ネタバレ久しぶりのコンラッド。”Heart of Darkness”においてさええ、語りては、若者が海の得たいの知れなさやその先にある混沌から少し距離を置き、将来の可能性をもっているようにみせていたと思う。しかし、この作品の"Victory"と言う,先への希望が感じられるタイトルにもかかわらず、終盤では絶望させられる。もちろん何を勝利とし、何を敗北とするのかによるだろうが、二人の死と引き換えにして勝利と言えるのだろうか。もしくは二人はスケイプゴート的存在であり、その後に何かを残したと解釈すべきなのだろうか。