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2023年8月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
9
読んだページ
2727ページ
感想・レビュー
9
ナイス
1938ナイス

2023年8月に読んだ本
9

2023年8月のお気に入り登録
5

  • ao
  • Melon Matsuda
  • tosca
  • Go!Go!Taxi!!
  • ましろ。

2023年8月のお気に入られ登録
6

  • きち
  • ao
  • Melon Matsuda
  • tosca
  • Go!Go!Taxi!!
  • ましろ。

2023年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
仇討ちを目撃した5人が「江戸弁」で、一人称で語り始める。そのリズムが心地よかった。まるで、落語家の名人芸を寄席で聞いてるように映像が浮かんで来る。太宰の傑作『駆け込み訴え』などの一人称語りを底本にしている、と著者自ら言うようによく練られた作品だ。「河原乞食」「芳町上がり」「隠亡」などと蔑まれながらも、したたかに生きる庶民の処世術に、私もこれから生きていく”力”をもらった気がした。そして終幕、タイトルの真の意味が良く良くわかる大団円が待っていた。新聞記者出身の永井さん、お見事!
とみかず
2023/09/17 12:14

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。お見事!同感です。

iroiro
2023/11/07 10:39

私もお見事!同感です。

が「ナイス!」と言っています。

2023年8月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2023年7月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:5175ページ ナイス数:2378ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2023/7

おくちゃん✨🎄✨柳緑花紅
2023/08/02 19:28

共読本4冊ありました😊今月も宜しくお願いします🍀

が「ナイス!」と言っています。

2023年8月の感想・レビュー一覧
9

鉄之助
『武士の娘』の当時の時代背景、原作者の人となりがよくわかる好著だった。内田義雄はNHKプロデューサーで、きめ細かい取材力が際立っている。なぜ、大正末期に米国で出版された『武士の娘』がベストセラーになり、杉本鉞子がキュリー夫人などと並ぶ「著名女性5人」に選ばれたのかが面白かった。当時のアメリカは、禁酒法の制定と挫折、国際連盟への加盟拒否(ウィルソン大統領に議会が反発)など「アメリカ理想主義」への幻滅感が社会に充満していた。そこへ「敗れても誇りを失わない」武士の娘の生きざまが、アメリカで支持されたのだという。
西園寺カトリーヌ
2019/08/21 09:46

鉄之助様 ぜひ読んでみたいと思いました。武士の娘も著者も知りませんでしたので新しい発見です。ありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
まるで、落語を聞いているような錯覚すら覚える、軽妙なリズムの語り口。達者なストーリーテラー・さだまさし、は健在だった。少し、駄洒落が過ぎる傾向はあるが、それはそれで、御愛嬌か。東京の外れのいわくありげな小さな飲み屋「銀河食堂」を舞台に、個性的なキャラクターが絡み合う。最後の「セロ弾きの豪酒」が味わい深かった。
蒼
2021/09/05 21:48

豪酒‼️🤣 探して読みたくなりました❣️

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鉄之助
桐生祥秀が行っている「骨ストレッチ」に興味があって、手にした本だが、”目からウロコ”、の新理論にびっくり。ウサイン・ボルトが驚異的世界新の9秒58で走れたのも、脊椎側彎症の持病のおかげ(?)かもしれない、という指摘は新鮮。筋肉増強、パワー一辺倒の、これまでのアスリートの鍛え方に、疑問を呈する視点に共感が持てた。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
架空の弘前刑務所を舞台にした、連作短編集。「そんなアホな」と思う、突飛な設定も中にはあるが、最後まで一気に読んでしまった。「不良刑務官」(過酷な労働環境にあるので多少同情しますが、確かにいる!性格が歪んだ刑務官)こそ諸悪の根源、と刑務所改革に燃える東大出のキャリアと三代続くたたき上げ刑務官が、数々の事件の謎に挑む構成になっている。本当の「悪」は何か? その答えは、チョット単純すぎる感じはあるが、人間の裏にある光と影を鮮やかに描く、エンターテインメント小説として面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
ガンダムの生みの親の一人、漫画家・安彦良和の文章が実に味がある。弘前大学での学生運動の末に、逮捕、退学させられた「挫折」時代が、安彦の原点だった。時代の空気感がそのまま、伝わってくる。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
海外からの遺体の搬送にたずさわる、国際霊柩送還会社。文字通り”密着レポート”だ。「葬儀は悲嘆を入れるためのの”器”だ」という視点が面白い。その葬儀を遺族の身になって整える一助を、この会社が担っている。『紙つなげ~』を読んでからこの本と巡り合った。佐々さんの人間への迫り方に感動した。
アジャ
2023/08/09 11:12

鉄之助さん、お久し振りです。本作が映像化されるとのことで楽しみですね。「紙つなげ…」も感動的でした。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
タイトルに惹かれて手に取ったが、この本ができた経緯がもっと面白かった。文春の元副社長・西川清史さんが「大胆にも新潮社に」企画書を持ちこんで出版。誰もが出すモノの、その先をコロナ禍の中、体当たりで取材して書き上げた。日本の下水道の総延長は地球12周分、とか水洗トイレで使用する水は当初20ℓ。最新式では3.8ℓまで減らせたとか、興味深いデータ満載。列車のトイレ事情も面白かったが、屋形船は2010年ごろまで川に垂れ流しだった、とは驚きだった。
MICKE
2023/08/15 18:21

列車はそうでしたね、揺れるトイレの穴を見ると、線路が見えてました、たしか。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
仇討ちを目撃した5人が「江戸弁」で、一人称で語り始める。そのリズムが心地よかった。まるで、落語家の名人芸を寄席で聞いてるように映像が浮かんで来る。太宰の傑作『駆け込み訴え』などの一人称語りを底本にしている、と著者自ら言うようによく練られた作品だ。「河原乞食」「芳町上がり」「隠亡」などと蔑まれながらも、したたかに生きる庶民の処世術に、私もこれから生きていく”力”をもらった気がした。そして終幕、タイトルの真の意味が良く良くわかる大団円が待っていた。新聞記者出身の永井さん、お見事!
とみかず
2023/09/17 12:14

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。お見事!同感です。

iroiro
2023/11/07 10:39

私もお見事!同感です。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
日本社会の”3大タブー”に挑んだ意欲作。赤松利市の命が狙われる危険性も孕んだテーマに、よくも分け入ったものだと感心。差別された者の中にも差別の心がある現実や、欲望のモンスターがいかに生まれるかが、身に迫ってきた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2841日経過)
記録初日
2015/03/18(3572日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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