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2024年10月の読書メーターまとめ

sheemer
読んだ本
15
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感想・レビュー
14
ナイス
310ナイス

2024年10月に読んだ本
15

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sheemer
「世界は関係でできている」に続いてこの本を読了し、ようやくロヴェッリという人の、著作上のキャラが理解できてきたと思う。この人は物理学者(であるらしい)が、詩的な放浪者でもある。科学や哲学や文学とその他のポップなカルチャーを自由に行き来し、引用し、表現に組み込む。それによって、サイエンスの最先端を直観的に分かったような気にさせてくれる。そういう本は必要だし、重要なのだろう。その先のサイエンスの詳細にはちゃんと参照が用意されている。概略な把握と詳細を行き来する、その一方の手がかりのような本だ。お薦めできる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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「嵐が丘」(ローレンス・オリビエ版:1939)をアマプラで見た。情念というのか、何といったらいいのか、女性作家だから書ける感じなのか。アイン・ランドの「水源」の映画化「摩天楼」(1949:ゲイリー・クーパー、パトリシア・オニール)でも感じたあの感じ、を思いだしている。アイン・ランドも女性。原作は…怖くて読めない。所持している世界文学全集にたぶんあるのに。映画のあの感じでいいや。穏便でロマンチック。まだ。

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2024年10月の感想・レビュー一覧
14

sheemer
今回は、物語の半分は「囚われの女」アルベルチーヌに関する恋愛的ストーリー。それがパリやそれ以外の場所の社交界の中で語られる。プルーストが、なのか、フランスブルジョア階級が、なのかマチズモとミソジニーとしか今の感覚では受けとることの出来ないクソ野郎どもの物語として展開して行く。どいつもこいつもクソ野郎。
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sheemer
現代物理学の最前線、特に量子力学と宇宙の大域構造とその起源についてKEK(いわゆる高エネ研、日本最初のWebサイトでも知られる)の研究者達が共同執筆した本。数式への言及もあるが非常に分かりやすい。執筆開始時点から点字本としても出版することが決まっており、その配慮が聞き読みしても分かりやすい文章や表現形式にもなっているのだと思う。図も見たいのでKindle本を別に買うつもり。多人数執筆なので、語り口のブレ・内容に若干のダブりはある(ヒッグスさんのノーベル賞受賞とか)。現代物理入門書としてお薦めできる。
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sheemer
シリーズ4聞き読み了。今回はブックカフェで開催することになった短歌のイベント、さらにひとつばたごが連句の大会に出場することになり、それに絡んで航人さんの過去が明らかになる。連句そのものも数多く出され、式目もくり返されながら解説が深化して行った。充実の1巻。
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寛・晋太郎まではさくさく読み進めたが、晋三に入ったところで積読になった本。これで片づける。端的に言って晋三は凡庸なおぼっちゃま。受験のない場所で育ち、大学でも教員の印象や記憶に残っていない。将の器と感じられたことはないと多くの関係者が語る。大学でも何ら政治的定見を持ってはいなかった。祖父・安倍寛は反骨・正義・実直の人、父・晋太郎は優秀な調整家だった。父が岸信介の娘と結婚し岸一族と繋がる。昭和の妖怪と呼ばれた岸信介と親密に過ごした晋三は強く惹きつけられ自身を「岸信介の孫」と自己紹介する。→コメントへつづく
ガラスの文鎮(文鎮城)
2024/10/19 20:43

これを読んでも良く分からなかった、何故安倍晋三は父親の事を語らず母方の岸信介の事ばかり語るのかと言う問題。岸信介の娘たる阿部洋子さんの影響が強かったんだろうと最近気づきました。典型的なマザコン野郎ですね。

sheemer
2024/10/20 07:18

本によれば晋太郎はあまり家にいなかったようで、岸信介が孫の晋三を溺愛していたそうです。かまってくれているし影響も受けそう。

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sheemer
いちおう、「読んだ」本にする。この本は所持している。全体として面白く説得力のある語りをする人だ。 しかし、この人がその後、数々のpハッキングと呼ばれる統計データの捏造的操作などで研究者として問題視され、かなりの数の論文が撤回となり、コーネル大学の職を解かれたことも付言しておく。詳細についてはコメントにURLを置いておくことにする。(注:この本自体が批判の対象だったわけではない)
sheemer
2024/10/19 19:28

研究倫理の観点でまとめられた日本語ブログ: https://haklak.com/page_brian_wansink.html Wiredの記事: https://wired.jp/2019/04/09/exaggerated-promise-of-data-mining/

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sheemer
これで「種の起源」を読んだことにしてはいけないとは思うが、でもいちおう読んだw。読んだ範囲ではちゃんとしてると思います。
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sheemer
Z世代を消費ターゲット・人材・PRの起点という、主にマーケティングの観点から解説した本。グラフ・表多数だが「あっちよりこっちが多い」といった水準で、統計有意差がどうのということは気にしていないようだ。彼らはすでに人口の15%に達している。彼らに権限を委譲しつつ「導いて行って、成長してもらうしかない」と。それは正しく同意できる。いずれにせよ彼らの世界になるのだから。「チル」と「ミー」が価値観の彼世代に何を伝えて行ったらいいのだろうか。その相手を知るのに役立つ本。2020年出版でもう旬は過ぎつつあるか?
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sheemer
2時間ばかりで読んだ。ほぼ太字だけを読んで行けばいい本。ポイントはA4縦の用紙に、テーマに関するメモを思考とその原因について深掘りしていくトレーニングを1枚2分、1日3枚繰り返す。さらにそれが習慣化したら深掘りし、別視点で考え、反対面から考えてみる。次の章ではその実戦例が11ほど挙げられている。さらに深掘りするために経験・感情・問いを立てることが解説され、最後の「問いの例500」が収載されている。これも実践してメソッドとして習得することが肝要。
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sheemer
おおむね「根性」と呼んでいるもの=GRITを冷静に分析し、要素を明らかにし、改善の道筋を示した本。そこには「情熱」と「粘り強さ」があり、後者の要素には興味・練習・目的・希望がある。GRITの鉄人には必ず利他的な目標があり、かつ自己の快楽と両立できること、GRITは練習のプロセスで、結果がフローになって現れること、学習性無力感を学習性楽観主義で克服すること、成長思考は固定思考よりGRITが強いなど。成功体験よりそこへ向うプロセスに意味があり、成功すればさらによい、ということだ。構成が非常に分かりやすい良書。
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sheemer
聞き読み読了。ファインマン物理学、ランドールの「ワープする宇宙」、ロヴェッリをいろいろ読みながら、それでもあちこちにスキマを感じていたのだが、それをこの本が埋めてくれた感じがする。私にとってはそういう良書だった。複数著者による分冊のシリーズの一つのようだ。またいつか参照したいと思うかもしれない。
sheemer
2024/10/10 08:49

ここまで読んだ本をもう一度読み返せ、ということなのかもしれないがw

が「ナイス!」と言っています。
sheemer
「世界は関係でできている」に続いてこの本を読了し、ようやくロヴェッリという人の、著作上のキャラが理解できてきたと思う。この人は物理学者(であるらしい)が、詩的な放浪者でもある。科学や哲学や文学とその他のポップなカルチャーを自由に行き来し、引用し、表現に組み込む。それによって、サイエンスの最先端を直観的に分かったような気にさせてくれる。そういう本は必要だし、重要なのだろう。その先のサイエンスの詳細にはちゃんと参照が用意されている。概略な把握と詳細を行き来する、その一方の手がかりのような本だ。お薦めできる。
が「ナイス!」と言っています。
sheemer
「いちおう」読んだ。あまり精読できなかった。哲学的観点を語るのか、生理学的観点を語るのかがどうもはっきりしない本だった。さらにその狂言回しとしてホラーが追加される。第1部でいろいろ話した末に、結局図3-3で表わされる「身体化された評価理論」が現象を理解しやすいとし、その後ホラー映画の解釈を通って行った上で意識のハードプロブレムにたどりつき、若干の脳科学を含みつつそれで終わる。恐怖を哲学するという挑戦的な試みなのだが、なにかあと一つ整理されてない感は残った。文献へのリンクはちゃんとしている。再読するかも。
sheemer
2024/10/04 06:50

ホラー得意じゃないんだよねあんまり…

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sheemer
聞き読み読了。このシリーズの第1作を読んだ時、まあ聞くのにちょうどいいエンタメだな、と思った。その評価は変わらないが、2作目になり、作者の立ち位置に気が向いた。全くの虚無、というのか、どんな救いもないニヒリズムに基づいている感じがした。にもかかわらず文章にエレガントさと格調があり、キツいパトレイバー物語をグレードアップさせていると感じられる。挿入される過去の話が若干くどそうなのだが、進んで行けばちゃんと意味を持っている。楽しめる、キツいエンタメ。
が「ナイス!」と言っています。
sheemer
聞き読み読了。コメントは下巻につける。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/19(2165日経過)
記録初日
2010/04/29(5321日経過)
読んだ本
668冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
191876ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
650件(投稿率97.3%)
本棚
4棚
自己紹介

時流に関係なくいろいろな本を読んでいます。
自分が書いたようになじむ文章:村上春樹
こんな文章が書きたい目標:白洲正子
「本楼風並びの本棚」
「アルケミスト」の前までが最近読んだ本、
「ジェノサイド」までが永遠のマイブック(現在選び中)、
あとはは松岡正剛さん風に(著者と)3冊並びの関連性で並べようとしています。でもなかなかうまくいかないね。

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