小学生の時に読んでワクワクしたのが『西遊記』。そこから読書が始まりました。
中学生の時にSFマガジンと出会い、その頃連載されていた小松左京『継ぐのは誰か』にのめり込み、さらに既に刊行されていた『果しなき流れの果に』を読んで人生観が変わるほどの衝撃を受けました。
高校、大学の頃にはSFも読みつつ、当時の時代の流れにのって、サルトル、カミュ、ドストエフスキー、安部公房、大江健三郎、柴田翔、高橋和巳(小松左京と京大での大親友であったことを後に知りさらにのめり込み)、登場したばかりの村上龍等を読んでました。
最近、その頃読んでいたものを読み返すことが多いのですが、「こんなこと書いてたんだ」ということばかり。再読しつつ、やはり時代を超えて残っていく作家の作品は凄いと再認識しています。
と言いつつ、今でもSFやミステリーも大好きですし、人文系や社会科学系の本も関心のある分野(文学評論、心理学、哲学、社会学、現代社会論等)では広く浅く若干乱読気味に読んでます。ただし遅読です。
今現在の若い方がどんな本に興味をもっているのかにも興味津々。いろいろ教えてほしいな、と思っています。
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中国や台湾の小説を読むと、登場人物の名前がなかなか覚えられなくて、困る。だが、この小説では、漢字で書かれた人物名に、翻訳者がその都度カタカナで読み仮名を付けてくれているので、最後まで人物名は明快。また、カバーの折り返し部分と、さらに「登場人物表」も挟み込まれており、読者のことをよく考えた訳になっている。ありがたい。この小説は著者自身の監督によってテレビドラマ化もされているという。そちらのドラマもどこかで見ることはできないか、探してみよう。
650ページはちょっと尻込みしそうですが…探してみます!
ミカママさん、確かに650ページは一見読むのに躊躇しますが、章が非常に短く、テンポよく進んでいきます。初めの方こそ、台湾の裁判事情や人間関係が分かりづらくて、読むのが大変かもしれませんが、途中から加速度的に引き込まれると思います。最初の方を乗り切れば、大丈夫ですよ。(個人的な思いですが)