サメと東京ヤクルトスワローズが好きですが、野球経験はありません。
◎アイコン画像は、くぢらもちさんに描いてもらいました。
◎くぢらもちさんの詳細→https://www.pixiv.net/member.php?id=14144457
※リンク先は、R18です。ヌードイラストなどもあるので、閲覧の際は自己責任でお願いします。
※※画像は許可をもらって使ってます。無断転載はお控えください。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
見所は全てなのはもちろんだけど、吉田節(僕が勝手にそう読んでる吉田さんらしさ)全快なのが、ある古書店にたどり着くまでに迷路のような商店街の描写だろう。親しみある雑然とした中に置かれた大小さまざまな冷蔵庫や、「どうやら、ここには老婦人しかいない」と言い切ってしまう吉田さんの小粋な断言、赤いのれんがさげられた食堂は店先に積まれた段ボール箱のせいで中に入れなかったり。
文章の美しさの中に時々挟まるユーモアが、昔馴染みのハムカツサンドに挟められたレタスのように心地よい。ちょっと自分でも空回りした感想になってしまっているけど、少なくとも人が空回りするくらいの素敵さは込められているということを証明できたような気分にはなった。