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2025年1月の読書メーターまとめ

内藤銀ねず
読んだ本
3
読んだページ
768ページ
感想・レビュー
3
ナイス
110ナイス

2025年1月に読んだ本
3

2025年1月のお気に入り登録
1

  • TSUTIYA

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • TSUTIYA

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

内藤銀ねず
ロンメルに続いて大木さん2冊め。「新書とは何か」を改めて考えさせてくれた好著。最新研究の成果を伝えてくれるのみならず、かつての決定版ともいうべき書籍の塗り替えを促す。十年に一度くらいは、そんな新しい見方を吸収していかないと、知識というものはどんどん古臭くなってしまう。ドイツ国防軍とドイツ国民は、ナチスに仕方なく従った犠牲者的な考えも容易に覆すし、アメリカが参戦したからドイツは負けたんだ、みたいな希望的観測も容赦なく否定する。そもそも最初から無理があったことを再確認させてもらえました。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

内藤銀ねず

1月27日は「実朝忌(さねともき)」。旧字体「實朝忌」のほうが好き。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
3

内藤銀ねず
呉座さんの著作は、「もっと読んでいたい、止められない本」になりました。なにしろ歴史上の人物に対しての評価軸がはっきりしている。人物に対する好悪でなく、一次資料から浮かび上がる人物像の輪郭をきちんと捉える。また、著作ごとに「何を目的として書くか」が一貫していて、無駄が少ない。まさにそういうところが他の研究者(または歴史オタク)からは攻撃的と思われてしまうのかもしれないな、とも思った。少なくとも私にとっては「私が気づいてないこと(または知らないこと)を理路整然と教えてくれるひと」です。
内藤銀ねず
2025/01/25 02:35

源義経、後鳥羽院、明智光秀、石田三成については過去の著作でも扱っていますが、今作ではさらに「日本史上の人物の失敗」をテーマに織田信長、田沼意次、西郷隆盛、山本五十六を正面から論じています。全員「好悪」で語られるひとたち、かつ成功も同時に語られるひとたち。「歴史に学ぶ」を謳うビジネス本が敢えて避けてきた分野も、呉座さんの手にかかると「知らないでは済まされない」になってしまう。実に楽しい読書でした。

が「ナイス!」と言っています。
内藤銀ねず
読んでいるだけで、あァ、俺の知ってる談志だなア、と思える。談志は、私の中ではベートーヴェンとマイルス・デイヴィスを合わせたようなひと。耳が聞こえなくても作曲を続けたルートヴィヒ。声が出なくなっても落語会を続けた談志。ファンから「前の曲を演奏してくれ」と言われて「前のレコードを聴いてくれ」と返したマイルス。若い頃の端正な落語と、壮年以降のイリュージョン落語が全く別物だった談志。ベートーヴェンが作曲家からベートーヴェンになったように、マイルスがラッパ吹きからマイルスになったように、談志は談志になったんです。
内藤銀ねず
2025/01/15 14:38

わたしは学生の頃、まだ国立演芸場でやってた「談志ひとり会」に通い、また深夜番組の「落語のピン」を毎週録画し、追っかけみたいなことをやってました。まだその頃は談志の若い頃の録音は数えるほどしかなくて、後で1961年(昭和三十五年)『源平盛衰記』を聴いて卒倒しました。五十代後半の談志は、ほとんどアドリブで落語をやるようになっていて、途中でつっかえたり間違えたり、みたいなのも普通にありました。それでも金返せ!みたいなお客がいなかったんだから、みんな落語を聴くのでなく談志を観にきていたんです。

が「ナイス!」と言っています。
内藤銀ねず
ロンメルに続いて大木さん2冊め。「新書とは何か」を改めて考えさせてくれた好著。最新研究の成果を伝えてくれるのみならず、かつての決定版ともいうべき書籍の塗り替えを促す。十年に一度くらいは、そんな新しい見方を吸収していかないと、知識というものはどんどん古臭くなってしまう。ドイツ国防軍とドイツ国民は、ナチスに仕方なく従った犠牲者的な考えも容易に覆すし、アメリカが参戦したからドイツは負けたんだ、みたいな希望的観測も容赦なく否定する。そもそも最初から無理があったことを再確認させてもらえました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/05/09(2843日経過)
記録初日
2017/07/21(2770日経過)
読んだ本
172冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
60168ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
168件(投稿率97.7%)
本棚
5棚
性別
年齢
52歳
血液型
B型
職業
IT関係
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

はじめまして銀ねずです。

基本的に小説とマンガの感想は書かない方針です。
歴史と和歌と漢詩と、哲学。物の見方ひとつで世界が変わってしまうのが楽しくて仕方ないのです。

コミュニティ「試験に出ない和歌」管理人やってます。
https://i.bookmeter.com/communities/336799

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