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2024年4月の読書メーターまとめ

棕櫚木庵
読んだ本
9
読んだページ
1409ページ
感想・レビュー
9
ナイス
810ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月のお気に入り登録
2

  • カヌTT グリーンボーイ
  • 銀河帝国

2024年4月のお気に入られ登録
4

  • m4
  • カヌTT グリーンボーイ
  • 銀河帝国
  • 散文の詞

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

棕櫚木庵
この作者は3冊目.『家守綺譚』や『夏草冬虫』にくらべ,閉塞感というか,何だか内に籠っている感じが強かったけど,最後まで来て,ああ,そういうことだったのか・・・.精神分析的に(?)深読みできそうな暗喩が多かったけど,そういう深読みはこの作者にはふさわしくないような気がした.→
クプクプ
2024/04/05 19:24

こんばんは。梨木香歩さんが園芸のことを書けないのはしょうがないとして、この作品は、タイトルに内容が負けてしまいましたね。梨木香歩さんでしたら、私は「裏庭」や「りかさん」が面白かったです。

棕櫚木庵
2024/04/05 20:03

こんばんは.確かに「巣穴」の方に重きがあって,「植物園」である必要はあまりなかったような感じがしました.『裏庭』,『りかさん』また探してみます.ありがとうございました.

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

棕櫚木庵

【水曜コーヒー読書会】図書館の新着棚にあるのを見かけて借りてきました.『おばけえんはすぐそこです』(山﨑るり子詩, 石黒亜矢子絵).我ながら物好きだとは思いますけど・・・(^^;).今日はコーヒーお伴にこの本を眺めます.

【水曜コーヒー読書会】図書館の新着棚にあるのを見かけて借りてきました.『おばけえんはすぐそこです』(山﨑るり子詩, 石黒亜矢子絵).我ながら物好きだとは思いますけど・・・(^^;).今日はコーヒーお伴にこの本を眺めます.
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

棕櫚木庵
大雑把に言えば,第1部が臭覚についての医学的な話題.第2部が香料についての社会的・文化的な話.歴史的な話もあるけど,主に現代の(つまり1970年代頃の)欧米の話.著者は米国の「著名な科学記事コラムニスト」(ジャケット折り込みの著者紹介).なるほど,そんな感じの本だった.▼随分昔に古本屋で買って,ずっと気になってた本.やっと読んだけど,いろいろな意味で(私にとっては)読むのが遅すぎた(^^;).→
棕櫚木庵
2024/04/29 20:09

→ 【余談駄話】西洋絵画などで有名な(?)ユディット,英語ではジュディス/ジュディになることに初めて気付かされた.イメージ狂っちゃうなぁ・・・(^^;).

が「ナイス!」と言っています。
棕櫚木庵
NHKで放映されたTV番組の原作.映像では,絵,語りはほぼそのままだが,映像の利点を生かして空気の揺らめきが加えられていたこと,そしてなにより,読者と絵本をつなぐ人物が登場することによって気味悪さが強められていた.朗読(三吉彩花)も良かった・・・って,なんだかTV番組の感想になってしまったけど,あの番組を思い出しながら楽しく読みました.ところで,あのTV番組,「怖い絵本 その7」らしいけど,他のも見てみたいなぁ.
が「ナイス!」と言っています。
棕櫚木庵
この作者の,児童書は初めて.『果てしない物語』などファンタジーの一定型 --- ある接点から別の世界に入り込む.その世界は危機に瀕していて,それ救うために冒険し,そしてそれが,現実世界にも救いをもたらすという物語の枠 --- にのっとった物語.筋書き,物語の展開で引っ張って行く感が強い.児童書だからだろうか.「傷」など,さまざまなアレゴリーが織り込まれているが,それはあまり心に響かなかった.私の心が硬くなっているのかもしれない.読後,『f植物園の巣穴』の児童版という印象が残ったけど,さて.→
棕櫚木庵
2024/04/22 19:40

→ 読友さんに紹介していただいた本です.ありがとうございました.

が「ナイス!」と言っています。
棕櫚木庵
1/3) 雪国には,雪を呼ぶ言葉がその状態に応じてたくさんあると聞いたことがある.本書には,“トナカイが休息なしで移動できる距離”をあらわす言葉が紹介されていた(フィンランド語「ポロンクセマ」, p.69).あるいは,我が国の歌人が,「なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな」(与謝野晶子)と詠んだ情感を呼ぶ名がイヌイット語にはあるという(p.85).その言葉が「イクトゥアルポク」であることはどうでもいい(とは言いすぎ?).名前を与えるほ注目するものは何か.それが面白かった.その一方で,
棕櫚木庵
2024/04/20 18:48

この歌知りませんでした.なるほど,雪の七つの名前・・・.リンク張っておきます.ありがとうございました. https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B4%A5%E8%BB%BD%E6%81%8B%E5%A5%B3+%E6%AD%8C%E8%A9%9E&ie=UTF-8&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja

山猫
2024/04/20 20:24

いえいえ、こんな例ですみません。

が「ナイス!」と言っています。
棕櫚木庵
題名に惹かれ図書館で借りてみた.ジャケット折り込みには「人生について考える7つの動物寓話」とあって,まぁ,そうなんだけど,もっともらしい顔をして人生を語る・・・のではなく,なんだか変てこりんな,でも確かに「人生について考え」させられる物語集(なのか?).ま,そんなことはどうでもよくなるほど,楽しい本でした.ここで紹介していただだいた本です.ありがとうございました.無駄口二つ →
棕櫚木庵
2024/04/14 21:00

→ ▼寿命が尽きた熊蜂が目の前で「いきなりぽとんと落っこちて動かなくなってしまったとき」,他人ごとだと知らん顔をするのでもなく,嘆き悲しむのでもなく,「そっと手のひらにハチをのせ,その一生が楽しいものであったことを願った」(「頭のうちどころが悪かった熊の話」, pp.13--14).いい話だなぁ.でも,ここだけ抜き出して引用したら,この本について誤解されそうな? ▼「お客さまはお月さま」.ふと,稲垣足穂を連想した.お月様が登場するせいかな(って,稲垣足穂はお月さま専門じゃないけど).

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棕櫚木庵
『家守綺譚』,『冬虫夏草』,『f植物園の巣穴』に続いて梨木香歩4冊目.どうも,梨木香歩中毒になってしまった気配(^^;).4冊の中でこれが一番良かった・・・というか,前の三作が本作に流れ込んだ,という感じ.そしてこの作品は,次の言葉に流れ込む.「海うそ.・・・これもまた,幻.だが幻は,神羅万象に宿り,神羅万象は幻に支えられてきらめくのだった」.「喪失とは,私のなかに降り積もる時間が,増えていくことなのだった.・・・喪失が,実在の輪郭の片鱗を帯びて輝き始めていた」(pp.183--186). →
棕櫚木庵
2024/04/09 17:16

→ 失われた過去が輝き始め,現在を支える.そんな小説だった.【余談】明治の廃仏毀釈の真の目的は,仏教排斥ではなく民間宗教の排除だった --- 登場人物のそんな発言がある(p.60).同じことをどこかで読んだような.巻末参考文献に見える,安丸良夫『神々の明治維新』(岩波, 1979)だっただろうか.【ついでに】南方熊楠「神社合祀に関する意見」(青空文庫)を読み,「廃仏毀釈」とは,伊勢神宮を頂点とするヒエラルキーに宗教を統合し,それから漏れる民間宗教を「淫祠邪教」として排除することだったことを納得させられた.

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棕櫚木庵
1/3) 若き日のナイチンゲールが,抑圧された女性としての思いを登場人物の独白に託した小説.成立のいきさつもあってか未定稿というべき状態で,構成,語り口,内容などが未整理のまま.心に浮かぶままをそのまま書き流した感じで,「小説家としてのナイチンゲールの才能は,大したものではなかったと認めざるを得ない」(訳者, p.165).一方,その歎きは,現在にもそのまま通用するものが多いようにと感じた(たとえば,仕事か結婚・家庭生活かの二者択一を迫られること).逆に言えば,ジェンダー,フェミニズムの問題について
山猫
2024/04/06 20:40

とあるミステリーで、「ナイチンゲール、我の強い結構嫌な女ですよ」って言い放つ看護師の台詞があったのが印象的だったのを思い出しました。

棕櫚木庵
2024/04/06 23:55

ああ,なるほど.ありそうな台詞ですね.ナイチンゲール中年頃(?)の肖像を見ると,気が強そうで近寄り難い感じです.政府・軍の高官相手に戦った女性ですから並みの強さじゃなかったのでしょう.権威・権力で黙らせようとしたら,(今はやりの言葉を使うと)エビデンスを示して反論してくる.“嫌な女”だっただろうと思います.そのセリフが看護師から発せられたのも興味深い.ナイチンゲールは同僚・同性にも自分と同じような強さと能力を求めたようですので,そうでない看護師・女性にとっては煙たい存在だったことでしょう.

が「ナイス!」と言っています。
棕櫚木庵
この作者は3冊目.『家守綺譚』や『夏草冬虫』にくらべ,閉塞感というか,何だか内に籠っている感じが強かったけど,最後まで来て,ああ,そういうことだったのか・・・.精神分析的に(?)深読みできそうな暗喩が多かったけど,そういう深読みはこの作者にはふさわしくないような気がした.→
クプクプ
2024/04/05 19:24

こんばんは。梨木香歩さんが園芸のことを書けないのはしょうがないとして、この作品は、タイトルに内容が負けてしまいましたね。梨木香歩さんでしたら、私は「裏庭」や「りかさん」が面白かったです。

棕櫚木庵
2024/04/05 20:03

こんばんは.確かに「巣穴」の方に重きがあって,「植物園」である必要はあまりなかったような感じがしました.『裏庭』,『りかさん』また探してみます.ありがとうございました.

が「ナイス!」と言っています。
棕櫚木庵
狐の先生とおばけたちの「おばけえん」の一日.文章は詩形式になっている.やまんばさんは,「こどもをじゅうににんたべ」て,おなかがいたくなり,欠席.子どもの骨の横で腹痛に苦しむ山姥さんの絵は怖いような可笑しいような.あとのおばけも同様.お化けのお勉強は読み聞かせでクイズに使えそう.子どもが喜びそうな絵本.大人の私も楽しく読みました.
ミルクティー
2024/04/05 07:51

おばけ達ならではのユニークな生徒たち。楽しいですね。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/09(2580日経過)
記録初日
2016/12/14(2696日経過)
読んだ本
494冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
106135ページ(1日平均39ページ)
感想・レビュー
494件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

 旧名シュロッキアン.冬眠から覚めました.でも,まだ,寝ぼけているような・・・.改めて,よろしくお願いいたします.

 アイコンを変えました(2020.03.09).シュロにみえますか? 実は,テーブル椰子です(^^;).

 「いいね」は,「読みました」くらいの感じで気楽に押させていただいています.ですから,「いいね」のお返しなどは気にしないでください.もちろん,「いいね」を押してもらえればうれしいけど(^^).むしろ,コメントを歓迎します.私も,気楽にコメントつけたりしますが,それが鬱陶しいとお感じの方はそうおっしゃってください.遠慮します.

 なお,昔読んだ本についても気の向くままにつぶやきや感想をあげています.その際,「読んだ日」は特に調整していません(感想を書いた日のまま).ですから,読んだ本の統計(1日当たりのページ数など)は私については無意味です.

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