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2023年11月の読書メーターまとめ

ばたやん@かみがた
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感想・レビュー
17
ナイス
4923ナイス

2023年11月に読んだ本
17

2023年11月のお気に入り登録
8

  • 彩灯尋
  • ぽ た く
  • 春
  • manabu
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  • xokoko
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2023年11月のお気に入られ登録
9

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2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ばたやん@かみがた
《我らがソウルフード誕生の秘密!》Hi!ばた健だす。主人から手渡されたこの本、ソース焼きそばの発祥について時期・所も含めて解き明かす、やって?ハヤカワの新書レーベル創刊時の目玉の一つにもなっていたんで、目にしてた人お気に入りさんにも多いんやないかしら?「秘密」の解明については読んでからのお楽しみということで、この本の醍醐味は、著者がそれをどのように推定していったかにあるんやね。著者はまず①明治~昭和の文豪のエッセイや報道記事などから丹念に「焼きそば」に関連していくものを見つけ出していく。(1/3)
ばたやん@かみがた
2023/11/17 09:41

また②古くからやっている老舗に足を運び、聞取りのほかお店に関連した文献に目を通す、などの入念な積み重ねで「証拠」を集めていく著者の「焼きそば愛」には舌を巻かざるを得ないのよ。さらに、それに合わせて③焼きそばやそれに密接なお好み焼きを成り立たせる具材やソースについてのマクロな考察が勉強になる!特に戦後、米国から入って来た余剰小麦について昭和25年までは微々たるもので、昭和30年代から漸く本格的なものになる、という記述はこちらの既成観念を覆すもんやったよ。(2/3)

ばたやん@かみがた
2023/11/17 09:41

全国各地にある「焼きそば屋」「お好み焼き屋」への実際の取材成果である数々の逸品がカラー写真で紹介されており、眺めてるだけでお腹が鳴ること必至。さぁ、吾輩も始めるぞ。ジュー!!(3/3)

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2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

ばたやん@かみがた

2023年10月15冊5312ページ5421ナイス→ https://bookmeter.com/users/822995/summary/monthly/2023/10 めっきり、朝が暗くなりましたね。国防など社会的事象への関心喚起する出来事が増え、そちらの本が増えるのは良いんですが、お気に入りさんにボヤかせて頂いたように、積んでる歴史新書、SFそれに安倍回顧録etc.への道がますます遠ざかるという案配ですね。今月もよろしく。/以前呟かせて頂いた本は大抵その後感想上げてる筈ですが、抜けてるのあるかな。

Koning
2023/11/01 21:56

あーそういうことなのねん。流石にあのお方の真似は難易度が恐ろしく高いので(汗

ばたやん@かみがた
2023/11/01 21:59

かすみんさん、イェ~イ。いや、元より能天気なんで、あんまり話題の明暗ってのには気にしない質なんですよね。気がついたら悲惨な本アップしたら、いつの間にかおふざけ全開に行ったりしてますんで、「何やこいつは?」位で見ておいて頂ければ幸いかと。今月よろしくです。

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2023年11月の感想・レビュー一覧
17

ばたやん@かみがた
ネタバレ《も一つ乗れない》このAIがテーマになった前巻以降ね。作者も言うようにこの世に未だ不在で結論が不確かなものだと、書き表わすのが難しいしね。天依のいう「死亡フラグ」も理解難しいし。天依も八一も敗北してしまっているので、AIによる専制はるか先にあり、ということでよろしいか?ここへ来て、またヒロインの体調不良、将棋生命の危機か。あと2巻と言うことだが、どう辻褄合わせるのだろう、などど余計なところばかりに気が行ってしまい、肝心の熱戦に乗ることができなかったのが敗因かな。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《高座で才能の花は開く》既に職業経験を積み、自分の人生で落語の占める位置を確固たるものとして高座に座った嘉一とひかる。より若く、父の芸をあの男に認めさせる念でここまで突っ走って来たあかねが、その点で彼らより見劣っていたことはやむを得まい。師志ぐまが懸念したように。しかし、見よ、父の芸を精査すること通じて彼女は己の「仁」を把握し、しかも自身と異なる父のそれとも一種の融合を果たす。これが高座の上で果たされることに瞠目する。そして、あかねにそう悟らせるよう導いたまいけるの周到さと着眼点にも。(1/2)
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《情報量が半端ない》将来性ある二つ目と肩を並べる前座1名を一門内で選抜するオーディション。敏腕セールスマンから異色の転職して来た嘉一、そして可楽杯のリベンジ挑んで来た声優ひかる2人の参戦だけでお腹一杯なんですが。本命視されるあかねは長兄に教えを乞うが、与えられた課題はこれまでの二兄・三兄らと比べてはるかに高度な水準。彼の言う「仁(にん)」は、うららの「人と噺が合ってない」という指摘と共通するものだと思うが、後者に付いて『お茶汲み』を演るに当たってあかねは、己の未熟な人に噺を合わせる形で凌いだ。(1/2)
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《聞く力》岸田総理じゃないが、これはあかねの最大の武器。彼女の聡明さと共に人物観察力の確かさを物語る。うららからの『お茶汲み』と共に八正からの信頼勝ち得たのも肯ける。あと、ジャンボとのデートでの「お久しぶりー」は掲載誌で初読みしたとき盛大に吹いた。/前巻でも言ったが、出演の噺家達の芸がその生き様と共に味わえるのがこの作品の魅力。本巻では、初巻でその片鱗を見せていた阿良川魁生の抱えこむ陰が思いの外深いことが示される。上級者から「彼との闘いがマスト」と聞かされるが、現状の差を思い知ったのがあかねの正念場だ。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《ジェノサイドうらら》つい新しい二つ名を奉ってしまいました。お客さん、骨しか残らんとは。前座修行続ける中でお定まりの「出る釘打つ」イジメを先輩から受けるあかね。そんな悪縁もありゃ、見る目のある実力者と良縁を立ち所に築けるところが彼女の長所だ。“麒麟児”柏屋禄朗、公正中立の椿屋八正師匠、そして冒頭に著した“魔性”の人物、蘭彩歌うらら師匠。恐らく銀座辺りの高級ホステス出身の彼女や売り出し中の禄朗の演じる高座を通じて、彼らの芸と為人に酔えるこの作品、ほんとコスパが良い。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《竜頭蛇尾?私的に》突然出現したゴジラら怪獣たちが普段居ますところ、表面積・体重の「2乗3乗の法則」を合理化するために取った方法、彼(女)らの誕生から成長・繁殖そして死まで、原子力との関係およびそれと現地球との往還の結びつき…など前半は作者の「思いつき」の素晴らしさに膝を打つ。「ホンダ(イシロウ)基地」「ショウビジン号」など特撮史に疎い私でも知っているギミックにもニヤリ。でも後半、余りに分かりやすい薄っぺらな悪役との勧善懲悪のお話しに堕してしまったのは残念でならない。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《これは「恩讐の彼方」ではない》阿良川一生との最初の対峙。父が破門された11歳からのことを思いやると「漸く」という気になるが、これがあかねの落語人生の初っ端を飾るに過ぎないのが、この作品の長所である。1巻で観芸の描写があり、3巻でも言及あったように既に「一生の落語を認められないのはダサい」としていたあかね。今回の邂逅で破門の理由を問い質し、その上で自他の落語観の差を認識して行く所が最大の見せ場だ。良き敵こそ最高の成長源。長兄まいけるが用意した打ち上げで踊る志ぐま一門の姿は一生のアンチテーゼとなるか?
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《最初の山場来る》熱いなぁ。アマチュアの若手に広く開かれた「可楽杯」で、初歩の芸として広く知られた「寿限無」をあかねが演じる。志ぐま師匠による演目選択が、享二兄からの「気働き」が、こぐま兄が示唆する舞台となった時代に生きる人々についての学習が、その他石清水先生や『海』の大将らの応援が、彼女の芸を大向こうの観衆にも共感できるレベルへと押し上げる!全く異なる才能持ったライヴァルも2人出現したが、あかねとはこれからの長い縁になることが予想できる。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《進路そして原点問う戦いへ》享二にこぐま、タイプが全く違う兄弟子を配し、各々から異なる「学び」を得る描写が上手いな。それらを自らの力で悟り我が物としていくあかねも地頭が良い。ここで進路の話が出来、彼女が高校生だ(友人達と戯れる扉絵が微笑ましい)と改めて感じさせられるが、それが落語を志す彼女の原点と結びついて行く筋の運びが巧みだ。父親を破門した一生師匠に対するあかねの疑問が、「復讐」「恨み」と言ったネガティブな要素よりも、彼女の「成長」「前進」といった要素に強く結びついている点、頁繰る手を進ませてくれる。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《キツさの中にメタな笑い》きっつい。前世の親との破断を思い知らされたルビーに対して、アクアのあの「告白」は仕方ないものだったけど、自らへの依存をより強めるものに成るだろうし。キツいと言えば、ミヤコと壱護との関係も激情相打つものだった。そんな緊張の連続の中でアクアがツクヨミを映画の役に引き入れた点に笑える。思えば、これまでも芸能界とパパラッチとの解説など、メタな部分が多い作品ではあった。人物が作中での自らの役割を自覚し、更に作中作の役を演じるのに勤しむのは「嘘の中の真実」探る本作に相応しいのではなかろうか。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《うーん、平凡?》女性の窮地をほっとけない以外は取柄の無いように見える少年が、生徒会の美少女ばかりと縁を結んでいく趣向。幼馴染は確定として、各ヒロインとのパートで彼女たちの人となりや性向が徐々に掘り下げられていくのは分かり良かったかと。ただ、冒頭著したような「いつかどこかで見た作品」という印象を覆せるものは無かったな。クラスのアイドルの主人公へ向けた執着は理解できない。
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ばたやん@かみがた
ネタバレ《ここまでぶっ飛ばすか》笑わせてくれるけど、導火線の両端から点火しているような惣助挟んだ3人の恋模様、耳を覆い地面に伏して待つしかない。その印象を霞ませてしまうようなリディアパートの展開ぶり、なんですかぁーこれは!作者は「本作はギャグに非ず喜劇だ」と説く。あなたはバルザックか、ユゴーか。泰西の大作家の名前を思わず出してしまう位、人の生老病死をこのボリュームであっさりと描き切る手妻、いや只事じゃないですよ。ラノベだと舐めてかかるとエラい目に会います。
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ばたやん@かみがた
《我らがソウルフード誕生の秘密!》Hi!ばた健だす。主人から手渡されたこの本、ソース焼きそばの発祥について時期・所も含めて解き明かす、やって?ハヤカワの新書レーベル創刊時の目玉の一つにもなっていたんで、目にしてた人お気に入りさんにも多いんやないかしら?「秘密」の解明については読んでからのお楽しみということで、この本の醍醐味は、著者がそれをどのように推定していったかにあるんやね。著者はまず①明治~昭和の文豪のエッセイや報道記事などから丹念に「焼きそば」に関連していくものを見つけ出していく。(1/3)
ばたやん@かみがた
2023/11/17 09:41

また②古くからやっている老舗に足を運び、聞取りのほかお店に関連した文献に目を通す、などの入念な積み重ねで「証拠」を集めていく著者の「焼きそば愛」には舌を巻かざるを得ないのよ。さらに、それに合わせて③焼きそばやそれに密接なお好み焼きを成り立たせる具材やソースについてのマクロな考察が勉強になる!特に戦後、米国から入って来た余剰小麦について昭和25年までは微々たるもので、昭和30年代から漸く本格的なものになる、という記述はこちらの既成観念を覆すもんやったよ。(2/3)

ばたやん@かみがた
2023/11/17 09:41

全国各地にある「焼きそば屋」「お好み焼き屋」への実際の取材成果である数々の逸品がカラー写真で紹介されており、眺めてるだけでお腹が鳴ること必至。さぁ、吾輩も始めるぞ。ジュー!!(3/3)

が「ナイス!」と言っています。
ばたやん@かみがた
《墜落したイカロスの再生》(1)1994年、経済学に画期的転回をもたらした「ナッシュ均衡」などゲーム理論における研究成果によりノーベル経済学賞を授与されたジョン・ナッシュの一代記。20歳そこそこの大学院生のとき先に見た偉業を打ち立て、その他の数学における成果と併せて周囲から絶大な期待を寄せられていた彼は、その後「統合失調症」 を発病します。長い闘病生活の末、少しずつではあるが奇跡の回復を遂げたナッシュは66歳にして先に見た人類最高の栄誉を手にするに至るのです。(1/5)
ばたやん@かみがた
2023/11/14 16:15

(4)若干古い内容と思われますが「退行性」の病とされがちな統合失調症について分かっていることが詳述されています。第二次大戦を契機にして世界をリードするようになった米国の自然科学界の興隆とその要因、ノーベル賞受賞者を選んでいく過程およびノーベル経済学賞のスウェーデンでの「地位」(田中秀臣先生や山形浩生さんの説明も見返す必要あるな。)などがじっくり説明されていたのも読みごたえありましたね。(5/5)

ばたやん@かみがた
2023/11/14 16:22

そうだった、ご夫婦とも2015年、交通事故でお亡くなりになりましたね。そのときニュースになっていた記憶が。お気の毒に。お二人とも天国で安らかに。しかし、生涯通して劇的な人生でいらっしゃいました。

が「ナイス!」と言っています。
ばたやん@かみがた
《憂鬱な警告と時代》(1)恐らくは百中九十九が「物語好き」であろう読書メーター利用者にとって真に憂鬱で時に不快な本でしょう。何せ「今日のように両極端な党派的対立が激化していく根本原因は、ホモサピエンスが生来持つ『物語好き』のせいだ。これは生物的要因によるもので手っ取り早い対処法がある訳ではない。そうこうしているうちに我々はこれまでの繁栄の成果を失い、元の穴居時代に戻ってしまうかもしれない。」と悲観的な警告を放っている訳ですから。(1/5)
ばたやん@かみがた
2023/11/12 17:59

だと思いますね。最前例に出した朝日新聞がエビデンスへの「呪詛」を振り撒くのも、ナラティブによる「信者獲得」を阻害されるからでしょうね。

ばたやん@かみがた
2023/11/12 18:02

あと、慰安婦や処理水の例に顕著なように国家間の形を変えた「情報戦争」の様相を呈してますね。

が「ナイス!」と言っています。
ばたやん@かみがた
《無責任極まりない議員と行政》(1)2020年春、香川県議会で可決成立した「ネット・ゲーム依存症対策条例」。「利用時間1日1時間まで」という文言が盛り込まれたことが話題になりました。地元KBS瀬戸内放送記者である著者は、事前に寄せられた「8割以上賛成」とされたパブリックコメントに疑問を持ち開示請求を行います。そこで明かされた事実が衝撃的なものであったことから、この条例の成立背景や立法過程に問題はなかったかと2年以上に及ぶ長い取材を続けて行った成果が本書です。(1/5)
Koning
2023/11/05 20:04

選ぶ阿呆に出る阿呆なので同じアホなら〜でやってるのもいるしねぇ

姉勤
2023/11/06 20:14

無能に勲章。地方議員って苦も無く金と立場がすでにあるので、あとは名誉ってなるんでしょうね。条例作ってやったぞ、という。ナチュラルグロウなので、どんなに指摘されても一生気づかないという。

が「ナイス!」と言っています。
ばたやん@かみがた
ネタバレ《このデカい感情をどう弄べばいい?》こんなこと、久しぶりだわ。平野『マチネ』のときも上からオチョクってたのに。漬物石、へのへのもへ人等比喩に唸らされたし、ディスコミの象徴たる能面には降伏するしかない。家族のサポートもありVtuberの途歩み始めためだかには、前二作同様表現者としての強さ感じた。そう、四季大雅の作品は「弱者に寄り添う」お涙頂戴物ではない。末期に相克あった母の死を看取り、多くの睡眠障害者を眠りへと誘う「いばら」の力を身につけた彼女は、やはり前二作の主人公と同じく「優雅に復讐」する戦闘者なのだ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/04(2386日経過)
記録初日
2018/01/04(2386日経過)
読んだ本
1318冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
416632ページ(1日平均174ページ)
感想・レビュー
1295件(投稿率98.3%)
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自己紹介

積ん読、借り本優先なので、感想のアップは遅くなります。

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