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syota
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syota
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この10日間しつこい咳と微熱に悩まされたが、そんな最悪の体調でも、読みだすと面白くて没入してしまう。この中毒性はさすがドストエフスキー。物語は第2部に入って大きく動き出した。策略で人に取り入り町を混乱させようとする革命煽動家のピョートルが計算づくの社会的悪なら、人生に倦んで善悪の判断を失ったまま彷徨する堕天使ニコライは人の心を踏みにじる倫理的悪。社会不安が広がる19世紀ロシアを舞台に、全く異質な2つの悪霊が鎌首をもたげていく。白眉である「スタヴローギンの告白」では、あまりに常人とかけ離れた思考にただ唖然。
NAO

Syotaさん、体調戻られましたか?私、ドストエフスキーの作品の中では、『白痴』と『悪霊』が好きです。

08/11 17:05
  • syota
syota

NAOさん、ご心配いただき恐縮です。やっと咳も治まり、現在快調に第3巻を読んでいます(^o^) 『白痴』と『悪霊』についてですが、私もこの2作品は人間の光と闇にそれぞれスポットライトを当てた、いわば巨大な双子のような作品だと読んでいて感じました。ドストエフスキーのスケールの大きさに改めて圧倒されています。

08/11 18:08
  • おたま
  • NAO
0255文字
全2件中 1-2 件を表示

syota
さんの最近の感想・レビュー

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/07(3851日経過)
記録初日
2013/01/02(4372日経過)
読んだ本
1055冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
343715ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
1018件(投稿率96.5%)
本棚
32棚
性別
血液型
A型
自己紹介

典型的なA型人間です^^;

長年気分転換に軽い本を読む程度でしたが、
あるとき図書館に「軽い本」を借りに行き、
ついでに何気なくほかの棚も眺めていると、
イプセンやストリンドベリといった
名のみ知っている作家の本が目に入りました。

その瞬間
「人生は短い、
この本を読めばあの本は読めないのだ」
という以前目にした言葉が脳裏に浮かび、

「自分は何をしているのだろう、
読むべき本はほかにあるのではないか」
という思いにとらわれ、考え込んでしまいました。

それ以後は、極力
読み応えのある作品を選ぶよう心がけています。

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