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ロボット-RUR (中公文庫 チ 1-4)

感想・レビュー
57

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Taku Kawaguchi
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表紙が素敵で選びました。 ロボットという言葉のみなもとの戯曲だそうです。チェコの有名な作家さんなのだそうです。
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真琴
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ロボットという言葉が、この戯曲から生まれた。機械仕立てのロボットではなく、人間そのもので生々しさを感じた。今ならAIでしょうか。100年前にも同じような危険性が問題になっていて驚いた。人間は変わらないんだな・・・。
0255文字
sukham
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①たまさかに放送大学の講座(講師:阿部賢一)を視聴して食指が動いた。原著発刊から約100年経過②養老孟司さんの「都市の急速且つ(ほぼ)不可逆的な脳化社会化」ヲバ想起…人間そのものの機械化e.g. (個々の)知性rozum(チェコ語)→(集団の)惰性への漸近傾向・流れ・勢い③チャペックが描くロボットは、いわゆる産業ロボットではなく、限りなく人間に近くrozumを(何故か)獲得してしまったロボット…AI, ChatGPT etcにおんぶに抱っこの人間を(ある分野では)凌駕④生誕百年・安部公房作品の寓意も想起。
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かんがく
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ロボットの始まり。すでに後の時代のロボットSFあるあるを多く先取りしていて凄い。後半はやや難解だった。
0255文字
シャンピニオン
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ネタバレロボットという言葉を生んだ、100年前に書かれた戯曲。ただ今の機械のロボットとは違い、生物化学的に創られた生命体。感情を抑制させることでただひたすらに働く便利なロボットを製造し、人は労働から解放された世界。製造で過敏性を得たロボットが、人を支配することに目覚める。ロボットも愛を知ることで、本当の生命となる。色々なことが頭をめぐる。生命とは何か、労働とは何か、支配とは神の意志か、愛とは何か。。。付録で満員電車で、「働く能力はあるが、考える能力がない人間」としてロボットが生まれたとのこと、なるほど感じる。
シャンピニオン

ナウシカのヒドラを連想しました。 それにしても、カレルチャペック、紅茶でしか知らなかったけど、すごい人だったんだね

10/19 12:02
シャンピニオン

https://setagaya-pt.jp/stage/15694/ 演劇観てきた。 感動。一度ディストピアにいかないと、救われない

11/23 19:50
3件のコメントを全て見る
0255文字
mmm
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★★
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2兵
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この戯曲は「ロボット」という単語が、世界で初めて発明・使用された作品として有名である。そこに登場するロボットは金属と歯車ではなく、人造人間、いわゆるアンドロイドであり、後年、アンドロイドが登場する多くの作品がそうであるように、人間に対して反乱を起こす内容である。それに対する主人公たちのやり取りが本書のミソだろう。読んでいる間、幸福・人権・労働と資本といった単語が頭に浮かんで離れず、もし人間が一生働かなくて済むとしたら充実した人生を送っていると言えるのだろうか…など、いろいろなことを考えさせられてしまった。
0255文字
かぴばら1338号
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付録の記述にあった、我々が人間の奇蹟よりも機械の驚異に注目することについて、納得できた。たしかに、自分たちの生活自体は、寝て、ご飯を食べて、動かないと生物学的に健康ではいられない。その弱点(?)を克服せず、機械の進歩ばかり見ている。人類史始まって以来の原始生活はたかが数千年では変わらないんだろうなと思った。
0255文字
拡がる読書会@大阪
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1920年に発表された戯曲であり、ロボットという言葉を初めて紹介した作品。 未来の世界、R.U.R社という会社はロボットを発明し、大量生産を始めます。 ロボットたちは世界中に送られ、さまざまな労働に使われ人は便利な生活をしていますが、ある時からロボットにはも心があるという考えが出てきます。そしてロボットの人権団体ができ、地位向上や権利保護を訴えるといったお話。 https://note.com/sharebookworld/n/n19a6e3ef3371
0255文字
諏訪真
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ロボットと聞いて思い浮かべるものが、人造生命から歯車とブリキになってしまった理由が、「歯車とブリキの方を労働力として信用したからじゃないの?」という著者の言から、確かにロボットはヒューマニズムを超克してしまったなと。
0255文字
Buffalo2004_TYO
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ネタバレ■この1920年のチェコ作品で初めて「ロボット」という言葉が登場したこと以外は前知識無し■世界初のロボットは当然歯車的・機械的なものと勝手に想像していたのですが、なんと本作に出てくる世界初のロボットはブレードランナーのレプリカントのように有機的に製造された人造人間でした■ストーリーもロボットが反乱を起こした上に、絶滅を恐怖し生き延びる策を人間に求める。ブレードランナー(ディックの電気羊)はこの作品を大きく引きずっているのか?■付録によると1933年にはOEDにrobotという単語が収録されたとのこと!⇒
Buffalo2004_TYO

⇒続き■上記の引用部分は、当時の資本主義への失望が反映されているようです■例えばドラッカーの1939年の『経済人の終わり』を読むと、資本主義は経済的自由とそこからくる平等を生み出すものと期待されていたものの第一次世界大戦を生み出してしまったという資本主義への幻滅感が当時すでにあったことがわかります■そしていくら労働でしても自由になれない状況も当時すでにあったのでしょう。1917年にはロシア革命も起きたし■このように、人間を労働から解放すれば幸福になるのか、という思考実験も含まれているようなのです。

06/14 21:24
Buffalo2004_TYO

(⇒一晩たってのメモ)■ガル博士がロボットに与えたものは、①痛覚神経…痛みを感じないため事故が起きていた。事故を予防するオートメーションとして(p.48)、②その後、痛覚に対する過敏性を調整して上げた■すると痛みから恐怖を覚えた⇒生命維持をはじめとした欲求が出てきた■宗教心のようなものが出てきた■ロボット・プリムス、ロボット・ヘレナにおいては自然美の感覚、他への愛の感情が生まれた■著者の論からいくと、人間の魂・心の源は痛みから来る恐怖心が発展したもの、ということか。

06/15 08:47
4件のコメントを全て見る
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みんみん
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人類史上初の「ロボット」作品。書かれてから100年程度しかたっていないことが驚きである。さまざまな受け取り方ができる作品だとおもうが、もっとも深く感じたのは、「人間を殺す人間」への呪いである。
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Ise Tsuyoshi
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ネタバレ「ロボット」と言ってもチャペックのそれは機械ではなく、人造人間。どこで「機器が埋め込まれた金属板製の人間」のことを指すようになったのだろう? 「つまり、余計なものを求めるのが人間なのだ」(p.25)「人間以上に人間を憎むことなんてできない!」(p.134) と厳しいセリフが並んだのに、ラストは愛の賛美で締め括るのは、ちょっと点睛を欠いた感じがする。全体としては面白いんだけど。
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ポテンヒット
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戯曲なので芝居を見るようにスルスル読めたが、読了後に手元に残されたものは答えではなく問いかけだ。ロボットがロボットを作るとすれば、人間の欲とは無縁のものが出来上がるのか、それともロボット独自の欲望が生まれるのか。著者の兄であり、ロボットという名前の発案者であるヨゼフは大戦中に強制収容所に送られて亡くなる。対ロボットより、人間同士の争いの方がおぞましい。
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し
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「ロボット」という言葉の語源となった作品。この作品は戯曲だが、ロボットと人間の会話を読んでいる感覚が十分に楽しめる。作者が自身の作品について多くコメントを寄せていること(その一つに自己弁護があった)からすると、発表当時は相当な反響があったのだろう。訳者の解釈でいう、作中でロボットを発明する研究者「ロッスム」から想起させるチェコ語「rozum」の意味する理性は、学術的な探究心と利己的な動機という二面性をもつ。それらはうまく噛み合わないことが多いのだろう。「人間は多少なりともどうかしているものです」
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チャンドラー
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ネタバレロボットという言葉はこの本から生まれた。ロボットの襲撃シーンはほぼ台詞だけのこの戯曲が却ってハラハラ感を増す。「サンショウウオ戦争」にも通じるが自然の摂理を無視した人間の文明社会批判は著者の多角的な視野により社会格差や人間の本質を見抜いおりて感心した。「ロボットを作る人、所有する人、ロボットによって仕事を失う人」「ロボットにより労働者を路上に放り投げている」「人間以上に人間を憎むことなんて出来ない!石を人間にするがいい、そうすれば我々に石を投げて殺すだろうから!」未だ戦争や争いごとが起きていることを憂う。
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ATSUSHI
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ロボットという言葉が広がった戯曲。AIやロボットが人間から仕事を奪っていく、と言われるが、ではなぜそれらの開発を止めないのか。その疑問、人間の業というものがこの頃から描かれていることに面白さを感じた。
0255文字
たおみ
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人類vsロボットのディストピアかと思ってたけど全然違った。群像劇、形而上学的だった。人間とは。最大幸福とは。労働とは。うん。読み継がれる名著である所以がなんとなくわかった気がする。読みづらさはあるけど(原著ママか翻訳か)。人類への希望を残した終幕だが、どうにも私は腑に落ちなかった。これを奇蹟と呼べるのか?と。「ロボット」という名称を広めたチャペックが、今の世を、AIや電子機器らに依存する社会を見たら、考えを改めるだろうか。 それとも変わらないだろうか。まず「ロボット」の定義自体変わってしまったけれど。
0255文字
まる
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ネタバレ世界で最初に描かれたロボットは有機的な人造人間だだったと知り驚いた。ロボットの反乱というテーマはこの作品の後にも繰り返し描かれたし既視感を覚えるのではないかと危惧したが、ロボット生産に携わった僅か数名だけが生き残って議論するシーンや、人類が滅びる瞬間のシーンは気持ちがいいので読んで良かった。著者は満員電車に乗る人々の姿から、考えることはしないが働きはする存在の着想を得たという。分かる気はする。労働を取り上げられたら人類はどうなるかという思考実験、色々なパターンを読んでみたい。
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さぶろうの領土
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巻末付録に「みんなこの作品のロボットの事ばかりで、人間について注目していない」という著者の言葉が載っている。 ロボットという言葉を生んだ作品という事と、ロボットというタイトルのせいで、私も読む前からロボットに注目していた。しかし読んでみるとロボットよりも、それを取り巻く人間たちの方が魅力的に書かれている。誰が絶対的な善だとか、悪だとかでは無く、それぞれの立場や価値観からロボットに向き合っている。なるほど、解説に書いてある通り、たしかにこの戯曲は群像劇だと思った。
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ひろうみ
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単なるロボットSFの古典として~だけではなく人間はどこまでAIをコントロールできるのか、どこまでは生命を人工で作って許されるのかなど、リアルタイムで危惧される問題が提起された文学として読める戯曲。蛇足な未来の架空のシステムが無いのも相まって、読みやすかった。
0255文字
oo8wy
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ネタバレさらさらと読んだけれど、そこらじゅうに考える種が埋まっている戯曲。今の自分は電車に寿司詰め状態のロボットになってしまって、考えることさえできない...。1920年、「ロボット」という言葉が生まれてから、たった100年ほどしか経ってないんだな〜。
0255文字
KN
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語源の時はナマモノだったのね…
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Prussian_Blue
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ロボットを人間ぽくすれば私たちを理解して憎むことも無くなると思ったヘレナに「人間以上に人間を憎むことなんてできない!」というドミンの言葉は本当にそれな...。性欲と生殖能力があれば子孫は発生するんで愛とかいうヘテロロマンチックラブでやたら飾り立てるのキモ...ではあるけどまあ時代の限界よな。後半の本書を出した反響に対するあれこれの著者エッセイが時代を感じさせて興味深い。これが「ロボット」の起源かーと資料感覚で読むと良いかと。
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Madeleine
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放送大学の課題図書。“ ロボット”という言葉の起源を知って驚く。更に、この物語が100年前の満員の路面電車で生まれ、4年後に日本でも上演されていたなんて。恐ろしくも愛おしい存在は確実に近づいてきている気がする。
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amanon
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後のSFのテーマになる要素の大部分が既に本書で描かれていたんだな…ということに驚き。本書がなければ、手塚治虫の近未来漫画もかなり違ったものになっていた筈と思わされた。ただ、今日ロボットと聞いてイメージするものと、本書で描かれるそれとの間にかなりの乖離があるのが気になる。他の人も指摘しているように、ゴーレム伝説などかなり呪術的要素が強く、メカニックな要素が希薄というのが意外でもあり、興味深い。それと、果てしなくディストピア的展開が続くと思いきや、巻末で新たな希望が示唆されるのに、何とも言えず、ホッとした。
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Fumitaka
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岩波で「静かに」と訳されていた箇所は「静かだ」と訳されている(第三幕)。第二幕の最後のラディウスの科白もより平易に訳されている。「生きようとするものは支配しなければならない」とか「人間のようになりたければ、支配して、殺害しなければならない」とかは第一次世界大戦っぽいが、ロボットの反乱は「左翼クーデター」にも思える。ロッスムの名に似ているというチェコ語„rozum“(「理性」)は、ロシア語の«разум»(「理性」)に似ている。«Кипит наш разум возмущённый…»に入ってるやつだ。
Fumitaka

しかしやっぱりゴーレムっぽいですね。「人形」劇であり、そのブラックユーモアはシュヴァンクマイエルとかの縁戚かもしれない。「私たちに彼ら〔ディケンズやゴーゴリ〕の作品で一番好きなのは、移し変えられないもの、つまり、土地や経験という意味で、彼らだけが持っているものだ。より英国的、よりロシア的、より北欧的になればなるほど、作品は深みを帯び、世界的であることの見解も明確になる」(カレル・チャペック『世界文学はどうやってできるか』)

01/20 15:48
Fumitaka

人間が子供産めなくなってるという設定はすっかり忘れていた。最後のプリムスとヘレナ、あれ子供作れる能力ひょっとして得てるんじゃないでしょうか。設定的に見ると彼らが次世代を作る力を得たとかはまったく書かれてないんですが、しかし結構宗教的な要素も多いというのを、ナーナの台詞を読み返してようやく思い出した。鬼滅の刃の最後で「痣のあるやつは死ぬ」という定めを超えて主人公たちが生き残ったように、真に人間になった二人は子供を作れるようになってんじゃないかなとか思いました。『機械人間 感覚の喪失』、観たい。

01/21 00:27
0255文字
そふぃあ
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ロボットという言葉が普及する契機となった作品。戯曲ってあまり読まないが、台詞の多い小説という感じで読み易かった。ロボット=機械仕掛けという今日の認識に対し、この言葉の生みの親であるチャペックはそれを否定しているのが興味深い。彼の言うロボットとは人に似せて造った決して人ではない生物で、クローンや遺伝子編集に近い概念なのかな。付録の著者自身の解説が充実していて非常に良かった。近代化以降、機械やシステムのために人間を疎かにする社会が出来上がったが、そろそろ機械と人間の付き合い方と向き合う時代が来たらいいと思う。
0255文字
tom
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「ロボット」というタイトルと、チェコの作家ということから、勝手にファンタジーのような作品かと思っていたが、実際はまったく違った。戯曲なので台本のようなつくりでサクサク読めるが、内容はなかなか重い。ロボットに包囲されて仲間が殺されていく場面は、個人的にトラウマレベル。アッサリ書かれているのがかえって恐ろしい。しかし、最終的に唯一生き残った人間が、機械に頼ることを好まず、手でレンガを積んだりすることが「趣味」の老人というところは、とても好ましく感じた。
0255文字
刳森伸一
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「ロボット」という言葉が世に送り出した戯曲。人に似て非なる者を作るという冒涜的な行為を批判する小説としても読めるが、根本的な批判対象はロボットを作り運用する理由、つまり労働者を安く買い叩きたいという資本主義的な思想の非人道的側面で、その批判は今においても非常にアクチュアルだと思う。一度は読んでおきたい名作。
0255文字
Pochi
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ネタバレ普段「ロボット」と聞いて想像するものより、血が通っていてずっと人間に近かった。何の労働にも向いていない役に立たないロボットが、最後に愛を見つけるというのがなんだか良いなぁと思いつつ、頭の中に流れるのは「必ず最後に愛は勝つ」。感想が書きにくいけど面白かった。
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M77
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ネタバレロボットという単語を作り広めた戯曲の新訳。ロボットが生ものなのは知っていたが生命の素からして完全新規だったとは知らなかった。そのせいか神への冒涜を語る台詞も多い。破局は徐々に迫り、ロボットに囲まれ立てこもる場面が恐ろしい。事が済んだ後はまたすぐにロボット達の方が破滅に怯えることになる。彼らも創造主への冒涜という失敗を犯したからか。変化はどれもロボットの自発的なもののようで、実は理由付けとしては人間がロボット設計に新たな変更を加えた為に起こる。人の好奇心が破滅を呼ぶのだ。 戯曲なので最後まで勢い良く読めた。
M77

そういえば『三体』の程心は民衆の声に翻弄されて失敗を繰り返した。『ロボット』の登場人物ヘレナも男達に大事な情報を知らされず、お人形のように扱われていた為に重要な事について判断を誤ってしまう。ある意味仕方がなかったのかもしれないし、その心が新しい世界へ受け継がれるのはせめてもの救済か。

09/07 13:06
M77

いやそもそも創世記のイヴってそういうキャラだっけ。ヘレナはイヴとの関連で理解した方が良いのかも。

09/07 20:08
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0255文字
oooolong
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非常にスリリングでエキサイティング。こういうタイプの話は大好物なのでとても面白く読んだ。 ただ、ところどころ「ん?」となる部分もあり、若干の作り込みの荒さがある気もするのだけれど、付録の文章にある通りこれはSF作品として…とかディストピアが…とかいうよりも『人間を描きたかった』話なんだろうなと思う。
0255文字
ふみあき
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チャペックの作品は結構読んでいるが、この有名な戯曲は初めて手に取った。ブリキ、歯車、ワイヤー製の機械人形が攻めてくる話かと思っていたが、本作の「ロボット」は想像に反して、バイオロジー的な人造人間。「壮大な図面を描くよりも、レンガを一個ずつ積み重ねるほうが理にかなっている」や、「歴史を作るのは大きな夢なんかではなく」「人間のちっぽけな要求が積み重なったもの」だ等、漸進主義を訴える科白が印象に残る。ただ著者は「機械は人間の想像力を圧迫してはいない」とも語っており、単純な反近代、反技術文明の話にはなっていない。
0255文字
Shun
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ロボットの語源が強制労働を意味するチェコ語のrobotaというのは、SF等に興味があれば知っている方も多いかもしれません。そしてロボットという言葉とまさに人造の労働する機械が初めて登場する作品がこの戯曲であり、誕生から100年の新訳となって読めます。この戯曲の内容を初めて読むことができ、ロボットが何故必要とされ、さらに数が増え人間社会にどんな事態が起こり得るのか記されています。既にSF映画等で見知った内容でもあるが全く古びていない構想に驚くどころか、今後のAIとヒトの未来を描いているのかもしれません。
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万華鏡
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社会には不可欠なピラミッド構造の、下層に機械を置いて人間様はラクをしよう!という発想はこの作品以前からあったと思います。その「機械」の役割に人間の姿を与えたという点で、画期的な作品になり得たのではないでしょうか。 ロボット(アンドロイド)という概念は、今では流布しすぎていて、改めてその存在意義を省みることは稀です。 しかし、人間がこき使う存在になぜ、しばし人間の姿や人格を求めるのか。原点的な作品だからこそ、その意味をダイレクトに訴えてくるように感じました。
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ときのき
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『白い病』に続いて。生体ベースなので、いわゆるロボット、のイメージは後のソ連映画のそれの方が近いかも知れない。命名の際のエピソードが楽しい。
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結いみ
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人間のより良い生活のために。金属板製ではないロボットたちがいた。より良い生き方には必要なかったのか。認められたい。愛されたい。つながりたい。手に入れたかったのは。
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aoi
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ネタバレ1920年に兄によって「ロボット」という言葉が生み出され、人間と機械(アンドロイド)との戦いと言う不変のテーマが作られたのもこの作品だと知って驚いた。ただチャペックは人間と機械の戦いをテーマにしていた訳ではないが、人間とは何ぞや?機械と人間との違いとは?というテーマを作り出したのも彼だと言える。きっと働き蜂の日本人を見たら日本人はロボットだと思ったろう。日本人がチェコに進出してきたらロボットが襲来したと思われたかも知れない。
0255文字
とおりもん
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「ロボット」、作者の意図とは違う意味で世界中に浸透してしまったんだな……科学よりも技術に重きをおいた社会なのも変わらずじまい。
0255文字
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ロボット-RUR (中公文庫 チ 1-4)評価84感想・レビュー57