小説やマンガの素晴らしさって、別の人生を追体験できることだと思ってて。だけどなんで、恋愛小説を読んでも恋愛の達人になれないのだろう。
というわけで、キュンとしちゃう恋愛小説を語ろう。
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★小説アーカイブ
「レインツリーの国」、「後宮の烏」、「100日間、あふれるほどの「好き」を教えてくれたきみへ」、「君に恋をするなんて、ありえないはずだった」、「自転しながら公転する」、「モルヒネ」、「パイナップルの彼方」、「百瀬、こっちを向いて。」、「好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く」、「青い野を歩く」、「パラダイスラウンジ」、「版画家」、「丘の家のミッキー」
クレア・キーガン「青い野を歩く」とウィリアム・トレヴァー「パラダイスラウンジ」「版画家」、イーディス・パールマン「石」(どれも短篇です)、あと久美沙織『丘の家のミッキー』6巻は僕にとって忘れられない恋愛小説ですね。前四つは小説としての技巧もさることながら、深い人生経験を追体験したようで、読んでいて深い余韻がありました。
女心がわかりすぎる男性作家、瀬那和章さんの小説はどれも好きなのですが、恋愛小説としておすすめなのは「好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く」かな。神戸に住む三姉妹のそれぞれの恋愛。なんたって、タイトルが良い。どうしてこんなにも女心を細やかに、的確に描写できるんだろう。きっとモテるんだろうな。
山本文緒さんは「パイナップルの彼方」も面白かったです。「自転しながら公転する」は読みたい登録してるのでいずれ読みたい。テイストを変えて色々な物語を描ける乙一さんで、キュンと言えば中田永一名義の作品。どれも好きだけどこのトピに合いそうなのは「百瀬、こっちを向いて。」かな。ミステリー要素もあって、甘々の恋愛小説は苦手という人は読みやすいと思います。
数少ないといっていい、恋愛小説が今のところ2冊ありました。
「自転しながら公転する」
「モルヒネ」
です。
「恋愛中毒」
もありますが、あれはある種ホラーかも……😅
まじでキュン死するかと思ったのは「君に恋をするなんて、ありえないはずだった」。スクールカースト下位の男の子と上位の女の子が仲良くなるやつ。ものすごく中途半端でありえないほど気になるところで終わるので、続編「君に恋をするなんて、ありえないはずだった そして、卒業」も一緒に入手しておくことをおすすめします。
画面の向こうの人となりを想像するところは読メにも通じますよねー、レインツリー。「後宮の烏」はみんなキュンキュンしてるので、恋愛小説ではなさそうだけどキュンとする小説のおすすめに挙げときます!
レインツリーの国、良いですね。掲示板の書き込みとか、ハンドルネームで知り合うのが懐かしくってウズウズしますよね。「本名何ていうのかなー」というワクワク感も。読メも似たようなものですかね。
かと思えばこの世界を当たり前に生きてる自分をガツンと殴るような展開も良かったです。
恋愛小説かー。キュンかー。何かあったかな‥。「後宮の烏」はめちゃくちゃキュンしたけれど恋愛小説というよりは中華ファンタジーらしいのです。微妙なところ‥。
恋愛小説といえば有川ひろ、中でも好きなのは「レインツリーの国」。ネットを介してたくさん会話をして、人となりを理解した上でのドキドキの初対面。くわーっ。今ってあれでしょ、マッチングアプリで繋がって会うのって普通なんでしょ。でも違うの!ネット上のやり取りで仲良くなって、気が合って、何か違うかもってなって、やっぱりまた話したいって思うのは!最近ログインしてないけど何かあったのかなって不安になるのは!それはネットから始まる恋であって、ネット恋愛で括ってほしくないの!経験者は語る!!すみません、取り乱しました。
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