サメと東京ヤクルトスワローズが好きですが、野球経験はありません。
◎アイコン画像は、くぢらもちさんに描いてもらいました。
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② あちこちに著者のメッセージをびしばし感じるんだけど、どこか僕はそれを捉えきれないような感覚にも陥った。ともすれば感傷的に書いてもおかしくないような場面でも、著者は本書に主役として登場するアスレチックスGMビリー・ビーンのごとく、冷静に客観的に、その時起きた事象を伝えるだけだったりする。
③ ビリー・ビーンと同じように常に登場する人たちがいる。旧体制に愛着をもち、新しい考えにアレルギー反応かのようにヒステリックに異を唱える存在だ。でも、考えてみればビリーのように新しいことにチャレンジする勇気をもつ人たちは少数派だ。だから彼らに憧れもするし、こういう本に感銘を受ける人たちがいる僕も含めて。
④ ここで結論を出すのはやめようと思う。慎重に対応する必要がある。タイトル通り、お金の話がたくさん出てくる本書ではあるけど、ビリー自身はレッドソックスからの高額オファーを断っている。お金の代わりにビリーは何を手に入れたのだろう。その答えこそが、この『マネー・ボール』に書かれている本質なのかもしれない。