするのに良さそうな。結局のところ自己啓発本のようだった。

50歳を過ぎて遅くに始めたピアノだが、円熟は音楽からたくさんの気づきをもたらしてくれる。本当の意味で学ぶことができるようになったのは社会にでてからだったーあとがきがよかった、ちょっと涙目に。レイコ先生のレッスンも最高。ヤクザのノンフィクションライターの鈴木氏、銃口、チャカなどの言葉が時折り挟み込まれるが、そのおっさんがピアノと向き合っているというギャップだけでもおかしい。

この事件は映画で知った。関東大震災直後の混乱の最中の出来事だが、朝鮮人、部落出身者への差別意識、集団心理、流言蜚語が背景にあり複合的に絡んでいる。加害者家族に村から見舞金を贈ったり、農繁期の手伝いをする、受刑者の一人は服役後村長から市議になっていたりするのを知ると恐ろしさを感じる。地元の新聞社も報道していないのだ。映画で多くの人の目に留まり広く知られることは大いに意義がある。

ポップな装丁に惹かれて。イラストとエッセイで構成されたフェミニズムの本。著者は韓国人なのだが、男女を取り巻く環境は日本とさほど変わらないのだな。彼女は常に臨戦態勢で社会や周りの人たちを攻撃対象としているように感じた。女性の側からの視点だが、男性にも言い分はあるはず。