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2022年12月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
11
読んだページ
3235ページ
感想・レビュー
11
ナイス
2794ナイス

2022年12月に読んだ本
11

2022年12月のお気に入り登録
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  • ふく
  • k5b81998
  • オーウェン
  • あまなつ
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2022年12月のお気に入られ登録
9

  • はるまげどん
  • リョウ
  • ふく
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  • オーウェン
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2022年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
まるで講談師の”軍記読み”を聞いているようだった。最初の1ページから、心地よい文章のリズムに はまってしまった。私にとって今年1番のおすすめ本。面白くて読むのが止まらなかった。荒木村重によって1年近くもの間、黒田官兵衛が地下の土牢に幽閉されていたことは知っていたが…。こんなにも壮大なドラマが展開されるとは! 歴史ミステリーの謎解きが延々繰り返され、中だるみ感はあったが、第4章から怒涛の嵐。全てがつながって感動した。「死より怖いのは、終わりのない苦痛」。戦国時代にとどまらず、現代にも通ずる真理だった。
るい
2022/04/11 21:37

鉄之助さん、こんばんは。どこかのブログなど読むと荒木村重が「天寿を全う」したぐらいならまだしも、一人だけさっさと逃げ出して毛利に亡命し茶人になっておめおめ生き抜いたみたいに散々なのもありました。(笑)歴史の本当ってわかりませんね。

つーこ
2022/06/04 09:39

私も『おめおめ』派だったので、この本では本当の村重の姿が見られるか?と期待したのですが・・そこは描かれませんでしたね(^^;

が「ナイス!」と言っています。

2022年12月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2022年11月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2969ページ ナイス数:1008ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2022/11

が「ナイス!」と言っています。

2022年12月の感想・レビュー一覧
11

鉄之助
「人間は考える葦」と言ったのはパスカルだが、常々私は「人間は考える管」と思っていた。人間の体は、口から肛門まで長大な管でできている…。「体内の"管"から日本人の健康を考える」というこの本に、無性に興味がわいた。「消化管の内側は、体内にありながら消化されるまでは”体の外”」という指摘が面白かった。管の入口、口の衛生が特に大切で、歯周病対策には、ガラガラうがいよりも数時間おきのブクブクうがいの方が効果的だという。人間の体は巨大なチクワなんだ。もっと”管の声”に耳を傾けよう!
へくとぱすかる
2020/04/07 13:43

「生き物は円柱形」という本を出した(同タイトルの歌も自作)、「歌う生物学者」本川達雄の発想も同じ。おなかの中は実は「外」、というのも昔ありましたね。

Katsuto  Yoshinaga
2020/04/07 19:12

ちくわって…!上手いなぁ!!

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鉄之助
東大生の特性(?)である「地頭力」は、本の読み方を変えるだけで鍛えられる、が大きなテーマ。著者は、「小学校から頭が悪くて、高3のときの偏差値35」の結果、「あっという間に2浪」。何と親近感が湧くことか!  強調したい部分に緑のマーカーが引かれて、ポイントを押さえやすくしている。中でも本の「読者」になるのではなく、本の「記者」になるべし! の項は示唆に富んでいた。ただ、文字を書く「姿勢」や、前のめりになるのが、記者になるための大事な「姿勢」というのは、面白いけど観念に走り気味、かな?
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鉄之助
今なお残るCMの傑作、「くしゃみ3回、ルル3錠」(元・三共製薬)「ワ、ワ、ワ、ワが3つ」(ミツワ石鹸)などCMソング制作の元祖・三木鶏郎の初の評伝。中でも、音を重ねてリズムを作る、仁丹の「ジン、ジン、ジンタン」の制作過程が面白かった。著者・泉麻人によれば、映画「君の名は。」でヒットを飛ばしたRADWIMPSの歌詞「ゼン、ゼン、前世から~」も、この系譜をなぞっている、との指摘が秀逸。しかし、私にとって本文の登場人物になじみが薄く興味を引かない部分が多くて、他は期待外れだった。
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鉄之助
タイトルは、岡本かの子の「年々にわが悲しみは深くして いよいよ華やぐいのちなりけり」という歌からきている。2021年に99歳で亡くなった寂聴さんの、最晩年の死生観と寂庵での法話をテキスト化した1冊。だから読みやすい。一番の幸福とは何か? 年をとっても若々しくいられる秘訣は? などの人生の疑問について、ストンと胸に響く答えが待っていた。
鉄之助
2022/12/22 13:00

re:さん温かなコメントありがとうございます。人間が一番”幸福”なのは、「誰かを愛し、誰かに愛されているという自覚をもったとき」だと寂聴さんは言います。自覚か…とわが身を思い返したら、そういう時期があったなと思い当たる気がしました。

re;
2022/12/22 13:21

<愛し愛された自覚>って難しいのでしょうか、それとも簡単なんでしょうか。きっとその人それぞれの背景が大きく関係するのでしょうね。愛することと愛されることって常に矛盾を孕んでいるように感じてしまう私は前者でして、考えれば考えるほど迷宮入りしてしまう今日この頃です。本当は<考えるな、感じろ>なんでしょうけどwそういう時期があったなと思い当たる鉄之助さんは私の大分先を歩かれていますね。私も追いかけますwまだまだ、いのちが華やぐまでに深めなければならない悲しみがあると思って。ご返信ありがとうございます!

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鉄之助
妙に心に響く、フレーズがたまらない。「この世にあるものは、全部誰かのもので、全部誰かのものでもない」。キリン公園で出会ったおじいさんの言葉だ。目が見えなくて、「星の形は見えんでも、光は感じることができる」と言う。「わしのこの目ぇはな、わしのもんやけど、わしのもんや無い。神様に返すんや」とも。この物語を読むと、つくづく「永遠なんてものは無い」と感じた。しかし、家族の愛は、確かにそこに在った。
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鉄之助
まるで講談師の”軍記読み”を聞いているようだった。最初の1ページから、心地よい文章のリズムに はまってしまった。私にとって今年1番のおすすめ本。面白くて読むのが止まらなかった。荒木村重によって1年近くもの間、黒田官兵衛が地下の土牢に幽閉されていたことは知っていたが…。こんなにも壮大なドラマが展開されるとは! 歴史ミステリーの謎解きが延々繰り返され、中だるみ感はあったが、第4章から怒涛の嵐。全てがつながって感動した。「死より怖いのは、終わりのない苦痛」。戦国時代にとどまらず、現代にも通ずる真理だった。
るい
2022/04/11 21:37

鉄之助さん、こんばんは。どこかのブログなど読むと荒木村重が「天寿を全う」したぐらいならまだしも、一人だけさっさと逃げ出して毛利に亡命し茶人になっておめおめ生き抜いたみたいに散々なのもありました。(笑)歴史の本当ってわかりませんね。

つーこ
2022/06/04 09:39

私も『おめおめ』派だったので、この本では本当の村重の姿が見られるか?と期待したのですが・・そこは描かれませんでしたね(^^;

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鉄之助
ツイッターに寄せられた西洋名画に対する主婦のつぶやきが集まって、1冊になった。家事や育児への切ない愚痴、夫や親などとの人間関係…、名画の簡略な解説とともに現代が刻まれていた。フェルメールの有名な『牛乳を注ぐ女』には、「16時半の家庭訪問 先生これ何杯目の お茶なんだろう」とツイート。いかにもありそうで、名画がぐっと身近に感じられた。でも、イカニモありそうなものが大半で、もっと意外性、驚きを期待した私は、欲張りでしょうか?
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鉄之助
高額当選者のみに、宝くじの”胴元”である第一勧銀から渡される『【その日】から読む本』。これがこの本の、大事な狂言回し役となっている。こんな本があったこと自体が驚きだったし、高額当選者が必ずしも「幸せ」のゴールとならないことも、また真なりだ。
ショースケ
2022/12/06 18:03

だいぶ前にNHKでドラマ化されましたよね。面白く見てました。

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鉄之助
シンプルで一見、地味な装丁ながら、中身がギュッと詰まった1冊だった。薬物依存症の臨床医である著者の「荒れた中学」時代から書き起こされた半生記、の形式をとっているが”依存症の本質”を突く名著だ。覚せい剤事犯で逮捕された、のりピーの謝罪会見で、彼女が流した涙は「22滴」(芸能レポーターの故・梨本勝の観察による)など、読みやすい導入からスッと核心に入る構成は、素晴らしい。日本の薬物取締の限界と、これからあるべき姿が具体的、的確に示されていた。「ダメ、ゼッタイ」では「絶対だめ!」なのだ。
mike
2022/12/04 17:03

とても価値ある本のようですね。ぜひ読みたいです。

鉄之助
2022/12/04 17:11

mikeさん、コメントありがとうございます。「ダメ、ゼッタイ」の標語は国連の提唱文言からきていますが、英語からの”誤訳”だったのです。薬物という「物」への規制ではなく、「人」への支援が大切だという松本さんの意見に共感しました。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
東京オリンピックに経費が一体いくらかかったか誰も知らない。この事実は世界から見ても異常事態! 3兆円とも5兆円ともいわれるが、いまだに五輪委員会から発表はない。ほとんど税金、そのうち”五輪増税”なんて来やしないか…と思いながらこの本を読んだ。スポンサー64社はこれまでの最高だし、3400億円も集まった「夢の集金システム」がリアルに伝わってきた。著者は、元・博報堂の営業マンだけに業界の裏事情もふんだんに散りばめられて説得力も満点だった。
尿酸値高杉晋作
2022/12/01 13:26

オリンピックなんて、この世から無くなるべきだと思いました。やるならアテネで毎年やってろって。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
連続爆弾犯、その名もスズキ タゴサク。爆弾事件をひとつの「作品」に見たてている。面白くない、はずはない。一気に読み進めた。石川啄木の『一握の砂』の中の一句が、重要なキーワードになっていたり、刑事の名が「類家」(著者の出身地・八戸になじみ深い苗字)。物語に何となく北の匂い、を感じてしまった。差別と社会の不公平感、閉塞感が、小説全体から立ち上っていく。しかし、被疑者タゴサクが取調室でしゃべりすぎ。途中で、つい読み飛ばしてしまったのは残念だった。
とみかず
2023/01/23 12:33

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。類家、、、知りませんでした。へぇーです。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2852日経過)
記録初日
2015/03/18(3583日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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