読書メーター KADOKAWA Group

2023年12月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
8
読んだページ
2835ページ
感想・レビュー
8
ナイス
1620ナイス

2023年12月に読んだ本
8

2023年12月のお気に入り登録
11

  • Drivin' a blue car
  • なー
  • 紫羊
  • マーブル
  • mukimi
  • さぁとなつ
  • kazitu
  • 杜のカラス
  • よむよし
  • Hiro
  • さゆ

2023年12月のお気に入られ登録
10

  • yutaka
  • Drivin' a blue car
  • 紫羊
  • mukimi
  • さぁとなつ
  • kazitu
  • 杜のカラス
  • よむよし
  • Hiro
  • さゆ

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
”天下の悪人”と思われていた松永久秀の違った面を、ビビッドに描いてくれた大作だった。信長が狂言回しのような役回りで、筋が展開するのも新鮮だった。松永は「成り上がり」に違いはないが、文字を書くのが上手く三好家の祐筆から出世が始まったり、茶の湯では千利休の”兄弟子”だったり、懐石料理を自ら作って客人をもてなしたり……、なかなかの教養人だったのかも知れない。戦国時代の面白さを十二分に堪能できた。
とみかず
2023/01/30 12:22

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。久秀の印象が変わりますね。

サマンサ
2024/02/11 16:46

ナイス、ありがとうございます。書きたいことが沢山ありすぎてストーリーまで書けず。鉄之助さんのレビューは本当にその通りです。私は、面白い&感動しました。

が「ナイス!」と言っています。

2023年12月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3125ページ ナイス数:1771ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2023/11

が「ナイス!」と言っています。

2023年12月の感想・レビュー一覧
8

鉄之助
西南戦争で西郷の首を見つけた千田文次郎。「もう武士の時代には戻れぬ」ことを実感する。大久保利通を暗殺した島田一郎とは、同じ加賀藩士で竹馬の友であったとは! これまで明治維新史からあまり注目されていなかった加賀藩士の生きざまが、鮮やかに蘇った。「草莽の屍が重なりに重なって」明治維新が成った、という。維新の志士の無数の「死」は無駄ではなかったのか?  読後も、いまだに考えさせれている。本編472ページのうち、「西郷の首」が出てくるのはたったの12ページ! しかし、ドラマチックで読み応え充分、満足の1冊だった。
修一朗
2018/06/04 10:55

維新の負け組から見た物語に感動してしまいました。。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
この人は、ルーマニア語に目覚めるために”引きこもり”になっていたのではないか? と思わせるくらい目覚めてからの積極性に目を見張った。長い長いタイトルに、その思いが込められている。人生には、”無駄”なんてことは一つもないと強く思う。今年一番に、勇気をもらった1冊だった。来日20年、津軽弁ベラベラの知り合いのルーマニア人に、この本を紹介したら涙を流して喜んだ。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
向田邦子の放送台本をもとに、中野玲子が小説化。夫が別れた妻とひそかに逢っていることを知った主人公が、家を出る。家族の「崩壊」と「再生」の物語。向田流のせりふ回しが秀逸だった。「十三年かかったんだ…。前の奥さんの瀬戸物を全部取り替えるのに」 高い瀬戸物も、わざと割って買い替えた、女の執念を見事に表現していた。「完全無欠な健康体がないように、完全な家庭などありえないのかもしれない」(13ページ)。大いにうなずける。ズンと胸に響いた。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
監督自らノベライズしただけに、映像が浮きだってくるような小説だった。ゴジラのシーンも印象的だが、戦争と人間のドラマが感慨深い。結局、人間が一番罪が深い…一気読みの快作だった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
3世紀の「魏志倭人伝」から、日本の温泉史を豊富な文献に裏付けを取ってまとめている、通史として面白かった。家康が推奨し将軍御用達となった熱海。大名らは、「湯治願い」を出して競って入湯。これが江戸時代の温泉文化が花開くひとつのきっかけになった、とも。薩摩の島津光久、仙台の伊達忠宗も、はたまた本州北端の津軽信義までが入った記録が残っていた。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
大都会・東京の地下や暗渠の中に隠れたドラマを掘り起こすエキサイティングな作品だった。中でも、渋谷区の女が、気に入った。昭和39年の東京オリンピックのための突貫工事で一部に蓋をしてしまった渋谷川。支流は、童謡「春の小川」のモデルになっている。高度成長の陰で、埋められたり覆い隠されてしまった、東京の遺産が気になった。2020年東京五輪では、国立競技場の建て替えに際して、隈研吾の設計図によると「春の小川」が復活する予定だった。開発一辺倒で、蓋をしてしまったどぶ川を清流に戻す必要性をこの1冊から、強く思う。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
”天下の悪人”と思われていた松永久秀の違った面を、ビビッドに描いてくれた大作だった。信長が狂言回しのような役回りで、筋が展開するのも新鮮だった。松永は「成り上がり」に違いはないが、文字を書くのが上手く三好家の祐筆から出世が始まったり、茶の湯では千利休の”兄弟子”だったり、懐石料理を自ら作って客人をもてなしたり……、なかなかの教養人だったのかも知れない。戦国時代の面白さを十二分に堪能できた。
とみかず
2023/01/30 12:22

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。久秀の印象が変わりますね。

サマンサ
2024/02/11 16:46

ナイス、ありがとうございます。書きたいことが沢山ありすぎてストーリーまで書けず。鉄之助さんのレビューは本当にその通りです。私は、面白い&感動しました。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
朝ドラの主人公・笠置シズ子の”謎”に迫りたくて読んでみたら、すこぶる面白かった。なぜ、スパッと歌手を引退したのか?美空ひばりにした、とされる”いけず”の真実は?など、丹念な事実の掘り起こしで、腑に落ちる内容だった。実は「ブギの女王」になる前の戦前、「ジャズの時代」があったのだ。その当時の名曲『ラッパと娘』の凄さがダイレクトに伝わってきた。淡谷のり子との、辛辣な会話のやり取りには、笑わされる。だが、二人の中にはお互いを、いわば”戦友”と認める尊敬の念があった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2839日経過)
記録初日
2015/03/18(3570日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう