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ミヤビとライライ
さんの感想・レビュー

ミヤビとライライ
新着
書店に行くと若返りや健康関連の書籍がやたら目につく。だれもが、逃れることのできない老いや死から目を背けようとしているかのよう。自らの死に向き合うことから逃げるために、人は刺激的な情報や出来事を求めるのかもしれない。死を遠ざけようとするほど、生の実感は乏しくなっていく。死への恐怖と、無味乾燥な生への虚しさから目を背けるため、さらに刺激の強いなにかを求める。究極は戦争だろうか。本書から、いまの世界を覆う病と、抜け出すためのヒントを与えられたような気がした。
0255文字
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ミヤビとライライ
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無意識の構造 (中公新書 481)

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河合 隼雄
備忘録。「自分の劣等感に気づくことなく、むしろ、それを救ってほしい願望を他に投…続きを読む
国境の南、太陽の西 (講談社文庫 む 6-14)

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村上 春樹
大切な気持ちを告げられずに終わった少年時代の恋、相手女性の心をズタズタにするほ…続きを読む
愚か者の石

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河崎 秋子
明治期、辺境の北海道のさらに辺境にあった刑務所と囚人を題材にした小説。厳しい自…続きを読む
東京奇譚集 (新潮文庫)

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村上 春樹
所収「偶然の旅人」から。「僕はふとこう考えました。偶然の一致というのは、ひょっ…続きを読む
村上春樹全作品 1990~2000 第7巻 約束された場所で 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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村上 春樹
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」より村上氏の言葉。「ぼくという人間は、自分で…続きを読む
村上春樹全作品 1990~2000 第6巻 アンダーグラウンド

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村上 春樹
地下鉄サリン事件の被害者62人のインタビュー集。「たまたま」「偶然」その車両に…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2022/04/20(1009日経過)
記録初日
1987/05/03(13780日経過)
読んだ本
539冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
151809ページ(1日平均11ページ)
感想・レビュー
233件(投稿率43.2%)
本棚
3棚
自己紹介

生きていくために必要な言葉を、本から探しているのだと思います。たぶん。

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